以前Adobe Animateを使っていたときのわたし流の主線なしイラストの描き方がiPadでは使えなくなったんですが、ア・メリカさん流の描き方が目から鱗だったという話です。
=== 目次 ===
主線なしイラストとは
主線ありイラストの場合の描き方
以前の主線なしイラストの描き方ができない
ア・メリカさん流の主線なしイラストの描き方
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アシカガキャスト。
イラストには、主線ありのイラストと、なしのイラストがあります。
主線というのは、輪郭線のことですね。
モノクロの漫画は、必ず主線があって、線で絵ができているわけですが、
カラーになった時に、色があればモノの形はわかるので、輪郭の線を、主線をなくしてしまうという選択肢があります。
多くの人がピンとくるだろうなと思うのは、イラスト屋のイラストですね。
あれは、主線がなくて、塗りだけで表現されていて、かわいい感じ、ポップな軽い感じで、
いろんなシーンに合わせやすい効果も、主線がないことで出ているんじゃないかなと思います。
あと、拡大したり縮小したりして、イラストのサイズを変えるときに、主線がある場合、線の太さが変わって、見た目の印象が変わってしまうことがあります。
イラスト屋のイラストは、イラスト素材なので、いろんなサイズで使われることがあると思うんですが、
主線がないので、サイズの変更に強いという面もあるんじゃないかなと思います。
あと、ハローキティがそれまで黒くて太い主線があったのを、今のデザイナーの山口優子さんが、主線をなくして柔らかい感じにして、再ブレイクした、ヒットしたというのは結構有名な話ですね。
ここまでオモセンオモセンと言ってきたんですが、このポッドキャストの今回のタイトルを目で見てない人にはピンときてないかもしれないんですが、主人公の主に線でオモセンと読みます。主線と読む人もいます。
漫画業界ではオモセンと読む人が多いようで、私も主線じゃなくてオモセンの方に馴染みがあるのでオモセンと読んでいます。
カラーのイラストを書くときの話ですが、オモセンありの場合は下書きの後、オモセンを線で書いていって、オモセンで閉じた空間を塗りつぶしツールで塗って色を塗るというやり方で私は書くことが多いです。
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人によってはオモセンで完全に閉じた空間を作らないで、例えば顔の輪郭も一本の繋がった線じゃなくて途中隙間が空いてるようにわざと書く人もいるので、その場合単純に塗りつぶしツールで塗ることはできないので、塗りつぶしツールを使わずに塗っていく人も多いと思います。
まあともかくオモセンありのイラストの場合はまずオモセンを書くというステップがあるんですが、オモセンなしの場合は書き方がだいぶ変わってくるんですね。
で、私が以前パソコンでペンタブレットでアドビアニメートというアプリで絵を書いていたときのオモセンなしイラストの書き方があったんですが、そのやり方がiPadに移行してからできなくなったんですね。
でも最近iPadでのオモセンなしイラストの書き方をこれでいけそうというやり方がわかりましたというのが今回この話をしているきっかけとなっています。
最後結論を聞くとなんだというすごく単純な話で、なおかつiPadも実はあんまり関係ない話ではあります。
パソコンでペンタブレットでアドビアニメートでオモセンなしのイラストを書いてたときのやり方を説明します。
下書きのあと一番細い線でオモセンとなるような線を全部書いてしまって塗りつぶしツールで塗りつぶした後に線を全部消していました。
アドビアニメートでは同じ太さ同じ色の線は繋がっている線を全部一遍に選択できたんですね。ダブルクリックで。
なので色を塗った後全部の線が繋がるようにグニャグニャグニャグニャっと線を引いてダブルクリックして一気に全ての線を選択して消すというやり方をやっていました。
影とかハイライトをつけたいときも一回線で囲んで色を塗った後線を消すというやり方が便利でした。
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色が塗られている領域に線を引いてその塗りを分断するような感じに線を引いてちょっと濃い別の色で塗りつぶして影をつけるその後線を消すというやり方が便利でした。
このやり方はiPadのProcreateでもAdobeフレスコでもできないんですね。
Procreateもフレスコも塗りと線の区別がないんですね。
フレスコでは繋がっている同じ色の部分を簡単に選択して消すことができます。
なので輪郭線を書いて塗りつぶして後で輪郭線の部分を消すということはできるんですけども、その消した線の幅分空白ができてしまいます。
例えばブラシツールで輪郭線を書いて目を書いて鼻を書いて口を書いてそれぞれの閉じた領域に色をつけていったとして最後に輪郭線を一個一個選んで消していった場合に
例えば肌の色と口を赤く塗ったとしてその間にもともと輪郭線があった幅分空白ができちゃう。キャンバスが白だったら白く抜けちゃうということになってしまいます。
じゃあ輪郭線書かずに最初から塗りつぶしていけばいいじゃないかということで実際そういうやり方をしたりしてたんですが線じゃなくて塗りで書いていくと下書きが見えなくなってしまう。
最初に全部肌の色で塗ってしまったら下書きの目とか鼻とか口が見えなくなってしまう。これはどうしたもんだと思っていました。
そして先日人に教えるために ipad でのイラストの書き方をいろいろ研究していて以前購入したおもせなしイラストの書き方という本を思い出しました。
アメリカさんという人が書いている本であ中黒メリカなんでアメリカさんなのかもしれないんですが2019年の3月に発売されてすぐこの本買ったんですがパラパラパラッと目を通したんですがこの本の通りにやってみるということはしてなかったんですね。
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で今回この本の通りにやってみたんですが下書きを黒い線で書いて一番上のレイヤーに置いてちょっと透明度をつけてレイヤー効果を定山にするというのがまず目から鱗でした。
下書きを一番上のレイヤーにするという発想がなんで出てこなかったんでしょうね。そしてあとは色ごとに細かくレイヤーに分けて塗っていくというやり方が説明されていました。
私はあんまりレイヤーを分けない派だったんですが面倒くさがらずに色ごとにレイヤーに分けた方がやっぱり便利ですね。
色ごとにレイヤーを分けておくことでレイヤーマスクを使って影とかハイライトとかを書き込んでいけばその塗られている範囲からはみ出すことがないのでマスクの機能をうまく使えばいいということがわかりました。
このアメリカさんの本ではフォトショップを使っての書き方を説明しているんですがツールはそれほど関係なくてプロクリエイトでもフレスコでも参考にできる内容になっていると思います。
プロクリエイトでもフレスコでもマスクの機能はあります。またこの本を買うとアメリカさん特製のブラシをダウンロードできます。フォトショップ用のブラシなんですがプロクリエイトでもフレスコでも使うことができます。
このブラシがすごく優れものでアメリカさんのようなタッチのイラストに本当になるんですね。アナログ感のあるザラザラした可愛い感じになるので単純に塗りつぶした上にこのブラシでささっと影とかを入れるといい感じの質感ができると思います。
ということでおもせんなしイラストの話でした。
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