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2022-12-14 11:17

VARのテクノロジーとVAR批判(第607回)

サッカーワールドカップ「三笘の1mm」で話題となったVARに使われているテクノロジーと、VAR批判に納得できるなと思った理由を話しました。

=== 目次 ===
三笘の1mmについて
VARはビデオ判定する審判員のこと
多数のカメラでの映像トラッキング
ボールに埋め込まれたセンサーチップ
VAR批判の声も納得できる
人間としての審判の役割
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00:00
足首ゲストサッカーワールドカップ で話題になったvarの話をします
サッカーに興味がない人でもこの ワールドカップ日本対スペイン
戦で話題になったミトマの1ミリ と呼ばれるプレーは知っている
人が多いと思いますミトマ選手 がゴールラインを白線を超えてる
ようなボールをスライディングして 折り返しをしてそれをゴール前
にいた田中青選手が蹴ってゴール が決まったんですね田中青選手
は元ハロプロのqとのメンバーだった 鈴木愛理と付き合っているという
情報を一応言っておきますでミトマ 選手の折り返しのキックなんですが
試合の時にvtrを見ても明らかに ボールは白線から出ているので
varでゴールが認められた時も半 心半疑で見ていました試合の後
でボールの接地面が白線から出て いても真上から見た時に少しでも
ボールがラインにかかっていれば インプレイだと知ってなるほど
なと思いましたそれまでサッカー を見ながらプレイ中にサイドライン
をボールが出てるかどうかの判定 がサッカーは甘いなぁと感じて
いた謎も解けましたボールの一部 でも線上に残っていればセーフ
なら目視で見てアウトってなかなか 審判も言いにくいですよねそして
このプレイで注目されたのがvar ですvarはビデオアシスタントレフリー
の略でピッチの外で映像を見ながら ビデオ判定を行う審判員のこと
だそうです機械とかシステムの ことじゃないんですね審判員の
ことを指していて主審の判断を 補助する立場としているのがvar
ということですvarでの検証方法 は2つあって手がボールに当たった
かみたいな映像から事実として 確認できることをvarの助言から
判断することが一つでもう一つ は意図的に悪質なプレイをした
のかみたいな主観的な判断が必要 な場合に主審もビデオを見て判断
するという方法ですねどちらにしても 最終的に判定するのは主審とvar
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はあくまでもアシストする立場 ということですそしてvarのテクノロジー
ですが今回のワールドカップでは 2種類のテクノロジーを併用している
らしいです一つはソニーグループ 参加のイギリスのhawk eye innovations
が提供するhawk eyeという映像トラッキング システムですカメラがいっぱい
設置されていてそのカメラがボール や選手を自動的に追跡するとで
それをコンピューターとかaiとか を使って処理してるんだと思います
これはボールが出ているかとか もそうですがoffsideの判定に威力
を発揮しています今大会で初めて 採用された反自動offsideテクノロジー
というものですこのhawk eyeはテニス でも使われていてテニス中継で
たまにボールがラインを出てる か入ってるかをcgで見せてくれる
のがありますがあれもhawk eyeの 技術を使っているらしいですちなみ
にテニスの場合はボールのin out はボールの接地面がラインにギリギリ
でもかかっていればokというもの ですそしてもう一つの今回使われている
varのテクノロジーがドイツのキネクソン 社のセンサーチップ技術ですボール
の中に加速度センサージャイロ センサーが搭載されたチップが
埋め込まれていて正確にボール の位置を測定できるようですゴール
ラインを出てるかどうかの判定 に関しては観客席の最前列の前
の外周にアンテナが張り巡らされて いてそれと連動して正確に計測
できるらしいですコンマ何ミリ の単位で測定できると開発している
キネクソン社の日本の代理店の人 か何人かが言っている記事を読み
ましたただ実際にミトマの1ミリ でフォークアイでのビデオ判定
とキネクソンのセンサー技術と 併用されたのかどっちが使われた
のかは定かではないようですいろん な記事を見た限りではビデオ判定
の方なんじゃないかなと私は思 っていますボールが線上に残って
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いたのは1.88ミリだと言われて いますがこれも本当かどうかは
よくわかりませんでこのミトマ の1ミリですがそういったテクノロジー
に救われたvarがなかった時代だったら アウトと判定された可能性が高い
ですしビデオ判定でもカメラの 数とか角度とか近年の進化した
テクノロジーのおかげでギリギリ 入っていると確信を持って判断
されたということだと思います で最初は最後まで諦めずにプレイ
を続けたことでこのゴールに繋が ったとミトマ選手と田中選手は
同じ小学校で一緒にプレイして きた窮地の中だというエピソード
もあって感動していたんですが 元イングランド代表という人の
var批判を読んで妙になっとくして しまいましたその人の例えが秀逸
で交通監査員がやってきてあなたの タイヤが0.00001mm1000を超えていた
ので80ポンドの罰金を貸しますという のと同じだというものです確かに
そうだよなと1mm入ってるからセーフ だと自慢げに騒ぐというのはちょっと
違うなと大人げないというかかっこ 悪いというかボールが完全に出て
ただろうとお怒りなのはよくわかり ますが最先端の機器で検証した
結果真上から見るとボールはほんの ちょっとだけラインに入っていた
のでその場合はinというルール ですのでゴールで1点というのを
認めていただくしかないですね くらい下手に出ないといけない
案件なのかなと私は思うようになりました ドイツがコスタリカに負けてスペイン
があの1点のせいでグループリーグ 敗退してたらもっとスペインは
大騒ぎして避難しただろうなと思う とドイツが勝ってよかったなと思います
交通違反の例えをしていた元イングランド 代表の人はこのミトマの1mmの時
のvarだけを批判してるんじゃなくて 他の試合でのvarの判定も批判した
上で導入当時はvarの擁護者だった けど今はvarが消えてしまうこと
を望んでいると発言しています サッカーの母国のイングランド
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の人が言ってるからこその説得力 もあるように感じましたとはいえ
テクノロジーの進化には逆らえない というかじゃあvarやめましょう
という風にはならないはずです より良いものに進化していこう
という流れは止まらないと思います これはaiとか全てのテクノロジー
においてそうだと私は思っています お絵かきaiなんかいらないんじゃ
と一部の人が反対運動を起こした としてもテクノロジーの進化を
止めてなかったことにはできない と思います
元プロ審判の人に話を聞いたという 朝日新聞の記事がなかなかよくて
それによると事実を元にする判断 はセンサーとかに任せようと割り
切った方がすっきりすると言って いました一方で人間としての審判
の役割は選手同士の対立を止め たり先回りしていざこざが起き
ないようにするとかテクノロジー ではできない問題解決をする試合
を円滑に進行させるmcのような イメージになるんじゃないかと
言っていましたこれはまさに同意 しますしテクノロジーに審判が
仕事を奪われるというよりもむしろ テクノロジーをうまく利用する
ことでより便利になると人間は 人間の得意なことをやると理想的な
進化の仕方だなと思いましたこれは 今後いろんな分野でaiとかテクノロジー
が台頭してきたときにどう人間 と作業分担していくかの話にも
通ずると思いました今回は以上 です
(字幕視聴ありがとうございました)
11:17

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