1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
  2. Vol.247「『エミリー、パリへ..
2020-12-24 33:03

Vol.247「『エミリー、パリへ行く』に見る米仏文化」

Netflixで配信開始以来、世界中で話題になっている『エミリー、パリへ行く(原題"Emily in Paris")』について、パリ在住約20年のアキにはどう写るのか?
また、アメリカとフランスのお互いの文化に対する視点から、描写の違いとその面白さについてお話しています。

オープニングでは、12月にアキが開催したライブセミナーの様子や、メンタルを整えるコミュニティ「ソワメムサロン」に関してお話しています。

オフィシャルサイトは、http://projectsparis.com/


今年も当番組をお聴きくださりありがとうございました。
2021年最初の配信は1月8日になります。
どうぞよいお年をお迎えください。


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こんにちは、あきです。
今日もパリで学んだブレない自分の作り方の時間がやってきました。
12月もとうとう最後の時期に入ってきました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
ちょうどクリスマスのタイミングなんですけども、もちろんこの収録はクリスマス前に撮っています。
今回のクリスマスについては先週お伝えしたように、ちょっとまたね、毎年の恒例とは違う形なんですけれども、
それについてはね、終わった後またどんな感じだったのかということをお伝えしていきたいと思います。
さて12月はどんな風に過ごしてきたかというと、一年の振り返りみたいなことについてはね、もちろん先週お話ししたようにやってはいるのですが、
やっぱり12月ってシバスと言われるだけあって、結構皆さんバタバタしているケースって多いんじゃないかなと思います。
ただ今年は何か忘年会もないとかね、そういうことも多いみたいなので、またちょっと去年とは違う形なのかなぁと思っています。
私自身は9月からね、何回かポッドキャストでもお話ししたかと思いますけれども、ライブ配信を始めました。
9月からちょうど月末みたいな形で、何か別のねセッションが入っていない限りは基本やっていたんですけれども、
週2回大体30分から40分ライブをやってきました。
フェイスブックとインスタだったんですけれども、ライブっていうのは私の中では結構大きなチャレンジで、なぜかというとポッドキャストみたいな収録とは違うじゃないですか。
生配信だし、もちろん顔も映るし、でも皆さんの反応が直接返ってくるというプラスの面もいっぱいあって、
やっぱりあそこで参加してくれて、コメントを書き入れてくれて、私がそれに反応するって質問に答える、その場で答えていくっていうのは結構ね、
相互的なやりとりができて本当に私も楽しかったんですね。
毎回テーマも変えてるし、テーマを変えてるとはいってもね、毎回ダラダラと喋るわけじゃないので、
私なりにちゃんとコンテンツを作ってというか、まとめて自分の考えとか視点とかをね、お伝えしているわけなんですね。
12月にちょっとアンケートを取った時に、やっぱり今自分が、これはねライブをずっとやりながら考えてたんですね。
なんでこういうことを質問してくるんだろうとか、なんでこういうコメントをするんだろうっていうのを、一人一人の反応を見た時に、やっぱりね、ブレーキがいろんな意味でかかっている方が非常に多いなと思ったんですよ。
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これは私も含めてなんですけども、ブレーキって無意識でやっぱりかかってしまうんですね。
で、そのブレーキの原因そのものは人それぞれなんですけども、やっぱりねブレーキっていうのは変化が激しければ激しい時代にこそブレーキはかかるんですね。
みんな軽やかにサクッと次の方に行きたいっていう気持ちが強ければ強いほど、それを抑えるというか引き戻す力も作用反作用の力で多いんですよね。
なので頑張らなきゃと思うほど頑張っちゃダメだよみたいな力が働く。こういうことが日々の生活の中で溜まっていくとやろうできないのサイクルを繰り返してしまうんでしょ。
これがね年齢とか時期とかそういう個人的な要素もあるんですが、やっぱり時代の変化が激しければ激しいほど今の自分ではいられないっていう状態が多いのでやろうとしたり適応しようとするとブレーキがかかりやすいという実態があります。
だからこそそういう話が出てくるのかなと思って、いつもは30分の1回きりのコンテンツなんですけども、ちょっとじっくりと向き合ってもらうための4回のライブをしました。
全部でね、小分けにしてるとはいえ、合計すると3時間半ぐらいのライブになるので、半日のセミナーを受けた感じにはなったと思います。
たくさんの方からね、結構自分を見直すいいきっかけになったとか、たくさんの本当にコメントをいただいて、ちょっと今手元にないのでお読みすることができないんだけれども、
やっぱり知ってるのと知らないのは違うし、やっぱブレーキにもタイプがあるとか個人の性格にもよるとか、あとブレーキを外すときにこれだけは分かってた方がいいよっていうことを知っておくかどうかっていうのがまず第一。
あとは実践でどうやっていくかっていうのが大事みたいなことに気づけたら嬉しいなと思ってます。
私自身もね、全然こうセミナー的なものをやってなかったんですよね。
自分のやっているクライアントさん向けのプログラムとして、ちょっとこれについてお話しますみたいなのはやったけれども、全然ね、会ったこともないというか接点がない方に向けてライブを3時間半やるっていうのは本当に初めてだったので、私にとってもすごくいい経験になりました。
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やっぱり2021年はまさにね、風の時代とか言われていますけれども、風の時代ならではのやっぱりブレーキを自分で外して実践して、それを結果を出していく。
それを自分の自信としてさらに高スパイラルに入っていけるようにしていくっていう体制を作ろうと思って、1月からちょっと新しいコンテンツもスタートします。
なので一緒にやっていく方には本当に結果を出してもらえるように、私も全面サポートしていこうと思っているんですが、やっぱりメンタルって無意識でやってしまっているところがあるんですよね。
なのでやっぱり外側からある程度力をかけて、別にライズアップみたいにやるとかそういう感じではなくてね、私の場合はいかに自分でできるようにトレーニングしていくかっていうことをメインにやってるんですけども、そこの部分を踏み落として毎日の生活の中で使っていくっていうトレーニングをね、1月からやっていこうと思います。
私自身もね、ちょっと自分と向き合ってきた1年からちょっと一気にアクティブになっていこうと思っていて、そういう意味での久しぶりのね、本当に久しぶりのコンテンツなんですけども、ちょっと大々的にやっていこうと思っている感じですね。
なので、もちろんこのポッドキャストはね、ポッドキャストで続けていくし、私も大好きな活動なので、いろんな角度からね、やっていこうと思っているんですけども、やっぱり私のやっている活動の中でためになることとか、自分の生活に落とし込んでいくっていうところでは、もしよかったらこのソワメムサロンとインスタグラムのライブに登録していただけると、
完全なオープンではないので、申請しなきゃいけないんですけども、それに入ってアーカイブでも見れる状態にはしているのでね、全部ではない、定期的に消してはいけますけど、なので、よかったらぜひ入っていただきたいなと思います。
ホームページの方から見れるようにしていきます。
なので、ぜひぜひ入っていただきたいなと思います。
なぜ私がこのライブをやっているかっていうと、ブレーキのところのライブセミナーでも話したんですけど、マインドってね、今本当にみんなが知識で分かってきてるんですよ。
無料の情報っていうかね、ネットでもいっぱい探せるし、本もいっぱいあります。
だけど一番大事なのって、マインドのことを知ってることではなくて、これを自分の実生活に実践しているかっていう、ちゃんとできてるかっていうところが大事なんですよ。
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これは自分自身への戒めでもあるんですけども、だから、これ知ってるじゃなくて、それができてる人にならないと、そのマインドについて語れる資格はないと私自身も思っているので、だからこそ、まず自分がお見本を見せられる状態で、そういうマインドとかメンタルでいようと思ってはいるんですね。
私自身が実は毎日トレーニングしていると、その部分をできることで、私がサポートしていくという感じで考えてます。
なので、もし何か自分の中でモヤモヤがあるとか、ブレーキがあるとか、何か思うようにいかないっていう時は必ず何かのブレーキがかかってます。
それが意識的なものなのか、無意識的なものなのかは、もちろんセッションとか話してみないとわからないんですけども、でもライブではある程度自分でわかる方法もお伝えしたし、やっぱりみんな頑張ろうっていう方に意識が向くけど、頑張る前にブレーキ外した方が何倍も早くいけるんだよっていうことを伝えたかったので、
その辺をね、ぜひ知っていただく機会になったらよかったなぁと思ってライブを配信しました。
ということで1月もね、ずっとまた通常のソワメムサロンのライブは続けていきたいと思いますので、ポッドキャストと合わせてよかったらぜひ覗いてみてください。
それでは本編スタートです。
はい本編です。
今年最後のポッドキャストの配信になるかと思うんですけれども、1年の振り返りについては前回お話ししたと思いますので、今週は今年最後ではあるんですけど、軽いお話で締めたいなと思っています。
実はこの秋からネットフリックスでエミリーパリスっていう、あのエミリーパリに行くなのかな日本語タイトルが、こちらが放映されてすごい人気だと。
であれはまあ面白おかしくね書いてるし、本当綺麗なパリもいっぱい映ってるのですごく大人気なんだけれども、あれはフランスに住んでるというかパリを知ってる人から見たら、あれはどう感じるのかっていうのを聞いてみたいっていう声がね結構あったんですね。
で私もなかなかね、やっぱもうネットフリックス自体を見る機会すらなくて、ずっと放ってたんですけども、たまたま1話2話見ただけで、おーなるほどなるほどと思って、でまぁちょっとフェイスブックにパリ在住というかフランスのことを知ってる人に、どう思うとちょっと声をかけてみました。
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というのも私一人の意見が果たしてフランス在住者の声なのかわからないし、今でもねこれはもう明らかに最初に言った通り試験たっぷりなので私個人の意見です。
なのでこれがフランスに住んでる人のすべての意見だとは全く思ってほしくないし、あくまでも私の観点でそう思いましたみたいな話を今日はね軽く流して聞いていただけたらなと思います。
このエミリー・インパリスっていうのは、要はシカゴで働いているエミリーがフランスに、フランスの企業で急に働くことになってパリに1年の研修じゃないけども、なんかそういう形で1年で来るという形で急に決まった転勤みたいな扱いなんですよね。
なので彼女は全くフランス語もしゃべれず、結局パリで働くそれもこういわゆるブランドのPR的な感覚で入ることになったと、そういうお話です。
これ見ている方と見ていない方、もちろん両方ともいらっしゃるのでネタバレは基本しないんですけれども、まずそのエミリーっていうのはシカゴで働いている女性で、急に上司がもともと転勤でパリに来る予定だったのが彼女が来れなくなってしまって、その代わりにエミリーがパリに行くことになったと。
彼とかもねシカゴにいるのにも変わらず1年という時間の中でパリに行くことになった、その女性のパリでの生活と文化的なね壁とか言葉のトラブルとか、なんかそれを前向きに乗り越えていくみたいなコメディなんですね。
で、まず私はそのフランスのネットフリックスで見てるんですけども、フランス語版のネットフリックスでまずエミリー・パリスが始まった第一番目のシーンというか、いきなり彼女のそのパリのシーンが始まる前に一言、言葉が出て、これがちょっとまずいきなり笑っちゃったんだけれども、
このストーリーでエミリーはとっても流暢にフランス語を話しているように見えるけれども、実は彼女はほとんどフランス語がしゃべれないみたいな注意書きが出たんですね。
これはどういうことかというと、多分フランスは非常に多いんですけども、吹き替えで見てる人も多いんですよ。吹き替えで見てる人はエミリーが流暢にフランス語をしゃべっているように見えるわけなんですよね。でも実際の話は違うと。
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というところで、まず注意書きをつけとかなきゃいけなかったみたいなところがあったんだと思います。これはまあ確かにフランス語版あるあるだなと思って思わずそれ見て笑っちゃったんですけども、パリでの生活も出てくるし、
とにかくセックス&シティのダーレンスターとかが全部クリエーションに関わっているということで、セックス&シティのあの雰囲気は思う存分出てると思います。やっぱりあの辺のファッションの感じ、街並み、おしゃれ感みたいなのはそのまんまだなと。
あれをパリに持ってきたんだなという感じがしました。で、ストーリーは置いといて、やっぱりフランスに住んでいる人間というか、フランスを私ちょうど20年になるんですけど、もうすぐ20年住んでる人間からすると、ある意味フランスの良いところも悪いところも知ってるじゃないですか。
だからとってもいかにもフランスだっていうのをちょっと大げさに書いているっていう感じはしました。
こういうのをフランス語でクリシェって呼ぶんですけども、クリシェっていうのはちょっともともとの意味はね、乱用されているとか使い古されているみたいなとこなんですけども、いかにもフランスだっていうのをいかにも典型的な事例として、言い方変えるとちょっとオーバーに言っているっていう、大げさに言っている。
例えば日本人がいつもペコペコお辞儀をするみたいなのは、日本人全体がそう見えるみたいな感じで誇張されることをクリシェと呼んでるんですけども、フランスのエミリー・パリスっていうのはアメリカ人から見たフランスなんだろうなっていう感じがするんですね。
いいところも悪いところも含めて。だから特に悪いところはより強調されているっていうのはすごい面白いと思いました。
例えば、これ逆のパターンもあるんですよね。アメリカのクリシェも入ってるんですけども、まずフランスの方のクリシェで言うと、基本フランスの人って同性には厳しく異性には優しいみたいなところちょっとあるんですね。
だからエミリーにとって同性、いわゆるフランス人の女は結構意地悪に描かれてるし、だから彼女の上司っていうのは結構いかにもフランス女みたいな、ちょっと意地悪チックな、あんな意地悪するかな仕事でみたいなぐらいの意地悪をするとか、あとその代わり男性、フランスの男性はめっちゃ優しいんですよね。
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で、この辺はすごいクリシェっていう感じなんですよね。で、この意地悪加減で言うと、意地悪なお花屋さんが出てくるんですよ。そのエミリーがバラを選ぼうとしたら、そのお花屋さんがあなたにはバラがふさわしくない、こっちの花にしなさいって言うんですね。
確かにああいうこと言いそうな人はいる。でもあれはちょっとやりすぎかなと思いましたね。
例えば、これを、私がね、フェイスブックに呼びかけて、私の友人がコメントしてくれたんですけども、その意地悪なところで、実は彼女が靴屋さんに行って、このブーツを履きたい、試してみたいと言ったら、結構細めのブーツだったんですって。
で、そしたらお店の人が、あなたの足は太いから似合わないって言われて、これを試す必要がないとはっきり言われたと。それでびっくりしたと。で、試し履きもさせてもらえないんだわ、みたいな。
だから、すごい失礼なんだけども、日本では絶対あり得ないと思うんですが、あなたに似合わないっていうことをはっきり言うんですね。だから、足が太いからっていうのはちょっと言い過ぎだと思うんだけども、あなたの足にはこのブーツは似合わないっていうことを定員さんが言うことはあります。
でも、お花屋さんに関して言えば、お花屋さん、あなたにバラバラ似合うとか似合わないとかって関係ないじゃないですか。靴、ファッションと違うから。だからね、お花屋さんでやるのはちょっとやりすぎかなと思いました。結構意地悪なお花屋さんとして描かれてるんですけども、そういうのはある。
あと、パン屋さんの出来事で、彼女の発音が悪くて伝えられなかった時に発音を直される。これはね、普通です。結構直されたり、結構おせっかい系の人はね、RとLとかね、直してくれたりします。
なので、私は直されるっていうことはないけど、でも直されない、いつも大体間違えてるケースが多いから、意図的にわざとその言葉を発音を間違わないような発音にすると思います。
例えば、2時と12時って結構難しいんですね。ドゥザーとドゥーザーなんだけど、これ多分この発音間違ってます。私、ネイティブから聞くと。OUとUXの発音が違うんですね。
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だから、2時と12時っていうのを普通にパッと言っちゃうと失敗するので、2時の時はドゥザーってはっきりちょっと短めに言って、12時の時にはわざとドゥーザーって言うと、絶対2時とは間違いないので発音が悪くても、そういうのは結構ありますね。
なので、まあこれはちょっとクリシェみたいな感じ。あと、アメリカのクリシェで笑っちゃったのは、エミリーが初会議に出て内部ミーティングをしている時に、エミリーがすっごい大きな声で喋ってるんですよ。
で、そうするとフランスの誰か、同僚だったと思うんですけど、その方が、「なんであなたそんな叫んで喋るの?」って言うんですね。これもフランスから見たアメリカ人なんだけども、アメリカ人ってほんと声が大きいですね。
まあ確かにアメリカ人から見たらフランス人はボソボソ喋ってるように見えるんだけど、私から見るとアメリカ人ってほんと遠くでもわかっちゃうぐらい声が、だからもうデフォルトが違うんだろうなってちょっと思いましたね。
まあその辺は言語の問題もあるのかなと思いました。そういうクリシェがいっぱい入ってるので、笑えるところもあればちょっとやりすぎだろうみたいなのは結構混ざってるような気がします。
あと、ツッコミどころ満載っていう形で言えば、ファッションもそうなんだけれども、エミリーみたいなファッションをしてる人はパリにいません。ほぼ。もうやっぱりだからあれはセックス&シティのノリを入れてきてるからなんですけど、あんな格好をしたらすぐ外国人だってわかるし、逆にフランスの人はあんな格好絶対しないですね。
だからあれは逆にエミリーだからできる格好ではあると思います。
もう今時ベレー帽なんてオシャレでしないでしょみたいな。あれもだから、海外の方が持つパリジェンヌのイメージなんだろうなって、あのベレー帽でバゲット持ってる姿とか、なんかついつい描かれたりするけど、ベレー帽被ってる人なんて、まあ冬場はいます結構。
いわゆる防寒的なオシャレとして帽子の一つとしてベレー帽を被ってる人はいるけど、全然冬と関係ないそのオシャレ帽としてベレー帽を被ってる人は、私はほぼ見たことがないです。
で、あとはそのツッコミの満載で言えば、彼女の住んでいるところは、いわゆる女中さんというか、アパートの屋根裏部屋的なところに住んでいて、フランスで言うと5階、日本で言うと6階ですよね、のエレベーターなしのアパートに住んでるんですよ。
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私ね、一番最初に住んだアパートが5階だったんですね。そこはモダンなあれだったので、もちろんエレベーターついてたんですけど、エレベーターが壊れた時があって、その故障の故障中の修理中は歩いてたんですね。
当たり前ですけど、階段で上り降りをしていた。正直、半端なくきついです。というのは、日本と比べてフランスってすごい天井高いんですね。ましてや古い建物であればあるほど、その1階の違い、段差ってすごいんですね。
普通の天井よりもはるかに高いので、どうなると1階分登る階段の量が半端じゃないんですよ。で、彼女の建物って基本そうだと思うんですけど、あれでハイヒールで朝と晩、登って降りて歩くなんて、ドラマだからいいんだけど、もう絶対ハイヒール履けないし、あんな石畳をあんな高いピンヒールでクールに歩き続けるって相当、
相当なコアを鍛えてないと無理だと思います。なので、結構住んでて実感としては、蜘蛛のとしては、おいおい、こんなところヒールで歩いて、とか、なんかいろいろ感じますね。
あとはドラマだから面白いんだけども、やっぱどこだかわかるじゃないですか、住んでる人だと。このカフェはルーブルのところのカフェだなとか、この公園はあそこの公園だなとかって結構わかるところもあるんですけど、移動してるとどう考えてもその距離感、その時間で来れないよね、みたいなとか、これはやっぱりパリがわかってる人だとすぐ気づくかな。
すぐその場所に行って、ご近所のように歩いてるけど、どう考えたってこれタクシーかメトロ乗らないと無理だよね、みたいなのは結構ちょこちょこ感じてしまうかもしれない。
あとは、そうですね、ドラマだからしょうがないけど、エミリーだけが英語喋れんのに、全員がみんな英語喋ってるっていうのは結構思わず笑っちゃうというか、絶対フランス人はフランス語喋らせます。
なので、みんなすぐ英語喋って優しいなーと私は見ていました。
なので、そういう細々したこともあるし、いじわるな上司、女性上司とか、会社の雰囲気はあるあるですね。
でもやっぱり会社が10時半からしか始まらないとかっていうのはちょっとそのやりすぎというか感じがするので、正直あれがパリの普通の生活だとは思わない方がいいと思います。
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もうやっぱりフランスも普通に働いてるし、メトロのねああいう汚いところは多分見せないと思うので基本映らないし、
まあヴィストロの雰囲気とかモンマルトロの雰囲気とか、プラザアテネとかね有名なホテルとか、そういう感じは表に出すけれども、なんかこういかにも普通のフランスは見えてこないので、
ますますこのフランスの風景に影響を受けてしまうというか、これがフランスの普通のパリの姿なんだっていうふうに思ったら現地に来て失望するかなぁとは思います。
なので私の個人的意見は正直これがフランスに20年住んでるからなのか年齢的なものなのかちょっとわからないですけども、セックスアンザシティの時にちょっと熱狂して、次見たいって思った感覚はこのエメリーンパリにはないですね。
多分もしかしたら20年前の私が見たら多分違ってたのかもしれないし、あと私がねちょっと個人的に思ったのはダーレンスターがセックスアンザシティを作ったっていうのもわかるんだけれども、あのノリがそのまま来てる感じがするんですね。
なんかこうちょっと進化したとか、新しい姿を見たっていう感覚があんまりなかったので、なんか私の中から中では15年前とか20年前の雰囲気がそのままタイムスリップしてきた感じになっちゃうというか。
だからこうあんまりね、当時だったらもっと熱狂したかもしれないけど、今の時代に合ってんのかなっていう、インスタグラムとかねそういうのは結構もちろん今時のテクノロジーを入れてやってるんだけど、視点とかそういうのはあんまり当時アメリカから見たパリっていうのとあんまり変わってないのかなって思うと、
なんかこう見るけど喜んでシーズン2ももう楽しみで仕方がないっていうノリでは全くないという感じですかね。
たぶんフランスに住んでる人と、あれエミリー・パリスは結構すごい人気があるって聞いてるんですけど、フランス人の中では結構なんかこういろんな複雑な感情があったりとか突っ込まれてるとかいろいろ聞きましたし、それはそれで、でも私は正直アメリカから見たフランスっていう位置づけで見れば面白いんじゃないかなと思います。
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それくらいやっぱりアメリカとフランスって面白い感じで比較されるし、その日本で、日本だけじゃないんですけども、フランス人は服を10着しか買わないっていうあの本が大ベストセラーになったのも、あれはやっぱりアメリカ人の視点が結構日本人の視点に共感を与えたっていうところもすごくあるんですよね。
あれ、話としては面白いけど、1カテゴリーのフランスの生活としては面白いけれども、あれがフランス人全般を表しているかというと、あれはやっぱりアメリカから見たフランス人の姿なんだろうなって思うし、それで言うとクリシェですよね。
そういう感じで、やっぱり私もね、多分アメリカとかイギリスの映画とかね、他の国の映画でもそうですけど、見るときにそういう目でその国を見てしまうところもあるんですが、やっぱり住んでるからこそ感じることっていうのも、きちんと踏まえて見ていかなきゃいけないんだなっていうのを、自分がこのパリの映像を見ながら感じたことでした。
ということで、今日は終わりにしたいと思います。今年も本当にお世話になりました。来年もポッドキャストは続けていくつもりなので、ぜひぜひこれからも聞いていっていただきたいし、よかったらこういうテーマを聞きたいとか、いろんな視点をいただけたら私も嬉しいです。
いろいろね、ポッドキャストでは気軽にお話しできる環境ではあるので、いろいろお話ししていきたいなと思うし、正直ちょっとロックダウンの関係でね、さゆみさんと全然会えてないのでできてはいないんですけれども、また1月から新たに素敵なゲストもお迎えしながら続けていきたいと思います。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。ありがとうございました。
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また次回もパリで学んだぶれない自分の作り方をお楽しみに。秋でした。
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