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2017-09-21 20:05

Vol.78「フランスでの更年期ってどういう扱い?」

「フランス女性は一生女性として現役だというイメージがありますが、女性としての大きな変わり目である更年期自体はどう捉えてどう対処してるのでしょうか?」という質問をいただいたので、ディスカッションしています。

オープニングは、フランス在住者のヘアケアについて語っています。


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こんにちは、あきです。
今日もパリで学んだ、ブレない自分の作り方の時間がやってきました。
今日もさやみさん、よろしくお願いいたします。
お願いいたします。
今日、美容の話をしたいなと思っていて、
私、こっちでいつも髪を巻いているんですけども、
日本に行くと大変なことになるじゃないですか、湿気が多くて。
夏はダメでした、私も。
私、今回美容室に行った時に、ヘッドスパをやってみようと思って、
ヘッドスパを勧められて、いろんな段階というかコースがあって、
その中で選んだのは、やっぱり頭皮をきちんとケアをするっていうので、
やはり海外生活している方に一番人気っていうのだったんですけども、
やっぱり私たちは香水の生活、その要は硬いお水の生活をしているから、
カルキがやっぱりある状態でシャワーを浴びたり、髪を洗っているじゃないですか。
で、どうやらカルキが頭皮にこびりついているんですって。
でも確かにカルキって、お風呂のね、うろびねって、蛇口とかいろんなところにこびりつきますよね。
硬いね、白いのがね。
なかなか取れない。
取れないんですよ。
それが頭に?
頭にも、毎日シャワー浴びなくても、髪の毛を洗うたびにやっていたら、
それは1年やったらたまりますよね。
そうですよね。
ということで、迷わず私はカルキを取るコースを選んだんですけど、
やっぱり髪の毛先はすごく気にしてはいたけど、
頭皮にカルキが溜まっているという意識がなかったので、
でもやっぱりね、全然髪の質が変わったっていうぐらい良かったので、
定期的にカルキを取るための、自分でできないケアをしてもらうっていうのは大事かなと思ったんですよね。
そうですね。
髪はね、私、今肌よりもちょっと髪重視なんですよ、個人的に。
なので、髪のケアがきちんとできている人とそうじゃない人で、私はシワ以上に年齢が出ちゃうかなっていうの。
そうですね。パサパサ感とか、ちょっと枯れた感じになっちゃうんですよね。
そうなんですよ。
あれはちょっと嫌ですよね。
日本の夏に私も戻ったら、髪の毛がとにかく湿気で爆発するんですよ。
はい、わかるわかる。
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でもね、髪型どころじゃないね。髪型を決めるどころじゃない。
もう爆発するから、とにかくお団子にして、てっぺんでお団子にしてまとめてました。
ロングにしてても、重力に関係ないの?
関係ない。結構爆発だった。大爆発だったんですよ。
なるほど。
美容院にも2回行って、ケアしてもらったんですけども、
あとどういうトリートメントを使った方がいいとか、ケアの仕方、ヘアクリームとかオイルのつけ方とかも、
教わってやってても全く効かず、とにかく爆発。本当に大変な1ヶ月半でしたね。
美容室でケアしてくれたケア法って多分いい方法だと思うんだけど、
多分日本にずっと住んでらっしゃる方には、ケアとしていいのかもしれないけど、
フランスから来た湿気に全く慣れてない髪質には効き目がなかったのかもね。
だって昔日本に住んでた頃、ここまで夏でも爆発することってなかったんですよ。
爆発してたのがすごいですね。
だけどだんだんフランスに住む年月が長くなって、
多分髪とか体がフランスに適応してしまったんでしょうね。
たまに日本に行くと、こんなに適応できない髪質になってしまったっていうのがちょっとびっくりでした。
今年特にそれが激しかったんですよ。
そういう自分を置いておいて、日本の方たちの湿気の中でもきちっと落ち着いた髪のまとまりをすごいなと思って、
どういうケアをされてるのかしらと思ったんですけども、
多分これは髪が変わってしまった。
髪質も含めてね。
多分髪がこうっていうことは体もいろいろ変わってきてるのかな。
そうなんですよね。
だから私もフランスに帰ってきてからの方が香水とか、
多分日本から旅行に来る人たちは髪がパサパサになるっていう話も聞くしね。
シャンプーが泡立たないとかね、いろいろ聞くけれども、
私逆に言うとも多分フランスの方が髪の毛はセットしやすいと思うんですよ。
私もですよ。
だって落ち着いてますもん髪が全く。
爆発しなくなった?
爆発はないですよ。
なんでだろうなと思うんですけどね。
だからやっぱりその土地土地で適応をだんだんしていくんだろうなと思いました。
人間の体ってすごいですよね。
肌も逆に言うと日本のベタベタの中で、
どうやって涼しげな肌を保てるのかがわからない。
皆さん涼しげですよね。日本の皆さんね。
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すごいなぁと。
多分私たち乾燥の生活に慣れちゃってるから、
一気に毛穴が開いたままで、
閉じない状態になっちゃったのかもしれないですよね。
だからそういう意味では、やっぱり土地土地のケアに慣れちゃってるので、
適応力を慣れるまでには相当時間かかるんだろうなと思いましたね。
本当ですね。
フランスに来たばかりの頃、私も香水でね。
硬いお水のせいで髪が大変でした。
パサパサまったでしょ。
だけど今ではそれがなくなってしまったんですもん。
日本に帰った時の方が大変なことに。
これってすごい身体の機能ですよね。
だから土地によって美容が変わるのは当然だなと思いました。
本当にそうですね。
ということで夏は大変だったさゆみさんの髪型。
次回はちょっと湿気のないタイミングで一度帰ってみるのもいいかもしれないですね。
それでは本編スタートです。
今回は質問というか、こういうテーマで話してみてはっていうことで声をいただいてますので、
まずその方のメッセージをちょっと読んでいただいて、その後お話できたらなと思います。
ではさゆみさんお願いします。
秋さんはじめまして。毎回欠かさず楽しくポートキャストを聞いています。
私はちょうどアラフ王からアラフィフに移行中の日本在住です。
仕事柄イギリスとドイツには縁があったのですが、
あいにくフランスにはご縁があまりなかったもので、
英読との違いも楽しみつつ毎回面白く聞いています。
質問は、そろそろ気になってきた高年期をフランス女性はどう捉えているかです。
先日イギリスBBCラジオのWomen's Hourという番組で、
ある女性が高年期によるのぼせに襲われたときは、
まず静かに目を閉じて、
ああ、私は今暖かい初夏のビーチに気持ちよく横たわっているんだわ、と思うようにしているの。
そうすると気持ちが落ち着いてきて、のぼせもすぐに良くなるのよ、と話していました。
とても素敵な対処法だと思いました。
ドイツでも女性がお互いとてもオープンに高年期について話をしていましたし、
薬局でハーブティーを症状に合わせて調合してもらうのが人気みたいでした。
一方、日本はだいぶ変わってきたとはいえ、
まだまだこの話題にはタブー感がありますし、少し暗いイメージのままです。
例えば、高年期という言葉をポッドキャストで検索をかけてもヒットしない状況です。
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フランス女性は一生女性として現役だというイメージがありますが、
女性としての大きな変わり目である高年期自体はどう捉えて、どう対処しているのでしょうか。
オープンに取り上げることのできる空気感が社会全体、男女間にありますか?
何かお国柄で面白い特徴があったら教えてください。
ということで、たぶん30代の方には全く縁がない話かもしれないですけれども、
女性として必ずいつかはぶつかる道ですね、通る道だと思いますので、
ちょっとあえて話をしてみたいなと思いました。
まず私がね、日本であんまり高年期のことを考える時期を過ごしてないので、
私も30で来ちゃったから、その高年期自体を日本でどう捉えているかって、
あんまりよく分かってない部分もあるんですけど、パッと調べた時に、
高年期障害って出てたんですよね、その時期のこと。
障害なんだっていう。たぶんこの障害っていう意味がこのイメージを暗くしてたりとか、
あんまり辛いこととか大変なことってイメージをさらに白車をかけてるのかなと思うんですよ。
別に障害ではないですよね。高年期独特の症状。
そうですよね。それだけですよね。
だからもしかしたら高年期って、日本語で聞くと、もしかしたらちょっと暗いイメージになってしまうっていうのはあって、
フランス語でメノポーズって言うんですけど、英語と一緒ですよね。
メノポーズって聞いても、だからみたいな。
そう、別になんか暗いイメージとかあるわけでもないですよね。
なんか風邪ひいたみたいな、それに近い症状の一つっていう感じで、
あとね、私が思ったのは結構みんな普通に喋りますよね、メノポーズとか。
別にそれが良い悪いとかそういったこともなくてね。
で、もう私、メノポーズだから!みたいな感じでホットフラッシュやってる感じですよね。
みんなフランクに言いますよ。
言いますよね。だから隠したりとか、そういうのがまずないっていう意味では、
この欧米のね、ドイツとかイギリスとかそういうのと変わんないのかなっていう気がしますね。
あと私たちの感覚からするとちょっと違うのかなと思うんだ。
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フランスって、痛みを我慢しなさいって発想がゼロじゃないですか。
ゼロです。
だから、無痛OK、無痛分娩の8割とか9割だし、
なんか痛みを抑えられるんだったら、やることやろうみたいなところがあるから、
自然であることが大事とかっていう発想が、逆に言うとドイツとかと比べるとないかもしれないので、
そうですね。痛いものを我慢する必要はないっていう感じですよね。
だからすぐ、お医者さんに行くとすぐ処方しますよね。
私も何かね、何年か前子供を保育園に連れて行ってる時、
ベビーカーを毎日押して行ってたんですけども、歩いて10分ぐらい。
そうすると汗びっしょりになるんですよ。真冬にも関わらず。
これはもしかして、高燃気みたいな、ホットフラッシュみたいな風に思って、
心配でちょっと、医者にね、分かったんです。
検査とかして、数字的には全く何も問題はないと。
で、よくよく保育園の園長先生にお話ししたら、
それはあなた目のポーズじゃなくて、保育園が暑いだけよって。
保育園の中に歩いて、10分歩いて、その後保育園の中入ったら、
もともと温度を高めくしてるから、汗かいて当たり前よって。
私だって汗かくのおっしゃってたので、ああなんだと思って。
ホットフラッシュではなかった。
だけど、だからと言って、ホットフラッシュだったら、
それはそれで受け入れればいいのかなっていうぐらいで、
別にそれを障害とかって思ってる人っておそらくいないですね。
その園長先生も笑ってらしたんで、私はもうそういうの経験したけれども、
誰でもあるのよみたいな。
人によって症状が全く違うじゃないですか。
本当そうですよね。
フランスだと、ほんと薬、ホルモン療法で出る場合もあるし、
ああいう植物療法で行く場合もあるし、
それによって保険の戻り具合は変わってくるけれども、
自分が好きなやり方でやればいいっていう感じかなとは思いますけどね。
そうですね。
とにかく障害というふうに受け止めてる方はいないのかなという印象ですね。
あと、なんで多分視されてるかっていうのを考えた時に、
やっぱ思ったのは、フランスって婦人化に気軽に行くじゃないですか。
だから例えば、子供が欲しいから婦人化に行くとか、
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子供ができたから行くとかじゃなくて、
定期的に、ピルの文化でもあるから、
ちっちゃい頃から行ってるっていうのもあるのかもしれないんだけれども、
定期検診で必ず婦人化の先生のところに行くっていうのが、
当たり前の国なので、その場ですぐ相談できる人がいるっていうのは、
もちろんオープンに普通の人同士でも喋るけれども、
専門家の意見を聞く機会が多いっていうか、聞けるっていう相手がいるのが、
安心感になるから、そんなに気にしなくてもいいのかなって。
日本ってなんかこう、ちゃんとしていかなくっちゃみたいな。
なんか婦人化気軽に行くって感じじゃない。
ちょっと構えるところがあるので、あるのかなと思うんですよね。
そういう意味でも、ちょっとフランクさがより抜けちゃってるっていうのはあるのかなっていう気はしましたね。
だから、どういう、あとね私、
自分がねやっぱ最近ちょっと疲れやすいなとか、体力落ちてるなとかって考えていたけど、
あえてやってることがあって、
ちょっと高年期のことが頭をよぎりつつも、絶対調べない。
そういう高年期のこと。
調べると意識しちゃうので、
意識しちゃうと、これも私影響してるかもとか、余計なこと考えるかな。
もうそういう情報は入れないって決めました。
私の母とか、あとおばあさんとかね、いろいろ話を聞いたんですけども、
そういう情報って昔は別になかったでしょ。
だから、それを障害とか誰も捉えず、
当たり前のようにね。
そんなもんだみたいな感じで、
それが高年期による症状とは、
気づかないまま過ぎちゃったみたいな方もたくさんいらっしゃると思うんですよね。
でもその方が、意外にそこにとらわれないで、
スイスイスイとくぐり抜けれるみたいな感じはちょっとありますね。
だから体力落ちてるんだったら、じゃあどうするかっていうことを考えればいいだけで、
例えば生活を見直すとかあるけど、
高年期だからとか、
そういうので、高年期だと思っちゃうと、
私の場合はズドンってきちゃうかなと思って、
だからそういう意味では、
高年期っていう言葉を調べて、
自分の中で情報集めようということすらやめる。
それ自体をやめる。
情報の断捨離ですね。
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そうですね。それは大事かも。
これは不妊の時にも同じ経験をしてて、
情報を子どもが欲しいと思ってもなかなかうまくいかない時とかって、
調べちゃったりするじゃないですか。
だんだん頭がおかしくなってくるっていうことがあって、
やめたの。ある機会から見るのをやめてしまったら、
気が全然楽になったので、
人のケースを知ってもしょうがないから。
人は人、自分は自分。
人によってケースが違うんだったら、
情報集めてもしょうがないんで、
だったら専門家の話を聞くとか、
そういう方に切り替えて、
情報とうまく付き合うっていうのも大事かなと。
体はみんな違いますからね。
ということですね。
いつかは誰もがぶつかる問題かもしれないけども、
それに対してどう向き合っていくかっていうのは、
人それぞれでできると思いますので、
まだ縁のない方もそういうものだと思って、
軽くフランスはこういう話だって思っていただけたらいいなと思います。
はい、ありがとうございました。
この番組は毎週金曜日を目途にお届けしています。
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また、皆様からの質問・感想をお待ちしています。
パリプロジェクトで検索していただき、
そちらのお問い合わせからPodcastを選んでいただき、
質問や感想を送ってください。
どしどしご応募お待ちしています。
また来週の
パリから学んだぶれない自分の作り方をどうぞお楽しみに。
さゆみさん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
秋でした。
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