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12年前に登場したAppleのSiriが、現在急速に発展中であるオープンAIのChatGPTなどと比べて競争力がないことは使ってみれば一目瞭然です。
もちろん、AlexaもGoogleアシスタントなどのAIアシスタントもSiriと同じで、最新GPT-4と比べてしまうと完全に一世代前の技術としか思えない状況になっています。
この状況をニューヨークタイムスが、Siri、Alexa、GoogleアシスタントがAIレースに負けた理由と題して詳しく報じています。
Siriは今やソースコードが複雑になっており、基本的な機能をアップデートするのに何週間もかかってしまう。
AlexaとGoogleアシスタントは、この領域への投資がビジネス的なリターンが期待通りではなかったことで、開発リソースが削減されているといった問題があるそうです。
一方、この領域で突如注目を集めるようになったのがマイクロソフトです。
オープンAIに130億ドルを投資し、緊密に連携することで、リングや他製品へ組み込みを進めています。
既存のAIアシスタントと、流行りの最新AIChatbotとは何が違うのでしょうか。
一番違うのは、ベースになるAIが違っていることです。
最新AIChatbotは、大規模言語モデルと呼ばれるウェブから書き集めた膨大なデータセットに基づいてテキストを認識し生成するように訓練されたシステムによって駆動します。
そして、あらゆる質問に対して回答となる文章を生成することができます。
正確性はともかくとして、一方、AIアシスタントは基本的にコマンド&コントロールシステムと呼ばれるもので、限られた質問、要望を理解して対応するものです。
ユーザーが想定外の要求をしたときは単にお役に立てませんと回答します。
これにがっかりするユーザーは多いですよね。
現在、国内外の大手テック企業の多くはChatGPTへの対応を急いでいる状況にあります。
Appleでも大規模な言語モデルなどのAIツールについて社員が学べるイベントが開催され、
Siriチームのメンバーを含む多くのエンジニアが毎週、言語生成コンセプトをテストしています。
GoogleもChatGPT対抗のバードを開発し、さらに進んだビッグバードのテストを進めています。
こうなってくると、将来AIアシスタントとAIチャットボットが融合する未来も遠くはないように思えますね。
とても楽しみなこの領域、引き続きウォッチしていきたいと思います。ではまた。
今回のニュースは以上です。
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ではまたお会いしましょう。