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おはようございます、あさひです。
このチャンネルでは、ADHD当事者で鬱病診断を受けている僕が、
営業職としてどのように働いているか、平日毎朝7時から発信しています。
今日は、僕が鬱症状に陥ったプロセスを説明していこうと思います。
特に、ADHDとかASDとか発達障害をお持ちの方、このパターンになる可能性、
多いか少ないか分からないですけど、可能性としては秘めているので、
気を付けてほしいなと思います。
基本的には、コミュニケーションによる食い違いです。
特に会社では、会社組織では、上司から部下へ指示が出されて、
仕事が遂行されるというものになっていますが、
指示の仕方、受け取り方でディスコミュニケーションが起こると、
鬱の発端となります。
例えば、上司から部下に、簡単でいいから資料を作っておいて、
と指示が出たとします。
部下が分かりましたと受け止めて、資料を作り始めます。
このたった一つの指示の中でも、何も考えずに仕事を始めると、
相性が合わない上司と部下であった場合、
ここから問題が発生して、部下が鬱になりかねないです。
実際は、僕はこうやって鬱になりました。
何でなるかというと、
簡単でいいから作っておいて、という指示が非常に抽象度が高いです。
上司がイメージする簡単と、部下が受け取ったイメージする簡単では、
多分次元が違うであろうと思います。
長年一緒に仕事をしている間柄であれば、
簡単の度合いが分かるかもしれません。
ただ、新人であったり、入社したばかりであったり、
転勤してきた上司とか、そういうケースの場合、
簡単の度合いがずれることが多いと思います。
そうなると、簡単でいいから作っておいてと言われて、
簡単でいいんだと思って作ったら、
これじゃ全然分かんないじゃないかと。
内容が意味不明であると。
そういうふうな感じになって、作り直しを指示されたりすると思うんですが、
こういうのが頻繁に起こってくると思います。
これが年1回とか年2回とか、それぐらいであれば、
まあまあで済むと思うんですけど、
多分発達障害の度合いが強くなってくると、
相手の認識とこっちの認識でズレがかなり出てくると思うんで、
そうなるとこういうケースがかなり多くなると思いますね。
そうすると、いつもお前は俺の話聞いてるのかと。
このレベルじゃないんだと。
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もっとこういうふうに作ってほしいと。
いやもう一回やり直したと。
上司は自分の意図が伝わらないことにイライラするし、
部下は簡単でいいと思ったからやってるのに、
全然簡単じゃないじゃんそれだと。
そこまで言ってくれないと分かんないよというふうになってきますね。
これで徐々に徐々に何が正解かが分かんなくなって、
何をやっていいかが分かんなくなるんですよ。
信号を赤は止まれであるというふうに覚えて生きてきたのに、
赤になった瞬間であればまだ許されるんだと突然言われたとします。
黄色から赤になった瞬間これはまだセーフだと思って渡ったら、
いや今赤だっただろうと言われて、
赤信号は渡っちゃダメだと再び言われる。
そうすると赤は止まれなのかギリワンチャン生きるなのか、
この辺が非常に曖昧ですね。
これを場面場面でその時その時で違う判断を上司から受けて、
自分の行動を指摘され続けるともはや何もできなくなってしまいます。
手足が動かなくなってしまいます。
そしてそういうことが頻繁に起こるとパソコンの付け方が分かんなくなったり、
シャットダウンの仕方が分かんなくなったり、
靴を履くとき右と左がどっちか分かんなくなったり、
靴ひもの結び方が分からなくなったり、
普段いつも通りしていた着替えの方法とか朝服を選ぶ方法が分からなくなって、
体が動かなくなる。
そして頭が全く動かなくなる。
アプリをたくさん開いたスマホのようにもっさりして何か言われても
何を言っているのか全く分からない。
何かは喋っているんだけど全然理解できないというような感じで脳がフリーズしてしまいます。
脳の機能不全を起こしてしまいます。
これが鬱症状の一つの例です。
僕はこのパターンで全くパソコンにどんどん来る仕事のメールが読めなくなりました。
そして病院を受診するという運びになったわけですので、
発達障害かどうかに関わらず、
こういうコミュニケーションの行き違いって結構あると思うんですよね。
会社組織の場合は上司から部下に指示が行くと思うので、
このとき上司である人間は何をどのようにいつまでにやるのか、
具体的に指示をすることが必須です。
これがなされないと基本的に部下は上手いこと仕事が進められないので、
基本的には発信側である指示を出す側の責任になると思うんですが、
大事なのはここですべてを上司のせいにするのではなく、
指示を受ける側も今言ったような具体的に何をしたらいいのか、
具体的にいつまでが仕事の期日なのかを確認するようにしないと、
その辺理解がある優れた上司が上にいれば、
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優れたパフォーマンスを部下も発揮できると思うんですけど、
突然上司が変わった瞬間に全然できない上司だった場合、
やたらオレオレの上司だった場合、
相手によって一緒に働く人間によって自分のパフォーマンスや
メンタル上の精神状態がかなり左右されるという状態になってしまうので、
指示を受ける側もきちんとその辺を認識、把握するように、
確認するようにしないと、自分のためにも確認するようにしないと、
自分がメンタル的にやられてしまうとか、仕事をしていけなくなるというか、
その会社にいられなくなってしまうので、自分が悪いわけではないにもかかわらず、
自分がその辺を確認しないせいで追い込んでしまうこともあるので、
うまくコミュニケーションをとるためにも、
自分がどのような指示を受けているのかを今一度確認しながら進めることが大事だなと、
自分の身をもって経験したわけです。
ただそれを頭でわかっていてもすぐできるわけではないので、
たまに二つ返事でついつい仕事を引き受けてしまうところもあるので、
そういうところは反省点ですね。
いずれ僕も上司になったとき、部下を持ったときに、
そういうような具体性あふれる指示をするように心がけたいなと思います。
ということで、僕が鬱になったプロセス、あくまでこれは一例ですけど、
こういうふうになることを気をつけて、
これをお聞きの皆さんも日々過ごしてもらえたらなと思います。
ちなみに一回鬱症状になってしまうと、
おそらくもう二度と元には戻れませんので、
ならないように本当に注意してほしいです。
鬱は治らないと結構言われるので、
治るんじゃなくて、
専門的な言葉でちょっと忘れちゃったんですけど、
鬱は治るんじゃなくて、そこから鬱状態から進化するみたいな、
生まれ変わる的な意味だったと思うんですけど、
ちょっと言葉を忘れてしまいましたが、
鬱を経験した上でもう一回立ち直るというか、
鬱を踏まえて成長した自分に生まれ変わる的なところがあるので、
元の状態にはもう戻れないですね。
そして鬱症状が時たま現れたり、すぐに治るわけではないので、
かなりの休養を必要としたりするので、鬱の代償はかなりでかいです。
でかいので治らないようにしてほしいし、
もし治ってしまったらその辺理解のある人間になるチャンスであると捉えて、
そういうような理想の上司になれるように注意していけば、
組織の多様性を満たす有能な人間になれるかなと思うので、
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そういうチャンスも秘めているというところで、
仮に鬱になったとしてもその辺踏まえて苦しいですけど、
そこで全然人生終わりじゃないので、
一旦きちんと休んでもう一回再起を図ってほしいなと思うし、
僕もそこから再び立ち上がろうとしているので、
一緒に頑張っていきましょうというところです。
ちょっと久しぶりに長くなってしまいましたが、参考になれば嬉しいです。
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