ミュージカルなんですが、劇団式とか宝塚ともまた違う2.5次元的な文脈での作品なんですが、やっぱり現地に行かなきゃわからなかったのは、客層ですね。
客層はですね、若い。めちゃくちゃ若くて。
それはステとも違うんだ。
ステはね、もうちょい幅広かったんですよ。
年配とは言わないけれども、私と同世代くらいの人もいたし、もちろん若い人もいたんだけど。
ただ、今回のミュージカルの場合はもう明らかに客層が若い。
20代くらいの人とかがメインを占めていて、あともう男性はほぼいないんですね。
時計ラムステージとかは割と男性も少ないんですけど、1割、1割は言い過ぎか、5分くらいは男性いるんですが、ミュージカルはほぼゼロ。
私以外の男性は1人2人くらいしか見なかったですね。
何人キャパ?
会場があそこです。マカリメッセ。
でかっ。
多分一番でかいところじゃないかな、そこ。
メッセ詳しくないんですけど。で、ほぼ全部使ってステージでしたね。
男は1人2人しかいないの?
男はもうほんと数えるほどしか見られませんでした。
で、ファンの客層というか、私が見た範囲なんですけど、服装とかも全然違っていて、すごいフリフリでブリブリの可愛さみたいなものを身にまとっている方が多くて。
なんというかフェミニンなお衣装のお客さんが多くて。
これもいわゆるステージとかとはちょっと違う印象。
あるいは劇団式とかでももちろん見たことのない感じもして。
どっちかっていうとミュージカルっていうよりはアイドルのライブとかってこんなものなのかなって。
しかもあれだよね。見に行った回っていうのが。
ストーリーがあるやつっていうよりは、これまで演じられてきたミュージカルの曲を歌うと。
フェスに近いような。
ライブみたいな感じ?
そうそう。まさにライブみたいな感じで。
歌メインでボンボンするほど炎が上がって。
テープが舞い散って。
アイドルとか統計に出した人たちが歌い踊るという感じだったんですね。
完全に私はバチ以外な感じだったんですけど。
面白かったんですよね。
アイドルライブを知らなかったんですけど、きっとこういうのなのかなと思ったし。
はいはいはい。
なんというかね、どこから話したらいいか難しいんですけど。
非常に女性が多い会場だし、男性はほぼ私だけだったので。
自分がこのアメコミラジオ的な話をすると、ミュータントの気持ちがわかりますよね。
マイノリティなんだなって。
X-Menにおけるミュータントの気持ちってこういうのなのかなって思って。
普通に会場入りして、客席に座るじゃないですか。
周りほぼ全員女性なんですよ。
男一人こうやって座っているとですね、後ろの人から話しかけられて。
すいませんって言って。
ちょっと身長大きいので小さくなってみてもらえませんか?
マジで?
すいません、すいませんみたいな。
びっくりしたんだよ。
え?まあ、うん。
確かにね、私身長小からではないけど、そんなこと言われるのかと思って。
え?
それ、まあいいか。
もしかしたら、冒険乱舞ミュージカルっていうコンテンツにおいてはそういう。
マナーなのか。
身体が大きい人間は身体を小さくしなければならないっていうのがあったのかもしれないんですけど、すごいそれがまずびっくりして。
びっくりするな。
映画館行って前の人にすいませんとか言わないっていうか、言いにくいじゃないですか、なかなか。
言わないし、プロレス会場とかでけえ奴めっちゃいるけど、小さくなってくんねえかなとは確かに思うわ。
でも多分それは私がミュータントだから言われたのかなと思ったし。
まあ確かにそうか。
ちょっとわかんないけどね、それしかもしかしたら特別なのかもしれないけど。
あと隣に座ってる人からも話しかけられて、私手ぶらで行ったんですよ。
荷物何も持たずに行ったら隣の人から、もしよかったらこのペンライト使えませんか?って。
え?そんなことある?
公式のペンライトでよければ。
フェスというかライブの、ライブ違うな、ミュージカルのために新しいペンライトが販売されるんですよね。
その人はその会のペンライト買ってて。
他の読みじゃないけど、ペンライト買ってて。
まあ過去会のみたいな。
もしよければこれ公式のあるんで、どうぞ。
すごいそれもビビっちゃってさ。
なんかその、なんかの不調かと思って。
早く帰ってほしい人にブブ付け出すみたいな感じで。
めちゃくちゃ近寄ってほしくない人にペンライト貸すみたいな文化が、もしかしたらミュージカルにおいてあるのかなと。
お前浮いてるぞみたいなメッセージ。
手ぶらで来るのがマナー違反とかそういうのもあるのかなとか。
すごいいろいろ考えちゃってさ。
わかんないね。
もうなんかそのコミュニケーションが全然できなくて。
文脈がわかんなくて。
だからそれもすごい気持ち悪い感じで、すみません大丈夫ですみたいな。
断ったの?
なんかその受け取ったら受け取ったでさ。
マナー違反の可能性があるじゃないですか。
こいつマジでブブ付け食いやがった。
そういう時にツイッターとかで晒されたらすごい嫌だし。
後ろの人から怒られたばっかりだし。
なんかすみませんありがとうございますみたいな感じで。
でもそういうなんか両極端の対応というかコミュニケーションが入場してすぐにあって。
これもしかしてユータントっていうのはこういう扱いをされてるんだろうか?
なんていうか悪意のない攻撃ですよね。
あなた大きいから小さくなってくださいってことを言われたりとか。
逆に少数派だからこそ優しくしてもらえたりとか。
そういう扱いがあるのかなって思いましたね。
そういう意味では全然ミュージカル関係ないとこなんですけど。
なんか現地に行かないとわからないことってあるんだなと。
なんかごめんあんまりプラスの情報じゃなかったなって。
良くなかったな。
あとトイレ全然なかったですね。
当たり前ですけど。
それはまあマクアリメッセという場所があってことか。
マクアリメッセに行って、女性用トイレがすごい仮設トイレが並んでるんですよね。
そうなんだ。
いっぱい設置されてるんですけど、男性トイレはもう仮設トイレ1個しかなくて。
まあいないからね。
そういなかった。やっぱりそれだけいないんだなと。
チケットを渡して入場しようと思ったら、
お客様ここから先もうトイレございませんが良いですか?
あ、男の人にだけはそれを言うんだ。
それを言って。
もちろん中に女性用トイレはあるんですけど、男性用トイレはなくて。
欲しいですか?って。
なんかすごい親切なゲームのキャラクターみたいな。
この先ボス戦があるよ、もうセーブできないぞみたいな。
なんか優しくされたなって。
そういう現地だからこその味わいがありましたよ。
で、ミュージカルというか、ライブ自体はすごく面白くて。
ミュージカルでやってきた曲とかを、実際にメンバーが日替わりでどんどん変わってるんで、
演じられてきた時とは違うメンバーで同じ歌を歌うとか。
あったりするので。
そういうアレンジの面白さっていうのもあるし、
あと9年間の歴史があるだけあって、
キャストもなんというか当たり前なんですけど、
歌もダンスもめちゃくちゃ凄晴らしいものがある。
仕上がってるんね。
刀剣男子以外のもちろん仕事もずいっぱいやってきてる人だし、
非常にロボットダンスが上手い人とか、
めちゃくちゃ歌が得意な人。
キャラ付けがあって。
その人のこれまでの経歴とか出演作とか、
人生の蓄積をお客さんにぶつけてくる。
ミュージカルもでしたが。
これプロレスだなって。
アイドルっていうのはプロレスだったから。
仕事じゃなくて生き様なんだなって。
なるほど。
だったりしたし、
あと刀剣男子の中にはアイドルユニットとして売り出してる、
刀剣男子チームみたいのもある。
そういう単独ツアーとかやってたりするんだけど、
そのメンバーとかも出てて。
そういう人たちは完全にアイドル的振る舞いで、
お客さんを盛り上げてて。
すげえ。
やっぱ幅の広さ。
いろんな面白さがあるのが刀剣男子の魅力、
刀剣乱舞の魅力なんだなとは思いましたね。
あれだよね、一応皆さん刀剣男子としてステージに上がってたよね。
そうそうそうそう。
それはそう。
全員刀剣男子として上がってて。
いいなあ。
でもそう、実は賛否両論もあることがありまして。
途中で映像が挟まりまして、
キャストの中の人のインタビュー映像が流れるっていう。
うわあ、それは賛否あるよ。
これがなかなかね、内容的にはコロナ禍でミュージカルが思うようにできなくてすごく苦労していた。
ああ、なるほど。
みたいなのを、刀剣男子メイクじゃなくて、
普通の顔というか、
役者さんとしてね。
役者さんとしてインタビューを答えるっていうパートがあって、
なんかこれ賛否両論ありそうだなと思ったら、
案の定めちゃくちゃ賛否両論出てました。
うわあ、私はどっちかって言ったらそういうのやらないで欲しい派だけど、
まあでもやりたかった気持ちはわかるなあ。
で、アイドルライブっぽいなって思ったのも、
ファンの人とか、隣にペンライトを貸してくれようとした人とちょっと話してたんですけど、
中の人のファンなんですよね。
ああ、まあそういう人もいるもんね。
なんとかくんを応援して生きてます、みたいな感じの人もいて、
もちろん流石に始まってからその名前で呼ぶことはないんだけど、
今日はなんとかくんがすごくよくて、みたいな話をされてたりとか。
そういうファン層の需要があるから、
そういう本人映像みたいなのもあるのかなと思ったんだけど。
ステージとかだと、ホケラムステージとかだと、
そういうのはほぼ絶対やらない演出でもあるから、
ミュージカルとの演出の違いというか。
まあそのお祭りという場だったっていうのもあるよね。
もしかしたらあるのかもしれないですね。
あとプロレス的な要素としては、
エキシビジョンマッチが途中で挟まって、
日替わりで刀剣男子同士の手合わせをするというか、
縦を刀剣男子2人が出てきて見せるというシーンなんですけど、
それもやっぱり舞公演組み合わせが違うそうで、
盛り上がってましたね。
私が見た回だと、
日刈青江と山場義理国裕がやってましたね。
マジか。日刈青江、あれですね。
ゲキレンジャーのリオ様です。
そのエキシビジョンマッチ感があって結構面白かったですね。
戦う前にセリフのやり取りがあって、
盾の最中に、お前には俺の背中預けられないぜみたいな。
そんなやり取りとかあって、めっちゃ盛り上がってました。
その時にもちょっと思ったんですけど、
やっぱりミュージックというか、
ミュージカルとステージの違いとして、
ステージってめっちゃ服脱ぐんですよ。
服脱ぐっていう語弊があるんですけど、戦いの中で裸けていくんですよ。
でもミュージカルって、
公演の最中に脱ぐことはそんなにないんですね。
ただ、刀剣男子同士の絡みがめちゃくちゃあって、
すごい至近距離で見つめ合うとか、
後ろから背中を抱くとか、
そういう演出があって、
ステージにはあんまり見られない演出で、
それはやるたびにお客さんも喜んでキャーって
この辺もキャー面白い。
そういうところもお客さんの違いに繋がっていくんかね。
身体接触の多さとか、見つめ合いとかが超面白かったですね。
キャラクターの関係性で燃えてる感じがする。
今回は本当はストーリーなかったので、
キャラクターの関係性で楽しむっていう感じが、
ステージの違いで面白かったですね。
結局、自分がやったことがマナー違反だったのかどうかわからないし、
それが一般的なお客さんなのか、
私があまりにもキモすぎたから、
注意されてしまったのかもしれないですが、
やっぱり現地に行くことで学んだなって。
現場に行くの怖いなって思っちゃった。
覚悟を決めていった方がいいなって、ヘラヘラしながら行くんじゃないかと思いました。
やっぱり戦場だったなって。
まず我々、メインの客層じゃないもんね。
そうね。我々の方がとざまというか、
よそ者というか邪魔者ですからね。
ヒーローショーにいる大きいお友達の気持ちをちょっと知った気がしたよ。
うーん。
あれはまた違うから。
ヒーローショーは最近大きいお友達ばっかりで、大丈夫かと思ってるんだよね。
どういうことでした?トーケーラブミュージカル。
ちょっと私の偏った感想なんで、もしかしたら
トーケーラブミュージカルはもっとこんなに面白いんだっていうことがあるかもしれないですが、
そしたらぜひメールで教えていただけると。
ミュージカル自体が面白いのはよく知ってますよ。
また私の振る舞いの良くなさが教えていただけると、
今後に活かせるんで。
ペンライトを貸されたときはこうしたらいいんですよとか。
話しかけられたらちゃんと返事をしましょうとか。
なるほどね。
なんかスネとか一回切ってから、身長縮めてから行きましょう。
まあいろいろ勉強になりました。
まあちょっと私もまた、今度はなんとか祭とかじゃなくて、
普通にお芝居公演やるとき見たいなと思うんで。
ぜひチケット取れたら。
またやるときは教えてくださいよ。
さて、この番組では毎週一冊の
方訳アメコミを紹介してるんですけど、
今日は私の自主興行権を
活用しまして、
アメコミではない私のおすすめ作品を
ご紹介したいなと思います。
それをやる権利をかけて戦ってるわけなんですけど。
この前回勝利したときの権利を使いまして、