知らなくていいことの重要性
はい、どうも。丸山のコミュニケーションです。まずは、おめでとうございます。
ということで、今回は、知らなくていいこともある、という話をしていきます。
これは、対人関係において、知りたい欲が旺盛な場合に、あえて知りに行かないことによって得られるものもありますよ、と。
ですから、ねほり、はほり、相手のことを何でも知りたい、聞きたい、そうした欲が強い、
そのような性質が強い場合には、それは知らなくていいこともありますよ、というようなことがありますね。
あなたがどうかはわかりませんけれども、何でも知りたいというような、その相手がもしかしたらいるかもしれません。
家族、恋人、夫婦、職場の関係でもそうですね。
噂好きと言いますか、知らなくてもいいようなことを何でも聞きたがるような人。
別にそれがダメというか、悪いということではなくて、何よりもそれを知ってしまうと、何でも知りすぎてしまうと、その当人が困りますよ、というような話なんですね。
今回も日誌ですから、じゃあ仮にあなたがそのような人だとしましょう。
知らなくていいこともあるけれども、何でもかんでも聞きたいというような人だと仮定しましょう。
そうした場合に、何が一番困るかといったら、そこに思考のリソースを割かなければいけなくなってしまうんですよ。
嫌顔でも、覚えておかなければいけなくなってしまう、覚えておかされを得なくなる状況を自分自身で作ってしまうということですね。
何でもそうですけれども、特に自ら聞きに行ったこと、あれどうなったの、これどうなったの、あれ教えてほしい、あの人とこの人がどう残るの、という人間関係においてそうしたことを聞きに行った場合に、
それを聞いた本人の記憶のどこかには必ず残りますよね。
知ってしまったら記憶から消すことは難しいわけですよ。
ふとした時に思い出したり、頭の片隅にずっとあったり、
たとえ忘れていたとしても、ふとした瞬間に思い出して、またそれが再燃すると、
ああ、あんなことを知らなくてもよかったのに知ってしまったから、思い出したなというようなことがですね、起こるわけです。
一度知ってしまったことを永遠に意図して忘れるということはできないわけですね。
残るんですよ。
知っておいていいことであればそれはもちろんいいんですけれども、
知らなくてよかったなというようなことである場合に、
そこに対しても、嫌が多でも記憶の容量を割く、逆さるを得なくなってしまうわけです。
二重思考なんて、本のね、1984という本で二重思考、
言ったことをすぐさま自分で忘れて、また新しい記憶に塗り替えるなんていう描写がある本があるんですけど、
現実としてそれをね、日常的に遂行できるような人というのはいませんから、
知らなくていいことを知ってしまった場合にはそれはもうずっと残るわけです。
かつ、あなた自身が仮に聞きたい欲が旺盛で相手に何でもかんでも聞きたいという場合に、
相手に聞きすぎて嫌がられたりするようなこともあるわけですよね。
それが、子供があれなんでこれなんでというふうに聞くというなら私も、
大人であるあなたがあれなにこれなにと何でもかんでも聞いたら、
その相手からすると、そこまで話す義理はあなたにはないですよというようになったり、
そんなことは自分で調べてほしいなというふうに思われたりすることも多人関係においてはあるわけですよね。
情報の管理と考え方
別にその特性は良い特性だと思います。
別にその特性が悪いということではなく、むしろ良いことなんですよ。
知りたい欲が強くて何にでも好奇心が旺盛で興味を持って話を聞くという姿勢は基本的には非常に素晴らしい良いことなんですね。
ただそれが聞きすぎてしまうと、別に知らなくてもよかったことまで聞けてしまう、引き出してしまう。
それを聞いたあなた自身が一番聞かなきゃよかったなというふうに思う。
つまり知らなくていいこともあったんだなというふうに学ぶということですよね。
ある程度経験を積んでいるあなたであれば、一度や二度こうした体験はしたことがあるかもしれません。
知らなくてよかったなというふうに。
ただ人は繰り返す生き物ですから、それは良いことも悪いことも、
うまくいったことも過ちも繰り返す生き物ですから、
改めて知らなくていいこともある、聞きすぎない、たとえ欲があったとしても踏み込みすぎない、
相手が自発的に話してくれるような状況を作れればなおいい、そういう考えを持っておくといいんじゃないかなと思います。
つまり何が言いたいのかというと、知らなくていいこともある、対人関係、人間関係においてですね。
人に対して胸掘り歯掘り、何でもかんでも聞きたい、何でも知りたい、
そういう対象の人物、特定の人だけなのか、もしくは人を選ばずなのか、
仮にあなたがそのような感覚を持っているとするならば、それは何よりも知りすぎてしまうと、
あなた自身の記憶の容量を圧迫する可能性がありますよということですね。
一度知ってしまうと、それを記憶から完全に消すということは難しいわけです。
知ってしまったことを意図して忘れることはできないわけですよ。
いつまでも残る、ふとした瞬間に思い出す、それを繰り返す、
特に知らなくてよかったなあというように思うことであると、
なおさら思い出した時に嫌な気分になるわけですから。
ですから、それが起こる前に、改めて知らなくていいこともあるから、
これ以上聞くのはやめようというような考え方を持ってみる。
持っていると思うんですけれども、一度や二度はそういう失敗をしたことがあると思います、あなたも。
ただ改めて、こうした聞けば当たり前の話をもう一度認識をしてみて、
それはそうだなというふうに思っていただけるといいなと思います。
ただここまで話しておいてなんですけれども、正直聞いてみないとわからないことというのはたくさんありますから、
相手の反応を見つつ、踏み込むところは踏み込んで、踏み込まないところは踏み込まないでおいて、
そのあたりの線引きがなかなか難しいんですよね。
とにかくそうした知りたい欲は控えめに、より旺盛であればあるほど控えめにした方がいいですよねということです。
記憶の容量を使わざるを得なくなってしまいますから。
であれば、知らなくてよかったことよりも別のことに記憶の容量を使いましょうと、
そっちのほうがいいですよねというようなところです。
ありがとうございました。