経験をひけらかすタイミング
はい、どうも。丸山のコミュニケーションです。
まずは、「おめでとうございます。」ということで、今回は、「経験をひけらかす。」という話をしていきます。
経験をひけらかす、ですね。
これは、「いろんな経験をしてますから。」というように言ったり、「似てますけど、それなりの経験を積んでますからね。」というように、
あなたが相手に対して、「私、これだけ経験してきてますから。」というようなことを言う場合に、タイミングが重要ですよ、というようなことなんですね。
特に、自分からこれを言うと、あまり響かないようなことがあります。
当然、言うべきタイミングというものはあって、必要な場合もありますよね。
自分の経験をひけらかす、ひけらかすって言いますよね。
今、自分で言ってて思ったんですけど、ひけらかすって言うと、やめた方がいいですよ、というようなことに聞こえてしまいますので、
そうではないです。タイミングですよ、ということなんですけれども、
経験をPRするタイミングを見極めるということですね。
ちょっと長くなるので、ひけらかすでいきましょう。
言うべきタイミングというもので、例えばイメージしやすいことで言うと、面接、面談であったり、
自らの経緯づけをしたり、自己PRですね。
自分からこれだけ経験をしてきました、というような実績も含めてのアピールというようなことを自分からするということは当然あります。
けれども、いわゆる日常の会話という中で、自分からいろんな経験をしてますよ、というふうに相手に言うようなことがあったとしても、
相手からすると、時にはすごいなと思ってもらえるようなこともあるかもしれないですけれども、
多くの場合、「ふーん、それで?」というように思われるようなことがあります。
ですので、あなたが自分からいろいろ経験してますよ、というふうに相手に言いたくなったときに、
これは言うべきタイミング、日常の会話であっても、そういうことを言えるタイミングというものは、
自分で作っていく必要がありますよ、というようなことですね。
そもそも前提として、自分からこの経験を相手に聞いてほしいというような考えが出てくると、
精神的な部分で相手より優位に立ちたいだとか、いわゆるプライドがある、そういう部分が出てきているので、
ゆくゆくは、こうした経験を自分から相手に必要のない場面でひきらかすような、
効果的なコミュニケーション
そういう考え方、それ自体が薄れていくというのが理想なんですけれども、
とはいえ、自分の経験を今相手に伝えたいというようなことがもしあるのであれば、
それは話の流れを作ってから相手に言うと。
何か日常の会話をしている中で、何でもいいですけど、話題があって、その話題に関してね、
今話題になっている話に関して、それ自分経験あるなと、話したいな、ちょっとうずうずするな、
自分の話をしたいというようなことですね、なった場合に。
何の脈絡もなく、自分自身の話に持っていくと、相手から聞いてもらえるようなことはない。
むしろ、この人すぐ自分の話をするなというようなことになりますので、
であれば、興味を持ってもらえるような流れを作るようにするんですよ。
自分の経験を今相手に見せたいなと。
あなたが今その話している話題、それ以上に自分はすごい経験をしているんだよと、聞いてほしいんだよというふうに思ってしまうのであれば、
それを聞いてもらえるような流れを作る。
これの具体的な小手先の技術ですけれども、導入というものがありますね。
聞いてほしいときの導入、これは何というかというと、例えばというふうに相手に聞くんですよ。
今、会話になっていることに関して自分が話したい。
自分が話したいんですけれども、相手に対して、
それは例えば何があったのとか、例えばどういうことなのというふうに聞くんです。
そうすると相手は一通り話しますよね。
これこれこういうことで、あんなことがあって、こういうオチがあったんだよと。
相手が話してくれると思います。
相手の特性にもよるといえばよるんですけれども、比較的、
例えばというふうに相手に聞くと、相手が一通り話を終わった後に、
逆にあなたはどうなのというふうに返される。
それは相手が単純に、自分はこういう経験をしたけど、あなたはどういう経験をしているのというふうに興味を持ってくれたり、
無意識のうちにお互いの関係性の揺れとつけたがっている場合に、相手からどうなのというふうに返される。
ですから、その時初めてあなたの経験を話すということをするわけですね。
こうした流れを作ると、ひけらかすというような表現ではなくて、
シンプルに経験を話すというような表現、それが当てはまるタイミングに自ら持っていくというようなこと、話の流れをですね。
ひけらかすというと、あまり好ましくないようなことに聞こえるかもしれませんけれども、
これはタイミングを選べば、相手との会話というものがさらに盛り上がるようなことにもなりますので、
相手の経験を先に聞いた上で、聞き返されたらあなた自身も自分の経験を話すということ。
これをできると会話上手、コミュニケーション上手という一つまた技術が手に入りますので、
実践的なアプローチ
何か自分の経験を話したいというふうになった場合には、その経験を聞いてもらえるような流れを作るようにする。
これに関するキーワードは、例えばというふうに相手に聞くということですね。
話したいのはあなた自身なんですけれども、先に相手に例えばというようなフレーズを持って話を聞く。
聞き返されないことも当然あります。それはそれとして、聞き返されなかったけどいいかと。
相手に気持ちよく話してもらって、自分自身の経験は胸に秘めておいて。
その場は話さずに終わったけれども、話題のストックとしてはこういうことを思いついたからちょっとメモをしておこうとかね。
そういう使い方をしてもいいんじゃないかなと思います。
つまり何が言いたいのかというと、経験をひけらかす。もしくは経験を話す。
これはひけらかすというのは、タイミングを見誤るとひけらかすというような表現になってしまいますよというようなこと。
タイミングを見定めれば経験を話すというような正しい使い方といいますか、になりますよというようなことで、
日常の会話をしている中で、いろんな経験をしていますからというふうに、相手に聞かれもしないのに自分の経験を話したがるというような、
そういう環境、状況が発生した場合に、まずもってして、自分からそれを言うとあまり相手に響かないですね。
であれば、自分の経験を話したいと、うずうずしますよと、話したくてしょうがないんですよというようなことがあれば、
相手に興味を持ってもらえるような会話の流れをまず作るというようなことで、これは導入ですね。
例えばというふうに相手に聞きます。具体的にはどういうことがあったんですかと、今この話題に関してあなたはどういう経験があるんですかということを相手に先に聞く。
そうすると比較的、自分の経験を話した後に逆にあなたにも、あなたはどうなのというふうに聞いてきてくれるような、聞き返してくれるようなことが多いんじゃないかなと思います。
その時初めてあなたは自分の経験を相手に話すということですね。
これとは全く別の状況で、いけらかすというよりかは経験を話さなければいけない状況というものはもちろんありますから、
例えば面接面談とか、自らを金付けする場面であるとか、そういう時は聞かれるというよりかは自分からPRするというようなこともありますけれども、
あくまで日常の会話の中で相手にひけらかすということをするというよりかは聞いてもらうというような流れを作るための導入への動作ですね。
キーワードは例えばというふうに聞くということです。
仮に自分の話をいつもしているなとか思ったり、経験を話したいけどなかなか話せないというようなことがあれば、
この例えばというようなフレーズを日常の会話の中に取り入れてみて、
自分が話したいと思ったら自分のことばっかりになってしまいがちですけれども、
まず先に相手に聞くということをやってみていただくと、相手からの反応というものが楽しめるんじゃないかなと思います。
ありがとうございました。