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みなさんは、大きなファイルをメールやメッセージアプリで送るときに、ギガファイル便のようなファイル転送サービスを使ってますでしょうか。
私は、今はなきタックファイル便やギガファイル便みたいなファイル転送サービスの宣伝ばかりのあの画面が好きではないので、
なるべく使いたくないなと思っています。 もちろん無料でああいうサービスを提供してくれているので、
その代わりに広告を載せるというのは悪いことではないというのはわかっています。
それで、いつも私はクラウドで共有しようよと。
例えばドロップボックスの管理しているドロップボックスのフォルダーの中にあるファイルは、
ドロップボックスリンクというのを取得するだけで簡単に他の人とファイルを共有できるんですね。
なのでギガファイル便のようなファイル転送サービスを使う必要がなくて便利ですよと。
今まで何度も言ってきたんですが、共有する相手があまりデジタルに詳しくない場合、
デジタル弱者の場合には注意が必要だなと改めて最近感じたのでその話をしたいと思います。
ドロップボックスのリンクを相手に送って相手にはファイルをダウンロードしてほしいだけという場合にもトラップが多すぎるんですね。
ドロップボックスサイドとしてはこれを機にその相手の人にドロップボックスのユーザーになってほしい。
スマホからのアクセスだったらアプリをインストールしてほしいという思いがあるために宣伝しちゃうんですね。
そこがトラップに罠になっています。
まずパソコンのブラウザーの画面なんですがリンク先に行くと右上にダウンロードのアイコンボタンがあって
それを押せばダウンロードのステップに行きます。
ただダウンロードボタンはアイコンだけでその右にある共有ボタンは共有という文字も入っていて
その右にはログインボタン登録ボタンがもうちょっと目立つ形であるのでダウンロードボタンがぱっと見目立ってないんですね。
これはわざと目立たしてないんですね。
そういうユーザーをちょっと欺きつつ自分たちの都合のいいように誘導するユーザーインターフェース的なものをダークパターンと言うんですが
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今話しているこれから話そうとしている内容はドロップボックス側が仕掛けているダークパターンだと私は思っています。
そしてダウンロードボタンを押したときにすんなりダウンロードはしてくれなくてログインまたは登録というダイアログが表示されます。
ここでファイルをダウンロードするにはドロップボックスにログインするかユーザー登録しないといけないのかなと思わせてるんですね。
そこにはGoogleで続けるAppleで続行という誘導もあるので詳しくない人はすぐにユーザー登録しちゃいそうですよね。
でもよく見るとそのダイアログの一番下にまたはダウンロード専用で続行というテキストリンクがあります。
これボタンにしてなくてテキストリンクになってるのもポイントですね。そこを押せばそのままログインしない状態でファイルをダウンロードできます。
ダイアログには今すぐファイルをダウンロードしてドロップボックスで他のユーザーと共有と書いてあるんですが
人から送られてきたファイルをダウンロードしようとしているのにそれをなんでまた他のユーザーと共有とか言われるんだとその場にそぐわないような誘導ですよね。
でスマートフォンの場合がもっとひどくてブラウザでリンクを開くとアプリのダウンロードに誘導されるんですね。
誰々さんがあなたとこのアイテムを共有しました。アプリを取得をタップするとリンクがコピーされアプリ内のコンテンツが開きます。
と書いてあって下にアプリを取得というボタンが目立って表示されます。
その下の目立たない色になっているまたはweb版の利用を継続というボタンを押せばアプリを入れることなく次のステップに進めます。
アプリへの誘導を交わしたら今度はパソコン版と同じく上にログインと登録のボタンが表示されます。
それを無視して下に並んでいるアイコンから一番左のダウンロードのアイコンを選べばいいんですね。
それぞれのアイコンにテキストは書いてありません。
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ダウンロードのアイコンを押せばファイルによりきりなんですがそのまま表示するかダウンロードするか選べるんですが
最後までしつこくてファイルをダウンロードしています。
その間にドロップボックスに登録してすべてのファイルに安全にアクセスできるようにしましょう。
どのデバイスからでもご家族お友達同僚と共同作業を行うことができます。
というテキストが表示されてボタンでログインかユーザー登録に誘導されるんですね。
なのでドロップボックスでファイルを共有するときにはこれらのトラップにかからないように説明するという手間がかかってしまいます。
実はドロップボックスはドロップボックストランスファーというまさにファイル転送サービスのような機能を別途持ってるんですね。
ドロップボックストランスファーを使えば相手に教えるリンクにアクセスするとパソコンでもスマホでもちゃんとダウンロードボタンが目立った形で出てくるインターフェースで相手にファイルをダウンロードしてもらうことができます。
ファイルがダウンロードできる有効期限やパスワードを設定できるんですがこれはドロップボックスのプロフェッショナルプラン以上じゃないと使えなくなっています。
ドロップボックストランスファーを使うメリットとしてはまずダウンロードする側の人にとってわかりやすい。
そしてダウンロードされたかどうかがわかる。ダウンロードされたら通知してもらうオプションもありますし閲覧回数とダウンロード回数はいつでも見られるようになっています。
ただデメリットというかドロップボックスのファイル共有と違う点は後からファイルの差し替えアップデートはできないんですね。
先に言ってなかったですけどもクラウドでファイルを共有するドロップボックスの共有リンクで共有することのメリットは後からファイルをアップデートできる。
間違いが見つかったんで修正したとか新たな項目を追加した時にまた違うリンクを送るファイルを差し替える必要がないことが大きなメリットです。
よく相手にメールとかでファイルを送った後で間違いが見つかったりして修正して送り直す先ほどのファイルは破棄してくださいというケースが結構あると思います。
で何度もそれをやっているうちにどのファイルが最新かわからなくなってきたりとかミスも出る可能性があるのでなるべくやりたくないですよね。
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なのでファイルを共有するという方法を私は勧めています。
メールでリンクを送ってすぐにミスに気がついた場合は急いで修正したものに上書き保存すれば多分大丈夫だと思います。
ある程度時間が経ってからの場合はメールとかメッセージでファイルを更新したことを一声かければいいんですね。
でもドロップボックストランスファーだとファイル転送サービスと同じでその時点でのファイルを用意しておいてダウンロードしてもらうことになるので
せっかくの後から更新できるクラウドの良さが生かせないのでちょっともったいないなと思うんですね。
それならということで最近私が編み出したのがノーションをかますという方法です。
ノーションでドキュメントを作ってその公開リンクを相手には教えます。
ノーションで共有したページはパソコンで見てもスマホで見ても変なダークパターンもなく
ユーザー登録とかアプリのインストールを強く誘導してくることもなく開くのでわかりやすいんですね。
でそこにドロップボックスのファイルの共有のリンクを入れてドロップボックスでファイルをダウンロードする時の注意点を
画像付きでノーションのドキュメントで説明するとちょっとややこしいですけどその方法がいいんじゃないかと
苦肉の策でそういうやり方をしてみました。
ノーション上にファイルを置いてダウンロードするようにもできます。
その場合ドロップボックスのファイル共有とは違って修正したりした場合に差し替えないといけない手間は発生しますが
ノーションのドキュメント自体のリンクは変わらないので一応後からファイルをアップデートしようと思えばできるという環境になります。
ファイルを後から修正したりアップデートして差し替わる可能性が少ない場合は
普通にノーション上にファイルを置いた方が余計な説明をする必要がない分
こちら側にとってもダウンロードする側にとっても楽かなとは思います。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
キャストアシカガ〜♪。