1. Balloonチャンネル🎈Balloon Channel Design Podcast
  2. #28:デザインの透明化:見せ..
2026-02-02 14:01

#28:デザインの透明化:見せるテクノロジーが語り始めた物語(+雑談「最近見たエンタメ:『白と黒のスプーン』、『国宝』、あと『昴』」)

#28:デザインの透明化:見せるテクノロジーが語り始めた物語(+雑談「最近見たエンタメ:『白と黒のスプーン』、『国宝』、あと『昴』」)


📩メールマガジンの登録はこちらから:https://76auto.biz/balloon/registp/entryform2.htm


▼Nothingに着想を得た、透明性が導く未来のコンセプトイヤホン 


https://www.yankodesign.com/2025/09/30/inspired-by-nothing-this-concept-earbud-imagines-the-minimalist-future-of-audio-accessories/


▼84年のマッキントッシュから着想を得たレトロテレビのようなキーボードキャップ

https://www.designboom.com/design/transparent-keycaps-retro-tv-design-1984-apple-macintosh-128k-jelly-key-10-31-2025/


▼2/16(月)開催!CEO志水登壇|文字の地層を読み解く—タイポグラフィから見る韓国文化—

https://www.mebic.com/event/2026-02-16.html


▼2/20(金)、3/19(木)開催|読書会「読独倶楽部」のご案内

・2/20(金)開催 読書会【読独倶楽部】の申込みはこちらhttps://dokudoku07.peatix.com/

・3/19(木)開催 読書会【読独倶楽部】の申込みはこちらhttps://dokudoku08.peatix.com/


============

🎙️Balloonチャンネル

Balloon Inc.( https://lloon.jp/ ⁠)が毎週お届けする、デザインに関するポッドキャスト。番組のフォロー、星★(レビュー)をしていただけるととっても嬉しいです!

・Spotify: https://bit.ly/44WUEgf

・Apple Podcast: https://apple.co/4iNqfXk

・LISTEN: https://bit.ly/4aQ4qEy


📮ポッドキャスト:Balloonチャンネルに関するお問い合わせ・感想フォーム

お問合せや感想などお気軽に送信してください!https://318.notion.site/27d32e1da8eb80c4950cc45861edf7db?pvs=105
お仕事に関するお問い合わせは https://lloon.jp/contact/ からお願いします。


🎈Balloon Inc.

Balloon Inc.⁠はブランディングからグラフィックデザイン、工業デザイン、UI・UXなどのデザイン全般の領域をワンストップでカバーし、ブランド戦略の策定から実行までを強力にサポートします。Balloon Inc.のブランド戦略については、「⁠ブランド戦略について⁠」もご覧ください。

・Balloon WEBSITE https://lloon.jp/

・Twitter(x) https://x.com/IncBalloon

・Facebook https://www.facebook.com/lloon.jp

・WORKS https://lloon.jp/works/

・RESEARCH https://lloon.jp/category/research/

・ブランド戦略について https://lloon.jp/brand-strategy/

・デザインセミナー https://lloon.jp/basic_seminar/

サマリー

今回のエピソードでは、見せるテクノロジーに焦点を当て、現代のミニマリズムと1980年代のレトロなデザインを比較しています。ナッシングのコンセプトイヤホンとレトロTVのキーキャップを通じて、透明性と懐かしさのデザインがどのようにテクノロジーとの新たな関係を築くかを探っています。

見せるテクノロジーのデザインニュース
Balloon Channelは、デザインクリエイティブスタジオBalloon Inc.が配信するメールマガジンと連動してお届けしているポッドキャストです。
メールマガジンにてお届けしている最新のデザインニュースや、日々の仕事で得られた知見、おすすめの書籍情報などについて、音声でお届けしていきます。
みなさん、こんにちは。今回のBalloon Channelは、私、コウホーの沙耶が担当させていただきます。
今回ご紹介する2つのデザインニュースは、どちらも中身を見せるという共通点がありますが、立脚している時間軸が全く異なる点が非常に興味深いです。
1つは、現代的なミニマリズムの世界。もう1つは、1980年代へのノスタルジー。
中身を見せることは、単なるトレンドではなく、使い手の理解を促し、愛着を生み、プロダクトとの距離感を縮める、テクノロジーを信じるためのデザインと言えるのかもしれません。
まずは、1つ目のデザインニュース。
ナッシングに着想を得た未来のコンセプトイヤホン。
プロダクトデザイナーの仁巨・ハンシが構想した未来的なデザインコンセプトイヤホンについてのニュースです。
このデザインは、テックブランドであるナッシングの思想を継承しています。
最大の特徴は、クリアなハウジングによって内部構造をあえて露出させ、機械的な誠実さを視覚的な価値に変えている点です。
鋭角を避けた丸みのある人間工学的なフォルムやコンパクトな充電ケースなど、装飾を極限まで削ぎ落としています。
機能を隠すのではなく、技術そのものをプロダクトの表情として扱う、構造そのものの美しさを提示することで、ユーザーにプロダクトと新しい関係性を創造させる、そんなデザインの試みです。
この後、2つ目のデザインニュースとして紹介するレトロTVのキーキャップのアプローチとは対照的に、こちらのコンセプトイヤホンは、今目の前で動いている技術を正当化するための透明さだと感じます。
ただ、中身を見せることが誠実であるというロジックについては、中身が見えることで安心するのか、それとも見えているのにその仕組みが理解できないことで、かえってブラックボックスとしての深まりを感じてしまうのか、と別途気になる点も出てきますよね。
ユーザーに対して、これ以上隠すものはありませんよ、と提示するこのデザインは、私たちのテクノロジーとの間に、ある種の共犯関係のような新しい信頼の形を求めているのかもしれません。
こちらのデザインニュースは、個人的に気になった点がもう一つありまして、記事内で結構ナッシングから着想を得ていると書いてあるわりに、ざっと調べた限り、このデザインをした方とナッシングの関係は直接的にはなさそうというところです。
例えば、元Appleのデザイナーの方がそこで培ったデザイン思想を引き継いで制作している、みたいなことかなと思ったんですけど、そうでもなさそうでして、本記事で紹介するにあたり、ナッシングを引用して記事側が紹介しているという感じなのかなと思いました。
こちらのコンセプトイヤホンについては、ニュースのURLを概要欄でご紹介しておりますので、ぜひぜひ、画像の方も実際に見てみてください。
続いて、2つ目のデザインニュース。84年のマッキン特殊から着想を得たレトロTV。
レトロデザインの魅力
続いては、先ほどとはがらりと変わって、思わずデスクに置きたくなるようなレトロキーキャップ、レトロTVについてです。
こちらも毎度のことながら、ぜひ実際の写真を見ていただけたらなと思うんですが、キーキャップ、つまりキーボードの、例えばAのボタンをこのキーキャップに置き換えて、目で楽しむ、というプロダクトです。
キーキャップにはABCといったアルファベットが記載されているわけではなくて、完全にフィギュアのような見た目のかわいいキーキャップです。
着想は、1984年に発売された、Appleマッキン特殊128Kから得ているレトロTV風の透明のキーキャップです。
驚くべきは、その透明なレジンの内部に古い回路基板やコンデンサー、極細ワイヤーなどを模したミニチュアパーツが、なんと手作業で組み込まれている点です。
背面も半透明仕様で、キーボードのバックライトが美しく透過する設計になっています。
キーキャップ内のマッキン特殊のテレビ画面の部分には、Mac起動時に現れる筆記体のHelloをはじめとした様々なメッセージやデジタルシーンが表示されています。
実用性以上に、自分のコンピューティング体験の原点を指先で感じさせてくれる物語性のあるプロダクトです。
このプロダクトは、キーボードの一部として埋め込むキーキャップではありますが、実用よりも鑑賞としての意味が重視されています。
テクノロジーを一種の標本のように扱うこのキーキャップは、私たちがすでに当時の技術を使いこなす道具としてではなく、懐かしむべき、生死した歴史として消費し始めていることの表れなのかなとも感じました。
単なる可愛いグッズとして片付けるには、少し切なさをはらんだ非常にコンセプチュアルなプロダクトだと思います。
記事では、マッキントッシュ以外にもレトロなテレビにスターウォーズの画面が映し出されているキーキャップなども画像で紹介されておりますので、ぜひぜひ概要欄のURLよりご覧になってみてください。
最近見たエンタメの雑談
最後に雑談、最近見たエンタメ、白と黒のスプーン、国宝、あとスバル、最近見たエンタメをご紹介します。
アニメ、漫画、ドラマ、映画などなど面白そうなものがたくさんあって、なかなか全部消費しきれてないんですが、今年は去年よりも多めに鑑賞したいなと思っています。
ということで、最近見たエンタメのお話です。
まずは、ネットフリックスで話題の韓国の料理サバイバル番組、白と黒のスプーンシーズン2。
韓国を代表する有名料理人を白のスプーン、それから才能あふれる80人の挑戦者を黒のスプーンと呼びまして、このベテランシェフと無名のシェフたちが優勝を目指して料理対決をするというものです。
シェフたちはそれぞれ韓国料理、日本料理、イタリアン、フレンチなどなど、それぞれの専門分野があるんですが、見ていて一番の驚きは、どんなジャンルの料理にもプロが共通して認めるおいしさの黄金比みたいなものが厳然と存在することでした。
塩味の決まり方や火入れの精度などなど、審査員が下す正解があるんですね。
審査員は一貫して2名の方が担当されているんですが、互いに気を使うとか同調するとかではなく、こういった純然たる理由でこう判断したというのがかなり一致しています。
番人が認めるおいしさというのは、デザインにおける普遍的な美を追求する姿勢にも通じるような気がして、非常に興味深かったです。
ただ、この番組の最終決戦のテーマが自分のために作る料理になった瞬間に、それまでの黄金比みたいなおいしさの話だけではなく、個人の物語も評価の軸に入ってくるといった多層的なところが最後まで面白かったです。
それからもう一つ、神話グラフィックの芸家さんにお勧めしていただいた国宝、それまでもたくさんの方にお勧めしていただいてですね、気になってたんですけど上映期間が終わってしまったなぁと思ってたら、全然まだ上映してました。
映画館も行ってみたら9割ぐらい埋まってて驚きました。
私が一番痺れたシーンが、吉沢梁演じる菊王が初めて主役を張る舞台の楽屋シーンです。
菊王は歌舞伎役者一族ではなく、外の世界から歌舞伎の世界にやってきた才能ある人物という設定なのですが、
そんな菊王が主役をやることになって楽屋で緊張して震えているときに、横浜流星が演じる歌舞伎の名門の音像師、春介に対して、「俺はお前の血をコップに入れてごくごく飲みたい。」というシーンがあります。
かつてこの二人は師匠にそれぞれかけられた言葉がありまして、片方には、「お前はこれまで練習してきた芸がお前を助けてくれる。」と言い、
もう片方には、「お前に流れている歌舞伎の血がお前を守ってくれる。」というものでした。
だからこそ、歌舞伎一族の血筋を引いていない方の菊王は、血筋という抗えない壁があるからこそ、仕事を取り込んでしまいたいと渇望するというシーンです。
歌舞伎の世界の業の深さみたいなものが表現されたシーンだったのかなと思いました。
普遍的な正解を求める料理と逃れられない血と戦う歌舞伎、いろんな角度からプロフェッショナルや才能について考えるきっかけになると思います。
ちなみに才能を描いた漫画で言うと、曽田正人先生のスバルというバレエの漫画もおすすめです。
全11巻なので読めます。
バレエに関する知識が作者の曽田先生が乏しいということで、バレエスクールに入校してダンサーの世界を経験し、
2001年には東京バレエ団の演目にエキストラとして出演したという経験もあり、
しかも今年、2026年にはモータースポーツをテーマにした漫画の新連載を始められる予定です。
暑いです。
スバルよりもめぐみの醍醐の方がご存知の方多いかもなんですが、とりあえずスバルおすすめです。
ということで、今回は2つのデザイン記事と雑談、最近見たエンタメについてお届けしました。
ぜひ次回のバルーンチャンネルもお楽しみに。
本日ご紹介した情報は、ポッドキャスト概要欄に詳細を記載しています。
また、メールマガジンへの登録ページも記載しているので、ぜひご購読いただけると嬉しいです。
ではまた次回のバルーンチャンネルでお会いしましょう。
14:01

コメント

スクロール