複数人でのリモート動画配信は、分割画面で行うことが多く単調です。そこで、mmhmm for WebかHereを使うことで面白い映像が作れるんじゃないかと考えた話です。
=== 目次 ===
複数人でのリモート配信は映像が単調
mmhmm for WebとHereが良さそう
mmhmm for Webでリモート収録
複数人同時で画面共有はできない
Hereでデコった画面でビデオ通話
配信機能で見るだけの参加
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アシカガゲスト。 複数人が参加してのオンラインでの動画収録の話です。あるいはライブ配信ですね。
ライブ配信にはいつもストリームヤードというツールを使っているんですが、 機能的には気に入って使ってはいるものの、画面が単調だなぁとも思ってしまいます。
Zoomでのビデオ会議と同じような感じで、 参加者それぞれのウェブカメラで撮った映像を分割して表示しているだけなので、
画的にはつまらないですよね。 そこで見た目を変えるために、ZoomのImmersive Viewを使ってみようかなとも思いました。
Immersive Viewは背景画像の上に参加者の映像が人物だけ切り抜かれた状態で配置されるんですね。
なので参加者全員が横並びでこっちを見ながら同じところから話しているように見せることができるんですね。
でもZoomのImmersive Viewはまだ発展途上ということもあると思うんですが、 制約が多いと私は感じています。
あらかじめZoomが用意した背景画像しか使えないですし、 画像によって参加できる人数が決まってるんですね。
ビデオ会議ではなくてライブ配信や動画収録だと2人から4人くらいが多いと思うんですが、
3人、4人くらいが参加するのに適した背景がないんですね。 背景はともかく人物のサイズや位置を調整していい感じにできないかと思ったんですが、
用意されている画像の椅子のところにそれぞれの人がフィットするように、 その辺を自動でうまいことやろうとしている分、
位置やサイズを自由にコントロールできないんですね。 なので他に良いツールがないか探して行き着いたのが
NHMのweb版とHEREというツールです。 この2つのツールのどちらかを使えば色々と面白い配信、動画収録ができるんじゃないかと感じています。
どちらのツールも自分の好きな背景画像を用意して、 その上に参加者のウェブカメラの映像を好きな位置に好きな大きさで配置できる。
画面共有やYouTube動画なども好きな位置に好きな大きさで配置できるというツールになっています。
どちらもライブ配信する機能はないんですが OBSなどの別なツールを利用すればライブ配信もできるはずです。
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まずNHMの方から紹介します。 MMHMMでNHMなんですが、このツールについては何度もアシカガキャストで紹介しています。
NHMはZoomやGoogle Meetなどを補完するツールとして最初は登場したもので、自分の映像とプレゼン資料等を合成した状態の映像でビデオ会議に参加できますというものだったんですね。
今は色々進化して自分の映像とプレゼン資料等を合成した動画を収録する非同期のコミュニケーションにも使えるツールとなっています。
ただこの動画収録の機能で複数人でオンラインで他の人を同時に参加できるのは本来のNHMのアプリケーション版ではなくてウェブ版だけなんですね。
今までウェブ版は使ったことなかったんですがウェブ版だと人を招待して参加してもらうことができます。
背景を無くして人物だけ切り抜いた状態で画面上の好きな位置に好きな大きさで配置できます。
Zoomのイマーシブビューがもっと自由度高くなった感じとも言えますね。
背景画像さえ用意すればテレビのニュース番組とか情報番組のように参加者がスタジオにそろって並んで放送しているみたいな見た目にできるんじゃないかと思います。
人物は背景を無くして切り抜くだけじゃなく背景込みで丸とか四角とかでトリミングして表示することもできます。
参加者の誰かが画面共有したり動画を表示したりできて好きな位置に好きな大きさで配置できるんですが同時に表示できるのは一つだけです。
画面共有と動画を並べて表示するとか複数人の画面共有を同時に表示するとかはできませんでした。
これちょっと残念ですよね。せっかく好きな位置に好きな大きさで配置できるので同時に複数の画面共有の画面を配置できると便利ですよね。
実はこれこの後で紹介するHereだとできます。
NHNのweb版で収録に招待されて参加するメンバーもNHNのユーザー登録が必要です。
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あとスマホやタブレットからは参加できません。
iPhone、iPad用にはNHN OOOというアプリがあるんですがアプリはアプリ同士、web版はweb版同士でしか繋がることができません。
無料版だと参加できるのが5人までで40分までという時間制限もあります。
有料のプレミアムプランだと時間は無制限で10人まで参加できます。
次にHereですが好きな背景画像の上に人物の映像、画面共有、youtube動画などを自由に好きな位置に好きな大きさで配置できるというところはNHN for webと同様ですね。
NHNと違うところはまず人物の映像を切り抜く機能がありません。
なので必ず背景込みで丸とか四角とかでトリミングされた状態で表示されます。
その分形はいろいろあって六角形とか三角形とかギザギザした吹き出しのような形とかにもできます。
あとNHNとの違いでこっちはHereが素晴らしいというのは先ほども言った画面共有だったり動画だったりを複数同時に画面に配置できることですね。
写真とかテキストとかGIFアニメなどを画面上にペタペタ貼り付けられるんですね。
GIFアニメはインスタグラムのストーリーの投稿の時に使えるスタンプ的な感じのものですね。
なので画面をどんどんでこっていくような賑やかで派手派手しい感じにできるツールなんですね。
なのでビジネス用というよりもプライベートよりなツールの印象があります。
若者が楽しくビデオ通話するのがターゲットになっていると思います。
そもそもHereのトップページ自体がイラストとGIFアニメがいっぱい貼り付いていて遊びのツールという印象が強いですね。
でもツール自体のポテンシャルから考えてビジネスでも便利だと思います。
複数人で同時に画面共有できるのがやっぱり魅力的で、何かをレクチャーする時に先生の画面と生徒の画面を同時に表示できるのは便利ですよね。
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あとHereはキャンバスが広くてミロみたいなイメージでスクロールしたり拡大縮小したりできるんですね。
さすがにミロみたいにキャンバスのエリアは無限というわけではないと思いますが、エリアを広く使って最初の画面では表示されていない隠れた場所に動画を配置しておいて後からそこの位置に移動して見ながら話をするとか工夫次第で面白い使い方ができると思います。
iPhone、iPadのアプリがあってAndroid版もあります。
んふんとは違ってモバイルアプリ版とweb版とで繋いでビデオ通話することができます。
ただiPadアプリで試してみたんですが共有した動画など表示ができないものも多くてやっぱりアプリはアプリ同士web版はweb版同士で使うのが良さそうでした。
録画機能はないんですが配信機能というのがありました。
これは共有リンクにアクセスすると見るだけの人として参加できる機能です。
見るだけの場合ユーザー登録は不要でコメントをすることはできるんですね。
なのでヒアーだけで別なツールは使わずにライブ配信をすることもできるんですね。
YouTubeとか別なプラットフォームでは配信できないんでその場合はOBSとか別なツールを併用することでなんとかなると思います。
ビデオ通話に参加する人はユーザー登録が必要です。
人数制限的には50人まで参加できるらしいんですが推奨は15人までと書いてありました。
なおヒアーは名前が単純すぎて検索に引っかかりにくいんですがヒアーのサイトはヒアー.fmです。
here.fmですね。
今回は以上です。
11:42
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