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Vol.36 美しくありたいという意志を持つ
こんにちは、あきです。
今日もパリで学んだブレない自分の作り方の時間がやってまいりました。
さゆみさん、今日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
12月に入り、もう冬になったパリなんですけれども、
毎日ちょっと天気も悪く。
そうですね、雨が多くて。
パリの冬って、なんでこんな雨が多いんでしょうね。
太陽が出ないですよね。
ほとんど陰寄りしてますね。
気分が暗くなります。
そのお天気のさなかに、私もいろいろフランス人とお仕事をしている関係で、
最近思ったことが実はあったんですよ。
多分フランス人に限らず、日本以外の国って基本謝らないじゃないですか、皆さん。
そうですね。
もう、ソーリーって言わないですよね。
言わないですよね。
簡単にぶつかったらパードンとかそういうことは言うと思うんですけど、
絶対火を認めないじゃないですか。
で、それはわかってるんですよ。
わかってるんだけど、
例えば一緒に長く仕事をしていて、
で、お互い信頼関係もあって、
ある意味仲良くやっているっていう関係の中でも、
絶対やっぱり謝らないんですよ、フランスの人。
なんか不思議ですね。
ビジネスとして謝るっていうことは許されないことなのでしょうか。
そうしちゃいけないのかなって。
それはなんでそう思ったかっていうと、
もちろん直接会った時も、
絶対やっぱり自分のせいではないっていう、
もう意思の下でこういう状況があったからこうなってしまった。
でもそういう状況を招いたのはあなただよね、みたいな。
で、そこをちょっと突っ込むと、
今度多分逆切れされちゃうので、
なかなか言えないんですけど。
で、面と向かってももちろんそうだし、
こないだもメールが来て、
これこれこういうことでって言ったら、
それはなんかそれを引き起こした向こうの仕業だと。
人のせいにする。
他人のせいにしてしまうっていうことですね。
そうなんですよ。
でも他人のせいにするのはいいんだけど、
でもその他人のせいになる前の段階でのきっかけをつくってのは、
実はその人だったりするわけですよ。
原因はやっぱりその人。
だから彼だけの責任じゃないのももちろんわかる。
いろんな要素が加わって、
でももともとをたどると、
あなたにも要因があるんじゃないって言ったところに、
フランス語で言うとデゾレっていう、
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ソウリンに匹敵する言葉が、
一言もないこの他人事のような、
で、はい、なんかHave a nice dayみたいな感じで書いてあるわけですよ。
何事もない感じで。
ちょっと悲しくなりますよね。
そういうのってね。
だから私もどっかで目的にしちゃいけないと思ってはいるんですよ。
謝らせることが目的ではないので。
だけどこの一言が気持ちが落ち着くのにとか。
相手の気持ちを汲み取って一言言ってあげるだけでも、
ちょっとその場を和ませるっていうのが考えられないのかな。
やっぱり和っていうのはないんですね。
日本ならではの考え方で、
非を認めることは自分の人間性を否定することでもないし、
そういうつもりで非難してるわけでも全然ないんだけども、
そこをやっぱりつかれるのがこっちの人はやまんのかなっていう。
例えばスーパーとか郵便局とかそういう中での謝らないとかっていうのは、
その時限りだからいいんだけど、
ずっと一緒にやってきた人っていう位置づけの中で、
それやられるとちょっとモチベーションが落ちるんですよね。
今後もまた付き合っていかなきゃいけない人ですもんね。
でもこういうものだと理解して受け入れていかないといけないのかなみたいな。
こういう暗いお天気の中でさらにそういうふうに追い討ちをかけられる。
そうなんですね。
ちょっと暗くなりますね。
多分私のメールの方がはるかに、
多分デゾレって言葉をいっぱい使ってるんですよね。
だからこれを向こうはもしかしたら何で謝るのあなたがみたいなふうに思ってるのかもしれない。
私はこういう状況になってしまったのは残念ですねとか、
別に相手を非難する感じはないけど、
私は結構対応してるかもしれないもしかしたら。
でも彼からすると何でそんな言葉を使うのってもしかしたら思ってるのかもしれないですよね。
謝らなければいけない基準が違うレベルにあるのかなという気がします。
だから絶対事故を起こした時にも絶対そこで謝っちゃいけないって言うじゃないですか。
非を認めるとそこで責任が関わってくるっていうのもあると思うんですけど、
でも本当に言わないから、
いかに日本の教育とこっちの教育で融合させていくかって結構難しくないですか。
難しいと思います。
子供に重大な課題ですよね。
私の感覚から言うとありがとうとごめんなさいみたいなきちんと言える子っていいよねっていう位置づけだけど、
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フランスでそれをやらせてしまうともしかしたら自分でどんどん立場を悪くしてしまうかもしれない。
日本だと何があってもまず謝りなさいっていう感じじゃないですか。
その発想がフランスではちょっと違うんだっていうところをやっぱり日々の中で感じる。
今日この頃でした。
私、以前読んだ高城剛さんで、外国語をしゃべるときは性格を変えるって彼は書いてましたね。
全く別の人格になるって言ってましたから、ある意味それも必要なのかもしれないですよね。
変わります?
フランス語のときはそんなに変わらないかも。多少は変わるかもしれないですけど、英語をしゃべると変わりますね。
どうなるの?
もっとハチキレる。
ハチキレるんだ。
ハチキレますね。すべて100%素になる。不思議ですよ。
素になるのは英語の方なんだ。
面白いですね。
面白いです。だから使う言語によって、なんとなく性格が変わっていくっていう。
あとほら、声も変わりませんか?
変わりますね。発声がやっぱりね。
違ってきますよね。
言葉によって発音の性もあるので。
英語になると低くなりません?
低いです。
たぶんお腹から声を出していると思うんですよね。英語だと。
だけどフランス語だとまたちょっと英語とは違う感じですよね。
まだどっちかというと日本語に近い感じがします。
鼻を使ったりするしね。
男性の声が高いと思いました。
ああ、そっか。
うちの主人とか女みたいなしゃべり方を最初してたような記憶が。
なんでフランス人の男性ってこんな女っぽくしゃべるの?
それはインドネシアの問題ではなくて。
誰でもそう。他のフランス人見てても最初はすごいなんて女っぽいんだって思いましたよ。
そういう違いもあるんですかね。
あると思います。
それは本当にうちの主人だけではなく、どのフランス人を見ても最初の頃はなんて女っぽいんだと思いました。
それでは本編スタートです。
今回はインタビューなんですけれども。
パリに20年間、パリではなくてフランスですね。
フランスに20年間住んでいらっしゃって、今はパリと日本を行き来している皮膚科の先生でもありエッセイストでもある岩本マナさんです。
岩本マナさんはもともと皮膚科の先生でいらっしゃって、そこから美容の話とかそういうのを本に何冊か書いていらっしゃって、雑誌とかにも載ったりしていらっしゃるので結構知っている方もいらっしゃるかと思うんですが、
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実は岩本マナさんは夏に日本に帰った時に偶然六本木の道端で会ったんですよ。
私は子供を連れて行って歩いていて、彼女は遠くから歩いてきたんだけど、100m以上離れているのに一人だけ浮き上がって見えるくらい目立ってたんですよ。
それで、え?って思って近づいて、向こうは向こうで、え?みたいな感じでやっていったらマナさん。
お互いなんか気になってたみたいな。
で、マナさんだったって言うんですけど、パリ人でしたやっぱり。
そうですね。六本木の中でも目立つくらいパリ人だったみたいな感じなんですけど、
そんなパリと日本を行き来しているマナさんに今回はその美容という視点で、
フランスと日本を両方よく知っていらっしゃる方なので、その視点でお話しいただきました。
それではお聞きください。
こんにちは、アキです。
今日も素敵なゲストをお迎えしています。
日本とフランスを行ったりしながら、皮膚科でエッセイストでいらっしゃる岩本マナさんです。
マナさん、今日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
マナさんはたくさん本も書かれていらっしゃいますし、メディアにも出ていらっしゃるので、
ご存知の方も多いとは思うんですが、簡単に現在やっていらっしゃる活動をまずお聞かせいただけますか?
もともとは日仏のコスメとか、サプリとかミネラルウォーターとか、
輸入とか輸出とか、ビューティーに関するもののアドバイザーとか、
どうやったら入れられるかとか、こういう業者さんを紹介するとか、そういうのをやっておりました。
そうしているうちにコスメプロデュース、今度はコスメを作らないと、
そんなので自然派のコスメを作るようになったりとか、
そういうののアドバイス、日本に輸入するならこういう成分がいいんじゃないかとか、
そういうのをやっておりました。
ところで、本をいくつか出版する機会に恵まれまして、最初はずっと美容をやっていたんですね。
で、5冊くらいかな、美容の本を書いたところで、
ちょっとパリの美容散歩なんかどうかしら、なんていうのをある半元さんの社長さんに提案したら、
天野さん面白いね、なんて言って、パリ美容散歩なんてちょっとまた楽しいかな、なんて思って、
やり始めた本がありまして、それが途中からパリの女性の美っていうのは、
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じゃあどこから来てるんだろうっていうような視点を目指すようになった。
そしたらですね、それが恋愛とか、ライフスタイルとか、アムール、要するに恋愛史上、
あと美ですね、美意識の最高に美を持ってくるみたいな、そういう哲学ですね。
それが分かって、そのあたりから今はジャーナリズムっていうか、少し意見を言うような、
フランス人の恋愛観とか、日本との差とか、そういうので本を書くようになってまいりまして、
今そういう色んなの何?って言われると非常に難しいんですけれども、
執筆業は非常に楽しくさせていただいているので、
そうやりながら美容の啓発とかもしていると、正しい美容法なんかを伝えているという立場でございます。
私もすごく楽しみにしているんですが、東洋経済のオンラインで、
すぐ東洋経済のオンラインで岩本マナさんって検索するとすぐ出てくると思うんですが、
結構過激な色んな視点のコラボも書いていらっしゃいますよね。
ありがとうございます。
最初にお声がかかったのは、「生涯男性現役」という本を上手にした。
あの本もすごくびっくり、女性が読んでもすごく勉強になる。
ありがとうございます。
まさにそのご縁で、経済史、要するに東洋経済さんというのは30、40代のビジネスマンですね。
7割。あと3割は女性が読んでいらっしゃるという、そういうサイトなんですけれども。
非常にプレビュースが多いサイトなんですが、そこに連載試しに入ってみないかということで、
今2週に1回くらいですね。男女間のこと、美容のこと、男性現役ですね。
どういうことをフランス人がやっているかとか、そのあたりについて書いておりまして、
アチさんの言っていただきは非常に光栄でございます。
最初はバカンスの話とか、一般的な女性の美意識とか、その辺だったのが、だんだん50代、思春期とか、
髪の毛の薄毛の話とか、男性の感能だという話とか、やっぱり確かにフランスでは、
髪の毛が薄いのとか、言い方変ですけども、ハゲみたいな状態でセクシーな打ち付けって結構多いんだけど、
日本とそういうのは違うんですよね。美意識が違うと。
そうですね。こちらの人も、日本はね、日本で、例えばツルンってなってしまうと、なんか僧侶みたいだとかね、いろいろこう言っちゃうんですけれども、
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でも言い方変えると、私なんかから見たら僧侶っていうのもセクシーなんですよ。
実際にフランス人が日本の僧侶を見てセクシーだと、まだもなんか思うことがあるらしくて、そういうのは要するに価値観とか見方の違いですよね。
例えば一つの現象がですね、とっても悩ましいものから、一瞬、非常に輝かしいものに変わると。
視線を変えるってことですね。
一瞬で人間ってそういうこともできるんだよっていうのがあって、少し考え方を変えてみると、そういうのもあるよと。
ただ私の立場上はですね、一応そういう紙に悩んでる方に、何とかしてどうやったら生えたらいいかっていうのも一面ではやってるんです。
実際のね。
そうなんです。だからそういう意味で言いますと、例えばもう辛いなと思って治療するのと、
これが治んなくても俺はセクシーだと思って治療するので、えらい違うんですよ。
そういうこともあるんです。もちろん。
それでやっぱり、あそこに記事にも書かせていただいたように、正直感があればね、逆にそういうのはすがすがしいと思うっていうようなところから、
なんとなく考え方を変えるだけで、全て態度とか自信とかに変わってくるじゃないですか。
それはやはり一つ、日本男子大好きな私にとってのテーマであったので、そういう意味で本当に心からエールを送りつつ、
もちろん悩んでいらっしゃる方は、そういう方法ももちろんあるのでっていうので、
もっと最後の3行ぐらいは書いてあったんですけど、みんなそこをほとんど見ずに、上だけ見てコメント書いていただいて、それはありがたいんですけれども、
そういうこともさせていただいてます。
要はコンプレックスって一瞬、これ女性でも全く同じだと思うんですけど、コンプレックスをどう捉えるかで、
やっぱりまた気持ちの部分とか捉え方とか、生活の仕方も全部変わってくるってことですよね。
もちろんです。今まで何回かの本で書いてる、何回か本で書いたんですが、
コンプレックスっていうのは、その人の一番の長所の裏返しというか、
普通の人が真似できない長所に持っていくってひっくり返すことができるんですね、コンプレックスっていうのは。
このコンプレックスを長所に持っていくひっくり返し方というか、それをマスターすると、ものすごい鉄壁ってやつ、なんか鉄板?
日本語が分からない。そうなるので、私はコンプレックスっていうのは宝の宝具くらい持ってます。
あれを上手に考え方とやり方を変えるだけで、ものすごく魅力的になると。
逆にコンプレックスとか欠点をなくしてしまおうとすると、一番大事な長所も一緒にそがれていって、
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フラットな人間とか無機質的な人間、優等生的だけど無機質なっていうふうに思うぐらい、私は欠点っていうのは、実はすごい愛すべきチャームポイントだなっていうふうに思っています。
ということは、まさにこの美容の方にも影響して、同じ話ということですよね。
まさにそうなんです。
今回出たばっかりですよね、これ。
ハリジェンヌより綺麗になる秘密のスキンケア。
ちょっと興味津々のタイトルで、私も読ませていただいたんですけども、
ハリジェンヌより綺麗になるっていうこの辺りはどういうイメージで?
今までパリがちょっと注目されて、この数年パリに関する本が様々なものが出たと思うんですけれども、
大体はパリを真似しろっていうか、パリのいいところがあってすごいだろうみたいなね、あれが多かったので、
私は根本的に、確かにパリ大好きだし、ハリジェンヌすごいと思うし、マダムもかっこいいと思うんですけど、
日本男子も日本の女性も素晴らしいところがいっぱいあるのでね、なんか悔しいなと思って、
この際、前向きにイメージをバンと言葉にしてしまおうと。
これも本当は比較対象なので、本当は本心で言うともっと違うんですけど、
パリジェンヌって気にしてる時点でダメなんですけれども、それはでもわかりやすいように、
今一応トップの座に輝いてる女としても、パリジェンヌなんかよりも綺麗になっちゃおうよっていう意思表示ですよね。
この本でもちろんスキンケアの美容的なテクニックも触れられてるんですけども、
もうちょっと考え方とか、その辺がすごくフランス人の発想とか視点っていうのが入れられてると思うんですが、
マダさんが今回、今までの美容本と違って、こだわったところとか伝えたかったところってどんなところ?
そうですね、こだわりで言えば、ここにカミユちゃんっていうニヒルな女性が出てますよね、
イラストでトロトロっと。
一言つぶやく。
つぶやくんですよ。私がマットのこと言うと、何言ってんのよマナティ先生みたいな。
ここの部分なんですよ。今回これ自分でもちょっと普通の美容本とは違う。
本音も入っていれば、そうは言っても美って言ってもそれだけじゃないわよっていうのを常に一言、一言多いんですけれども、
その中に本音とそういうものを入れ込むっていうね、これが一つあるのと、
あともう一つは、非常に2ページで一つのものを書いてて、分かりやすい。
どっから読んでもね、最初から読んで積み上げるタイプではないので、好きな時にちょろちょろっと読んで、
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うふっと思っていただければいいっていうのが一つと。
一番伝えたかったのはですね、たった一言なんですよ。
一番伝えたかったのは、このパリジェンヌよりきれいになるっていう言葉で表したように、
意思なんです。美しくありたいという意思。これを持ってくださいと。
これは例えば、私は毛穴がない女性になりたいとか、シミとかシワ一つない女性になりたいとか、そういうんじゃないんですよ。
そういうことを言ってる間は決して美しくなれないんです。
そのパーツとかそこにこだわってるっていうところですか?
そうなんです。美容っていうのはパーツにこだわるので、まさにこれは不合理で矛盾な話なんですが、
美っていうのは美容なんかよりも全然最高位にある概念的にですね、美学、美しさ、もっと言えば生きる美しさなんでも、
あと見えないものがいっぱいありますよね、声の美しさとか美しい香りとか、ものすごく上位概念。
それで美容っていうのはその下にうじゃうじゃあるものなんで、これはテクニックなんです。
だからもちろん少しでも美しくなるためにそのテクニックを磨くとか、頑張るとか、これは良いんです。
もう人間としては当たり前だし、そんなの関係ないわって言ってもうそういうのを排除するとかね、そういうのとはやっぱり違うと思います。
でも全てでは決してないというところで、意思を持って美しくなると。
じゃあどんな美しさを自分は持って、どういうところを目指すのか。
決してその場合に横を見ちゃいけないんですよ。
日本人はやっぱりあの人よりどうしたいとか、この人よりどうしたいとか、もっと言えばタレントさんの、あの人の目になってこうなりたいとか、
自分だけのオリジナルのまさに孤島ですよね。オリジナルの美っていうのを自分で追求していく。
これは非常に日本では難しい。
なぜ難しいんですか。
難しいですね。もともとそういう自分だけ頑張るっていうような、教えられてきてない。
なるほどね。
なのでそういう意味でも、それをやりだすとすごく長くなってしまうんですが、
とにかくフランス人をもし見て綺麗で自信があってと思うのであれば、ここは一つ決意してください。美しくなる。
しかも日本ってものを背負って美しくなってくださいっていうのをすごく言いたかった。
本当はそうなんです。パリ人とかを意識している間は美しくなれないんですね、本当はね。
その上に行かないといけないんです。
ただやりやすいので、わかりやすくまずはここからみたいな。
自分オリジナル、自分が本当に心からありたい美ってどういうところなのかっていうところをまず自分で考えるところからスタートする。
そうですね。もちろんそうですね。
だからそれがね、もうシミシワがなくて、二十歳ぐらいの肌をずっと保ってね。
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それが私が一生追いかける美なんで、とことん持ってらっしゃるんだったらそれでもいいんですよ。
もちろんありってことですね。
そういうことです。それはありなんです。
ただ今言ったように普通ね、普通っていうか広い意味で美っていうのはトータルであり、
すべてが醸し出す雰囲気で。
あともっと言えば、普通の人がえ?と思うようなところが美しさだって。
それも芸術見ていればわかるように。
だからそこらへんの追求っていうのが必要なんですよね。
私もまだできてないんです。私もできてないんです。
だから一緒に追求していきたいなと。
永遠のテーマですよね。
そうなんです。これだってわかっちゃったらつまんないじゃないですか。
そうですよね。
私が持っているプロ意識としての美容のいろんなティップスみたいなものは、せっかくですからどんどん出しましょうと。
どんどんお教えします。
でもそれを全部使っても本当の美しさというのがいくかどうかっていうのはその人の次第なので。
次第。
でもお手伝いができるといいなと思って。そんな本ですね。
楽しく読んでいただければいいです。
例えば両方を見ていらっしゃって、フランスの女性と、あえて比較していただくということは。
いいですよ。その方がわかりやすいので。
例えば美とか美容に対する意識の違い。フランスの女性と日本の女性の意識の違いってどんなところにありますか?
そうですね。やはり日本は完璧心が多いんですよ。
白むくみたいなこととか、言葉からもわかるように、とにかく端から端まで一点の煙は綺麗なの。
清潔とかですね。細かいところをするのすごく得意なんです。
もともとそういう手先が器用だったり、そもそもそういう細やかなことに気がつきやすい。
今までの芸術とか見てもね。
対してフランスは非常に大胆に構成しますね。
例えばメゾンオブジェってご存知ですかね。
インテリア。
インテリアとかライフの全部の展示会とかを見ればわかるんですけれども、
一つの要素に世界観を持ってみんなブースがあるんですけれども、
日本って一つのものを取り出して並べるんですよ。
デパートの作りはそうじゃないですか。
一つのものを並んで。
まさに比較文化。
でもフランスは世界観を持ってそこにいろんなものを作り上げるんです。
それがまさに日本の指とフランスの指の違いのところが一個あるんじゃないかなって。
やはり全員人格的に見るんですよ。
どんなに美しく肌が綺麗であれでも、
そこにその人から発される言葉、笑い方にどっかに何かがあるとか、
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そういうのをやはり人間っていうのは動物的なところがあるので、
敏感にどっか察するんですよ。
だから、あの人は美しいけれどちょっとっていうものってあるじゃないですか。
それはそういうことで、そういうことは結局表面だけがっつり置いてればいいとか、
逆にね、人はそんなに細かいことは見てないんだけれども、
一つの趣味とかが気になってしょうがないとか。
これやっぱり日本的。
なるほどね。
そうか。
だから近いんですよ。見てるところが。
そうですね。
常に恋人の。
階部の方に。
そうそうそうそう。
それぐらいで見てるのは恋人とか旦那さんぐらいですから。
普通は。
離れて見て。
歩き方とか、向こうから来る時のスタイル、あとね、雰囲気、髪型。
髪型、あと一番分かりやすいのはやはり発される言葉。
どれだけそういう人が元気になるとか、その人のことを思う言葉が言えるかとか、
たぶん、温かい言葉が良かったり。
そういうことじゃないですか。
それがね、なんかちょっとこう、え、私今いくつに見えると思うとか。
ちょっとさっきもなんかちょっとナンパされちゃって。
まあ多少可愛いんですよ。いいんですよ。
可愛いなと思うんですけど。
だからそういう内容とかね、いろんなもの、それが混じり合ったものがいいであり、
そういうことで言うと、やはり私の観点から言うと、
若い人でもですね、非常に自分の意見を持ってて、
いろいろ面白いことが言える、はっきりものを言うとか。
それフランスの女性の話ですね。
男性も女性も結構面白いですよね。
しょうがないこともよく話してますけれども、
日本の場合はもう会話が限られてるっていうか、
自分の周りとテレビの上でと、本当に周りで回ってるような。
なんかそういうのが、私なんて元々好奇心が強い方なので、
この人から何を伝えてくれるのかなとか、
どんな人生でどんなことを思った方なのかなっていうのを考えるの大好きなんですよ。
だからそういう意味でも、どれだけその人といて楽しい時間とか、
思いを共有で、それも全部美しさの中に入っていくので、
こういう肌とかもちろん綺麗な方がいいんですよ。
だけれどもそれよりももっと大事なこと、
だから日本人はベースが綺麗だから、綺麗っていうか肌質とか若いし、
それをもっと中心的なところを打ち込んだ方がいい。
ただ実はこれが一番難しいのかなと思うんですけれども、
でも考えて行動して、それだけで変わるので、いつからでも変われると思うので。
その世界観とか、要はスタイルですね。
そこを持つために、
私たちはどうしてもテクニックとか細かいところに入っていきがちだというところから、
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そのスタイルを持つために何を意識していったらいいと思いますか?
そうですね。
こっちで言うと、アール・ビーブル。
あれがまさに芸術でしょ?
芸術とやり方というのが一緒になっている。
私はやっぱりね、アートを意識すると違うと思います。
アートっていうか、人生をアートで形で作るとか。
そこで自分の今まで色々本を書いていて、
ひとつつき、チャタッと言葉というか、掴んだ言葉がセンシュアルだったんですよ。
よく使ってらっしゃいますよね。
私も好きな言葉ですよ。
本当ですか。
このセンシュアリティというか、セクシーとは違うこのセンシュアルという言葉。
これを人に訴えることができ、人から感受することができ、
この辺が回ってくると、先ほど言った美の感性というか、
少しずつでも螺旋状に上がってきそうな気がして。
この言葉はね、日本語だと感能になっちゃうんですよ。
そうですよね。直訳、辞書で調べるとそういう言葉になりますよね。
感能でも、いやらしい意味の感能じゃなくて、上品な意味の感能というのが目指していけばいいと思ってるんですけど、
ある意味上品な色気みたいな、これを取得していくと。
または、自分から感受して、人から受け取ると。
こういうことでちょっと面白くなってくるんじゃないかなと思っております。
センシュアルってその雰囲気、センシュアルビューティーってことがここにも出てきてたと思うんですが、
センシュアルビューティーっていうのは、美と雰囲気が一致していく感じなんですか。
どういうイメージですか?
センシュアルビューティーに関しては、これはですね、実は私感能美容っていうのを逆に日本語でも書いてしまって、
わざとエロティックに、ちょっとわざと出したんですけども、
結局その感能っていうのは五感ですよね。
五感は視覚だけじゃなくて、匂いとか、喋る音とか、そういうものが全部入ってくる。
触れ合ったら触れ合う触感とかね。
そういう意味での近距離でのやっぱり触れ合いとかね、そういうものをですね、
そういうのを意識して綺麗になろうとする。
だから、とにかく日本の場合は顔のここばっかりで、
なんて言ったらいいんですかね、美容の9割は全部お顔で終わっているんですけれども、
決してそうではなくて、声だとするとですね、
私なんかもよくみんなからアニメ声って言われて、
私なんかもいいんです。自分のことは棚に入れてしかいない。
声だって、声一つであって、やっぱり素敵な声出して人を魅了しようと思うと、
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それなりの姿勢も正さなくてはいけないし、
それなりの心持ちというかがなくてはいけない。発せられる言葉に魅力がなくてはいけない。
だからそういうことを考えると、ここにとどまらない。
先ほど言った香りであったりすると、フランスにビズーするので近くなりますよね。
恋愛の時に絶対に匂いが合わないと、彼らは恋愛関係いかないわけですから。
日本の婚活のあれじゃないですけど、ああいうのとは全然違う。
そういうのを考えても、そういう感性の交換をね。
そういったものを磨いていくのは、美容という観点で一緒に。
日本だと、カレー臭の話とかそういうところにも行くんですけれども、
ここはセンシャルビューティーという名前がついているので、
プラスイメージでね、もうちょっといろいろ考えてもいいよとか、
声、発する声とか、出す言葉の内容とか、そういったものもひっくるめて、
相手が感じる美しさというのを高めていけばいいんではないかなと思って、
感の美容で、先ほども言ったように、近しい人がいないとダメなんですよ。
自分に近い。ということはどういうことかというと、一人でいったらダメなんです。
これはだから、ここではこれ以上あれですが、美容というのも。
しかもですね、同性相手じゃダメなんですよ。
なるほど。
同性向いてても、非常につまらないところで段階が終わってしまうので。
先ほど言った、突き抜けることと異性に向かう。
これがセンシャルビューティーの基本であり、
あとセンシャルエイジング。
エイジングもアンチもダメだし、
アンチエイジングなんて本当はダメなんですね。
でも、じゃあ、ヘルシーエイジングというのも色気ないじゃないですか。
これはヘルシーエイジングなんて、衛生美人みたいで嫌だとか言って。
それで、やっぱりセンシャルエイジングってどうよみたいので、
今ね、ちょっと業界の方に提案しながら。
エイジングするのこれだったら成熟して、同じ年を重ねていくということでも非常に感能じゃないか。
しかも若い人は感能がないですからね。
硬いつぼみとか、青い実はやっぱりまだ硬いです。
そうですね。
そういう意味では、やはり。
これから、40代以降はこれからだと。
そうっていう感じですかね。
そういうのでみんな楽しもうよ、一生楽しもうぜ、みたいなことですよね。
その辺の感覚って、フランスは私も住んでて、楽しんでらっしゃるってありますけど、
日本の方ってどうですか?その40代以降の対策。
結構ね。
増えてきてます?
結構増えてきてると思いますよ。美魔女さん世代もあってね。
ただやはり圧倒的に違うのが、フランスっていうのは自分と愛する人のコミュニティで成り立っているので、
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ジェラシーとかもあるし、それなりに女同士でやってることもあるにしてもですね、結構完結してるんですよ、自分の中で。
日本の場合はSNSなんかでも、男性がいないって女性ばっかり着飾って並んでる写真がやたら多いですよね、女子会。
フランスは女子会ないし、必ずエスコートする男性がいるじゃないですか。
女子会がやっちゃうとね、あんまり精神的に良くないですよね。
必ず自分と誰か他の女性との比較っていうか、それを意識せざるを得ない。
だからそこら辺が違うなってすごくあって。
元気は元気ですよ。
でも何回かそういうセミナーみたいなのもやらせていただいて、一人一人と話すと非常に皆さんユニークだし、元気で、面白い方いっぱいいらっしゃるんですね。
だからやっぱり男性が目覚めないとダメなのかわからないと思ったりとか、いろいろ考えてました。
両方ね、どっちだけっていうわけではないってことですよね。
その通りです。
センシャルエイジングにはやっぱり同性だけではダメだと。
どうします?同性だけだったら世の中ありえないでしょ?
もうちょっと世界変わっちゃいますよね。
たぶんそれは成り立たないと思いますよ。
だから男も女もね、男性女性があまりにも際立たせてね、バーサスになってるんですよ。
男性対女性。
アンドじゃなくてバーサスでね。
自分は男っぽくてこうだからとか、私は女だからとか。
なんかね、そんなのが多くて、もっとなんか違うんじゃないかなと。
もっとみんなで楽しむことをどうしても考える。
それがもうセンシャルってのはまさにそこで。
だからセクシーじゃないんですよ。
セクシーであれば別れちゃうから。
男っぽくあれ、女っぽくあれ。
センシャルは両方持ってる人が色っぽいんだよってのを言ってるので。
男性でも女性でも同じってことですね。
そうなんです。人間として見ないといけないってことですね。
だから男と女ってのはあまりにもそこに来ちゃってて。
すごく違和感がありますね。
そこに今ちょっと融合の方に向かっていきたいっていうのは。
そうなんです。思っております。
なるほど。ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい、1回目のマナさんの絵のインタビュー。
美容に関してだったと思うんですけど。
結構面白い企画が出てきたなとは思ったんですけど。
そうですね。
私も同じようなことをちょっとやっぱり感じました。
マナ先生がすごくそれを具体的に言葉でおっしゃってくださって。
39:04
その通りと感じましたね。
例えばどんなところを感じましたか?
例えば本当に日本人ってこういう自分にしかわからないようなシミも
すごく気にしてコンシーラーで隠すとかシミ取りをするとか
すごいシワもとっても気にしてますよね。
だけどフランス人のシワに比べたら全然シワのうちに入らないような感じじゃないですか。
もっとフランス人って引いてトータルで全体で世界観で見せるという
そのあたりはすごく共感しましたね。
それがどっちが良い悪いではないけど
それによって例えば細かいところにテクニックとかに入ってしまうと
また大事な世界観の方が抜けてしまうともったいないよねみたいな
視点じゃないかなと思いますね。
あと一番最初に男性のハゲの話をしてた時に
彼女が言ってたところで
コンプレックスは宝庫であると
裏返すべきチャームポイントであって
他の人が真似できない長所の裏返しだという話をしてたんですよね。
これはやっぱり物の見方をどう捉えるかという視点ではすごくいいなと思って
思ってから見るか裏から見るかみたいな感じですよね。
例えば一重がすごくネックになっているとか
あとまつ毛が短いとか
いろいろそれぞれ自分が気になるポイントを
それを上手くメイクで隠したり
逆に言うとその以外のところを引き立たせるようにしたりとかって
いくらでもできるわけだし
逆に個性にもなりますよね。
私すごくフランスに来て思ったのが
顔の美しさとかそんな完璧じゃない人もたくさんいると思うんですけど
みんな全体の雰囲気で綺麗に見せるのが上手だなっていうのは
すごく感じました。
引いていかにトータルでオーラを発するか美しく見せるかとか
そういう全体で見せる。
世界観の話と一緒ですよね。
トータルで一本の筋が通っていないと全体で見せることができないから
パーツだけによってしまうと
いくらお顔がすごく完璧でも
例えばお洋服がきれいに着こなせていないとか
体型がデブデブしているとか
どこかバランスが取れていないと
トータルの美しさというか世界観というのは感じられないのかなと
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ちょっと日々感じます。
彼女も人生をアート化するという言い方を知ったと思って
美容というのは美という中の一つの概念の下にあるものであって
その上にある美というのを自分がどう捉えているかによって
美容という枠もどうするかという発想になると思うんですね。
そこを細かいところに入っていっちゃうから
そのパーツにしか目が行かなくなっちゃったり
そのトータル的な視点でも捉えられなくなっちゃうというところを
彼女なりに気にかけていらっしゃるというか
比較して感じるところなのかなというのがありますよね。
だからやっぱりトータルとして
例えば顔だけ綺麗っていうのは全然綺麗とはまた違うんだよっていうところですよね。
いくら顔だけ綺麗でもやっぱり見る人は全体を見ますから
それでどういう印象を与えるかっていうところの方が
やっぱり大事かなというところですよね。
彼女の本もやっぱりボディとか体の方にもっとケアをするべきだっていうことを書いてたんですよね。
やっぱり日本の人たちっていうのは
もうほんと90%以上顔に完全にフォーカスを当ててるっていう
だから首から上はすごい完璧なんだけど
そこから下は隠してるしみたいな
そういう感じなのかなっていう気もしますね。
それももったいないですよね。
そうなんですよね。
あとねやっぱり感能美容って言葉を使ってたと思うんですけど
印象的でしたね。その言葉。
美容は一人ではダメだと。
同性もいてもダメなんだと。
やっぱり女子会ばっかり行ってると
異性を魅了するオーラっていうのは
私身につかないと思います。
それはとても感じる。
だから確かに異性を対象にするイメージと対同性って
私たちが見る立場でも見てるポイントが違うと思うし
また見せる側も全然視点が違うと思うんですよね。
だからその同性だけで固まってると
異性の視点が全くないから
ちょっともったいない感じですよね。
女子会ばっかり行くっていうのは
そういう女性の見方しか学べないところばかりに行くということなので
やはりそれは異性を惹きつけたいと思ってる人にとっては
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あまり役に立たない。
そうですね。役に立たないというか
全く別視点だと思うんですよね。
だからどっちにも行けるっていう前提だと思うんだけど
でも環境で毎日のように女子としか会話をしていないとか
女子会での話題しか面白くないとかやってたら
やっぱり男性、異性を魅了するっていう視点は抜けちゃいますよね。
抜けますね。
あとすごく思うのはやっぱり一人で学んだり
一人で趣味に没頭したり
何か一人で成長させる時間っていうのを
その人を作ると思うんですよ。
で、そこで大きくなった自分を
女子会でもいいし、異性と一緒の時に
そういうのってすごく自分一人の時間で賄った何かっていうのは
とても魅力になると思うので
私はあんまり人と群れないで
逆に一人で何かをすることっていうのも大事なのかなという気もします。
いつも一緒にいないとダメっていう状態じゃないってことですよね。
お一人様。
自分の世界っていう。
そうですよね。
一人だから分かることって多分ありますよね。
その世界で自分の中で成長してきたことが
別の異性と他の異性の方と話したらすごく通じるとか
ってなるとまたそこでね。
そうですね。
また新しい世界に出会って
さらに世界が広がってってなると素敵だなと思う。
なるほど。じゃあ同性だけではダメ。
もちろん異性だけでもダメ。
で、やっぱり一人の時間ももちろんある。
っていうことも必要なのかなという。
マナさんのお話を聞いていろいろ考えました。
なるほど。
次回はどちらかというと恋愛っていう視点で
彼女なりのマナ的考察っていうのが聞けると思うので
ぜひそちらも楽しみにしていてください。
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48:00
また来週のパリから学んだブレない自分の作り方を
どうぞお楽しみに。
さゆみさんありがとうございました。
ありがとうございました。
秋でした。