過去何度か話をしているように、まず自分自身の感情に気が付くということがすごく大事なんですね。
妻が今何を感じているんだろうか、なぜ妻はこんなに怒っているんだろうかとか、なぜ妻はこんなに自分を無視するんだろうか。
そこの本質的な原因というのは、妻の感情に思いを馳せていかないとわからない。
だけど、そもそも僕ら男性って、自分の感情にすらなかなか敏感になれないじゃないですか。
これって自分が悪いって話じゃないと思うんですよ。
環境要因がめちゃくちゃ大きいなと思っていて、生まれ育った家庭環境とかも、
泣き言言うなとか、泣くなとか、言い訳するなとか、色々言われたじゃないですか。
でもあれが全部、全部が全部悪かったってわけじゃないと思うんですよ。
根性が鍛えられたりとか、やりきる力とかって付けられたなと思うんですけど、
その反面デミリットもあったなと思うんですよ。
自分自身の感情になかなか敏感になれない。
自分が今本当は何を感じているのかがよくわからない。
悲しいのか、寂しいのか、むなしいのか、みじみなのか、そういった感情をずっと僕ら抑え込み続けてきた。
だから僕らは自分の感情になかなか気が付けないようになっている。
そういった状態になってしまっているんじゃないのかなって僕は思うんですね。
なので、まず最初は妻の感情に気が付く前に、自分自身の感情に気が付く必要があるんですね。
自分が感じている柔らかな気持ちに気が付けるようになっていく。
自分の感情に気付く力ですね。
もしこれができれば、自分が今、悲しさ、寂しさを感じていると気が付くことができれば、
妻が冷たい態度をとらえたとしても、
妻が怒ったりとかね、無視をしたりとか、そういったネガティブな反応をされたときに、
何なんだよって反発せずに、反射的に反応せずに、
今自分は怒りを感じているなと、
そしてその怒りの後ろにある気持ちは何なんだろうと考えてみる。
そこにあるのは、自分のことをない場所にされたように感じる寂しさだったり、悲しさだったり、
虚しさだったりとか、あとは何をやったらうまくいかないと感じる絶望感であったりとか、
そういった気持ちが確かにそこにあるということに気が付けると思うんですよ。
これがマインドフルネスですね。
そして次の階層ですね。第一階層はマインドフルネス。
第二階層がセルフコンパッション。自分への思いやりです。
今君はこういったしんどさを感じているんだねと、寂しさ悲しさを感じているんだねと、
そういうふうに自分のことをいたわってあげる力、思いやってあげる力ですね。
夫婦関係がこじれてくると、普通にしんどいじゃないですか。普通にしんどいですよね。
いつまで無視されるんだろうとか、なんでこんなに怒らなきゃいけないんだろうとか、
自分の気持ちを誰もわかってくれないとか、
ネットの記事を探したりとか、YouTubeを見たりとかしても、
男が悪い、男が悪い、共感しない、男が悪い、みたいな記事ばっかりじゃないですか。
共感しろ、共感しろと、そんなことばっかり書いてあると。
でもそれができないんだよと。できないから困ってるんだよと。
妻と話し合いなさいと、いろんな記事に書いてあると。
でも話し合いがそもそもできないんだよ。何にもならないんだよと。
悩んじゃいますよね。
だけど、今自分はどんな感情を感じているのか。
どんだけ情報を探しても何も解決しようがないという絶望感を感じているなと。
そういった自分に対して、誰も仲間がいないと感じるような自分自身に対して、
自分から自分に対して思い入れを向けていくんですね。
自分の心を自らの思い入れで満たすことができれば、心の中に余裕が生まれますよね。
他者に対して心を開いたりとか、
妻の気持ちに思いを馳せられるような心の隙間が生まれてくると思うんですよ。
今までは自分の心のコップ、例えばコップがあったとして、
コップの中にどんどんどんどん水を足していった。
それは妻からのネガティブな言動という水をどんどん足していった結果、
ふわーっとこぼれてしまった。
だけど自分から自分に対して思い入れを向けることができれば、
このコップに溜まっている水をまた別の部分へと装うことができるわけですよ。
そうやって自分の心に隙間ができて、思いやりという隙間ができて、
他者に対しても優しく接することができるようになると。
その次にコンパッションですね。妻に対する思いやり、他者に対する思いやりですね。
ここのコンパッションマインドを育てることができれば、
妻の怒りの奥にある悲しさ、寂しさ、傷つきというものに気づくことができて、
そこに思い入れを向けられるようになると。
この思い入れを向ける力がコンパッションですね。
ここで初めて自己変容が起こるんです。自分が変わっていくんですね。
今まで自分、例えば自分のことばかり考えていたとか、
自分の中にある怒りとか、反発心、自責、罪悪感、それらに囚われ続けて、
もうどこかに飛んでいってしまいそうなほど頭がパンパンだった。
そんな自分が他者の痛みに気づくことができるようになって、
そしてその痛みを和らげたいと思うようになる。
そういった自己変容が起こってくるんですね。
この3つの土台、マインドフルネス、セルコンパッション、コンパッション、
これができて初めて、妻の話に耳を傾ける共感だったり、敬重だったり、
最近だとアクティブリスニングって言ったりしますが、そういったものができるようになってくる。
そしてコミュニケーションテクニック、例えばアサーションで呼ばれるデスク法だったりとか、
NVCだったり、非暴力コミュニケーションであるNVCだったりとか、
そういったものがそこで初めてできるようになってくるんですね。
そこで初めて機能するんです。
アサーショントレーニングを受けたことがあるんですけど、
そこではっきりと言われたのは、アサーションができるようになるためには、
自分に対する自信が必要ですと言われたんですね。
じゃあ自信どうやって身につけられるのかと聞いたら、
マインドフルネスとセルコンパッションですとはっきりと言われました。
これが全て土台なんですよね。
まず土台があってこそ、マインドフルネス、セルコンパッション、コンパッション、
この土台があってこそ初めて妻に対して語りかけたりとか、
妻の気持ちを受け止めるということが初めてできるようになる。
夫婦関係修復の入り口にそこでやっと初めて立つことができるということなんですね。
このコンパッショントレーニングはですね、
例えばこんな人に向いてるよっていう話なんですけど、
妻から離婚したい、別居したいと言われた。
もう無理だと言われた。
もしくは家庭の中で妻から無視されている状況が続いていたりとか、
もしくはそこまで行かずとも妻から何たり思いやりがないとか、
共感能力がないと言われて悩んでいる。
いったいどうやったら思いやりや共感というのは身につけることができるのかと。
いろんな本がありますよね。
コミュニケーションボンとか、あとYouTubeとか。
どれだけ読んでも学んでも身についている気がしない。
頭の中に知識がいっぱい詰まってはいるんだけど、
自分自身が変わったという実感が持てない。
そんな方にオススメです。
あと一人で悶々と悩んでいて孤独感を感じている方にもオススメですね。
それから何を言っても妻が怒ったりとか、
時代が分からないとか、
これまではにこんだるんじゃないかと不安を抱えている方。
そして自分自身のイライラが止まらなくて、
子供との関係も悪化して、
子供のメンタルの悪影響が出始めている方。
そういった方にもオススメです。
受けてほしいなと思う方ですけど、
本気で変わりたいと思っている方がまず第一条件ですね。
妻が悪いんだとか、そういうような多席思考じゃなくて、
もしかしたら、もしかしたらでもいいです。
もしかしたら、
俺にも悪いところがあったのかもしれないと。
共感能力がない、思いやりがない。
一体なぜなんだ。
職場でもアンガーマネージメントが大事だと言われるけど、
一体どうやったらできるようになるんだろう。
本気で変わりたいと思っている方。
それから、一人では続かないなと感じている方ですね。
グループセッションでやっていきますので、仲間がいます。
同じ苦しみを持つ仲間と一緒に学びたいという方。
この夫婦関係を悩んでいる時って、
同じような悩みを抱えている方との出会いって、
なかなかないじゃないですか。
会社だったりとか、友人関係だったりとか、
相談をしてみるんだけど、話は聞いてもらえるんだけど、
なんか違うみたいなことってあるじゃないですか。
アドバイスはもらえるんだけど、
当事者じゃないからそこまで分かってくれない感があったりとか、
アドバイスがちょっと違う方向だったりとか、
あとは自分の中にある反発心とか、
他者の痛みに気づけるようになったりとか、
自責、罪悪感、反発心で頭はグルグルなっていたんだけど、
他者の心の痛みに気づいて和らげたいと思うようになってくる。
あと夫婦関係だけじゃないんですよね。変化が起こるのが。
子育てだったり仕事だったり人間関係、全てがポジティブに変わってきます。
これは本当にゼロ規制規制の方もおっしゃってまして、
夫婦関係修復メソッドじゃないんですよこれは。
思いやりの心を育むトレーニングなんですよ。
すべてに応用できるんですよね。
人生全般にポジティブな影響を与えることができます。
実際のビフォーアフターをいくつかご紹介しますと、
これ仮名です。
ケンタロウさんという方、仮名です。
何度も言いますけど、間違ってはいけないので仮名です。何度も言っておきます。
40代男性、妻、子供2人。
受講前は何か嫌なことが起きると突然に判断して反応しちゃってたと。
怒ったりとか違うでしょって言ったりとかですね。
自分の感情に頭が占領されてしまって周りが見えなくなっていたと。
すぐに何か言われたと思ったらパーって返しちゃうという状態だったと。
3ヶ月間の受講後の変化ですね。
気持ちがすごく安定しています。
深呼吸をしてどうしてこういうことを言ったのかなと
リラックスする道を探すことが瞬間となった。
3ヶ月前がすごく昔に思えるくらい心に余裕が生まれた。
このCMTは夫婦仲改善だけではなく、
人が生きていく上で大切な学びがたくさんある。
そういったお声をいただきました。
あとコージさん、仮名です。
50代男性、妻と別居中。成人した子供がいらっしゃいます。
受講前は妻との関係が悪化して別居状態でした。
子供との関係も悪化。
本を読んだり情報を得るだけでは
関係改善はできないと感じていらっしゃいました。
受講後の変化は子供から私に対する恐怖心がなくなったような感じで
家族との関係も多少普通の穏やかな会話ができるようになってきた。
関係改善の下地作りはできたように手応えを感じていただきました。
次は翔太さん、仮名です。
30代男性、妻、子供一人。
受講前の状況は一人での夫婦改善に限界を感じ始めていた。
妻から爪楕で対応されて心が折れそうになっていた。
一人で悩んでいるという孤独感に打ち止めされていた。
受講後は一人じゃないんだ。
そう感じられただけでも参加してよかったと思いました。
妻の言動の理由を科学的に理解することで
感情的になりすぎず客観的に対応する機会が増えた。
セルフコンパッションを活用し、関係改善の努力を継続する支えになりました。
といただきました。
あとお二人ですね。
信之さん、仮名です。
40代男性、妻、3人の子さんがいらっしゃいます。
受講前は妻から一番下の子が大きくなったら
別々の人生でもいいんじゃないと言われてしまったんですね。
別の人と一緒に新しい人生を送るのか、それとも一人になるのかということですね。
妻は離婚したいということを言われたと。
そして妻におはようと挨拶をしても
10段階の1ぐらいの本当に小さなかのなくのようなボリュームで返事が返ってくると。
だんだん返事が返ってこなくなったそうです。
自分自身も仕事でイライラが止まらず
子どもたちは叱りつけたり妻に怒っているように感じられる話し方をしていた。
アンガーマネジメントを本気で習得する必要があると感じていらっしゃいました。
受講後の変化ですけど
夫婦関係を悩んでいるのは自分一人じゃないと感じつかれた。
心の余裕が生まれた感覚がある。
怒りに振り回されないようになった。
不安なことを脳内で何度もリピートしなくなった。
コンパッションマインドを得たことでイライラが減り
課題だったアンガーマネジメントにも効果があったという声をいただきました。
ちなみにこの方は現在あれから半年7ヶ月ぐらい経っているんですけど
講義開始から7ヶ月ぐらい経っていまして
5ヶ月か半年ぐらいから
奥さんが行ってきますって言ってくれるようになったんですよ。
挨拶がしてくれるようになったんですよ。
無視から脱却できた状態ですね。
まだいろんな課題に挑まれているところでありますけど
奥さんの態度が柔らかくなって
徐々に日常通いが戻りつつあるという状況です。
最後はですね
この方が今の状況で
最後はですね
これも仮名です。
受講後の変化は
受講後の変化はですね
感情を追い払おうとせずただ気づきそこにあると
そういう考えもあるんだろうなと
受け入れるという態度を学んだ