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#4 現役航空整備士が語る「勤務ルーティーンと整備作業への責任」
2026-06-05 23:07

#4 現役航空整備士が語る「勤務ルーティーンと整備作業への責任」

今回のテーマは「ライン整備士の仕事」

現在も羽田空港で働いている現役の航空整備士にお話を伺います。

 

[ゲスト]

現役航空整備士:古川(羽田整備部)

聞き手:河木(総務部総務課)

 

[トーク内容]

・自己紹介

・航空整備士を志したきっかけ

・航空整備士のリアルな1日のルーティーン

・整備するだけじゃない、バックオフィス業務

・整備士に欠かせない7つのツール

・整備以外の仕事

・国内線と国際線での整備の違い

・整備人生で最もピンチだと感じた瞬間

・今回の感想

 

[採用情報]

ANAラインメンテナンステクニクス株式会社で一緒に働く仲間を募集中!

詳細はコチラ(HP:https://www.ltc.ana-g.com/ )

 

[番組概要]

"ANAの飛行機を安心安全と共に大空へ送り出す「航空整備士」"

ANAラインメンテナンステクニクス株式会社の社員が本音で語るPodcast番組です。

 

[制作]

PitPa(株式会社オトバンク)

https://pitpa.jp/

 

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感想

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00:07
皆さん、こんにちは。ANAラインメンテナンステクニクス総務部総務課の河木です。 この番組は、ANAラインメンテナンステクニクスについて、私たち社員と今も現場で働いている技術者が 本音を交えてお話ししていく番組です。
今回のテーマは、LINE整備士の仕事。ANAラインメンテナンステクニクス、通称LTCのLINE整備士が いつ、どこで、どんな仕事をして、どんな生活を送っているのか、との媒体よりも細かく、詳しくご紹介します。
今回は、この番組をお聞きの皆さんに、より詳しくお伝えするために、整備士が実際に働いている職場で録音した音源と共にお送りします。 音声メディアならではのリアリティを感じていただければと思います。
さらに、今も現場で働いている現役のLINE整備士をゲストにお迎えします。 ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして、LTCの河木です。では早速、LINE整備士の方に登場していただきましょう。 LINE整備士の古川さんです。
古川 皆さんこんにちは。LTC羽田整備部の古川です。よろしくお願いします。
古川 お願いします。私たちは同期入社ということですが、最近は女性整備士も増えていますが、新入社員だと大体15%ぐらいですかね。
古川 そうですね。女性整備士の方も増えてきて、仕事中何かあったら話せる、頼れる女の先輩もたくさんいて、仕事としてはすごくやりやすい環境になっているかなと思います。
LTC ありがとうございます。まずは古川さんの経歴をお聞きしたいのですが、入社は何年でしょうか。
古川 はい。2019年度入社になります。今年で6年目になります。
古川 19、20、失礼しました。
LTC 7年目ということで、LINE整備士になろうと思ったきっかけは何ですか。
古川 まずですね、飛行機に興味を持ったところからお話しますと、子供の頃、航空自衛隊の極技飛行を見に行きました。
それで私も飛行機に乗りたい、操縦したいと思うようになりました。
そこから飛行機に興味を持ちまして、大学に入学した後に核空機の自家用操縦士をとってみました。
自分が飛ぶようになってから、パイロットは整備士がいないと飛べないなと気づかされまして、就職活動で整備士の道に進みました。
LTC ありがとうございます。あとはですね、今持っている資格は何ですか。あとは資格を取った順番とかもあればお伺いしたいです。
03:06
古川 はい。私は今1機種のみ保有してまして、AWASS320伊東航空整備士を取得しております。
LTC はい。実際入社してから大体10ヶ月から1年ぐらいは訓練に入っていただくと思うんですけど、訓練が終わった後、実際に現場に配属されたばかりの最初の1ヶ月、どういう1日を過ごしていたんですか。
古川 はい。現場に配属されてすぐは近い年次の先輩についていきます。先輩についていく中で仕事内容を覚えていく形になります。
資格取る前は資格取らなくてもできる仕事を先に覚えていくので、飛行機の椅子のカバーだったりの交換をまず覚えていくことになります。
LTC なるほど。じゃあ大体それが何ヶ月ぐらい続くんですかね。その最初の、だんだんだんだんいろんな仕事を覚えていって、いつの間にかできることが増えているとは思うんですけど、そこから例えば次の資格試験に向けた勉強とかも同時進行で始まると思うんですけど、初期配属されてから新しく資格の次の試験に入るまでの期間ってどれぐらいあるんですか。
はい。次の資格取得までの期間は、私が配属された半田整備部では4月配属で3月から開始だったんですけど、他の基地は10月から開始っていう基地もありました。
あーなるほど。配属された基地によっても半年ぐらいで次の勉強に入る人もいれば、1年経験を積んでから勉強に入るみたいな。勉強に入るって言っても基本は仕事しながら勉強だと思うんですけど、大体そういう流れっていうことですよね。
はい、ありがとうございます。ではですね、今回のテーマがライン整備士の仕事ということで、改めてライン整備士の仕事内容をちょっと具体的に教えていただけますか。
はい、私たちライン整備士の仕事は航空機の運航整備になります。装着した航空機に向かい、次の出発までの限られた時間の中整備を行います。
航空機整備の最前線に立ち、乗員CAをはじめとする様々なスタッフと連携を図りながら、空の安全を守る仕事をしております。
はい、ありがとうございます。仕事の流れをイメージしてもらいやすくするために、具体的な1日のスケジュールを教えてください。今回は国内線の整備ということにしましょう。
はい、基本的に朝7時半から夕方の18時半まで勤務しております。その中での細かいスケジュールとしましては、出社してまずアルコールチェック、ツールチェックを行います。
06:02
最初の30分間は、始業前準備と全体のミーティングを行っています。全体で周知することや、申し送り事項を確認しております。
ミーティングが終わりましたら、各々のアサインを確認して運航便整備に向かいます。その日勤帯では、大体8時から17時30分まで運航便の対応を行っております。
17時半からは間接時間に入りまして、ここでは自分が受け持つ業務を行ったり、定期訓練などのeラーニングを行ったりしております。
18時から最後の30分は、全体での就業ミーティングを行っております。最終的にツールチェック、その日の整備記録の入れ忘れがないかなどを確認して、1日が終わりになります。
飛行機って1日何便ぐらい整備されるんですか?
まちまちですね。私は今日午前中は3便行きました。
今ちょうど午後1時過ぎなんですけど、午前中で3便整備していて、この収録が終わるのが3時ぐらいの予定なんですけど、その後何便ぐらい寄り添うですか?
忙しさにもよりますけど、1時間半から2時間半しかないので、2便行けたらいいかなぐらいな感じになると思います。
なるほど。ありがとうございます。シフト制ということなんですけれども、仕事が残ってしまった場合っていうのはどういうふうになるんですか?
はい。仕事が残った場合は、次のシフトの人に申し送りを行います。
なるほど。逆に夜勤の時とかで時間が余ることってあるんですか?
はい。基本的に夜勤の時に時間が余ることはなく、夜勤の終了間際はもう朝の運行便が始まってますので、そちらの対応を行っております。
なるほど。じゃあ全体を通して早上がりとかの概念はないってことですね。
そうですね。ありません。
ありがとうございます。昼の時間帯と夜勤では忙しさって違いますか?
忙しさの種類が違うかもしれないです。
なるほど。
昼は本当に時間に追われてる状態で、夜も時間には追われつつも昼間よりは時間があるかなっていう感じです。
昼間に関しては1時間に1本飛行機が飛んでいくとして、その中で整備を完結していきますので、だいたい私たちが関われるのは20分程度になっております。
その中で不具合修復を行っております。
夜間に関しては作業時間はまちまちになっておりまして、2、3時間のものから長いと8時間などかかる作業もあったりします。
1つの作業で8時間かかるということですね。
はい。
ありがとうございます。逆に昼は20分しかないとなるとかなり時間に追われるというかタイムプレッシャーかかるような業務ということですよね。
09:07
そうですね。はい。
ありがとうございます。昼間の時間帯に飛行機1機整備するとき、どれぐらいの整備士の人数がかかるんですか。
はい。基本的には1人で対応します。人数が欲しいときはバックオフィスに呼びかけて人員をもらうこともあります。
整備士に必要な9つのツールがあるというふうに伺いました。今実際にお持ちいただいているんですけれども、これを1つずつご説明いただいてもよろしいでしょうか。
はい。整備士は日常的に携帯用ツールバッグに9つのツールを入れて持ち歩いています。
中身はスケール定規ですね。6インチまで計測することができます。ロングノーズプライヤー、ラジオペンチです。いろんなものに使います。便利道具です。
アーレンレンチセット、これは6角のアーレンレンチがいろんな大きさがセットになっているものになります。
後期の客室内とかでよく使用しています。フラットドライバー、マイナスドライバーと言われるものですね。
あとはタイヤのデプスゲージ、タイヤのリミット計測のときにどれぐらい深い傷がついているのかなどの計測を行います。
アーレンレンチ、こちらはさっきはセットだったんですけども1本の長いアーレンレンチになっております。
あとはチェンジドライバー、こちらはマイナスとプラスどちらも使うことのできるドライバーとなっております。
フィリックスドライバー、プラスドライバーですね。
チェンジドライバーがプラスマイナス2種類という風に数えられるそうなのでそれを入れて9つですね。
最後にツールバック、ツールバック自体があることも普段から確認しております。
飛行機はインチを使用していますのでこちらのツールはすべてインチになっております。
スケールやデプスゲージに関してはインチもミリ単位も対応可能です。
これ絶対にあってはならないことなんですけどもしこのツールをなくしてしまったらどうなるんですか?
はい、見つかるまで捜索することになります。
そうですよね。
なくしたツールが飛行機の重要系統だったりとかに引っかかってもし事故に発展するようなことがあればいけないので必ず見つからなかったら捜索をします。
もし探すってなった時はいる人全員で探すんですか?
はい、手空いてる方全員で探します。
見つかるまではもちろん帰れないですよね?
そうですね、本人も含めて帰れないです。
ありがとうございます。確かに飛行機の中か外かどちらかどこに置いてるかわからない状態で飛行機を飛ばすというのは絶対にできないと思うのでそれが背景にあるということであってますか?
12:06
はい、ツールが見つかるまで探してすべてクリーンな状態になってから飛行機を飛ばすことができます。
ありがとうございます。
それではここでLTCのライン整備士が働く実際の職場で録音した現場の音を聞いていただきたいと思います。どうぞ。
はい、ステータスでローアフトカーボアウトが出てますね。了解しました。
はい、山田さんこれでメッセージ全力を取るにはありませんでした。時間を見てアフトカーボかな。
今聞いていただいたのはメンテナンスサポーターから現場の整備士に指示を出している音です。
古川さんこれはどんな指示をしているんですか?
はい、今聞いていただいたのは規則の整備士を呼んでいる無線の音になりまして、まず最初に飛行機の基盤、整備士の名前を呼んでから要件を伝えております。
逆に整備士からバックオフィスに連絡するときはアルファやグラボなどの無線の暗号とコントローラーの名前を呼んでから内容を伝えております。
ありがとうございます。具体的にはどんな要件が来るんですか?
はい、規則の整備士からの要件としては調べてほしいマニュアルがあったり、実際に自分がやっていることが正しいかどうかを一緒に確認してほしいときなどに連絡が来ます。
なるほど、バックオフィスから整備士に指示を出すときはどんな要件があるんですか?
はい、やり残しがないかなどアドバイス的なことが主な内容となっております。
ありがとうございます。今バックオフィス側の仕事に触れていきましたが、他にはどんな仕事がありますか?
はい、バックオフィスの仕事は大きく3つありまして、1つ目が運航便、就航便に対する仕事、整備士に指示しつつ各部署に連絡する業務になります。
2つ目が今日の夜などどういう仕事をするか、優先順位を決めたり、パーツを取り寄せたりする仕事になります。
3つ目が人をアサインする業務になります。
ありがとうございます。ちなみに古川さん、飛行機の不具合とかが特になくて仕事が少ない日、あまりないかもしれないんですけど、そういう日は整備士は何をしているんですか?
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はい、仕事が少ない日は自分の受け持つ業務だったり、航空機の勉強を各自で行っていたり、あとはメールなどを返信する職務を行っております。
あとは、それでも自分のやることが終わってしまったなっていう人が出てきたりすると、整理整頓や、あとは普段使うものをクリーニングしたり、ツールなどのクリーニングを行ったり、
あとは月曜日にはお掃除マンデスっていう日が設定されてまして、朝手空きの人がお掃除をするっていった習慣があります。
ここまで国内線での整備士の仕事をお聞きしましたが、これが国際線になると何か違いはありますか?
はい、大きな違いとしては、国際線は税関が関わってきますので、その報酬を受ける必要があります。
また、この税関の関係で飛行機の中にある部品が海外のもの扱いになりますので、部品のやり取りに注意が必要になります。
古川さんはエアバス320の資格を、イット航空整備士の資格を持ちということなんですけど、不具合の種類でいうとルーティンワークみたいになるのか、
もしくは毎回毎回本当に全然違うことが起きていくのかっていうのもいろいろあると思うんですけど、お伺いしてもいいですか?
はい、不具合は様々あるんですけれども、よく出る不具合というものもありまして、飛行機は不具合があると自分で知らせてくれる機能があります。
メッセージとして表示してくれるんですけど、それに対してどういった不具合修復の方針を立てていって直していくかみたいなところを毎日やってます。
ありがとうございます。エアバスの整備で何が一番大変でしたか?エアバス320の整備で。
はい、エアバスは他のボーイング、ボンバルディアと違ってタイヤにクーリングファンが付いてまして、ブレーキクーリングファンが取り付いている関係でちょっと工程が増えたり、やることが増えたりします。
そうなんですね。その分クーリングファンがあることによって、そこが不具合になることもあるんですか?
あります。ただ、他の機種でブレーキクーリングが必要ですよって言われたときは、エアバスはボタン一つでクーリングできるので、そういった手間は省けるメリットにはなっています。
なるほど。整備人生で一番ピンチだなと思ったことありますか?
はい。資格取得の際に、自分がキャプテンの席に座って、ブレーキを踏みながらエンジンファイヤーを対応していくみたいなところがあるんですけど、
私の身長だと、ブレーキを一番近くしてフルブレーキを踏んで、そのファイヤーボタンまで手を伸ばすのが結構辛くて。
18:06
なるほど。
資格通るかしら。ちょっと不安になりました。
そういう悩みもあるんですね。
確かに。しかもあれですかね、若干海外仕様で作られているようなところもあるから、そもそも日本人にとって大きい感じがしますよね。
じゃあ一番最初に今取られている資格がエアバス320ってことなんですけど、これはどういう経緯で、いろんな機種ある中でエアバス320になったのはなぜなんですか?
はい。配属面談の時に希望機種を聞かれて、特に希望がなかったので、何でもいいんですって答えたところ、エアバス320になりまして。
320って小型に入ると思うんですけど、でも実際資格を取ってみたらコックピットが大きくて、なかなかちょっと体型に合わなかったっていうことですよね。手が届かなかった。
じゃあ古川さん、次に取りたいなと思っている機種とかってあるんですか?
はい。特にとは言いつつも、ボーイング787が一番いいです。
なるほど。エアバスとボーイングでは会社が違うから、結構作りも変わってたりするんですか?
そうですね。勉強し直さなきゃいけないところもあると伺ったことあります。
なるほど。ありがとうございます。あとはですね、今後LTCの整備士としてやっていきたいこととか、もしあればお伺いしたいです。
はい。先ほどお話の中にありました、バックオフィスの3つのお仕事があるっていうお話をさせていただいたんですけど、
1番目にお話しした運航便・就航便に対するお仕事で、整備士に指示しつつ各部署に連絡するといった仕事ですね。
この1番の仕事を2人がかりでやってるんですけれども、1人がメインで2人目がサブになります。
私、今サブをやってますので、こちらのメイン業務を1人でできるようになりたいなと思ってます。
なるほど。じゃあ結構サポートする側の業務もどんどんできるようになっていきたいっていう考えがあるってことですね。
はい。ありがとうございます。
今回はLTCのライン整備士の仕事について古川さんと一緒にお話ししてきました。
私の感想ですが、今日初めて聞いてみたこととしては、訓練終わって配属された後どうしてるんですか?みたいなことを、
なかなか採用説明会とか、質問があればお伝えするんですけど、こちらから積極的にお話ししてたことがなかったかもしれないと思って、
ちょっとそれが聞けたの良かったと思います。
21:00
やっぱり訓練期間が長いので、就活してる方とかだと最初の訓練にすごい目が行くっていうかと思うんですけど、
実際はその訓練は本当に基礎の基礎っていうところで、それが終わって現場に配属されてからが本当の本番みたいなところはあると思うので、
なんかそういったところも皆さんイメージできていたら良いなと思います。もちろん1日の業務も含めて。
はい。古川さん、今回お話しされてみていかがでしたか?
はい。まずは今回ありがとうございました。
はい。ありがとうございました。
私たちの業務をお話しする機会をいただいて、自分で話していく中で、すごく特殊な環境で私たちは働いているんだなと改めて実感しました。
その分やりがいだったり、達成感に繋がってるのだと感じました。
ありがとうございます。最後にこの番組をお聞きの皆さんに向けて何か一言お願いします。
はい。このポッドキャストを通して皆さんが少しでも弊社を知っていただく機会になれば幸いだなと思っております。
はい。就職活動中の皆様は、今回の話を通して入社後に自分がどういう生活を送ることになるのか、ちょっとでも想像していただけたら嬉しいです。
私から入社を目指している皆さんに向けてですけど、もちろんいろんな業務がある中で仕事の出来不出来は大事になってくるとは思いますけど、
社会人として挨拶がすごい大事になってきますので、一般的なマナーや礼儀を学んで入社してくれたら嬉しいです。
古川さん、本日はありがとうございました。ということで最後までお聞きいただきありがとうございました。今回のお相手はLTCの河木と
同じくLTC羽田整備部の古川でした。
23:07

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