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2021-03-17 20:14

MacかWindowsか悩む新大学生にアドバイスしてみた(第414回)

Macを使っている側の立場から、MacかWindowsかで悩む新大学生にアドバイスした内容を話しました。Wordは使えるのかの具体的な回答と、ざっくりしたMacの良さの説明です。

=== 目次 ===
MacかWindowsか悩む新大学生にアドバイス
MacでWordを使うには
Word形式のファイルを作れるツール
クラウド化でOSはあまり関係ない時代へ
Apple製品間の高度な連携は利点
Appleはソフトとハード両方作っている
Macが与える「気持ちいい」ユーザー体験
米国では企業でのMacのシェアが拡大
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こんにちは、アシカガキャストです。
この春から大学生になる方で、パソコンを購入しなくてはいけなくて、
WindowsかMacか迷っている人もいると思います。
なぜか、うちの妻もそういう知り合いがいるらしく、
ネットで交流している人ということなんですが、
Macに興味があるんだけど、周りはみんなWindowsだしなぁと迷っているということで、
アドバイスしてあげてくれないかと言われて、文書にまとめたんですね。
それを妻経由で、その今年から大学生という人に送ってもらったんですが、
その文面を妻が見て、これ、ポッドキャストで話しなよと。
他にも新大学生で悩んでいる人もいると思うからと言われたので、その話をしたいと思います。
まず、その人の大学の資料を見たんですが、学部によってはOSがWindowsに限定されているんですが、
教育学部、法学部、経済学部、医学部の人はOSのところに、またはmacOS10.14以上とあるんですね。
ただし、小目印がついていて、macOSの場合、学内のサポートが十分に受けられない可能性がありますと書いてありました。
そんなことが書かれていると、さすがにWindowsを選んだ方が無難だなとは思いますよね。
そして、その人が一番気にしていたのは、レポートの提出をワードで行うそうなんですが、
Macだとワードがないからレポート出せないと大学の先輩に言われたらしいんですね。
で、これに関してはMacを使っている人ならなんとかなるだろうと。
Mac版のMicrosoft Wordもあるよと思いますよね。
ただここで気になったのは、Microsoft Officeは大学から供給されますと、その大学の資料に書いてあるんですが、
これがWindows版しか支給されなくて、Macの人は自分で買う必要があるんだったらちょっと嫌ですよね。
それで調べてみたんですが、学校向けに無償で使えるMicrosoft Office 365のプランがあるのを見つけました。
多分、学校が提供するというのはこれのことじゃないかと思うんですね。
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で、Office 365だったらMacでも使えるので、多分問題ないんじゃないかと思いました。
また、無料で使えるWeb版のOfficeというのもあるそうです。
これはブラウザーから使える機能限定版のワードなんですが、Macからも使えるということです。
多分、レポートを書くくらいだったらこれでも使えるんじゃないかなと思います。
なお、自分でMac版のワードを買うということだと、ワード単体だと1万5千円くらいのようなんですが、
アカデミック版、学生版だともっと安く買えると思います。
これ調べてみたんですが、アカデミック版のワード単体の買い切りでいくらという情報が見つけられませんでした。
次に別のアプローチなんですが、提出するレポートがワード形式のファイルになっていればいいというのであれば、
ワードを使わなくても別なアプリを使う方法もありますよね。
Macには最初からAppleが提供するPagesというワードのようなアプリがあるので、
このPagesを使えばワード形式のファイルを開くことも書き出すこともできます。
ちなみにマイクロソフトオフィスといえば、ワード、エクセル、パワーポイントの3つが軸になっていますが、
Appleの場合、Macの場合、これがPages、Numbers、Keynoteというアプリになっていて、
この3つのアプリはMac版だけではなくてiPhone版、iPad版もあります。
ちなみにワード、エクセル、パワーポイントもiPhone版、iPad版もあります。
また、クラウドサービスでもワード形式のファイルを書き出せるツールはいっぱいあります。
例えばGoogleドキュメントやドロップボックスペーパーではワード形式でファイルを書き出すことができます。
続いて、じゃあWindowsとMacはどう違うのか、わざわざマイナーなMacを選ぶ意味があるのかといった話をしたいと思います。
これに関しては正直なところMac、Windowsどちらを選んでもできることというのはそれほど変わらないんじゃないかと思います。
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特に今いろんなツール、ソフトウェアだったりアプリケーションだったりサービスだったりがクラウド化が進んでいるのでOSはあまり関係なくなってきています。
私の今お気に入りのNotionというツールもそうなんですが、ウェブブラウザ上で使うことができてMac版、Windows版のアプリもあるし、iOS、Androidのアプリもあると、そういうツールが主流になってきています。
なので多分大学生になって4年後就職という時にはもっとクラウド化が進んでいると思います。
その時にはよりOSはあまり関係ないという時代になっているかもしれません。
学校の現場を中心に今Chromebookがどんどん導入されていますが、業種とか職種によってはChromeOS、Chromebookが対等しているという可能性も十分ありますし、iPadが主流になっているという可能性もありますよね。
そう考えると就職した時にその職場がWindows環境ではない可能性もあると思います。
特定のOSの使い方というよりも、大きな意味でのパソコン全般の使い方、デジタルのツールの使い方を習得することが大切なんだろうなと私は考えます。
例えば大学にはWindowsのマシンがあって、それを使える環境なのだったら、あえて自分のパソコンはMacにすることによって2つのOSを使ってみることができると、両方使えるというのはメリットになってくるかなとも思います。
今Macを使う利点として大きいのはやっぱりiPhone、iPadとの連携だと思います。
Mac、iPhone、iPad、Apple Watch、AirPod、HomePodなどApple製品で揃えておくとデータのやり取りとかデバイス同士での連携とかがすごく快適で便利なんですね。
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AirDropという機能を使ってMac、iPhone、iPad間でワイヤレスで画像などのデータをやり取りできるのは便利ですよね。
あとイヤフォン、ヘッドフォンのAirPodシリーズなんですが、近くにある自分のAppleのデバイスと簡単につなぐことができるので、あるときはiPhoneにつなげて、またあるときはMacにつなげてと、つなぐデバイスを簡単に切り替えることができます。
これBluetoothのイヤフォン、ヘッドフォンを使ったことがある人はわかると思うんですが、違う端末に接続するには、もともとBluetoothでつないでおいた接続を一回切って新しい端末につなぎ直すとか結構面倒なんですが、AirPodの場合簡単につなぎ替えることができて使い勝手がすごくいいです。
Apple好きな人というのは結局その辺の連携の素晴らしさからどんどんApple製品を揃えていって信者と呼ばれるようになっていくんだろうなと思います。
そしてこのApple製品の高度な連携、使い勝手の良さというのは、Appleがソフトもハードもソフトウェアもハードウェアも両方を作っているという要因が大きいと思います。
一方でWindowsの場合、ソフトウェアはOSはマイクロソフトが作っていますが、ハードウェアはマイクロソフト製のものもあるんですが、いろんなメーカーが作っています。
その分いろんなラインナップがあって、安いものから高級なものまであるんですが、当たり外れもあるんですね。選択肢が多い分、どのメーカーのどの端末どのスペックを選ぶのかが難しいです。
Appleの端末macOS、iOS、iPadOSのマシンはAppleからしか出てないので、ラインナップも限られていて、それが選びやすいというメリットとも言えるかもしれません。
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そしてMacを選ぶとして一番安い一番低いスペックのものでもちゃんと実用には十分耐えられるものになっています。
Windowsの場合、カタログ上一番安いラインナップとして並んでるけど、実はその一番安いモデルは一般的な使い方でもなかなか厳しいレベルにスペックが低すぎるとか、そういう例もあると聞いたことがあります。
私はもともとデザイン印刷の分野の仕事をしていて、Macを使うのが当たり前でした。デザイン印刷の仕事をしていたわけではなくて、そういう人たちにツールを販売する側だったんですね。
今でも印刷物を作るんだったらMacを選ぶ必要があると思うんですが、それ以外ではMacじゃなきゃダメだというケースはほとんどないと思います。
あとあれですね、iPhoneアプリを開発するにはMacが必要ですね。デザイナーやクリエイターの人は、昔からMacがよく使われていた分野ということもありますが、今でもMacを使っている人が多いのは、
Macを含めたApple製品全般のユーザ体験の良さ、ユーザーエクスペリエンス、UXと呼ばれる言葉ですが、このUXが優れている点がApple製品、Macの良さだと思います。
Apple製品は、その商品を買って箱を開けるところからすべてユーザ体験が考えられています。箱をどういうふうに開けるかとか、開けた時に商品がどう見えるかとか、すべてが計算されているということですね。
Macを使っていての操作感も、カタログスペックとして出てくるような速さとかそういうものではなく、使っていての快適さ、それによるユーザ体験がMacの方が上だと私は思っています。
例えばMacBookをトラックパッドで操作するのと、Windowsのノートパソコンをトラックパッドで操作した時、明らかにMacのトラックパッドの操作の方が使っていて心地よい、しっくりくる、快適な感じがします。
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でも一方で、結果として同じ操作ができればいいじゃないかと。使っていて気持ちいいとか、そういうことはあんまり意識しないという人もいるんだと思います。
また使われているフォントのデザインだったり、その表示のされ方、エッジの綺麗さなど画面表示もMacの方が美しいと思うんですね。
例えば白字に黒の文字が表示されていたとして、白いドットと黒いドットだけで表現するとギザギザが目立つので、その間を埋めるようにグレーのドットを入れていくんですが、
そういうのをアンチエイリアスと言うんですが、そのアンチエイリアスの処理とか、画像を拡大したり縮小した時の画像のレンダリング、画像の再計算して作り込む処理というんですかね。
その辺のエンジンもAppleのものが優れていると思います。そしてそれが見ていて気持ちがいい、ユーザー体験として快適だと感じる要因になっていると思います。
要するにこの気持ちがいいというユーザー体験を与えてくれるのがMacで、そこがクリエイターの創作意欲を後押ししてくれるんじゃないかなと思います。
最後は使っていて気持ちがいいという感覚的な話になってしまいましたが、結局のところMacを選んでいるという人はスペック的にどうとか、このツールが使えるからという人もいると思うんですが、
それよりも自分が使うツールとしてMacに愛着を持っているという要素が大きいんじゃないかと思います。なのでこれはちょっと古い考え方なのかもしれないですが、
昔からよく言われているのがパソコンは事務用品として必要なことができればいいと考える人はWindowsでいいと思いますし、その多くの人を魅了するMacのユーザー体験の良さ、
どうせなら使っていて気持ちいいと愛着を持てるマシンを使いたいというのならMacを使うという選択肢も大いにありかなと。そんなざっくりした感じが結論かなと思います。
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なお新大学生の皆さんが4年後就職するときに企業のパソコンはどうなってるんでしょうというヒントになるかもしれない話を最後にします。日本国内での企業でのMacのシェアは今5%くらいです。
ただアメリカでは今企業で使われるMacのシェアがすごく上がっていて15%くらいになっているそうです。Appleがエンプライアーチョイスというのを推奨していて、それを採用している企業が増えているそうです。
エンプライアーチョイス、従業員が選ぶという意味で従業員の人が自分の使うマシンをMacにするかWindowsにするか選べるということですね。MacもiPhone、iPadもですが企業導入の場合一括管理するようなソフトウェアがあるのでシステム管理の人が一括で管理して
コントロールできるようになっています。MacOSのシェアがすごく上がっているのはやっぱりiPhoneを使っている人が増えているということが背景にあるようです。なので日本でもこの流れは来るんじゃないかと思いますし、エンプライアーチョイスの取り組みはAppleの日本の法人でもやっています。
ということで、MacかWindowsか悩む新大学生にアドバイスっぽいことを話しました。もし少しでもお役に立てれば嬉しいです。今回は以上です。
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