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2021-11-09 11:45

LINEでリンクを送るときの問題点(第482回)

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LINEでDropbox Paperの共有リンクを開くと「Paperをダウンロード」ボタンが一番目立っているけど、「×」を押せばそのまま見続けられます。そういった、スマホでアプリに誘導されるダークパターンの話です。

=== 目次 ===
LINEだと見る人がスマホ前提
ツイートをリンクで紹介するときの問題点
LINEにリンクをブラウザで開く設定があった
Dropbox Paperの共有リンクの問題点
DropboxのPDFの共有リンクの問題点
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アシカガキャスト。
ドロップボックスペーパーやノーションなどのドキュメントを共有リンクで人に見てもらう場合に、
そのサービスのユーザーじゃない人にどう見えるかというのは気を使いますし、確認するのは結構手間ですよね。
特にLINEでやり取りをしている場合、相手がスマホで見るのが前提になってくることと、
リンクをLINEのアプリ内ブラウザで開くところから、なかなか思い通りに見てもらえないことが多くて、
最近LINEでのやり取りが増えている中でストレスが溜まっている部分ですね。
私が今LINEでやり取りしている人たちが仕事でバリバリデジタルツールを使っているという感じではない人たちなので、
LINEで送られてきたリンクをパソコンで開くとか、そういうことがもうできないような人たちなんですね。
エアドロップを使ってMacに送るとか、リンクをコピーして何かしらの手段でパソコンに送るとか、そういう発想がない人たちで、
パソコンで見てほしいんだったらパソコンのメールの方にリンクを送ってねと、そういう発想になるようです。
まずLINEでツイッターのリンクを紹介する時の問題の話からしたいと思います。
ツイッターのこの投稿を見てねと、ツイートの直リンクをLINEで送った場合、そのリンクをタップして開くと、
LINEのアプリ内ブラウザで開くんですね。
アプリ内ブラウザ上ではツイッターにログインしてない状態なので、ログインボタンが出ちゃうんですね。
画面の上のところにログインボタンとアカウント作成ボタンが表示されます。
そして下の方にフローティングウィンドウっぽく、ツイッターの水色の背景に白文字でツイッターアプリをおすすめしますと書いてあって、
右下にアプリに切り替えというボタンがそこそこ目立つようにあります。
ここのアプリに切り替えボタンを押せば、そのツイートがツイッターアプリで開きます。
なのでツイッターアプリを使っている人なら、そのアプリに切り替えボタンを押すのが正解なんですが、
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LINEで送られてきたツイートのリンクを開いたときに、
あ、これLINEのアプリ内ブラウザで開いてるからこうなってるんだと。
理解できる人ってかなり少なくて、下の方まで見ずに上のログインのところでログインしなきゃとか思っちゃうでしょうね。
以前私がSNSのお手伝いをしているとある人に、
ツイッターのツイートへの直リンクをLINEで送って、
その投稿にリアクションするようにお願いしたことがあったんですが、
間違えて新しくアカウントを作ってしまって、そのアカウントでリアクションしたといった事件がありました。
そのアカウントを消す作業をお手伝いしたりとか、なかなか大変だったんですが、
要はLINEでツイッターのリンクを開いたときに一番目立つのが、
青字に白文字で入っている右上のアカウント作成というボタンなので、そこに誘導されちゃったんでしょうね。
これはLINEが悪いわけではなくて、ツイッター側の画面構成の問題ではあるんですが、
これ解決する方法が本当についさっきわかりました。
LINEにはLINE LABSという正式採用前の機能を試せるように設定できるところがあるんですね。
LABSはLABSで、ラボ、研究室、実験室という意味ですね。
そのLINE LABSにリンクをデフォルトのブラウザで開くという設定があって、
そこをオンにすれば、リンクをLINEのアプリ内ブラウザではなく、
Safariなどのブラウザで開くようになるんですね。
この設定をしてLINEでツイッターの記事へのリンクを開いたところ、
Safariで開くのではなく、ツイッターアプリで開きました。
iPhoneでの話ですが、デフォルトのブラウザをSafariにしてもChromeにしても、
ツイッターのツイートへの直リンクはツイッターのアプリで開きました。
次に、ドロップボックスペーパーのドキュメントの共有リンクをLINEで知らせる場合の問題点です。
共有リンクを開くと、画面の下の方にかなり大きなエリアを使って、
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このドキュメントはドロップボックスペーパーで作成されています。
編集やコメントを追加するにはアプリをご利用くださいと書いてあって、
ペーパーをダウンロードというボタンがドーンと出てるんですね。
これ、その説明のエリアがフローティングウィンドウみたいになっていて、
そこの右上の×印のところを押してその表示を消せば、
そのままスクロールして共有したドキュメントの内容を見ていくことができるんですね。
ただ、多くの人はそこにドーンとダウンロードというボタンが出ると、
これを見るにはもうこれダウンロードしなきゃいけないんだと思ってしまうみたいですね。
ドロップボックスペーパーの共有リンクをパソコンで開いた場合は、
ドロップボックスにログインしてない人でも普通にストレスなく内容を見られるので、
その感覚でLINEで気軽な感じにリンクを送っちゃったことがあるんですが、
スマホで開くとそんな感じでアプリのダウンロードが必要そうに見えるので、
後で聞いたらよくわかんないから見られなかったと言われたことがあります。
これはもうダークパターンだと言えるんじゃないでしょうか。
ダークパターンというのは、ユーザーを騙して購入させたり登録させたりと
仕向けたユーザーインターフェースのことです。
通販サイトで購入した時にニュースレターを購読するように巧みに仕組まれているとか、
それもダークパターンですね。
次へ、次へとボタンを押していくとニュースレターの購読がチェックが入った状態になっていて、
気づかないうちに購読させられてたとかありますよね。
無料トライアルの時点でクレジットカードの番号とかを入れさせておいて、
お試し期間が終わると即課金すると。
お試しの後の解約忘れを狙った、そういうやり方もダークパターンですね。
ドロップボックスペーパーの場合、
ドキュメントを共有された側はアプリをインストールしたり、
ドロップボックスにユーザー登録しなくてもドキュメントは見られるのに、
あえてワンクッション置いて、さらにアプリをインストールしないと
続きが見られないような感じのユーザーインターフェースになっているところが、
もうダークパターンですね。
Notionのウェブでの共有リンクの場合は、
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そういう宣伝的な表示は一切出ません。
そういう意味ではNotionのドキュメントを共有するのをお勧めしたいんですが、
Notionではスマホのブラウザで貼り付けた画像を拡大表示できないという問題があって、
ドロップボックスペーパーの方を採用するというケースが私の場合あります。
そしてもっとひどいダークパターンだなと私が思ったのが、
ドロップボックスのpdfファイルの共有リンクをスマホで開いた場合です。
パソコンのブラウザだとその同じ共有リンクですぐpdfファイルが開いて、
中を見られるんですが、スマホで開いた場合にはpdfの内容が表示されません。
pdfと書かれた書類アイコンが表示されて、下にアプリを取得というボタンがバーンと、
ドロップボックスの青い色に白文字で入ってます。
実はその下に同じ大きさのボタンで、グレーのボタンで、またはウェブ版の利用を継続というボタンがあって、
そのボタンを押すとそのままブラウザ上でpdfファイルの中身が見られます。
ただこれはさすがにアプリを入れないとpdfファイル中身見られないんだと思いますね。
多分日本人の平均的な人のデジタルリテラシーは低い、他の国に比べて低いように感じますよね。
クラウドサービスが今一つ一般の人に広まらないのも、こういうダークパターンを理解した上で避けられるようなリテラシーが不足しているからかもしれないなと思いました。
デジタルで何かわからないことがあったときに検索して調べてバータリ的にこういうふうに設定したらいいとか、
言われた通りにやって解決していくだけではなく、本質的な部分、概念的な部分をちゃんと理解することが大事だなと思います。
今回は以上です。
11:45

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