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食べられるチョークがあるみたいですね。私もぜひ食べてみたいです。
アシカガキャスト
前回、オンラインホワイトボードのミロの話をしたときに、グラフィックツールのセオリー通りの操作ができるので快適だと話しました。
そういうセオリーがリテラシーみたいなものなのかなと思ったので、リテラシーについて今回は考えてみたいと思います。
まず、そのグラフィックツールのセオリー通りの操作に関してなんですが、
例えば、長方形を書くときにシフトキーを押しながらだと正方形になる、正方形が書ける。
書いた後、図形を移動させるときにシフトキーを押しながらだと水平方向、垂直方向にしか動かない。
最近はそれに45度というのも加わってるんで、水平垂直45度のケースも多いです。
四隅の角を引っ張ると長方形のまま変形していくんですが、
シフトキーを押しながら引っ張ると縦横比を維持したままで変形していく。
そういった操作方法、Adobeのツールなどグラフィックツールを使い慣れてる人だったら、
みんなが馴染んでるような操作がMiroにも見事に実装されていたんですね。
他にも矢印キーを一回押すと1ピクセルずつぐらい、最小単位ずつ移動する。
シフトと矢印キーを押すともうちょっと大きい幅で移動していくとか、
その図形をオプションキーを押しながら移動させると複製されるとか、
コピーされて一個新しくできるということですね。
キーボードのコマンドDのショートカットで複製が作れるというのもMiroにあって驚きました。
で、リテラシーの話なんですが、リテラシーは読み書き能力と日本語では言われています。
昔、寺子屋で江戸時代ですね、読み書きソロ版を習ったと教えていたと言いますが、
そういう読み書きソロ版みたいな、その先のステップとしていろんなことを学んでいく上でのベースとして持ってないといけない知識みたいなことですよね。
本来的にはリテラシーは文字が読める、識字率とかみたいなことらしいんですが、
デジタルリテラシーとかネットリテラシー、コンピュータリテラシーとかいう場合、
そういうのを扱う上でのベースとなる基礎となる知識みたいなことですよね。
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で、さっきのグラフィックツールのセオリーの使い方ですが、この操作の時にはシフトキーを押す、この操作の時にはオプションキーを押すとか、
暗記をするのは学校の勉強みたいで面白くないですし、
正方形を描くには〇〇キーを押しながらのこの空欄に入る言葉を答えよみたいなテストを受けるわけではないので、
ちょっとなんか違うなと、そこがリテラシーではないなと思ったんですね。
多分デジタルリテラシー、この場合グラフィックツールを使う上でのリテラシーは特定のハードとかOS、ツールに依存しないものであるべきなんだろうなと考えるに至りました。
なのでグラフィックツールのリテラシーとして覚えておくべきこと、教える立場から言えば教えるべきことはシフトキーを押すのかオプションキーを押すのかを覚えるのではなく
図形の描き方のバリエーション、変形の仕方、移動方法のバリエーションがあるよということを覚える。
そしてなんでそんなにバリエーションがあるのかというと、こういうケースの時にはこのやり方の方が便利だからということなんで、
どういうケースでどういう方法を取るか、そういう根本的な部分を覚えておくのがいいんじゃないかなと思いました。
そもそもマウスだけの操作だとできることに限りがあるので、キーボードと組み合わせることによって水平方向にしか動かないとか、
縦横比を維持したまま変形させるとか、そういう操作ができるように作られているんですが、タッチデバイスのiPadだとキーボードなしでそれを実現したいですよね。
なので左手の指で画面を押しながら右手でApple Pencilで操作すると違った操作ができるとか、
アドビフレスコのように画面上に常に丸いところがあって、そこを押すと違う操作に変わるとか、iPadの場合はまだいろんなツールが試行錯誤中なんですね。
なのでなおさら操作方法を暗記するというよりも、こういうことがこういう感じでできるはずだと知っておくことがリテラシーなんじゃないかなと思います。
今回は以上です。