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2022-02-08 31:04

#328 夫婦のトラウマを乗り越える6つのステップ

絶対に癒えることのない夫婦の傷。

思い出したくもないようなパートナーの仕打ち。

決して許したくない、もしくは、心の傷を負わせたものとして、許されたいと、思ったことはないでしょうか? 

今日は、そういった夫婦のトラウマをどのように乗り越えるのか、6つのステップで説明をさせていただきます。 

心理学者スージョンソンの著作「私をギュッと抱きしめて」を元にお話しします。


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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、僕自身が夫婦関係改善のために行ったことや過去のエピソード、そして夫婦関係改善に役立つ書籍の紹介などをしています。
このラジオを通して、あなたにとっての夫婦関係改善のヒントが見つかれば幸いです。
絶対に言えることのない夫婦の傷、思い出したくもないようなパートナーの仕打ち、決して許したくない、もしくは心の傷を相手に負わせたものとして許されたいと思ったことはないでしょうか。
今日は、そういった夫婦のトラウマをどのように乗り越えるのか、6つのステップでお話をしていきます。
今日も心理学者、スー・ジョンソンの著作、私をぎゅっと抱きしめて、おもとにお話をしていきます。
この夫婦のトラウマについてなんですが、なんで夫婦のトラウマが生まれるのかとか、なんで心の傷が広がっていくのかとか、ということについては、前回327話で詳しくお話をさせていただきました。
今日は具体的にどうやってトラウマを解消していくのか、癒していくのか、ということについてお話をしていきたいと思います。
ただですね、この本の中で、スー・ジョンソンが書いている本の中でも、詳しく書いてあるんですよ。
こうやってやったらいいですよ、という6つのステップが書いてあるんですけど、
あるんだけど、だけど、自分たちでそれができればいい、それに越したことはないと思うんですね。
自分たちが対話を通して、夫婦が自分たちのトラウマを乗り越えることができれば、それはそれですごくいいと思います。
だけど、夫婦の中におけるトラウマがとても強い影響を与えていて、とてもじゃないけどこんな話し合いできないという場合は、
心理療法ができる臨床心理士さんのカウンセリングを受けた方がいいと思います。
僕の知り合いの方も、そういった心理療法ができるところに通われて、徐々に関係性が改善されていっているという話も聞いています。
その上で、今回の僕の話は、あくまでも参考として聞いていただければと思います。
まず、ファーストステップですね。スー・ジョンソンが言っているファーストステップは、心の痛みを素直に話すということなんですね。
これは、傷つけられた方のパートナーは、自分の心の痛みをできるだけ素直にわかりやすく話す必要があると。
もしここで喧嘩になってしまう場合、自分の心の痛みを話そうとするんだけど、
全然相手が聞いてくれないとか、喧嘩を吹っかけてくるとかってなってしまう場合は、
316話でお話をした悪魔の対話というものに囚われている可能性があるんですね。
お互いに攻撃し合う悪魔の対話、これに囚われている可能性があるので、
そこに一旦立ち返って、その悪魔の対話に気づくところから始めた方がいいと言われています。
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これは316話で詳しくお話をしています。
あとですね、トラウマを癒すためには、相手の愛着欲求についての理解と受け入れをする準備を整える必要があると言うんですね。
この時に話すことというのは、心が傷ついた具体的な状況、一体いつどういう風な時に心が傷ついたのか、
そしてそれが相手の信頼感にどういう影響を与えたのかということを詳しく素直に話すということですね。
つまり心の傷の本質的な部分について話をするということなんです。
もしこういったことが言語化が難しい場合というのは、こういう風に考えると感情を整理できるかもしれないです。
4つほどありまして、切羽詰まった状況の時に、支えてもらえていないと感じたことがないか、
すごい自分が大変な思いをしていて、すごいピンチだという時に、
全然助けてもらえてないじゃん、全然私の支えになってくれてないじゃん、全然僕の支えになってくれてないじゃん、
突き放してないかという風に感じたことがないか、
そして見捨てられて一人ぼっちだと感じたことはないか、そういった瞬間はなかったか、
こっちの気持ちを尊重してほしいのに軽く見られたことはないか、
なんかすごい下に見てないとか、なんか僕のこと、私のこと、すごい軽く見てるよねって思ったことがないか、
そして相手が安全な存在、信頼できる存在どころか、
その人自身が危険の源、危険の源泉のように思えたことはないかと、
こういった状況、こういった風な気持ちになった時というのが、
もしかしたらそれが心が大きく傷ついた瞬間なのかもしれないってことですね。
つまり、こういった瞬間というのは、
大切にされていない実感を強く感じた時なんですよね。
これに尽きるなと思うんです。
婦会系の問題のほとんどというのは、
大切にされていない実感、これを強く感じた瞬間がトラウマになり得るってことですね。
本の中でですね、ベラとテッドというカップルの会話が描かれているんですが、
彼らの会話がとても分かりやすい、具体的に分かりやすいので、
今日はそこを抜き直して読み上げていきますね。
ベラが妻、テッドが夫ですね。
ベラという女性は癌になってしまって、科学療法を受けることになるんですけど、
その時に忘れられないトラウマができたということなんですね。
ちょっと読み上げますね。
何ヶ月もギクシャクした状態が続いた後で、ベラはやっとテッドに言うことができた。
私は科学療法を受ける時、一緒に来てくれなかったのは仕方がないわ。
12歳の時にあなたのことを一番嗅がってくれたお母さんが、
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癌で亡くなったのを思い出してしまうものね。
でも私がどうしても乗り越えられないのは、病院から帰って泣き続けた日のことよ。
私はもうこれ以上治療を続けられないと言った。
でもあなたは何も言わず何もしてくれなかった。
それから妹が来たのを覚えてる?
妹が動揺して泣き出すと、あなたは椅子から飛び上がって慰めた。
妹を抱きしめて耳元で囁きかけた。
ベラはひとしきり泣いてから続ける。
妹にはそうしたのに、私にはしてくれなかった。
慰めも抱擁も私のためではなかった。
あの晩、あなたに思いやりを求めるくらいなら、一人で死んだ方がマシだと思った。
でもあの痛みはまだここにあって、私はまだそれを一人で抱えている。
というふうに、自分の夫に対してこのベラという女性が、
自分自身の悲しみと怒りというのを伝えたわけなんですね。
このように正確に素直に感情に流されずに話すというところが、
たぶんポイントなんだろうなというふうに思うんですよ。
ついついその感情的になってしまって、
あの時あんたこうしたのよみたいな、
こうなるゲストが多いと思うんですよ。
僕らも結構ありました、昔そういうのが。
感情的になってしまって、
冷静に伝えられないという状況。
そんなと、向こうも冷静に受け止められないんですよね。
よくないですよね。
こうじゃなくて、冷静に分かりやすく、具体的に素直に感情を伝えると。
だけど感情に流されないというところがポイントなんだと思います。
次は2ステップ目なんですけど、
相手の気持ちに寄り添い、相手の痛みを認めるということですね。
トラウマを負った方がいつまでも同じ話をずっと蒸し返してきて、
ずっと非難してくることってないですかね。
もちろんそのトラウマを負わせた方が悪いんですけど、
だけどずっと同じことでずっと非難してくる。
それ聞いたよっていつまで攻めれば気が済むんだよって口には出さないんだけど、
出さないけど思ったことってないですかね。
なんでそんな何度も攻めるのかというと、
文字通り気が済んでいないからなんですよね。
自分の痛みを相手が受け止めてくれていない、認めてくれていないって感じるからこそ、
いつまでも抗議とか要求を続けてしまう。
そしてトラウマを負わせてしまった側としては、
そんなことをしてしまった自分が恥ずかしいとか申し訳ないという気持ちがあるんですよね。
あるんだけど、それがあるからこそ素直になれなくて、
ただ黙ってしまったりする。沈黙を貫いてしまったりする。
でも間違ったっていいんですよね。誰だって間違えるんですよ。
いつも正しいことしかしない人なんかいないじゃないですか。
どんな人だってすごい立派な人、世の中にはいますけど、
だけど自分の欲望しか考えない時っていうのがどっかのタイミングであると思うんですよ。
選択を間違えてしまう時っていうのが。
09:02
そういう今思えば恥ずかしい体験っていうのを重ねて、
たくさん間違えて間違えて、そこから何かを学んで、
その繰り返しの中で人は変わっていくと思うんですよね。
そういう風に自分の愛する人の声を聞き逃してしまうことってあると思うんです。
僕もありました、そういうことが。
僕も昔社員旅行に行った時に、すごい楽しくて、もうめっちゃ楽しくて、
妻に連絡するの忘れてたんですよね。
そしたら妻からインスタグラムはブロックされてて、
全然子供の写真が見れないっていうことになって、
その時になって、全然連絡してなかった。
全然妻のこと考えてなかったってことに気が付いたんですね。
そんなこと他にもちょいちょいあるんですよね。
だからこんな風にどんな人間でも間違えるんですよね。
間違いの中で成長していく。
だから恥ずかしいとか申し訳ないとかっていう気持ちになって、
素直に謝れないとか黙ってしまったりするっていうのは、
自分を責めすぎないっていうことも必要かなと思うんで、
そこから何か学んで前に進んでいけばいいと思うので。
自分自身が相手に対する不安とか怒りに囚われていると、
相手を助けようとする心がどっかに行っちゃうってことがあるんですよね。
そんな余裕ないわ。聞いてる余裕ないわって。
どんなにラブラブなカップルで結婚したとしても、
死ぬまで完璧な夫婦なんていないと思うんですよ。
結婚したばかりの頃っていうのは、
愛が何かなんて分からないじゃないですか。
そんな愛って何なんて分からないまま結婚することが多いと思うんですよ。
人を愛することって何か、その定義は何かなんて聞かれても、
20何歳の僕には多分答えられないと思うんですよ。分かんない。
愛し方って何なのかっていうこと。
愛し方っていうのは人に備わった本能じゃなくて、
そこから学んでいくものだと思うんですよね。
ちょっと話を戻して、
相手の気持ちに寄り添って相手の痛みを認めるってこと。
2ステップ目なんですけど、
これも本書で書いている例を読み上げますね。
さっきのベラとテッドの会話です。
テッドは言う、やっと分かってきた。
以前何度かこの話をしたことがあるけど、
ガンと聞いて震え上がってしまったんだということができた。
母のことを思い出してしまったから。
でも君の言う通りだ。
あの日、僕は君が一番必要としていた支えを君の妹に与えてしまった。
ベラはうなずいてすすり泣き、
それを見た彼の声は優しくなる。
それは君にとって堪えがたいことだったね。
彼女はまたうなずく。
僕の怯えよりもつらいことだったと思う。
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君は傷ついているのも分かっているのに慰めてやれなかったし、
今もまだちゃんとできていない。
どうしてだろう。
それは君に対して僕の思い込みのせいかもしれない。
君はとても強い人だ。
僕なんかよりも強い。
本当にバカな話だと思うけれど、
あの時は君の妹に手を差し伸べる方が楽だったんだと思う。
君を見るたびに僕自身の喪失感や魅力感ばかりが見えてしまうから。
君は僕にとってあまりにも大切な人だから。
というふうに言うんですね。
これが相手の気持ちに寄り添って相手の痛みを認めるっていうところなんですね。
相手の痛みを認めることができれば、次のステップへと進んでいく。
相手の痛みを認めるためには、まずは自分自身の心の弱さということを認めることが大事だと思う。
それは自分のことを責めろとか、自分が悪いと反省しろということじゃなくて、
自分自身にもそういった弱さがある、見つめられなかった、
妻を支えるときに自分の弱さが阻害して支えることができなかった、
自分自身の心の弱さが原因で妻を支えることができなかったということを認めることが大事だと思うんですよ。
それは何も恥ずかしいことじゃないと思うんです。
どんな人も弱いところってあるので、
ただその弱さを認めることができるかできないかが、
その人が強い人かどうかっていうのを決めていくんだと思うんですね。
次は3ステップ目ですね。これは許しの始まりというふうに言われています。
傷つけられた側は二度ともう許さないというふうな考えを取り消し始める段階というふうに言われています。
この1ステップと2ステップ目を経て、やっとここで自分たちに起こった出来事、何が起こったのかっていうね、
これがもう2人にとっては最悪な出来事だと思うんですよ。
それはファーストステップで何が起こったか、自分の心にどういう変化が起こったかということを冷静に言語化して、
その上で2ステップ目で相手がその痛みを受け止めてくれたから、こういった変化が起こっていくということですね。
あの時あんなことされた、こんなことされたというふうな恨みの塊が、
あの時の自分の心に起こった出来事を変え始めるということです。
あの時あんなことされた、こんなことされたというふうな恨みの塊が、
あの時お互いの心にはこういう感情があったのかとか、
怒りとか沈黙という表層的な感情の下にはこんな感情が隠れていたのかという、
本当はこんなことを考えていたのかということをお互いに理解し合うということなんですね。
こうやって2人に起こった出来事への解釈というのを2人で一緒に書き換えていくことによって、
自分を守っている防御本能を解いていくんですね。
そして心の底からの絶望の深さというものを相手に伝えられるようになっていくというふうに、
スイジョンソンは書いています。
次は4ステップ目ですね。
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後悔と反省の表明。
ここでやっとこの謝罪というターンが来るんですけど、
結構後の方だなって思うじゃないですか。
申し訳なかった、悪かったというふうに謝るというのがあって、
謝る準備が必要だったということなんですよね。
なぜかというと、形式的な謝罪じゃダメだということなんですね。
これは僕もよくやらかしてて、
ごめんよ、ごめんてばというふうに、
そんなアホみたいな謝り方を僕よくやってたんですよね。
それじゃダメだったんだということをすごい本を読んで実感しました。
ああ、ダメだったなというのを。
妻の心に寄り添いながら、
妻の傷つけた心に謝るという行動は、
本当にここ最近なんとなくできるようになってきた気がしてます。
まだまだ修行中ですけど。
さっきみたいな形式的な謝罪というのは、
相手の傷ついた心に寄り添ってないということなんですよね。
本当に寄り添う、心に寄り添うということは本当に大事で、
夫婦関係においては超重要なポイントだなということをすごい感じてます。
寄り添うことで、相手の苦痛を受け止めることができるんですよね。
そして相手は受け止めてもらえたという実感を手に入れることができるんです。
相手が受け止める苦痛に耳を傾けて深く関わって、
そして相手の苦しみは自分にも大きな衝撃を与えるということを相手に伝えるんですよ。
これがすごく分かりやすいのが、先ほどのテッドとベラの会話なんですけど、
テッドがベラに伝えた謝罪が書いてあるので、それを参考に読みますね。
テッドがベラに伝えた謝罪が書いてあるので、それを参考に読みますね。
この彼の謝罪の中には5つのポイントが含まれていると書かれています。
1つ目は自分の態度ですね。言葉使いとか自分の話し方とか、
そういった態度によって妻の苦しみを感じ取っているということを伝えるということです。
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口だけじゃないんだよということですね。
口だけじゃなくて本当に君の苦しみを自分のことように感じているということを伝える。
そのためには本当にそう感じなければいけないので、
妻の苦しみとか心の痛みということを受け止めるということがまず大事だということですね。
2つ目は、そういった妻の怒りとか痛みというのは当然のものだと明言しているということです。
今まではなんだよとかね、なんでそんなこと言うんだよみたいな悪魔の対話に囚われていたんだけど、
そういった怒りとか痛みというのは確かにそうだと当然なものだというふうに明言するということですね。
3つ目は自分がひどい仕打ちをしたことを認める。
恥ずかしいですよね。自分自身がやったことが恥ずかしく思うことあると思うんですよ。
だけどそれをひどいことをしてしまったというふうに認めるということです。
4つ目は自分の行動を恥ずかしいというふうに感じていて、
自分自身に失望も感じているということをきちんと相手に伝えているということ。
そして5つ目は妻の傷を癒すためにこれからは支えになりたいというふうに伝えているということなんですね。
この謝罪も完璧すぎて、僕こんなこと言う人いるのかと思ったんですけど、
僕もここまで多分言えないですね。
多分1,2,3くらいかな。
申し訳なかった。
妻の君の苦しみを自分のことに感じているということが伝われば、
理解できれば、受け止められれば、自分ごととして感じることが態度にも多分出ると思うし、
妻の怒りとか痛みというのは当然のものだ、それはそうだよね、当たり前だよねということは多分言える。
そして自分がひどいことをしてしまって申し訳ないということは言える。
だけど自分の行動が恥ずかしかった、自分恥ずかしかった、自分自身に失望している、
ここまで言語化できたらすごいと思いますね。
僕はちょっと難しい、これから僕も多分信用が必要だなと思います。
5つ目は多分何とか言えると思う。
これからは支えになりたいと思っているということは。
大事なことは相手の苦しみを自分のことのように感じ取って、
自分の行動、今まで自分がやってきた行動を相手の目線で理解して、
そして自分の弱さを受け止めて、相手のために変わっていきたいというその気持ちだと思うんですね。
それがきちんと言葉として相手に伝わっていれば、その重い手は伝わるんじゃないかなと思います。
1つ目のステップですね、それはトラウマを終わらせるために何をしてほしいかを相手に伝えるというターンですね。
トラウマが起こった出来事、その時に本当はしてほしかったことを今してほしいと相手に頼むということです。
そうすることによって新しいキチナが生まれて、トラウマによって起こった分断の感覚、
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妻と夫2人が離れてどんどん距離が空いているといった分断の感覚とか、孤立感ということを読めることができるということですね。
ここでも彼らの会話を読み上げますね。
5番目。
あの時はあなたの慰めと支えが欲しかった。肌の筆合いが欲しかった。今もそれが欲しいとベラはテッドに言う。
不安な気持ちや無力感がまだあるの。ガンが再発することを考えたい。
あなたとの間に距離を感じたりすると、あなたに安心させてもらいたいと思うのよ。
テッドは答える。
僕はいつも君のそばにいて支えになるから、信じてほしい。できることは何でもする。
人の気持ちを察するのもあまり得意ではないけれど、努力するよ。
君に寂しい思いをさせたくないから。
ということを言うわけですね。
このようにして、本当はどうして欲しかったのかということを相手に伝えるということです。
もっとそばにいて欲しかった。安心させてもらいたいと思っていた。
単純にそばにいて支えになって欲しかったということなんですね。
自分がガンで化学療法を受けるとなったとき、
もうこんな化学療法をやりたくないとなったときに、
そばにいて欲しかった。逃げないで欲しかったということなんですよ。
ということを伝える。
そしてそれを受け止めた方は、
その支えになりようと、そばにいるよと、相手の要望に対して受け止めるということですね。
最後、6つ目。これが最後のステップ。
これはトラウマがどのようにして生まれたのか、
そしてそれがどのようにして2人の絆を引き裂いたのかということを、
2人が振り返って把握するということですね。
ここまで来ると、夫婦は協力してお互いに傷を癒やそうとするんですね。
その傷から学んで、傷を防ぐ方法を一緒に考えられるようになると言われています。
ここで彼らの最後の会話ですね。
読み上げますね。
おかしな話だけれど、君の妹は僕にとって君ほど大切ではないからこそ、
簡単に慰められたんだと思う。
彼女とは深く関わったり、間違いを犯したりする心配がないから。
それでもあんなことがあったから、がんの再発に怯えたときに、
君はもう僕のところへ来なかったんだね。
僕たちの気持ちはどんどん離れていった。
再びこの話をするのは、君にとってどんなに勇気のいることだったろう。
以前僕はこの話をきちんと受け止めなかったね。
君は火災警報を鳴らそうとしていたのに、
僕は君が家を燃やそうとしているんだと思ってしまった。
でも今、このように気持ちを伝え合うことができて、
いつまでも心の傷に囚われずに住んで本当によかった。
今度はベラがテッドに言う。
私をぎゅっと抱きしめての時間よ、テッド。
24:01
と旗を振って伝えてほしいとあなたが言ってくれたときは嬉しかったわ。
あなたが波長の合わせ方を真剣に考えて、
二度とあんなことが起きないようにしようと思っていることが分かったから。
というふうに、お互いの間に何が起こったのかと冷静に再度話し合う。
その二人の傷が引き裂いたことを振り返って把握する。
そしてそこからお互いに傷を癒して前に進んでいくということですね。
こういうふうにスムーズに新たな絆を作れるようになれればいいんですけど、
うまくいかないケースが多いと思うし、
うまくいかないことが多いと思うんですよ。
今回みたいなこういった6つのステップとか、
夫婦のトラウマがどうやって起こるのか、なぜ起こるのか、
なぜ心の傷が広がるのかっていう、
それをまず分かってないと夫婦のトラウマが解消できないし、
傷がより広がることにもなると思うんですね。
それよりも何よりも、夫婦の日常の中に悪魔の対話が入り込んでしまっていることが多いと言われています。
それが相手に対する信頼とか安心感を下げているんですよね。
そもそも安心感とか信頼感がないから、相手の心の傷を受け止められないし、
相手に対して自分の心の傷を素直に話すことができない、
安心できないから話せないってことなんですね。
そんな時はこの6つのステップを何度も繰り返す必要があるというふうにスージョンソーは言っています。
相手の信頼感、安心感、これがないと許すことも受け入れることもできないということですね。
以上が夫婦のトラウマを癒すための6つのステップになりまして、
本書ではやってみようというコーナーがあるんですけど、
ご興味のある方はぜひ本を買われて夫婦で試されてみてください。
だけどもし自分たちだけでやって、めっちゃ賢悪な空気になりそうだなとか逆効果になりそうだなってなったら、
やっぱりここは妊娠心理師のカウンセリングを受けた方がいいと僕は思います。
そこのカウンセリングであれば、自分の感情とか相手の感情に敏感になるために妊娠心理師がガイドをしてくれますから。
夫婦カウンセラーじゃなくて妊娠心理師さんのところに行ってくださいね。
前の放送で話しましたけど、妊娠心理師と公認心理師で資格を持っている方でないと心理療法はできないので、
普通の夫婦カウンセラーだけの資格を持っている人っていうのは話の上手いおばちゃんでしかなかったりするので、
きちんと選んでください。心理療法ができる妊娠心理師を選んでください。
最後にですね、このスー・ジョンソンが夫婦のトラウマについてめっちゃいいこと言ってるんで、
それを読み上げて本編を終わりたいと思います。
27:03
愛着の傷を理解し、必要なら許しを与えられるのだとわかれば、
回復力に富む持続的な絆を生み出す力を得たことになる。
絶対に傷つかない関係などないのだ。
だが相手の足を踏んでも元の状態に戻れることを知っていれば、
もっと情熱的に華やかに劣ることができる。
はい、ということで今日は夫婦のトラウマについて話をしたんですけど、
これはめっちゃこう難しい問題だと思うんですよ。
今日の僕のお話と前回のお話、この2つを聞いただけで解決できる問題ではないとは思うんですね。
だけどこういったことを知っているか知っていないかだけでも、
妻に対するこちらの対応とかも変わってくると思うんですよ。
それと妻の夫に対する対応というのもいい方向に変わっていくと思うんですね。
知っているか知っていないかと知識というのはすごい大事だと思うので、
それを使って妻と対話を繰り返していく中で、
夫婦のトラウマは解消できればいいんですけど、
できなかったとしても、こういったやり方があるのとか、
こういったふうに相手に対する信頼感・安心感がないと、
相手の心の痛みを抑えられることができないし、
向こうも伝えることができないんだということを知るだけでもだいぶ違うと思うんですよね。
そして本格的に何とかしたいと思う場合は、
やっぱり何度も言ってますけど、心理療法ができる認証心理師さんのところに行かれた方がいいです。
僕はそれをお勧めします。
ということで、夫婦のトラウマの解消のお役に少しでもなれば幸いです。
最後にですね、僕最近すごい好きなポッドキャストがあって、
それをご紹介して終わりたいと思うんですけど、
ソーシャルネンズラジオというポッドキャストがあるんですよね。
NPOフローレンスの前田さんという方が、
もう一人の方と二人でやられている番組なんですけど、
日本の少子化の問題とかそういったことについていろいろと話をされているんですね。
社会問題ですよね、少子化とか。
あと今この方がすごい力を入れているのが、
犯罪を犯した教員って何年かしたらまた普通に教職に戻れちゃうらしいんですよね。
そういったことができないように性犯罪とかを犯した教員のデータベースを作って、
その教員がまた再雇用されるときに、
もうこいつ犯罪を犯していないかなってことをチラチラと調べられるようにするってことを、
実際にそれを社会に実装するために動いたりとかしてるっていう方なんですよね。
30:05
実際にその社会問題を解決するために動いている方たちの話なんで、
すごいリアリティがあって、
少子化ってこういうふうに生まれたんだとか、
なかなかこうなってるのかとかすごくわかりやすいんですね。
今まだ2話しかないんですけど、
だけどすごいわかりやすくて、
めっちゃこれ調べてるんだろうなってことがわかるラジオなんですね。
古典ラジオとこのソーシャル電子ラジオの両方が好きで、
2つを特に古典ラジオの教育編を聞くと、
この子供の教育とかをすごい詳しく掘ってるんですね。
それと合わせてこのラジオを聞くとより理解できるので、
今まさに子育てをしている世代、パパ、ママにとっては、
すごい得るものがたくさんあるんじゃないかなって気がしてます。
はい、ってことで今回も最後までありがとうございました。
また明日お会いしましょう。
さようなら。
31:04

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