Google NotebookLMの音声概要のトーク力には感心しました。音声コンテンツとして情報発信に使うより、ひとりひとりが自分で使って耳での情報収集を体験するのをおすすめしたいという話をしています。
=== 目次 ===
音声概要の日本語のしゃべりがすごく自然
Google NotebookLMとは何かの話から
続きを聴きたくなるトーク力に感心
ポッドキャスターには大いに参考になる
作った音声コンテンツを情報発信に使う?
音声で情報収集する体験をしてほしい
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サマリー
Google NotebookLMの音声概要機能は日本語に対応しており、自然な対話形式が注目されています。この機能を通じて、新たな情報収集の体験が提供されることが強調されています。また、利用者自身がこの機能を活用することが望まれています。
音声概要機能の紹介
アシカガキャスト!
Google NotebookLMの音声概要機能が話題です。
英語ではAudio Overviewsという機能なんですが、ちょっと前に日本語化して日本語の喋りがすごく自然で人間っぽいと話題になっています。
男性と女性の2人の掛け合いで喋るんですが、会話としてすごく自然な感じがします。
えーとかあーみたいな言葉だったり、はいはいみたいな合図とかが本当に自然なんですね。
よくできてるなぁと思いました。
で、じゃあその音声概要とは何かという話になるんですが、その前にGoogle NotebookLMとは何かの話からしたいと思います。
Googleが提供するNotebookLMというAIのツールは、情報源をもとに対話型で質問に答えてくれるツールです。
その情報源というのはテキストやpdf、webページのリンクなどをこちらから与えるんですね。
音声やYouTube動画も情報源として使うことができます。
例えば電子レンジのマニュアルのpdfを読み込ませて、虫料理をするときにはどうしたらいいかと聞くとか、
エラー番号が何番みたいなのが出てたけどこれはどういうことなのかを聞くとか、
どこに自分の必要な情報が書いてあるかを探さなくてもピンポイントで情報を教えてもらえるんですね。
チャットGPTみたいにチャットで対話型で情報を教えてもらえます。
ちょっと全部読めないよというような長い論文でも要約してもらって情報収集できるとか、
英語とか外国語の情報をもとに日本語で聞いて日本語で答えてもらえることも便利ですね。
で、このノートブックLMで情報源として与えたものに対してその内容をもとに音声による解説を作ってくれるのが音声概要という機能です。
英語などいくつかの言語では結構前にこの機能は搭載されていたんですが、日本語になってやっとでその凄さがわかりました。
使ってみてまず最初に思ったのが話しに引き込まれる力があることですね。
その取り上げている内容について興味を持たせる力、続きを聞きたいと思わせるトーク力に感心しました。
だいたい全体的に大げさすぎるんですが、ここがポイントだと思ったところを盛り上げてくれるんですね。
そこでポイントになってくれるのが〇〇です。
一人が言うともう一人の方がはいはい〇〇なんですねみたいにキーワードを繰り返すとか、とにかく上手いんですね、しゃべりが。
で、そうやって盛り上げておいてその後の話の内容は薄かったりもするんですけども、
しゃべり方とか抑揚の付け方でなんかいい話だったなぁと、いい印象で終わるという面もあると思うんですね。
このシナリオを作っているのも喋っているのも同じAIなんですが、
喋っている側の2人はシナリオを元に精一杯盛り上がるように喋ってくれているプロの喋り手のお二人だと。
そんな印象も持っちゃうくらいでした。
声の種類は今のところ決まっていて、男性の声、女性の声の2人の喋りです。
ポッドキャストにおいても男性と女性の2人の喋りが理想型だと私は思っています。
この音声概要の機能が英語などの言語でリリースされた時に、
ポッドキャスト風に解説する機能と紹介されていたんですね。
やっぱりポッドキャストを意識してるし、いろんなポッドキャストを参考にして、
この喋りが、AIでの喋りが生まれているんだと思います。
ともかくポッドキャストをやってる側の人としては、
このノートブックLMの音声概要機能は大いに参考になると思っています。
最初に何を話すかを紹介して聞いてる人の興味を引くとか、
最後はまとめ的な話で締めるあたりの、
当たり前といえば当たり前のところをしっかり抑えているなと感じました。
まず問題提起とかキーワードを先に出して、
その後説明するという喋り方も勉強になるなと思いました。
情報収集の体験を推奨
あなたという問いかけもよく使ってますね。
あなたはどう思いますか?とか、
私もごくたまに使うんですけど、
ポッドキャストは皆さんではなくて、
あなたのメディアだと思っているので、
ノートブックLMさすがだなと思いました。
そしてこのノートブックLMの音声概要を、
そのままポッドキャストとして配信するとか、
YouTube動画やTikTokなどのショート動画に使うことを考えた人も多いと思います。
私も自分のポッドキャストのエピソードをもとに音声概要を作ってもらったのがよくできていたので、
これをポッドキャストとかSNSで発信すればいいじゃんと考えました。
ただ10分くらいのポッドキャストを紹介するのに、
7分くらいの音声概要というのは長いなと思いました。
音声概要は大げさに盛り上げて風呂敷を広げる感じなので、
私のポッドキャストの淡々とした感じと合わないなというのも感じました。
AIの方が喋りうまいやんと思われたくないということもありますね。
ちょっと言い訳っぽいんですが、このポッドキャストはわざとプロっぽくない喋りにしてるという戦略もあります。
もちろんわざと下手に喋ってるわけではないです。
発声法とか喋りの技術を上げるための勉強をあえてしてないということです。
最初の頃はそういうところも勉強してスキルを上げていこうと思ったんですけど、
そこを追求するのに時間をかけることをやめたと。
あえて素人っぽさを残す戦略でいこうと考えています。
ノートブックLMで音声コンテンツを量産して人儲けみたいなことを言ってる人がいますが、
そこはそんなにうまくいかないんじゃないかと思っています。
この機能を使った音声コンテンツが今後たくさん出回るだろうなとは予想できますが、
飽きられるというか、ある程度のところで落ち着くんじゃないかなと考えています。
他との差別化のために別なAIツールを使って音声を別な声に変えるとか、
片方の喋りを人間にするとか、AIで人が喋ってるような動画にするとか、
いろいろ考えてる人もいますし、私も考えたんですが、
そうじゃないだろうという結論に私の中では至りました。
やっぱり一人一人の人が自分でこの音声概要機能を使ってもらうということを推奨していきたいと考えています。
私がノートブックLMで作った音声コンテンツで情報を発信するんじゃなくて、
この使い方をサポートする情報発信をしていきたいと思っています。
何かしら自分が興味があること、知りたいことに対し音声概要で情報収集をするということを体験してほしいんですね。
このポッドキャストを聞いているあなたは音声による情報収集ということをしている側の人だと思うんですが、
そうでないような人に耳での情報収集という新たな体験をしてほしいです。
で、それを入り口としてポッドキャストでの耳からの情報収集を習慣づけてほしい、興味を持ってほしいということですね。
ということで、ノートブックLMの音声概要によるしゃべりの解説がすごいということで、
これを情報発信に使えないかと思ったけど、むしろ一人一人の人に音声概要で耳から情報収集する体験をしてほしいと思ったという話でした。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
キャストはしかたー
10:49
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