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ミズヒロ
えいちゃん、ミズヒロのアリのままトークラジオ。
この番組は、有機系農家の2人が、しょうもないことから、真面目な話まで、普段のことや考えていることをアリのまま発信する雑談番組です。
この番組は無料でお聴きいただけます。よろしければお聴きのアプリで番組フォローをお願いします。
オレンジ担当、家族が食卓でニンジンを奪い合っちゃうニンジンを生産してます。
オレンジ担当のミズヒロです。
えいちゃん
緑担当、ハーブ専門農家、マスターハーブのえいちゃんです。
よろしくお願いします。
面白かったですね。
ミズヒロ
また冒頭でつまづくという失態を犯しましたけど。
えいちゃん
最近、予定していたオープニングトークとは別の話をしました。
最近、トイレが近いんですよ。
ミズヒロ
そうだよ、収録しててえいちゃんトイレ行かないもんね。
いつもはいかないもんね。
えいちゃん
この間、40歳になりましたって話したじゃないですか。
猛王と思って。
体の異変、猛王と思って。
ミズヒロ
どの口が悪いかもしれないですね。
えいちゃん
でも、よくよく考えたら、最近寒いじゃないですか。
寒くなってきたんですけど、まだ体が冬モードになってないんだろうなと思って。
水はめちゃくちゃ飲むんですよ。
汗で出てないのかなって。
ミズヒロ
はい、そうですね。
えいちゃん
保湿してないんだろうなと思って。
っていうことにしておいてます。
ミズヒロ
いいんじゃないですかね。
それ正解じゃないですかね。
えいちゃん
ということにしてます。
最近めちゃくちゃ近いんですよ、本当に。
そうかそうか。
本当に2,3時間の間に何回も行くみたいな感じの時もたまにあるんで。
でも自分もそうだな。
作業とかしてるとそんなことないんですよね。
ミズヒロ
作業終わると病院がね。
えいちゃん
ね、こまめに。
ミズヒロ
確かに。汗で流れてると確かにどんどん水分補給してもそんなにね。
確かに気づいてみれば自分もそうかもしれない。
えいちゃん
だから多分このね、冬モードになってないんだろうなっていうことにしてますっていう話でした。
ミズヒロ
そういうことにしておきましょう。
商売人と職人の定義
えいちゃん
今日はミズヒロさんが商売人と職人の違いについて話したいっていう。
これ僕からだったんでしたっけ?
ミズヒロ
僕の意見だったの?
そうか。
はいはいはい、すいません。
えいちゃん
違うよね。
ミズヒロ
記憶にございません。
えいちゃん
このタイトル案を見たときにふと思ったんです。
私実は商売人と職人のサラブレットなんですよ。
父方が職人の家系で母方が商人の家系なんですよ。
ミズヒロ
そうなんだ。
えいちゃん
だから今やってることに通ずるなとか思ったり。
2つやってるもんね。
そこを踏まえた上で面白そうだなと思って。
ミズヒロ
ありがとうございます。確かに僕言いました。
これを考えたときにすごい思い当たる節があって、これはもう自分自身にとってもそうなんですけど、
やっぱり職人っていう、簡単に言っちゃえば職人はやっぱり商売が不向き。
職人機質の人は商売が不向きで、商売人は職人の技を得たりするのが不得意。
だから不得意と言ってしまうとマイナスなんだけど、墨焼けっていうかやることが本当は違っていて、
なんか自分自身に置き換えると、自分は野菜を一生懸命作ってきました。
野菜に極端なことを言っても野菜を作るために生きていますと。
それでそういう人が、じゃあちゃんと売っていこうって、それを職人が生産するだけじゃなくて売ってみようって思うと、
今の自分みたいに大きな壁にぶち当たって、職人やってればよかったのに商売人の領域に足を踏み込んでるもんだから、
事業はそれは大変ですよっていうところがあって。
農協と市場の役割
えいちゃん
理想は職人と商売人が組めればいいんですよね。
ミズヒロ
その通りです。
えいちゃん
職人のものを商売人が売るっていうのが理想ではありますけどね。
ミズヒロ
やっぱり農協とか市場っていうものが農業界にはあって、市場に関しては作ったものを全部買ってくれますよ、
全部買って全部お金にしてくれますよって、それが安いだろうが高いだろうが全部売ってくれるっていうシステムがあって、
農協だって自分が作ったものを売ってくれる。
いろんな基準とかも厳しいでしょうけど、それって農家が職人でいられるためのシステムじゃないですか。
えいちゃん
本来はその目的で作られたものですよね。
ミズヒロ
自分が農業生産だけやってれば、もっと極められるのになって思ったりするんだけど。
えいちゃん
JAの例で言うと、個人的にはJAのシステムとか組織的には必要なものだと思ってるんですよ。
ただ現状を商売人と商人っていう分け方をすると、JAが職人やってますよね今。
ミズヒロ
そういうことなの。
えいちゃん
農家の指導とかやってるでしょ。
ミズヒロ
農家の指導とかね。
えいちゃん
商売とはっていうところになると思うんですけど、個人的にはJAは商売してないと私は思っていて。
だって売れなかったら安くして売るっていうシステムはそれは商売じゃないと私は思うんです。
そうですね。
でもそれで今市場が動いてるじゃないですか。売れなかったらどんどん安くして売るっていうか。
本来は高くして売らなきゃいけない。売るっていうのが商売なので。
だから本来は農家が職人で、JAとかそういうところが商売人であるべきなんですけど、
JAが職人やって商売人をしてないがために、農家の中には職人ももちろんいるんですけど、
農家が労働者、ただの労働者になっちゃってる。
社員みたいな。社員を馬鹿にしてるわけじゃないですよ、もちろん。
言われてやる人、職人になってないっていうのが今の農業の形だと私は思ってるんです。
どう直すかは別として。
ミズヒロ
今すごい大事なところだと思うけど、商売っていうところっていかに高く売るかってね。
高く売れないから安くするっていうところは商売からちょっとドロップアウトっていうかリングアウトしてるような感じで、
いかにいいものをちゃんと、いいものを高く売るっていうことはもちろんのことだけど、
これは難しいところだね。悪いものを高く売ろうっていうわけじゃなくて、もちろん。
そっか、どう考えたらいいんだろうか。
えいちゃん
だって営業とかしてないでしょ、JAは。
営業とかしてないね。
だから市場しかないじゃないですか、逆に言うと。
だから豊作になったら安くしなきゃいけないっていう。豊作になって安くするのが私納得してないんですよ。
ミズヒロ
僕もそうですね。
低価でええやんって言ってる話で低価で売れるんだから、売ってないだけで、いっぱいあるから安くするっていう意味がわからないでしょ。
ミズヒロ
そうだね、商売人だって言うんだったら、たくさん豊作にできたんだったらいっぱい売ってね、いいもの、おいしいもの、おいしい時期にいいもの売って。
えいちゃん
1個ずつ作るとめっちゃ手間もかかるし、経費もかかるから、その分いっぱい作ると効率的になるから安くなるよっていうのが本質なんですよ。
供給の話じゃないんですよ、ここ今。値段の安くなるっていうのは。
でも経済学だけで考えると、需要と供給のバランスで供給が増えたら需要に対して満たされるから値段が下がるみたいな話なんですけど、そこの本質はいっぱい作れば法材とかが減るとか、機械化できるとか、そういうので効率化されるから安くなるっていうのが本質なんですよね。
そこがない状態で、供給が満たされてるから安くなるみたいな、供給が超えてるから安くなるみたいな、そういう経済学だけの部分で見てるんで、おかしなことになってるんですよね、今。
その市場が。本当はだってそうじゃないですか、いっぱいできたから、例えば1箇所に今まで10個だけ送ってたのが、20個30個今年は送れるから、総量がその分効率化されるからその分安くなるっていうのが本質なはずなので、そこをやってないんですよね。
だからそれこそ資材とかもそうですよね。なぜかそのJAで資材を農家がいっぱい持ってる。JAは農家をいっぱい持ってるから、その人たちに植えるからJAでいっぱい買う。それによってその総量だとか法材代とかが安くなるから安く仕入れれるはずなんですけど、逆にJAで買うとなぜか高いんですよ。
そこら辺のホームセンターとかで買ったほうが安いみたいな。もちろんその材質とかも違いますけど、同じ材質のものでもJAから買ったほうがなぜか高いっていう、近所のナンエアさんとかそういうところから買ったほうが安いみたいなことになるんで、そこが発生するってことは商売してないってことなんですよね。どうやって解決するかですよ。
職人意識と現代の課題
ミズヒロ
そうですね。逆に言えば農家の人たちも商売意識が足りないっていう、厳しい言葉ですけど、自分自身に置き換えてですけど、商売意識をもっと上げないといけないし、ましてやJA離れとか市場離れとかして自分たちで売ろうとしている人たちとかね。
えいちゃん
そりゃそうですよ。だってさっきも冒頭でミズヒロさん言いましたけど、職人は売るのが下手くそなんで、JAが商売にやってくれないってことは売れないんですよね。だから儲からないって言ってる連中はそういうことですよね。だからいいもの作ってる人たちは必然と商売になっちゃいますよね。
必然的に商売になっていくと。じゃないと資格問題なんで。
ミズヒロ
結局その子は受け継がなかったんだけど、そういう素晴らしいものでも廃れていくっていう悲しみもあるんだけど、やっぱり必要なくなっちゃってるんだよね。そういうものが必要なくなって、一部のマニアックな人でしか売買されないものだと思うんですよね。
伝統継承されたもので廃れていくものとかって、そこにもしかしたら商売人の知識を入れることで、その傘が現代風の本当におしゃれなものになったりとかして、その伝統の技法を使った現代風なものに仕立てることができれば、もしかしたらその傘自体はなくなったかもしれないけど、
その伝統技術とかその名前はずっと名前を変え形を変え継がれていくものだったのかもしれない。
えいちゃん
それは、私前の職がそこら辺をやる仕事というか考える仕事だったんですよ。商品企画会社というかね。伝統工芸品にすごく思うことが、職人、それこそ職人とはっていう話だと思うんですよ。どこの要素で職人というかというかね。
それを職人が考えてないからだと思うんですよ。だから今までのと同じ形をやることが職人だと思っている。私はそれを違うと思っていて、職人、何をもって職人というかだと思うんですけど、
それは、それこそ前回の座右の銘の回じゃないですけど、本気で挑んでいるかどうかだと思います。本気でものを良くしようとしているかどうかが職人だと思うんですよ。技術を持っているは職人じゃないと思うんです。
何て言ったらいいのかな。例えば、学校の工作の先生とかは職人とは言わないじゃないですか。でも学校の工作の先生が本当に工作好きで、趣味でいろいろ作っているみたいな感じになると職人っぽくなってくるじゃないですか。
そこの思いの部分だと思うんですよ。心の部分というか。だからそれを履き違えているから、戦後、昭和、平成か、平成のあたりで職人がそこを見失ってしまったがために、ただただ古いものをそのまま次に受け渡すみたいな感じになっちゃったから、
要は職人がいなくなっちゃったってことだと思う。
ミズヒロ
そっかそっかそっか。
えいちゃん
農家で置き換えると、JAが職人をやることによって技術開発とかさ。だって昔は農家が品種改良とかしてたわけですよ。
それをやらなくなったでしょ。種取りとか今はしないし。
そうだね。
だからそこら辺なんじゃないかなとは思います。
ミズヒロ
へー。
えいちゃん
だからどんどん廃れるし。
いいものじゃないですからね。だって時代に合わせていかないといいものにはならない。
ミズヒロ
そうだね。
えいちゃん
だってね、すごい汚れが取れる洗濯板とか使わなくて、だって今の時代に合わないですからね。
ミズヒロ
合わないね。いやほんとだね。
えいちゃん
これすごいこの洗濯板にはすごい技術が入ってるんですみたいなこと言われても、いや洗濯機でいいです。
っていう話じゃないですかね。
そうだね。
職人と技術の進化
えいちゃん
だから時代に合わせていかないとやっぱり。
ミズヒロ
そうだね。
えいちゃん
その技術を洗濯板じゃなくて別のものに使えないかとか、もっといい洗濯機では取れないような汚れを落とせるとかさ。
そういうより時代に合った。
ミズヒロ
そういうことだね。洗濯板の話で言えば、その洗浄力は何なのかっていうところだよね。
洗濯板は使わないでその洗浄力を使った洗濯機を開発するとかね、そういうことになってくるよね。
えいちゃん
洗濯機並に楽だけど電気使わないですよとかね。
ミズヒロ
はいはい、そうだね、電気使わないですよ、そうだね。
えいちゃん
そこが職人じゃないですか。
ミズヒロ
そうだね、そこをね、時代に合わせ、洗濯板のその先にあるね、その時代に合った職人技っていうのを使っていくっていうのがね。
えいちゃん
工芸品で言うとこの辺りだと、先折りがあるじゃないですか。
古くなった着物を裂いて、畳折り機で服だったりスリッパだったり作るっていうのがあって、
作る履き物がゾウリなんですよ。
ゾウリなんて誰が履くの今の時代。
ゾウリ履かないね。
で、そのスリッパ作って欲しいって言ったんですけど、スリッパ作るのもただゾウリの下の足のひらの部分につま先が隠れるカバーをしただけみたいなものが出来上がってくるんですよ。
ミズヒロ
そうかそうか。
えいちゃん
それって職人じゃないじゃないですか。
ミズヒロ
そうだね、それ職人じゃないね。
えいちゃん
その先折りのスリッパの最大の利点は何で、最大の欠点は何でっていうのを考えてないんですよ。
突き詰めてないんですよ。
だからただ言われたらやるみたいな感じになっちゃって。
ミズヒロ
かぶせただけになっちゃうね。
えいちゃん
そうじゃなくてこうしてください、こうしてくださいみたいな話になっちゃう。
なんで職人じゃない奴が言ってんのって話じゃないですか。
素人が言わなきゃいけないっていうか。
それこそつま先が開いてるスリッパが欲しかったんです。
すごい履きやすいし、むれないし、先折りは布なんで、履き心地めちゃくちゃいいんですよ。
そこまでたどり着くのにすごい大変で、でもたどり着いても作らないんです。
だから本人たちが納得してないというか、それの何がいいのかとかを腹に落としてないっていうか。
自分で考えてないから。
だから結局目離すと道の駅に増品しに行くんですよ。
ミズヒロ
誰が買うんだよって話。
えいちゃん
誰も継がない、誰も継がないって言って、このままだと技術が廃れるみたいな話しだすんですよ。
誰がやりてんだよ、そんなの。
ミズヒロ
そうだね。そうなっちゃうよね、やっぱりね。
本当だよね。だからそこが職人との違いの話には当てはまらないけども、そこがなってくるとね。
だけどそういうところが欠如しちゃってるんだよね。
やっぱりその時代に合わせて、結局ユーザー目線じゃないというか、時代に合わせてないし、
使う人の生活が見えないし、ただただ自分の先折りっていうものを継承していく。
継承とも言えないけどそうなってくると、ただただやってるだけになっちゃうよね。
本当に継承したいんだったら、やっぱり先ほど使ったそういうユーザー目線のものを作っていかないと、
えいちゃん
商売人の面になっていかないと、作って残していけないんだよね。
商売人としての視点
えいちゃん
でもそれで新しいことをやろうとかってなると、反対するんですよね、その人たちは。なぜか。
ミズヒロ
でも分かるな、確かに多くの伝統文化を守ろうとしてる人は、それは違う。そこを曲げたら違う。
えいちゃん
そんな先折りじゃないみたいな話した人。
ミズヒロ
そんな先折りじゃないってなってきちゃうよね。
ドラマとかでもよくありそうな話だけどね、そこら辺はね。
アサドラによくありそうな。
えいちゃん
そこを継承しながら、新しい時代にマッチしていくものを作っていくっていうね。
ネジを作る工場とかもあるじゃないですか。
あれだってちょっとずつ進化してるからこそ職人と言われるし、
世界中でここでしか作れないみたいな話になってくるし、やっぱそこだと思うんですよね。
時代に合わせていいものを作るんだっていう思い。
技術はもちろん大事にしなきゃいけないし。
ミズヒロ
文化がそこに乗っかってくるからさらに重みを増してね。
えいちゃん
そもそもね、問題発現かもしれないですけど、そもそも工芸品って、
例えば100年、200年前の技術じゃないですか。
なんでそこで完成してると思ってるのって話なんですよ。
ミズヒロ
はいはいはい。そうだね。
えいちゃん
そこからさらに上の技術があるに決まってるじゃないですか。
ミズヒロ
そうだね。あるね。
えいちゃん
例えば手で掘れなかったことが機械だとできるかもしれないじゃないですか。
その完結してる時点でも職人じゃないんですよ。
ミズヒロ
そうだ。厳しい世界だね。でもそっか追い求めてね、その先を進化をね。
そうだよね。終わりじゃなくてあるんだもんね、まだこの先がね。
えいちゃん
だって絶対1200年とかのさ、源氏兵士みたいな時の刀と、
江戸末期の刀は違うじゃないですか、絶対。
ミズヒロ
うん、そうだね。
えいちゃん
同じはずないじゃないですか。
ミズヒロ
同じはずないね。
えいちゃん
見た目は大体一緒ですけど。
ミズヒロ
うーん、そうだよね。
えいちゃん
中身が。
ミズヒロ
そうだね。洗練されてるだろうね。
えいちゃん
成分とかさ、中身が違うはずじゃないですか。でも刀じゃないですか。
ミズヒロ
そうだね。
えいちゃん
だからなんでたかが100年200年前の技術でそれが完結してると思ってるのか。
もう職人として失格ですよ。
ミズヒロ
そうか。確かに厳しい話ですな。
そうだね。進化し続けるんだもんね。ずっとそうやって進化し続けたわけだからね。
そうそう。
時代に合わせてね。何も先折りが今完成してるわけじゃないんだよね。
この先があるんだね。
えいちゃん
そうですよ。だってそれこそ素材だってそうだし、先折りだって別に着物使う必要ないじゃないですか。
着物なんてないし、今。
ミズヒロ
そうだね。
えいちゃん
古着物なんて早々出ないし。
いろんな布の素材ありますし、デザインとかね。
ミズヒロ
そうだね。それが進化していって時代にマッチするとやりたい人増えるかもしれないね。
そうだね。これがいいものであればね。
えいちゃん
それこそ世界に認められる技術になる可能性ってあるじゃないですか。
ミズヒロ
そうだね。本当だよね。
えいちゃん
一列ずつ紐の紐っていうか先折った布の模様を変えて完成したらスティーブ・ジョブスのカゴになってるみたいな感じとかね。
そしたらそれ着物履物とかじゃなくて壁に飾るタペストリーとかになるし、いろんな可能性は絶対あるんですよね。
ミズヒロ
そうだね。本当だよね。
だからやっぱり職人っていうのはそこら辺のことも今考えなきゃいけない。
職人がただ作ってればいいという時代じゃなくて、やっぱり時代を見なきゃいけない、人を見なきゃいけないという、両方やんなきゃいけない時代になってくる。
えいちゃん
世の中を見なきゃダメなんですね。高い職人も。
それでいいものを作ってそれをいかに高くするかが商売人の仕事ですよ。
そうですね。
それをせっかく作ったものを100円200円で売ったら商売にならないんで。
職人はそれいくらかわからないんで。
ミズヒロ
いかに利益を出してその利益を使って継承していって広めていくかっていうのが商売人のやることで。
えいちゃん
商売人、ちょっと長くなるかな。大丈夫かな。
うち今それ実はやっていて、父方が職人の家系って言ったじゃないですか。
今うちの父が職人に目覚め始めてて、病院70近くになりますけど、猫ちぐらを作ってるんです今。
猫ちぐら。
髪ひもを使って、髪ひもを編んでいって猫の小屋っていうか、なんて言ったらいいんだあれば。
ミズヒロ
ゲージ。
えいちゃん
ゲージじゃないけど、なんて言ったらいいんだろう。ハウス?ちっちゃいハウス。
ミズヒロ
にゃんこハウスですね。
えいちゃん
猫1匹2匹入るくらいの大きさの。それを作ってペットショップとかで売ってるんですよ。
へー。
手間がかかるんでそこそこの値段がするじゃないですか。2万とか3万とか。売れるわけないんですよ。
でも本人は楽しくやってるんで、それこそだから売れないから値段下げちゃうんですよ。
ミズヒロ
そうなるよね。
えいちゃん
2、3日かけて作ったものを数千円で売ろうとするんで、待って待って待ってって言って、私が商売人をやるわけですよ。
それは2、3万でいいんだよって。それは欲しい人がたまに買えばいいもので、その技術を使った座布団とか名刺入れとかね。
そういう1日に何個も作れるようなものを数千円で売るんだよって。
この間ちょっと注文したのが、鍋を作れって言ったんですよ。
ミズヒロ
鍋。
えいちゃん
猫鍋。
ミズヒロ
猫鍋。
えいちゃん
猫鍋を普通の鍋でやると冷たいし、夏はいいんですけど、ちょっと不衛生じゃないですか。
紙紐のネコチグラの良さは通気性の良さっていうか、湿度調整とか。
あとは自然由来のものなので、猫たちにも安全、アレルギーある子とかにも安全みたいなところがあるので。
ミズヒロ
なるほどね。
えいちゃん
そういう猫とかもできる猫鍋。猫って鍋みたいなの、くぼみがあると入ってしまうので。
ミズヒロ
確かにそうだね。
えいちゃん
面白いじゃないですか。
気持ちいいかもしれないね、猫もね。
SNS映えもするしね。
ミズヒロ
そうだね。
えいちゃん
それで猫鍋を見て、本命は敷物とかザル的な感じの、浅ザルみたいな感じのやつに猫が座るっていうのが本命の売りどころなんですけど。
そこが売れればいいじゃんって。
ネコチグラを数千円で売ったら、それは売れると思うよ。
価値としては数万円のものが数千円で手に入るんで。
ミズヒロ
確かにね。
えいちゃん
でもそれってあなたの労力が大変なだけで、全然儲からないし、趣味で終わっちゃう。
ミズヒロ
そうだね。継承されていかないよね。
えいちゃん
職人ってだからそういうことなんですよ。
進化と継承の重要性
ミズヒロ
そうですよね。そこの、そうだね。
えいちゃん
で、この話を聞いたときに、さっきのJAの話を思い出してみてください。
売れないから安くするって職人ですかって話です。職人ってか商売人ですかって話。
違うね。
ミズヒロ
違うでしょ。そういうことです。
商売人やってないね。
えいちゃん
そういうことです。
売れないならどうするかっていうのを考えるのが商売人なんで。
ミズヒロ
歩き回って売る先を見つけて、しかも高く買ってくれる人を探すのが商売人ですな。
えいちゃん
そこがね。
そうだね。
やっぱね。
本当だね。
違うよねって思いますね。
ミズヒロ
そうですね。
えいちゃん
面白いでしょ。
はい。面白い。
いや、この人商売人じゃねえなって思いますもん。下手くそなことしてんなって。
ミズヒロ
いいもの作るんだけどね、みんなね。
そうそう。
そうなんだよね。
えいちゃん
うちほんと父方が職人の家系で、先祖が有名な石彫り屋さんだったらしいんですよ。
古い神社とか行くと、うちのご先祖様の名前が書いてある石彫りのものがあったりするんですけど。
最近もうだいぶ新しくなってきてるんで。地震とかで壊れちゃうと新しくなるんで。減ってきましたけど。
ミズヒロ
なるほどね。
えいちゃん
そういう家系なんで、父親見てると、職人ってこれだから職人はみたいな。
ミズヒロ
そうだね。
そうだね。だから職人はやっぱり職人肌だから、それしかできないかもしれないけど、そこに本当に商売人がちゃんと組めば進化していけるわけだからね。
えいちゃん
油断すると労力度外しし始めるんで職人たちは。農家もやっぱりあるじゃないですか。職人機質の農家って。
ミズヒロ
そうだね。度外しちゃうだろうね。
えいちゃん
365日もずっと月切りでやって、一袋200円とかで売り出すんで。
そうだよね。おいおいおい。
商売人と職人の考察
ミズヒロ
そうだね。おいおいおいだよね。あの現象はね。頼むよって思うよね。
えいちゃん
いや、周りが100円で売ってるから倍の値段つけてますとかって。
いやいやいや。周りで考えるなしっていう。
ミズヒロ
頼むよって思うよね。なんかその辺もちょっと困った問題なんで、別の回でお話しできればなと思うんですけど。
えいちゃん
いやでもいいですね。商売人と職人の違いを再確認する。たまに再確認しておかないとね。
そうなんだよ。
ついつい自分も陥るんで。
陥るね。職人の領域に。
ミズヒロ
うんうんうん。そうだよね。
そうだよね。
えいちゃん
こうじゃなきゃダメになっちゃうんですよね。
ミズヒロ
そうだね。そうすると両方やんなきゃいけない我々みたいな人間はちょっとね。
えいちゃん
大変ですよね。
そうだね。
両方見なきゃいけないんで。
ミズヒロ
そうだね。
えいちゃん
でもそれが違いが分かってればね。切り替えができるんで。
ミズヒロ
そうだね。そうだね。ドツボにはまんないね。
えいちゃん
そうそうそう。
ミズヒロ
そうだね。
えいちゃん
っていう話でいいですか?
ミズヒロ
いいですいいです。
えいちゃん
勝手にまとめちゃいましたけど。
ミズヒロ
いやいや良かったっす。このお話ができて。大事なことなんで。
体力作りと冬への準備
ミズヒロ
今後もこういう系の話また出てくると思うんですけど。
はしばしにね。
えいちゃん
ミズヒロさんはどっちですか?機質的には。
ミズヒロ
機質的には僕職人の方なんじゃないですか。やってたいっすもんね。
えいちゃん
ああそうですか。
うん。
ミズヒロ
販売も最近面白いんだよね。朝日とかで。
えいちゃん
私は完全に商売人の方なんで。早く農作業を手放したいですね。
誰か職人にやってほしいですね。
ミズヒロ
ああそうか。
受け継いでほしいです。
そう考えると僕やっぱり職人の方だな。どちらかというとですけど。
そうだね。えいちゃん見てると商売人の血があるもんね。
えいちゃん
そうね。
ミズヒロ
そっかって思うもんね。商談会の話とか聞くとね。
なるほどなあって。やっぱり商売人の考えがすごい大事だよなって僕自身思うんで。
えいちゃん
ないものねだりだと思うんですけど。
はい。
多分ミズヒロさんは職人機質なんだけど、商売人の楽しい部分。
それこそ人と出会うみたいな楽しい部分を求めてるというかね。
ミズヒロ
そうだね。
えいちゃん
私は逆に商売人機質だから物作り、ブレンド作ったりとかそういうのが楽しいっていう。
ミズヒロ
そうかそうか。
えいちゃん
たぶんないものねだりだなって思いました。
ミズヒロ
そうだね。どちらも持っておくことが。勉強してどちらもね。
えいちゃん
6時間はね。どっちもないと。
ミズヒロ
そうだね。6時間やってるしね。
えいちゃん
はい。永遠に話していられるので無理やり止めました。
はい。
エンディングもうそろそろ冬ですけど。
はい。
冬ですけどってか秋です。秋が終わろうとしてますけど。
ミズヒロ
そうだね。あれ秋もうあれそっか。まずいね。
えいちゃん
これ一応配信予定日スポーツの日。
ミズヒロ
スポーツの日。
スポーツの日ね。
なんかスポーツしてますか?
スポーツ僕は水泳また週1ぐらいで通い始めました。
えいちゃん
温水プールだもんねあそこ。
そうそうそうそう。
ミズヒロ
体が痛いのでプール再開しました。
夏の間全然できなかったんだけど。いよいよ肩甲骨あたりがちょっとひどくなってきて。
これはもう血行を良くしようって。
あとはプールで歩いてしっかり足腰鍛えて脳作業に向けて。
えいちゃん
冬ね。農家は冬太るから。
ミズヒロ
だからそこもねウォーキングマシーンとかプールでしっかり締めておいて体力作りしておいてまた脳半筋に向けて体を作っておかないといけないなというところですから。
えいちゃん
という思いは毎年湧き上がるんですか?
ミズヒロ
はい。そのうちまた多分体がどうしようもなくなってくると何かしら。
えいちゃん
最近ちょっとフラフープをやりたいなって思ってるだけで1ヶ月ぐらい経ちましたけど。
ミズヒロ
そうですか。俺フラフープの夢見たぞ。娘がフラフープをやってる夢を今思い出したけど見たから。
えいちゃん
腹回りがもう本当にやばいんで。
結構腹筋とかも鍛えられるのかなフラフープやってるとね。
ミズヒロ
マッチョにはなりたくないんで筋トレはあまりしたくないんですよね。でも運動はしなきゃなみたいなところで。
確かに。
えいちゃん
フラフープやりたいなって思ってます。
やりましょう。
ミズヒロ
はい。
ありのままトークへのお便りはxqtwitterのハッシュタグ、ありトーク、カタカナでありトーク。
また番組概要欄のリンクからメールアドレス不要のお便り投稿フォームもございます。
番組への感想、取り上げてほしいご質問、悩みなど何でも結構です。お気軽にお寄せください。
お相手は水浩とAちゃんでした。
では次回お会いしましょう。
えいちゃん
またねー。