1. 新米広報のための『しつもんばこ』
  2. SNS広報について考える
2025-06-02 17:51

SNS広報について考える

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今回は「SNS広報」について。日夜炎上しているのを見かけるSNS。広報がディフェンスを重視するとなかなか広報活動に活かせないという方もいるのでは?

登場人物武田さん(yukiTa Inc. 代表取締役CEO)
⁠⁠⁠⁠⁠https://www.facebook.com/snow666tkd⁠

津田(朝日デジタルラボ 広報、bouncy編集長)
⁠⁠⁠⁠https://moov.ooo/bouncy/author/5eb931758f32de7e4f3360f8

サマリー

このエピソードでは、新米広報の津田さんがSNSを利用した広報活動の重要性や、それに伴うリスクや課題について武田さんと対話しています。特に、SNSの活用方法がプロの広報担当者とデジタルネイティブの間で二極化している現状が探求され、効果的な運用術について深掘りしています。SNS広報の運営においては、個人の能力やチームの役割分担が重要であることが強調されています。また、即時判断ができるメンバーと冷静にチェックできるメンバーの組み合わせが必要で、SNSの効果を最大化するための新しい手法について議論が行われています。

SNSの重要性とリスク
スピーカー 2
新米広報のための質問箱。こんにちは、朝日デジタルラボの新米広報津田です。
スピーカー 1
こんにちは、広報の武田です。
スピーカー 2
このポッドキャストでは、ひょんなことから広報を兼務することになった津田が、広報の先輩である武田さんに、広報って何なの?と、そのいろはを伺っていく、そんな内容でお届けしております。
今回はですね、SNS広報って言うんですかね。
いわゆる広報さんというとプレスリリースとか、そっちのイメージを持たれる方も多いかなと思うんですが、今の時代、SNSをうまく活用して広報活動につなげていくっていうのは当然というか、当たり前にやっていいスキルかなと思うんですが、
そういった時に、どんなことに注意すべきかとか、そのあたりにお話しいただけたらなと思っております。
スピーカー 1
そもそも私、最近ずっと気になっていることがあって、SNSを当然活用しないといけないと思うんですよ、広報的には。
なんだけど、SNSちょっと苦手というか、活用するのリスクが多すぎますよね、派と。
いや、SNSだけでよくないですか、派っていうのがあるような気が、最近していまして。
スピーカー 2
広報さんの中で、SNSを中心にやろうぜって人と、いやいやいや、SNSはっていう。
スピーカー 1
難しいよね、みたいなね。
スピーカー 2
二極化してるんですね。
スピーカー 1
かなって話してて思うんですけど、もっと具体的に言うと、昔ながらプロ広報の方たちは、SNSを使った方がいいことはわかっているんだけど、
スピーカー 2
でもそのリスクもありますよね、みたいな。リスクにちょっと頭が行ってしまうみたいなね。
炎上とかにも繋がりやすいし、とかもありますよね。
スピーカー 1
マイナス面がやっぱりすごく大きいことによる、なんかその注意しなければ、みたいな感じに思ってて。
逆にその20代とかのね、デジタルネイティブの方たちは、
え、全てSNSでよくないですか、みたいな。
メールとか要らないっすよね、みたいな感じの傾向があって、
例えばプレスリリースの作法とか、メディアリレーションがとかっていうと、そういう勉強、そういうの古いんで要らないっす、みたいな。
そして記者会見とかで炎上するみたいなね。
スピーカー 2
昔からのやり方を会見とかでやらなきゃいけないってなった時に、
文化の衝突と言いますか。
スピーカー 1
そういうのがあって、どうしていいとこ取りできないんだろうかみたいのを、
すごくちょっと最近、個人的には気になっていまして。
スピーカー 2
それは、昔からやっているプロ広報の人たちは、
SNSに怖さを持っているのはなぜなんですか?
スピーカー 1
いっぱいいろんなところで炎上しているのを目にしていて、
広報にとって炎上リスクってとても大きなリスクなので、
ディフェンス的に考えるとね。
スピーカー 2
どこで燃えるかわかりにくいっていうのはあるか?
スピーカー 1
プレスリリースとか記者会見とかって、
それこそ、SNSじゃなくても、
広報さんって、例えば社長が取材に入りましたとか、
何か発表会がありますって言った時に、
コンプライアンスは大丈夫なのかとか、
社長が暴言を吐かないだろうかとか、
ちゃんとこうメディアに沿った話ができるだろうかみたいなことを、
いっぱい気にして準備して挑むわけですよ。
スピーカー 2
SNS、それがハンドリングしづらいと思うので、
文化の衝突と調整
スピーカー 1
ちょっと恐怖ですよねっていう。
スピーカー 2
社長さんとか有名になればなるほど、
SNS上で、また第三者のよくわからない人が突っかかっていくっていうパターンもあるんですよね。
スピーカー 1
どこぞの大統領みたいな感じになりがちなので、
ついついSNSは、リリースの抜粋の文章だけみたいな、
ネイティブからしたら全く面白くないように、
原稿を作ってチェックしてるみたいな感じになりがちなのと、
逆に極端に、メールとか見ないし電話とかしないですみたいなネイティブの方たちは、
ソーシャルしか見てないですよねみたいな感じで進むと、
別にそれはそれですごいスキルだと思うんですが、
そもそも広報って誰を相手に何をするんだっけみたいなところを、
はしょりがちというか。
特に大きい企業に入って新人からやってれば、
スピーカー 2
当然プロ広報の方たちがいらっしゃるので、
圧力も見ながらもうまくミックスされるんでしょうけど、
スピーカー 1
最近の傾向だとスタートアップとか学生企業とかに入ってしまうと、
スピーカー 2
そこにいる会社の人全員が同年代だったりすると、
誰も重要だということを教えてくれる人がいないので、
それが客なりメディアなりも同世代で同じノリが通じるとかで、
全部成立するんだったら、それはその方法ってことよね。
スピーカー 1
どっちもどっちじゃないですか。
特に私は多分前者なので、
SNSをうまく運用するのは本当に大変と思っているから、
スピーカー 2
ぜひとも教えていただきたいですっていう感じなわけですよ。
スピーカー 1
うまくやればいいのに、なぜか両極になりがちだなっていうのはすごく思っていて。
スピーカー 2
メディアを見てみると、
例えばジャーナリストの人たちとかっていうのは、
スピーカー 1
ほぼほぼSNSにいますみたいになっている人たちもいるじゃないですか。
メディアの人たちは発信することが仕事だから、
私、コウホーさんとかよりは親和性が高いのかもしれないですよね。
スピーカー 2
ある程度、ベテランの人とかでも普通に使ってますよね。
スピーカー 1
それこそ、よくライターさんとかに、たまにグッズとかで見ると、
SNSで商品のことをつぶやいたら、
そういう表現はしないでくださいって、
スピーカー 2
コウホーから削除を命令されましたみたいなやつね。
見られてるんだっていうのが急に。
スピーカー 1
別にSNSで発信するのは自由だろうと思うけど、
なんで添削されてるんだみたいな。
だから、プロコウホーの人たちからすると、
SNSも添削対象なんですよね。
スピーカー 2
そうだよね。
自社に対する影響とか考えたら、気にしなきゃいけないだろうし。
スピーカー 1
だから、添削対象であることを理解した上で、
SNSネイティブの人たちが運用すると、
とってもいいと思うんですけど、
あと、SNSでいいと思っていると、
SNS以外のPR手法を試さないみたいなことも発生しがちなんですよね。
だから、他のスキルが伸びないみたいな。
両方うまいことをやればいいのになは、すごく思ってますね。
スピーカー 2
両方うまいことをやってる人たちもいるってこと?
スピーカー 1
もちろんいるよね。
スピーカー 2
そうなれるように、私も努力するけど。
武田さんとかがプロコウホーとして会見とかもやる方だとするのであれば、
SNS広報もやらなきゃいけないなとは思いつつも、
会見とか、いわゆる従来通りのリリースをやるという方法で、
仕事としては回ってる部分もあるってことだよね?
回ってるけど、例えば、ステークホルダーがどこかによって重要度が違うと思うんですけど、
スピーカー 1
B2Cで、しかも年齢層が低い人たちをターゲットにしている会社だったら、
絶対そこをSNS無視しちゃダメなわけで、
そうすると、プロコウホーの人たちはちょっとピンチなわけですよ。
SNS運用の課題
スピーカー 2
そういう場合って、もう外部にお願いみたいになるんですか?
スピーカー 1
外部にお願いするところも増えてるだろうし、
スピーカー 2
プロSNS広報みたいな人がいる?
スピーカー 1
いるし、インフルエンサーマーケティング専門でやってる人たちとかもいるし、
そういう人たちに頼んだりとかもするし、勉強してる人もいるよね。
私は、つい最近、SNSマーケッターみたいな方のご指導を受けながらSNS運用をしたことがあって、
スピーカー 2
死ぬほど大変なんですけどって思ったところだったんです。
言える範囲で、それは?
スピーカー 1
言える範囲で、ちょっと期間が決まっている商品プロモートを勢いよくやらなきゃいけなくて、
SNSはオンライン上のプロモートだったから、必須だったので、
SNSにとても明るい方の指導を受けながらやったんですけど、
それですごく私が思ったのが、
まずは、よく企業が大きい会社とかね、
あなた明日からSNS担当よろしくみたいな、
SNS広報に任命される人みたいにいるじゃないですか。
スピーカー 2
メーカーさんとかでも、
スピーカー 1
君明日からSNS担当、あれ辞めた方がいいと思いますって思ってて、
なぜかというと、SNSをちゃんと運用しようとすると、
スピーカー 2
死ぬほど大変なんですよ。
スピーカー 1
まず、時間の拘束がすごいので、
担当者の負荷とか、適正みたいなものを見極めた方がいいと思います。
例えば、1日中、YouTubeとかTikTokとかXとかをチェックしているようなデジタルネイティブの人たちだったら、
もしかして負担が軽いかもしれないけど、
そうじゃない人にとって、1日中チェックしなければいけないということを課す時点で、
結構つらいじゃないですか。
スピーカー 2
他の仕事もしていたりとか、他の作業もあるとかなってくると、
どこにアジャストしてそれをやっていくかっていうのはあるよね。
スピーカー 1
あと、炎上しているのをどう抑えるのかとか、むしろ煽るのかとかもそうだし、
結構つらいと思うんですよね。
SNS運営の課題
スピーカー 1
なので、1人に担当させちゃダメなんじゃないか。
よく、ペルソナがあるから1人でやった方がいいって言うけど、
確かにその通りだと思うんだけど、ちょっとつらいと思うんだよねっていうのがまず1つ。
あと、どうせやるならやりきった方がいいから、
中途半端に原稿を作ってちょいちょいってあげるだけでは、
自分もそうだったんだけど、効果が出し切れないじゃないですか。
例えば、どこにピン止めするかとか、スレッドにするのか、新規であげるのかとか、
画像を何に入れるのかとか、時間いつにするのかとか、
いっぱいSNSのお作法があって、それを使い分けていくと、なかなか大変なわけですよ。
スピーカー 2
確かに。
僕がやってるバウンシーっていうメディアも、SNSに強みがあるメディアと言われてるんですけど、
日々の配信の時間とかは、データを見ながらのタイミングでどういうのを出すとかっていうのをやりつつ、
視聴者の人から反応があった時にどういう返しをするかとか、
どういう盛り上げるような返答をするかとかってやっぱりあって、
そこは向き不向きがあるんだなっていうのはすごい思う。
若いやつらに任せて一回やろうとしたら、
どう返事したらいいかわかんなくて止まっちゃってるみたいになって、
そこの分は僕とかのほうがやれるんですよ。
瞬発力でノリで返すとか、
言っちゃいけないこととか、差別的な感じにならないようにとかの判断があったりするんで、
担当してもらった人が、
なんとなくいいねしたものが好情流俗に反するようなものが、
いいねした対象がそうだったりとかっていうこともあって。
スピーカー 1
寝かして沈めるみたいな方法もあるし。
だからといって例えばSNSすごい慣れてる得意な人とかに任せると、
トランドマナーというか、ガイドラインがめちゃめちゃになる。
個人の意見で返事しちゃったりとかね。
よく世の中にある炎上するパターンはみんなそっちだと思うんですけど、
でもそういう個人が見えるような発信をしないと、
ソーシャル上にいる人たちは喜ばないというか。
スピーカー 2
人感がないとスキアとかシャープのSNSが上手くやってるとかよく言うもんね。
スピーカー 1
イテラシーが高く能力も高く、
常識がありつつSNSに長けている話題豊富な人がやるみたいな、
なんだろうその高いスキルみたいな感じになってくると思うので、
でもそうはいかないと思うから、
チームでやってめっちゃ得意なネイティブと、
トンマヌのチェックができる人とかが両方いるようなチームで、
例えばスラックみたいなもので、
今これ来てますけどどうします?スルーします?
誰かあげておいてとか、
あげるならこれOKですかね?どう思います?みたいな、
やり取りをしながら運営する。
あと例えば、ごめんちょっと子供の面倒を見なきゃいけないから今から、
夜までチェックできないから誰かやってとか。
そういうチーム体制で負荷を減らして運営するのはいいんじゃないかなってちょっと思う。
スピーカー 2
そうだよね。ガッツリ人に任せて、
その人が得意でサクサクやるんだったらいいけど、
そうじゃないときの負荷半端ないもんね。
スピーカー 1
負荷もそうし、さっき言ってた得意だからって言って、
本当にその返信は会社の方針として大丈夫とか。
そうだよね。あるもんね。
だからチームで動く。
例えば、広報部門全員で同じアカウントでやるみたいなのが本当はいいと思うんですよね。
いいっていうか楽?
スピーカー 2
一人でやったほうがいいんだろうけど、チームのほうが。
一人でガンガンやれちゃう人は、
そのトーンで行くっていうのもそれが会社の方針と合ってるんであれば、
スピーカー 1
いけるよね。
名物の中の人はみんなきっとそういう人だと思うんですけど、
でもその人もね、ずっとやってるわけじゃないですか。
辛くないですかね。
スピーカー 2
精神的には削っていくよね。
スピーカー 1
そうですよね。っていうのはすごく思いました。
スピーカー 2
チームでやる場合は、SNSに長けた人と、
ちょっと冷静なタイプと。
スピーカー 1
あと即時判断ができる権限と知識のある人間が一緒に入ってやるっていう。
スピーカー 2
チェックがボトルネックになってたらSNSは面白くないもんね。
今出さなきゃダメでしょの時に動けないとは絶対あるもんね。
スピーカー 1
そもそもチャットツールを社内運用できない会社はSNSやらないほうがいいと思うからね。
スピーカー 2
スラックとかそういうのですか?
成功するSNS広報のために
スピーカー 1
チャットでキッチリ返信できないけど見てるよってアイコン打ったりとかよくやりますよね。
OKとかあとで返すとかね。
そういう即時返信の文化がない会社はSNSやらないほうがいいんじゃないっていう。
スピーカー 2
確かにね。
全てがタイミングを維持する感じになるよね。
スピーカー 1
そういう会社は何月何日の何時に出しますとかをカチッと決めてやっていくしかないよね。
スピーカー 2
頑張りにくいよね。
それにSNSやるってなったらちゃんとある期間継続的にやっていかないと意味がないというか部分があるから大変だよね。
たっきやってた時に私向いてないんだなってすごく思いましたからね。
スピーカー 1
大変でしかないんですがっていう。
歴戦の武田さんでも大変だなと。
ソーシャルマーケティングやる人たちすごいなって思いました。
スピーカー 2
プロでやってそれで盛り上げていく人っていうのは今一握りのスキルみたいな感じになってますよね。
スピーカー 1
とても勉強になりました。
色々怒られて。
スピーカー 2
SNSに詳しい人に行こうってことですね。
分かりました。
どうもありがとうございます。
アサヒデジタルラボのミッションは、コンテンツで明日のワクワクを作るです。
スピーカー 2
バウンシーやムーブ、最近だとニュートンハブというのをやってますが、メディア事業のチケ案をもとにですね。
自宅制作やウェビナー、企業研修など色々やっております。
お仕事のご相談をお気軽にいただけたらなと思います。
またですね、採用関連についてはデジラボのオンテトリーがありますので、
ぜひそちらいいねしていただけるといいのかなと思います。
スピーカー 1
武田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
17:51

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