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ポッドキャスト版アメコミ放浪記をご視聴のみなさん、こんにちは。
このポッドキャストは、アメコミ好きの会社員、私NOBBONが最近読んだコミックを紹介を中心に、アメコミ関連の話題をさせてもらうものです。
今日なんですけれども、前回に続いて、私のアメコミ特徴遍歴の話に絡めて、
90年代から00年代初頭にかけたアメコミシーンの話をメインにさせてもらえたらなと思います。
前回も同じような話をさせてもらったんですけれども、
前回はちょっと心配してて、あまりにも自分語りが過ぎる内容かなと思っていたんですけれども、
おかげさまで結構好評でして、当時のアメコミブームの状況が分かってよかったよみたいな、
わりと温かい評価をいただけたんで、今回は多少安心しながら話しています。
早速本題に入っていこうと思っているんですけれども、
前回は私が90年代のカプコンの格闘ゲームのブームをきっかけにアメコミに興味を持って、
そして雑誌、マーブルクロスを読み始めて、やがて現象に手を出すまでの話をしました。
今回はその続きの、当時読んだ現象の話をしようかなと思ったんですけれども、
その前に前回の話で、90年代のアメコミブームを話すときに、
ひとつ重要な視点が抜けてきたなと気が付いたんで、その話をちょっと時間を巻き戻してさせてください。
その要素は何かというと、これはフィギュアのブームですね、アクションフィギュア。
90年代というのは、アメコミのアクションフィギュアが大ブームになって、
この中心にあったのは、当時イメージコミックスを立ち上げたばかりのトッド・マクファーレンが、
自ら立ち上げた会社から出ているスポーンのフィギュアが中心だったんですけれども、
いずれにしろ様々なアメコミ関係のフィギュアがブームになって、
ファッション雑誌とかプラモ雑誌とかが続々と特集を組むようになったり、
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いろんなアクションフィギュアの専門雑誌が創刊されたり、
街にフィギュアを扱う専門店ができたりというので、非常に流行ったんですね。
ただこれちょっと面白いのが、カプコンのX面が発端になった格闘ゲームと違って、
このフィギュアのブームって、自分には何がきっかけでこのブームが巻き起こったのかというのが、
正直によくわからないんですね。
もちろんトッド・マクファーレンのスポーンが人気が出たというのはわかっているんですけれども、
いったいそれがどういう形で、初めに日本に紹介されて、
どういう形で人気が出たのかというのが全然わからなくて、
これは何でかというと、前回話した格闘ゲーム初のアニコミブームというのが、
自分みたいな、ある意味オタク層を中心にしたブームだったんですけれども、
このアクションフィギュアのブームというのは、これはオタク初ではなくて、
どちらかというとオシャレ系というか、ヒップホップとかスニーカーとか、
そういうやつもみたいなストリートカルチャーというんですかね、
そういうストリートカルチャー初のブームだったことが原因で、
オタクの僕にとっては、気が付いたらすごいスポーンのフィギュアが流行ってて、
ちょっと普通にスポーンのフィギュアが飾られてたりするんだけど何なのみたいな、
そういう感じだったんですね。
本当にオタクの自分としてはいつの間にかアメコミのアクションフィギュアが
かっこいいものとして流行っているみたいな感じで、得体の知れないブームだったんですね。
ただ、この時に刊行された雑誌というのは、私はよく読みました。
何でかというと、格闘ゲームの雑誌にキャラクター紹介のコラムが載っていたのと同じような感じで、
そういうフィギュア雑誌とか、模型雑誌にもよくフィギュアの元になったアメコミキャラの紹介コラムが載っていたんですね。
なのでそういうコラムを目当てで、こういうフィギュアの雑誌はよく読みましたし、
もちろん私自身も結構フィギュアを色々と買ったのを覚えています。
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ここからは想像なんですけども、前回の時に私は格闘ゲームでキャラクターに興味を持った自分が、
そのキャラクターが背負った物語を知りたくて、ゲーム雑誌のコラムを読み漁ったという話をさせてもらったんですけども、
これは想像なんですけども、おそらくそれと同じような流れっていうのがフィギュア業界でも起きていたんじゃないかなとちょっと思っています。
つまりどういうことかというと、前回格闘ゲームっていうのは、キャラクターを表現する意味で非常に最適の媒体だったって話をしました。
要は格闘ゲームのキャラクターっていうのは物語から割と切り離された存在なんだけども、
それ故に格闘ゲームのキャラクターっていうのは、そこに剥き出しのキャラクターの魅力っていうのがすごい詰め込まれていたんですね。
っていう話を前回したんですけども、この物語から切り離された剥き出しのキャラクターの魅力っていうのは、まさにフィギュアの魅力でもあるんですね。
要は出来がいいフィギュアっていうのは、そのキャラクターを知らない人でも造形とかついてるくものとか見ただけで、こういうキャラクターなんだとか、
あとは例えば、このキャラクターってすごいファンタジーっぽい見た目なんだけども、右手だけむちゃくちゃSFっぽい感じのパーツがついてるけども、どうしてだろうとか、
そういう感じで、フィギュアからキャラクターの魅力っていうのが縦折ってくるのがいいフィギュアなんですね。
そういう意味で格闘ゲームの剥き出しのキャラクター性に非常に似てるんですね。
なので、これも推測ですけども、おそらく当時自分が格闘ゲームをプレイして、その結果としてキャラクターに興味を持って、
そこから物語、キャラクターが背負った物語、つまりコミックの内容に興味を持つっていう流れがあったように、
おそらくアクションフィギュアのファンっていうのも、アクションフィギュアから物語に興味を持つようになるっていう流れが当然あったと思っていて、
そういう興味の受け皿として、ゲーム雑誌にキャラクター紹介のコラムが載るのと同じ理屈で、フィギュアの雑誌にもそういうコラムが載っていたんじゃないかなと思います。
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おそらく当時のアメコミのコミックを読んでいるファンっていうのは、格闘ゲームから入ってきた人ももちろんいましたし、
おそらくフィギュアから入ってきた人もたくさんいたんだと思います。
かなり横向きに揃えたんですけども、というわけで当時アクションフィギュアがすごい流行ったって話をさせてもらったんですけども、
ここから本題に戻りまして、前回現象に手を出したってところで終わっていた、自分のアメコミ編歴がどうなったかっていう話をちょっとしていこうかなと思います。
翻訳本では飽きたらなくなって、現象に手を出すしかないっていう風になった自分は、
当時秋葉原にあったトライソフトっていうお店であったりとか、アメコミの現象を読み出すんですけども、
自分はその現象を読むにあたって初期衝動と言うべき、実は3つのテーマがありました。
その3つは何かっていうと、1つ目は翻訳がなかなかされないキャラクターの作品が読みたい、
つまりX面はもう飽きた、スパイダーマンとかバットマンとか、そういうあまり翻訳がされないでもキャラクターの情報がどんどん入ってくるアメコミヒーローの物語が読みたいっていう気持ちがありました。
2つ目の衝動っていうのはこれと1つ目に似てるんですけども、もっとDCのキャラクターが知りたいっていう気持ちがあったんですね。
要はDCについては、映画とかそういうのを含めてまとまった情報が入ってくるのはバットマンがほとんどで、
あとはわずかばかりスーパーマンの情報が入ってくる程度で、もちろんもっといろんなキャラクターがいるっていうのは分かってるんですけども、
どういうキャラクターがいるのかっていうのが全然分かんないと。
なので、もっとDCについて知れたら楽しく読める作品もあるのになっていう気持ちがありました。
これがその初期衝動の2つ目でして。
3つ目は何かっていうと、キャラクターやユニバースの転換点になるようなダイナミックな展開が読みたいっていう気持ち。
この絵がありました。
要は3つ目のこれ何かっていうと、当時私がマーブルクロスで一番好きだったのっていうのは、
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刊末にあったアメコミニュースに乗っかってくるすごい大事件の情報だったんですけども、
その大事件に当事者、つまり読者としてリアルテーブルで立ち会いたいなっていう気持ちがありました。
というわけで、繰り返すと現象予言にあたって、私は翻訳がされないキャラクターが読みたい。
特にDCのキャラを読みたい。
さらに大事件が読みたいっていう、今この3つの衝動がありました。
そんな衝動に従って、当時読んだので記憶に残っているのは何個かいうと、
1つ目はバットマンのノーマンズランドですね。
これは翻訳も出てるんで、ご存知の方も多いと思うんですけども、
バットマンの1年間くらいかけてやったのかな。
結構大きなクロスオーバーでして、物語的には大地震がゴッサムシティで起こって、
その結果として、アメリカ政府がゴッサムシティをアメリカの領土から切り離しちゃって、
統治を諦めちゃうんですね。
結果として、ゴッサムっていうのは本当の意味での完全な無法地帯になって、
無法地帯になったゴッサムで、いろんなヴィランやヒーローっていうのが、
1年かけて縄張り争いをすると。
ちょっと面白かった趣向としては、その縄張り争いの様子っていうのが、
勢力図っていう形で、毎号毎号その読者に対して提供されて、
例えば今回の話で、トゥーフェイスの勢力っていうのが広がりましたとか、
逆にバットマンにスケアクローってのがやられたんで、スケアクローの勢力図が消えちゃいましたみたいな。
っていう感じで、今どういう形にあるのかっていうのが、
割とグラフィカルに分かるっていうのはちょっと面白かったなっていう記憶があります。
あともう一つ記憶に残っているのが、スパイダーマンのイベントのアイデンティティクライシスってやつですね。
これどんな話かっていうと、スパイダーマンがとある事情でスパイダーマンとして活動できなくなっちゃうんですね。
それでもでもピーター・パーカーっていうのはヒーロー活動を続けたいと思っていて、
もうスパイダーマンじゃなくて、新しい別のヒーローとして活動しようっていうふうに思いつくんですね。
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ただ、ある日スパイダーマンがニューヨークからいなくなって、代わりに全く新しい新ヒーローが現れたら、それいくらなんでも怪しいと。
なので、新しいヒーローの正体がスパイダーマンとバレないようにするために、
ピーター・パーカーっていうのは見た目も性格も違う4人の新ヒーローっていうのを作り上げて、
4人のヒーローを全部自分が中の人になって、同時進行でヒーロー活動を続けるんですね。
そういうふうにしたら、いくらなんでも4人が全員別人で、しかもその正体がスパイダーマンというふうには思われないっていうふうに思って活動するっていう話で、
これどういう趣向かっていうと、要するに当時スパイダーマン関係のタイトルって毎月4種類入れてたんですね。
この4つのスパイダーマンタイトルっていうのが、それぞれ別のヒーローのタイトルに変わって、それぞれが別の話をやるみたいな、そういうイベントでした。
というわけで、バットマンであったりスパイダーマンの、しかも大きなイベントを読むっていうのを、これを満たそうとしたんですけども、
ただ、こういうイベントを中心に読むっていうのは、やってると問題が出てきたんですね。
それは何かっていうと、1つはお金がかかるっていう問題でして、要は当時まだ大学生だった自分っていうのは、
毎月毎月1冊1000円近くするようなリーフを複数買ってイベントを追いかけるっていうのは、結構厳しかったんですね。
なので、なかなか難しいなっていう気持ちがあったのが問題の1つ目。
2つ目は、さっきも言ったとおり、キャラクターを知りたいんで、もっとDCを読みたいっていうような気持ちがあったんですけども、
当たり前なんですけども、DCのキャラクターはあんまり知らないんで、知らないキャラクターのコミックはなかなか手を出せないっていう、
というわけで結果として、よく知らないDCをもっと知りたいんだけども、何から読まれるのかわかんないみたいな、
当たり前と当たり前なんですけども、そういう事態に陥ってました。
ただ、実はその時、私はお金がかかるっていう問題と、もっとDCを読みたいんだけども、何から読めばいいかわかんないっていう、
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2つの問題を解決する良い方法っていうのを見つけるんですね。
それは何かっていうと、それは企業間のクロスオーバーを読むことだったんです。
どういう事かというと、当時、非常に企業間のクロスオーバーは、
マーベルのヒーローとDCのヒーローのクロスオーバーっていうのが流行っていて、
それを読むと、知っているマーベルキャラクターをとっかかりに、DCのキャラクターが知れるっていうメリットがあります。
しかも、だいたいこういうクロスオーバーって、1は完結なんで、それほどお金がかからない。
その上、異なる企業のヒーローがコラボするっていう、アメコミならではのダイナミズムも味わえるっていう、
自分のさっき言った初期衝動を全部生み出せる非常に良いソリューションになったんですね。
というわけで、この頃は企業間クロスオーバーっていうのをすごいよく読みました。
例えば、思い出すので言うと、バットマンとキャプテンアメリカのクロスオーバーですかね。
これはちょっと思考が凝ってて、少し時代が昔、いわゆる現代のバットマンとキャプテンアメリカじゃなくて、
ちょっと昔のバットマンとキャプテンアメリカ、昔の時代のバットマンとキャプテンアメリカのクロスオーバーで、すごい渋い雰囲気で良かったですね。
あとは覚えてるのは、シルバーサーファーとグリーンランタンであったり、
あとはそういったクロスオーバーの遠ざった点とも言えるような、DCVSマーベルであったり、
あとはDCのキャラクターとマーベルのキャラクターが合体したアマルガムコミックスみたいな、そこら辺も非常によく読んでました。
そういう感じで、自分なりにいろいろと読みたい作品を読んで、結構粒律したアメコミライフを送っていたんですけども、
ただそんなアメコミライフもあるきっかけで終わりを告げるんですね。
そのきっかけは何かというと、就職です。
就職した結果、あまり時間がなくなって、学生時代みたいにフラッとアメコミショップに行って、
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欲しいのをパパッと買うことがなかなかできなくなってしまって、自然とアメコミの現象を読むという習慣がなくなってしまったんですね。
もちろんその間も別にアメコミから興味がなくなったわけじゃなくて、
当時はもう割とアメコミの翻訳も下火になってましたけども、それでも翻訳本は出る度に買ってましたし、
あと社会人時代で覚えているアメコミの話っていうと、当時キャプテンアメリカの死亡、デス・オブ・キャプテンアメリカですね。
これが結構話題になって、ヤフーニュースにもなったんですね。
そのヤフーニュースを見て、今マーベルってそういう展開をやってるんだみたいなふうに思ってたんですけども、
たまたまその少し後ぐらいにアメリカ出張が入りまして、
その行きの空港の本屋でデス・オブ・キャプテンアメリカを買って、
その出張中のホテルでちょっとパラパラ見てみて、
これなんかこっから読んでもよくわかんないな、なんかキャプテンアメリカいきなり捕まってるところから始まるらしいと思って、
帰りの空港で逮捕の原因になるチビルを買って読んだりだとかっていう、
そういう感じでアメコミに対して興味はあるんだけども、少し離れた状態がしばらく続きました。
その後、次の天気になって再びアメコミを読むようになったきっかけというのもまたありまして、
何かっていうと、私の結婚と子供の誕生ですね。
子供が生まれちゃうと、特に赤ん坊がいる、子供がちっちゃいうちはあんまり出かけることもできないですし、
ゲームとかそういうのをやってても赤ちゃんが泣き出したらすぐにミルクをあげなくちゃいけないんで、
あんまりゲームとかも集中してはいけないんで、家にいながらこま切れ時間でできる日もないかなっていうふうに思い出して、
久しぶりにアメコミを読んでみるのもいいかなと、本格的に読んでみるのもいいかなと思って読み出して、
というのがアメコミに復帰するきっかけでして、しかもこの時、大体2010年とかぐらいですかね、
この時って家でアメコミを読む上で、2つ大きな追い風があったんですね。
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何かっていうと、1つは電子書籍の対等で、ちょうどこの時期、2010年前後に何があったかっていうと、
DCやマーベルが紙と電子書籍っていうのを同時に発売するようになったんですね。
なんで結果として、出かけなくても家にいながらにしてアメコミの新刊がリアルタイムで買えるっていうことで、
新作をどんどん読みたいっていう自分のニーズにすごい合致している流れが来てました。
プラスもう1つ追い風だったのが、DCのリブート、いわゆるNew 52の開始ですね。
学生の時に読んでたときは、DC読みたいけども、 取っ掛かりがないっていうふうに思っていたんですけども、
そのまさに取っ掛かりがDCのほうで始まったんで、 これ幸いっていう感じでDCを非常によく読むようになりました。
結局ここで再任したアメコミ趣味っていうのが、 その後10年続いて今に至るっていう感じで、
今でも基本的には毎週新刊を楽しみにしてアメコミを読んで、 その感想をこうやってポートキャストで話したり、
ブログに書いたり、もしくはいろんな新刊のニュースを見て、 そのニュースの内容をTwitterアカウントで発信したりみたいなことをやっていて、
非常にアメコミがただ漫画を読むだけの趣味じゃなくて、 いろいろと手を動かす趣味的な感じになっているなというので、
非常にアメコミといい関係を続けられているなというのが 自分としての実感になっています。
ここまでつらつらと自分語りを続けて、 最後は特にまとめがあるわけじゃないんですけども、
改めて自分のアメコミの遍歴っていうのを思い出して、 こういう言葉として求めてみると、
やっぱりちょうどいい時期にアメコミに 嵌まれたなというのもあるし、
さっきもちょっと言いましたけども、 ただ読むだけじゃない、すごい良いライフワークとしてのアメコミというのを
うまく提供してもらっているなというのがあって、 こういう関係の趣味というのをできる限り長く続けていけたらいいななんて思っています。
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ごめんなさい、自分語りが長くなりましたけども、 の部分のアメコミ遍歴、こんな感じです。
というわけで今回の話題は以上とさせてもらいます。 毎回のお願いになりますけども、
感想であったり、紹介してもらいたいタイトルであったり、 もしくはアメコミに関する質問などがあれば、
お気軽にTwitterアカウントあてにDMを送らせるか、 ハッシュタグアメコミフォロー機をつけて通じてください。
またこのTwitterおよびBlueSkyでは、 こういう感じで日々読んだアメコミについてつぶやいてますので、
そちらのほうもフォローしていただけたら嬉しいです。
次回なんですけども、次回はPodcastじゃなくて、 ブログのほうを更新しようかなと思っています。
何でかというと、今DCのほうが夏の大型イベントに向けて 結構いろんな展開をやっていて、
そこら辺の展開の内容をうまくまとめて、 夏のイベント前の予習的な記事を書けたらいいなと思ってますので、
次回はブログを更新する予定です。 それでは次回の更新でお会いしましょう。
ご視聴ありがとうございました。