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  2. #113 NoiseGateのテスト
2021-08-30 08:43

#113 NoiseGateのテスト

-60dB でカット。もう少しスレッショルドを上げてもいいかもしれない。


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さて、今回は、ノイズキャンセリングについてテストをします。
今、ノイズキャンセリングというと、歴史的なこともいうと、
一つは、ノイズゲートみたいなことで、一定のレベルよりも低い信号は遮断してしまうという形で、
ノイズをキャンセルしようというやり方ですね。
これは、無音部分のノイズ、ノイズが入っていたら無音じゃないですけども、
例えば、喋っていないところのノイズは切れるけども、
音声の後ろでノイズが乗っていると、それは開いてしまうというふうなやり方ですね。
それから二つ目としては、例えばオーダーシティとか、
あるいはノイズキャンセリングのヘッドホンなんかでも、
同じような仕掛けかもしれませんけども、
ノイズのパラメーターを、プロファイルといったりしますけども、
ノイズのプロファイルを持っていて、それを打ち消す。
ノイズキャンセリングのヘッドホンなんかであれば、
外部から入ってくるノイズを逆位相でぶつけることによって、
消すというふうな形ですね。そういうやり方があって、
三つ目がソフトウェアの処理、AIと呼んだりしますけども、
今使っているディスコードなんかだと、
入力に対して音声と認識される、シグナルはそのまま通すけど、
音声じゃない、ノイズとかそういうものは通さないということを
やっているということですね。今この部分、このパートを取っているのは、
ディスコードを通してマシンAからマシンBに送って、
マシンBで録音するということをやっていて、
ディスコードのノイズキャンセリングを使っています。
ただこのやり方というのは、マシンが2つあるという前提ですし、
それからネットワークを経由するので、
同じ部屋に並んで、同じスイッチにつないであったとしても、
このデータは一旦サーバーを経由していると思われるので、
一回サーバーまで行って帰ってくるということで、
多少遅延も発生したりするということになっています。
一人語りでするのに、今このやり方はちょっと大げさだったろうということで、
SOXのほうで60dB、-60dBよりも低い音はばっさり切ってしまおう、
みたいなコンプレッションのプロファイルを作りました。
おそらく入出力特性については、
このエピソードのカバーアートに入れておきますけれども、
ある程度から下のところはばっさりカットするという増幅の仕方、
つまりノイズゲートをやった。
このノイズゲートでどれぐらいノイズが取れるかというのをやってみたいと思います。
ノイズ源としては、ディスプレイの後ろ側で回転灯が回っています。
こういう録音したり、オンラインの授業したり、
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オンラインの会議したりするときは、
オンエアというランプをつけるんですけれども、
このランプをよく消し忘れるということで、
赤色の回転灯も一緒に部屋の中ではついているんですけれども、
これで忘れないだろうと。
ただこの回転灯が物理的にモーターで反射板を回転させているので、
それがガラガラとなっています。
その音が多分今はディスコードが頑張って消してくれていると思います。
なので、このノイズが出ている状態でマイクをいくつか変えて、
ノイズゲートを使ったノイズキャンセリングが
どれくらいできるかやってみようというのが、
今日のお題です。
さて、この部分はマランチのMPMの線を使っています。
オーダーシティの波形を見る限り、
ノイズがすすら乗っているような感じになっていますね。
これは後でノイズゲートで切ってみます。
どれくらい切れるかな。
ちょっとノイズだけ撮ってみましょうか。
何秒かノイズ。
10秒ほどノイズだけを録音しています。
これで、もしノイズゲートで撮れたら、
この部分は無音ということになるので、
後の無音カットのところでバッサリ切れるということになります。
これでどんな具合になるか、後で聞いてみましょう。
次のトラックはTASCAMのTM200SGです。
後ろ側にノイズ源があるということは、
調子構成にすれば若干マシになるんじゃないかという、
単純な発想で調子構成のマイクということでやってみます。
これもノイズだけ録音してみましょうか。
今からノイズだけ。
こちらも10秒ほどノイズだけのところでずっと録音を進めていきました。
これがノイズゲートで撮れるかどうかということになるわけですね。
これもまたちょっと後で確認してみましょう。
最後のトラックはSHUREの57を手持ちで撮っています。
この名前の授業なんかではこの57を持ってよく喋ってましたけども、
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オンラインの授業なんか、あるいはポッドキャストの収録なんかだと、
こんなダイナミックマイクを手持ちで喋るというのはあまりないかと思いますけども、
基本的には私は使い慣れているので一応これで撮っています。
これもまたノイズ源を10秒ぐらい入れてみましょうか。
これで大体10秒ぐらい喋らずにおりましたので、
もしオーダーシティの波形を見ている限りは、
今までのコンデンサーマイク、やっぱり口から40cmぐらいは離した状態でマイクの位置が固定されていますので、
それに比べたらマイクは口の近くで喋っています。
オーダーシティの波形を見る限りでもノイズがそんなに触れていないように見えますので、
これは綺麗に撮れるんじゃないかなということをちょっと期待しています。
もう一回ノイズだけのパートを作ってみましょうか。
これで大体10秒以上空でオーダーシティの録音を走らせていますので、
ノイズが乗っているか、ノイズがなくなって無音カットでスパッとそこがなくなっているかということですね。
今日はこんな感じで、ディスコードのノイズキャンセリングではなくて、
ソックスで後処理をしていますが、そこでノイズゲートでどれくらいノイズが取れるか、
あるいはノイズゲートのスレッショル度をどれくらいのところまで下げるかですね。
あんまりスレッショル度を上げすぎると、ちっちゃな声がブツブツ切れてしまって不自然になってしまうし、
下げすぎるとノイズが取り切れないというところで、
この辺を自動で調整するのがソフトウェアの処理なんでしょうけれども、
基本的には同じところで止めてやるというスタイルなので、一回それでやってみます。
本来はソフトウェアでダイナミックに変えるのがいいのかもしれませんが、
私の声に最適化しても本番環境に持っていけませんので、
だいたい安倍のところを探してみたいなということで、今は-60dBで切るということでやっています。
では。
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