Canvaがイベントで発表した新機能について話しました。ドキュメント作成、オンラインホワイトボード、Webサイト公開機能など気になる機能ばかりです。
=== 目次 ===
Canvaがイベントで新機能を発表
オンラインで共有できるドキュメント作成
無限キャンバスのオンラインホワイトボード
Webサイト公開機能はリアルタイム解析も
そのほかも新機能がいろいろ
印刷オーダーの対応製品を拡大
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アシカガキャスト。
ノンデザイナー向けグラフィックツールのCanvaの進化がすごいです。
Canvaは、デザイナーじゃない人でも、テンプレートをもとに簡単にグラフィックが作れるというオンラインのツールです。
ウェブブラウザ上から使うことができます。
スマホ、タブレットのアプリもあります。
先日、シドニーでCanva Create 2022というイベントが開催されました。
そこでCanvaビジュアルワークスイートとして新機能が紹介されたんですが、そのラインナップがなかなかすごいです。
ちなみにオーストラリアの会社なんですね、Canvaは。
このイベントの雰囲気もリラックスしたユーモアたっぷりの内容で、とても好感が持てました。
女性の人がどんどん出てきて堂々と喋っているのもいいなと思いました。
で、新機能ですがCanva Docsというドキュメント作成の機能が付きました。
これはNotionとかDropbox Paper、Googleドキュメントなどと競合する機能ですね。
まずはベータ版として使えるようになるらしいんですが、オンライン上に文章を作成して、画像とか表とかグラフとかを貼り付けて、他の人と共有することができます。
リアルタイムで複数人でドキュメントを共同編集することもできます。
その時はFigmaとかMiroみたいにカーソルの色が違っていて、それぞれのカーソルにその人の名前が表示されるんですね。
今流行りのパターンですね。
スラッシュコマンドを使えてスラッシュを入力するとメニューが出てきて、使いたい機能の頭何文字かを入れると絞り込まれて選びやすくなると。
NotionとかSlackとかで使える最近流行りのスラッシュコマンドが使えます。
やっぱりNotionを意識してるんだと思います。
そして次にMiroに対抗したホワイトボードの機能も付きました。
このオンラインホワイトボードの分野は本当に競合が増えましたね。
ホワイトボードの画面のサイズに制限がない無限キャンバスになっています。
ホワイトボードの機能はもう使えるようになっているのでちょっと試したんですが、
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共同作業をするにはみんながキャンバのアカウントを持ってないといけません。
これはまあしょうがないですね。
ホワイトボード機能は無料プランでも特に制限なく使えるみたいです。
閲覧用リンクというのを作ることができて、これはキャンバのアカウントがなくてもログインしてなくても見ることができます。
ただ私が試してみた限りリアルタイムで変更内容は反映されないようでした。
ホワイトボード用の別な描画ツールが用意されているというわけではなく、キャンバの普段のツールを使って
無限キャンバスでリアルタイムで複数人が編集できるミロっぽいことができるというイメージですね。
ミロっぽくカーソルが色分けされて、その人の名前がカーソルのところに表示されます。
そしてこれもまたすごいのが、ウェブサイトを作って公開する機能もつきました。
これももう使うことができますし、無料プランでも使えます。
ジンドゥとかウィックスとかそういう濃厚度のウェブサイトビルダーと競合する機能ですね。
無料プランでもあらかじめ用意されているドメインを使ってウェブページを公開するところまでできますし、
検索エンジンに拾わせるか拾わせないかも設定できますし、
ウェブページの閲覧にパスワードをかけることもできます。
パスワードは自分で設定するのではなく、6桁の数字で自動生成されました。
あと解析機能も売りらしく、イベントのデモではこのサイトに今アクセスしてくださいと言って、
会場の人やオンラインで見ている人にアクセスしてもらって、
リアルタイムでどこの国から何人アクセスしているかをグラフで表示していました。
グラフがリアルタイムにバーっと伸びていって、そういう見せ方もよくできているなと思いました。
このドキュメント作成、オンラインホワイトボード、ウェブサイト作成機能が私の中ではインパクトがありました。
競合するツールがたくさんある分野ですが、キャンバの中でまとめてできるというところは大きいと思います。
この3つの機能は無料プランでもかなり使えるみたいですが、
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有料プランにすると使えるテンプレートも増えるし、画像などの素材も使えるものが増えるので、
今回の機能強化をきっかけに有料プランに入るという人も多いんじゃないかと思います。
有料プランだとウェブサイト公開の時に独自ドメインを使えるというのもあります。
あと有料プランだけで使える新機能として、動画の背景を消す機能が紹介されていました。
人物が動いているシーンで、人物以外の背景の部分を消してしまって、単色で塗りつぶしているというデモがありました。
TikTok動画の多くはCanvaで作られていると言っていて、動画編集の画面を見たんですが、なかなか動画編集機能も良さそうだなと思いました。
他に新機能としては、プレゼンテーションの時にスマホを使ってプレゼン資料を操作できるようになったというのと、
Canva PrintというCanvaのデータから印刷物を作る機能に対応している製品が増えたというのが紹介されました。
印刷機能は日本でも使えて、名刺やチラシなどはもちろんトートバッグやノート、マグカップなどが作れるそうです。送料無料らしいです。
プリントパックなどのネットプリントの業者に頼むときには、基本的にはアドビのツールで入稿することが必要ですし、ある程度印刷に関する知識がないと難しいと思います。
Canvaで作ってそういう業者に頼むというのは、ある程度知識がある人じゃないと難しいと思うので、Canvaから直接印刷を注文できるというのはすごくいいですね。
ただとはいえ、ある程度知識がないと失敗する可能性があるよねと思ったんですが、その辺はちゃんとCanvaも考えているようです。
印刷する前のプルーフ機能、構成機能、確認する機能ですね。があって、画像の解像度がちゃんと足りているかとか、ここのエリアよりも内側に文字とか入れないと、印刷の裁断の時の誤差とかがあるので危険だよというようなことをチェックして指摘してくれるようになります。
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そもそもCanva上ではすべてRGBで扱っていると思うので、黒がちゃんとK100になっているのかとか、K100、ブラック100%じゃない文字だったら、印刷した時にインクの掛け合わせになってしまうので、くっきりした文字にならないんじゃないかとか、
DTP的なことがわかっている人には気になるところが多いですが、そういうところを気にせずにとにかく印刷物を作れるルートを用意しているというのは良いことだと思います。
あと、そのCanvaのイベントではCanvaで使えるアプリが色々ありますよというところで、AIで画像生成するTextToImageというアプリの紹介もしていました。
Canva上でこのアプリを使うと、ステーブルディフュージョンを利用してテキストからAIで画像を生成することができるんですね。
ということでCanvaの進化がすごいという話でした。今回は以上です。
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