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2024-09-17 11:04

Napkin AIに文章から図解を作ってもらう(第772回)

AIで図解を作成してくれるサービスNapkin AIを使ってみての感想などを話しました。大絶賛の声には違和感がありますが、あとから図解を編集もできるので叩き台として使うのもアリかと思います。

=== 目次 ===
Napkin AIの概要&名前の由来
いくつかの決まったパターンで図解作成
図解は編集できるしSVGで書き出せる
文章全体をWeb共有やPDF書き出し
対話型AIのClaudeでも図解作成してみた
Napkin AIで作った図だとバレやすそう
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サマリー

ナプキンAIは、AIを活用して簡単に図解を作成できるサービスであり、特に資料作成に便利です。また、ユーザーが作成した図解は後から編集でき、SVG形式で出力することができるため、他のツールとの互換性もあります。

ナプキンAIの紹介
ナプキンAIという、AIで図解を作成してくれるサービスが、ある日突然話題になっていました。
それで早速試してみたんですが、資料を作成して共有できるツールにAI図解作成機能が付いている感じのものでした。
NotionとかGoogleドキュメントのようなドキュメント作成ツールに図解作成機能が搭載されているようなものです。
図解をAIの力を借りて作れるんですが、その図解は後で手作業で細かく編集できますし、
自分で図解を作ったり、画像を挿入することもできるドキュメント作成ツールなんですね。
ちなみにこのナプキンAIという名前の由来は、私すぐピンときました。
喫茶店とかでアイデアが思い浮かんだときに、そこにあるナプキンにメモする、図を描く、絵を描く、あれをイメージしてるんだと思います。
そこでナプキンAIのAIに名前の由来を聞いてみたところ、その回答によると合ってるっぽかったです。
ナプキンAIはチャットGPTのように対話型で文章を作ってくれたりするんですが、
ナプキンAIの名前の由来を聞いたところ、一部を読み上げますが、ナプキンは日常生活の中で手軽に使えるアイテムであり、
特に飲食店やカフェでの会話やブレインストーミングの場でよく見られます。
このような環境ではアイデアが自然に生まれ共有されることが多いです。
ナプキンAIはこうしたカジュアルな発想の場をデジタル空間に持ち込み、ユーザーが気軽にアイデアを生産できるように設計されています。
とありました。
なおもちろんAIによる回答なので、これが正しいとは限りません。
機能と特徴
ナプキンAIではお題だけ与えて文章を作ってもらって、そこから図解を作ることもできるんですが、
もちろん自分がその場で書いても、どこかからテキストをコピーペーストしてきて始めることもできます。
文章を選択して、選択したところの左側に出てくるボタンを押すことで図解を作れます。
ナプキンAIが話題になった時に絶賛の声が多かったので、ハードルが私の中で上がっていたというのと、
最初に試したお題がちょっと難しいものだったこともあり、最初あんまりいい図解ができなくて、こんなものかと。
ちょっと拍子抜けでした。
うまくその文章を補完してくれる、補ってくれてみた人が、なるほどと理解を深めるような図解は残念ながら作ってくれませんでした。
それでいくつか作ってみてわかったのは、図解のパターンがいくつか用意されていて、それに当てはめてテキストを配置してくれてるだけみたいな、そういうツールでした。
この内容を図解するんだったら、この見せ方がおすすめというわけではなくて、たくさん引き出しを持っているので、これだけいろんな図解を作れるんだよと。
その中からどれがいいかのセレクトは人間がやってくださいねと、最後のデザイン的な微調整も人間がやってくださいねと、そういう感じのツールでした。
画像生成AIが作るような一枚絵をバーンと作るわけではないんですね。
フローチャート図とかグラフとか、パワーポイントで作れるような図を作ってくれるツールですね。
パターンは結構多くて、16パターンぐらいの図解を用意してくれて、それぞれにさらに色違いとかちょっとデザインのテイストが違うバリエーションもいくつか用意されています。
テキストの内容にちゃんと合ったアイコンを自動で入れてくれたりするのは便利だと思います。
いざ自分で一個一個アイコンを入れていこうと思ったら、使うアイコンセットはこれと決まっていたとしても、一つ一つアイコンを探していくのは面倒ですからね。
ナプキンAIのAIで作ってくれた図解は文字の開業位置が悪かったり、微妙に配置やサイズ感が悪かったりすることもあるんですが、先ほどから言っているように後から手作業で編集調整することができます。
文字のサイズは4段階で調整できます。
ちなみに図解じゃない本文の部分の文字はサイズは変えられません。
見出しとかに設定すれば文字のサイズは変えられるんですが、全部の本文をもうちょっと文字サイズを大きくしたい小さくしたいみたいなことはできませんでした。
本文部分はフォントも変えられないんですが、図解の中の文字のフォントは変えられます。
選べるフォントにオーブンフォントでよく見かける手書き風の文字があるんですけども、これは喫茶店とかでナプキンに手書きで書いたカジュアルに書いた文字をイメージして手書き風フォントなんだなと思いました。
図解はSVG形式で書き出しできるので、他のツールで編集もできます。フィグマとかイラストレーターで編集できるはずです。
キャンバーもSVG読み込みができるはずなんですが、ナプキンAIから書き出したSVGを取り込もうとしたら、キャンバーと互換性がないか壊れていると言われてアップロードエラーになってしまいました。
なお、今はパワーポイントでもSVGを読み込んで編集できるらしいので、図解を作ってパワーポイントに引き継げるというのは人によっては便利だと思います。
なお、図解は他にPNG、PDFでも書き出せます。図解だけじゃなくて作った文章全体をPDFで書き出すことができます。
また、Notionと同じような感じで文章をオンライン上で共有できるようにもなっています。
メールアドレスで共有できる人を設定するか、リンクを知っている人は誰でもアクセスすれば見られるようにするかを設定できるようになっています。
共有するときに4種類の権限を設定できます。
見るだけ、コメントできる、編集できる、編集&共有できるの4種類です。
画像生成AIのアプローチではなくて対話型AIの機能を使って図解を作っているはずなので、
対話型AIのクロードのSVG画像を作る機能でも同じようなクオリティの図解を作れるんじゃないかなと思って試してみました。
最初試したときはSVGじゃなくてマーメイド記法で図解化してくれたんですが、
やけに細かいフローチャート図を作ってくれて、もっと簡略化するように頼んだんですが、
それなりに横に長いものを作ってくれたりで、なかなかコントロールが難しいなと思いました。
さっきもう1回試してみたんですが、今度はSVGで作ってはくれたんですが、ただの地味な表みたいなものを作ってくれました。
結局のところ作った後での調整、編集がやりやすいというところが、やっぱりナプキンAIのいいところかなと。
もちろん作ってくれる図解のクオリティもクロードで作るよりもナプキンAIの方がクオリティが高いと思います。
このナプキンAIを利用する人が増えると、これナプキンAIで作った図だよねと読者がすぐにわかるようになってくるんじゃないかなと思いました。
そうなった時にちょっとチンプなイメージを持たれたりする可能性があると思います。
AIを使ってるイコール楽してるというイメージで見られがちということもあるでしょうね。
AIはいろんなものの叩き台を作ってもらう用途に向いていると私は考えているので、
図解の叩き台を作ってもらうという用途には非常に優秀なツールだと思いました。
大絶賛する声にはちょっと違和感を抱きますが、確かに可能性を感じるツールだとは思います。
今回は以上です。足利浩司がお届けしました。
11:04

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