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第123回アシカガキャスト
Macには、マイクロソフトのOfficeに対抗して、
Wordの代わりにPages、Excelの代わりにNumbers、PowerPointの代わりにKeynoteという無料で使えるアプリケーションが用意されています。
Keynoteはとても有名なんですが、残りの2つのPagesとNumbers、特にNumbersの話っていうのはあまり聞くことがないと思います。
私もOfficeは持っているので、Excelを使えるから、あえてPatchmonのNumbersを使う必要はないと思っていたんですが、
ある時使ってみたらすごく使いやすくて、その後はNumbers派になりました。
使う前に思っていたよりExcelに忠実で、だいたいExcelと同じような感覚で使えるんじゃないかと思います。
やっていることは大体同じでも、Excelを使っているよりも使いやすい、安心できる感じがするなと思いました。
デザイン系のアプリ、Adobeのアプリに慣れている人が、マイクロソフトのOfficeを使う時のアウェイ感というか、
ちょっとなんかもどかしい感じみたいなものがあまりなくて、Excelよりもストレスが少なく使えるように私は思いました。
まあ簡単に言ってしまえば、見た目が綺麗でUIがわかりやすいということなのでしょう。
なお、MacのExcelは文字コードがUnicodeのCSVファイルを読み込むと文字化けするという問題があって、
だいたいWebサービスからCSVをダウンロードするとUnicodeのファイルなので、
MacのExcelでその問題に困っているという人がいたら、Numbersで一回開いてExcel形式で書き出してからExcelで開くと。
変換のためにNumbersを使うというところから始めて、気が向いたらちょっとNumbersでもいじってみるというのもありかと思います。
Excelはウィンドウいっぱいがセルで、ずっとスクロールしていってもセルがずっとついているセルで埋め尽くされているんですけども、
Numbersは必要な範囲だけセルが表示されるようになっています。
というのも、Numbersは表を好きな位置に移動できるんですね。
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なおかつ複数の表を一つの画面に好きな位置に配置するということができて、表を扱えるレイアウトソフト的な面も持っているんですね。
Excelでもレイアウトをするという人もいますが、Excelのセルを使ったレイアウトとは違って、
完全に自由な位置に好きなものを配置することがNumbersはできるんですね。
Numbersは新規で書類を作成するときにテンプレートが選べるんですけども、
家計簿用のテンプレートでグラフも入っているものとか、レシピ用のテンプレートで写真が入れられるようになっていて、
買い物リストの表も入っているとか、表の入った綺麗にレイアウトした文章のテンプレートがいろいろ揃っていて、
こういうものを作るためのアプリという面が大きいんだなということがわかります。
Excelっていざプリントアウトしようとすると、表に形線がなかったわと思って、
形線をつけるみたいな作業が意外と面倒だったりしますが、Numbersは最初からいい感じに形線が作られています。
これはどっちがいいとは決められないと思うんですが、Numbersの方が初心者には優しい作りになっているのかなと思います。
下方向コピーというのをExcelではよく使うと思うんですけども、
Excelだとショートカットキーでやる人が多いと思うんですが、
セルの右下をつまんで下方向にずるずると引っ張っていくと、下方向コピーになるんですが、ちょっとわかりにくいですよね。
これがNumbersだと、セルの下の辺の真ん中に黄色い丸があって、そこにカーソルを合わせると、上と下に動くよっていう感じになります。
そういう風なアイコンに変わって、その状態でずるずるした方向に引っ張っていくと、下方向コピーになるんですけど、
この操作感がやっぱりNumbersの方が気持ちいいなと感じています。
ということで、Macを使っているんだったら、Excelの代わりにNumbersも使ってみてはいかがでしょうかという話でした。