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2023-04-10 11:16

モリサワ&写研が再タッグのニュース&記者解説を見た(第645回)

写研の書体をモリサワがフォント化することについて、取材&記者解説で掘り下げたニュース動画を発見。その感想と、写研&モリサワの再タッグまでの流れをDTP黎明期から知る者として話しました。

=== 目次 ===
モリサワ&写研再タッグのニュース&解説
モリサワと写研のヒストリー
写研の書体をモリサワがフォント化
100年じゃなく70年ぶりらしい
似たような別の話

■【フォント】絶滅危機の書体を救え!ライバル"モリサワ&写研"が再タッグ|社会部 西井紘輝記者 - YouTube
https://youtu.be/WF_pDzj63O4
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写研とモリサワの初体争い
足首ゲスト 社権の初体が森沢によりデジタル
のフォント化されるというニュース の動画をyoutubeで見ました
安倍真ニュースのアーカイブ版 でした
デザイン印刷dtpに関わってきた 人にはおおというニュースなんですが
このことについてここまで詳しく 紹介しているものをネットの記事
なども含めて初めて見ましたとても 興味深い内容でした
ニュースとしての紹介は意外と あっさり終わるんですがその後
記者解説テレビ朝日の社会部の 記者の西井さんという男性がテレビ
朝日のホンマアナウンサーという 女性とのやりとりで色々解説して
くれるんですねそこがかなりたっぷり 時間もあって初体フォントに興味
がない人にもわかりやすいように 知っている人にとっても楽しめる
ような内容でよかったですね色々 解説してくれた記者の男性の方
が初体好きなちょっとマニアっぽい 人だったんですねそこが面白かったん
ですがアナウンサーの女性の人 も昔自分でホームページを作って
いて色んなフリーフォントとか を探してホームページに使って
いたと言ってたのも印象に残りました 当時本文のテキストにはそんなに
色んなフォントは使えないので 画像にして使っていたみたいな
話もちゃんとしていて本当に自分 で作ってたんだなとわかるエピソード
でしたね なお動画のタイトルは本当とカッコ
好きで書いてあって最初に絶滅 危機の初体を救えライバル森沢
&社犬が再タックというものです でこれどういう話かを説明したい
と思いますその動画では説明されて いない部分も含めての紹介をしたい
と考えています まず社犬と森沢という2つの初体
を扱っている会社があるんですが その創業者の2人はもともとは一緒に
協力して日本で最初に写食機写真 食事機を作りましたでもその後
動画の中では方向性の違いと言って いましたが2人は田元を分かつん
ですねで社犬と森沢と別々な会社 で写食を扱うわけですがその後
デジタル時代の初体争い
印刷物の7割から8割は社犬の初体 が使われていたと言われている
ので社犬と森沢をライバル企業 と考えると第一ラウンドは社犬
の勝ちみたいなことになると思います しかしその後デジタルで印刷物
を作るdtpデスクトップパブリッシング の時代になって日本では日本語
のフォントでは森沢のフォント が事実上のスタンダードになりました
dtpの本当に始まりの頃は森沢の フォントしか日本語のフォント
は印刷できるクオリティーでは 使えなかったのでシェア100%ですね
私のイメージでは今でも印刷物 の7、8割くらいは森沢のフォント
じゃないかと思うんですが最近 日本語フォントも色々増えている
のでもうちょっとシェアは低い かもしれません1987年にadobeと森
沢が日本語postscriptフォントの共同 開発を始めたんですねそして翌
年の89年に日本語postscriptフォント が2所体民調系とゴシック系ですね
リューミンlklと中ゴシックbbbが appleのpostscriptプリンタのlaserwriter
ntxjに搭載されるんですねちなみ にこのpostscriptプリンタはプリンタ
側にもフォントを入れる必要があるん ですねその後いろんなpostscript
初体を森沢は作っていくんですが macにインストールしないといけない
しプリンタにもインストールしなきゃ いけないと当時は出力センター
というのがあって紙焼きとかフィルム に出力するにはそういうところ
で出力してもらわないといけなかったん ですが出力センターはお客さん
が持ってくるいろんなデータで 使われているフォントが入ってない
と出力できないので非常にお高い イメージセッターとかの出力機
にお高いフォントをたくさんインストール しないといけなかったんですね
当時はフォントのサブスクみたいな ものもなかったですしかなり森沢
儲かってたんじゃないかなと思います でデジタルにいち早く対応した
ことで森沢が第二ラウンドというか デジタルのフォントとしてはスタンダード
な存在になったんですね一方社権 は違う方向性を進んでデジタル
森沢の成功
かフォント化はしてこなかったん ですねところが2021年に森沢が
社権との協業を発表します社権 の所在をオープンタイプフォント
として共同開発すると発表したん ですね動画で記者の人が話して
いたことによるときっかけは2019 年に東京で所在関係のイベント
があったときに森沢が社権に社食 機の古い資料を貸してもらえないか
と相談したというのが始まりらしい ですそして2024年来年ですねに石
民町石ゴシックという2つの社権 の所在のオープンタイプフォント
をリリースする予定になっています 動画では開発している様子を画面
でいろいろ見ることができました でこの社権の所在がフォント化
されるデジタル化される2024年が 社食機発明から100周年となかなか
胸厚な展開になっていますで100 年ぶりのタッグとニュース動画
では見出しになってたんですが 森沢のホームページの歴史を見ている
と終戦後にまた社権の創業者の 石井さんと一緒に共同事業をやっている
のでその協業を辞めたのが1954年 となっているので70年ぶりのタッグ
ということですねただ70にしても ちょうどキリのいい数字になる
というのが面白いですね なお社権の石井民調石井ゴシック
は森沢のクラウド型のフォント サービス森沢フォンツのスタンダード
プランで提供される予定ということ ですこれは森沢としては森沢フォンツ
のサブスクのユーザーを増やす きっかけになるインパクトのある
フォントになると思います ちなみにdtpの黎明期の頃私は会社員
としてdtpに関わるハードウェア ソフトウェアを売る側の立場に
いたんですが展示会などでデザイナー の人にmacではdtpでは社権の書体
が使えないんですよと説明する とみんながっかりしていました
スクリーントーンの歴史とicのトーン
最後に似たような別な話をします スクリーントーンの話なんですが
アナログで漫画を書く人が網 店とか模様とかを印刷された糊
のついたシートを原稿に貼って カッターで切り取ってということ
をやるんですがこのトーンの今 トップのブランドはicというところ
ですで別なトーンのメーカーの jトーンというところが倒産した
ときにjトーンのトーンの権利を icが買って復刻させたということが
2020年にありましたなお最初にスクリーントーン と言ってその後トーンと呼んでいたん
ですがスクリーントーンという のはレトラセットの商標なんですね
ただ今はレトラセットという会社 はなくなってしまっていてスクリーントーン
という呼び方がトーンを指す一般 名称みたいになっているようです
確かnhkでもスクリーントーンと 言っていたような気がしますただ
この商標の話を知っていると全て のトーンをスクリーントーンと
呼ぶことがちょっと違和感があるん ですねちなみにicのトーンはicスクリーン
と呼びますicは今は会社名ではなくて ブランド名で取り扱っている会社
はg2と言いますg2はcopicでおなじみ の株式会社2の関連会社ですということで
今回は以上です足利浩二がお届け しました
11:16

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