【テーマ】
モチベーションが低い(やる気がない)チームのメンバーには、どのような働きかけが有効なのか?
【先生への相談内容】
活動の輪に入ってくれない、協力してくれないメンバーを巻き込むのが難しく、管理職として悩んでいる。
どうすれば参加してもらえるのか?必要な活動ということをわかってもらえるのか?
【経営学的な整理と解決方法】
・コミュニティの問題
→チームの目標や達成したいことをメンバーに理解してもらえているか?
→言葉では伝えていても、個人的には興味がないと思っているメンバーがいるかも。
→それは、実質的にはチームに「参加」していない状態である。
・役割を通じて仕事を理解してもらうことの重要性
→自転車の乗り方は、自転車にまたがらないと習得できない。
・役割に「なる」「演じる」。何らかの「てい」をもって行為する。
→役割を与えられた人は自分でやり方を模索するしかない。
→当事者的に行為する=能動的になる。
・役割の与え方が中途半端になっていないか?
→管理者・リーダーが望んでいる通りに行動を指示しても、役割を与えたことにはならない。
→役割を与えられた人が能動的に行為できなくなるため。
・職場での、キャラクターを生かした役割設定について。
→権限や役職を与えることが難しい場合は、キャラを設定し、その役割になってもらう。
→例:「ムードメーカー」。本人に近いものを設定。
→一人では難しくても、コミュニティでは他人の目を意識でき、役割を演じやすい。
【深堀り】
・演じることは”本当の自分ではない”という考えてしまう人も。
→その人のいいところを基盤に演じてもらう。自分らしさを生かせて健康的。
・”自分”の捉え方について。
→自分らしさも変化すると思えるかどうか。成長には棄却がある。
・周囲が、特定の人をモチベーションが低いと決めつけてしまわないように気を付ける。
・キャラクターを生かしてあげることで、メンバーもコミュニティに馴染みやすくなる。
【出演】
佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授)
いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
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