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Vol.9の話題は、フランス式シンプルライフです。
Vol.9の話題は、フランス式シンプルライフです。
Vol.9の話題は、フランス式シンプルライフです。
こんにちは、あきです。
今日もパリから学んだ、ブレない自分の作り方の時間がやってまいりました。
今日も田山さん、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
最近のパリの傾向で、ネイルサロンが増えてきたなって。
今までもあったけど、一時期より増えてきてる感じがね。
すごい、一つの町にちょこっとしかなかったのが、ニョキニョキと増えてきてますよね。
今までも気軽にネイルサロンは行ってたとは思うんですけど、それでも増えてきたなって感じがするんですが、
日本と比べてネイルに対する考え方の違いって、やっぱりあると思いません?
全然違いますよね。
とにかく気づいたのが、フランス人は爪を伸ばさない。
長くないですね。
短くしてシンプルな一色だけを塗る。
デコレーションはないですよね。
何かいろんなものを持ったり、スパンコールをつけたり、キラキラしたものをつけたりっていう人はほとんど見たことがないですね。
ないですね。まずあんまりそういう要望もないからしてる人も、お店に寄ってもそんなの揃えてないっていうところも。
そうですね。
日本のサロンに比べると、そういうデコラティブなもの、技術があるのか私はわからないですけど、ものもないかもしれない。
私がね、日本だとジェルが主流じゃないですか、だけどフランスでジェルがやっぱり少ないじゃないですか。
少ない。最初ショックでしたよ。
ネイルサロンで。フランス人に聞いたら、やっぱりジェルは1ヶ月持つじゃないですか。
それが嫌だって言うんですよ。
私はそれがいいと思ってやってたんだけれども、彼女たちにはそれが嫌だと、気分によっていつでも変えられる方がいいので、
1週間ぐらいであるいは3日1日ぐらいで変えられる普通のネイルの方が絶対いいって言って、ちょっと価値観の違いにびっくりした記憶があります。
意外ですね。
だからシンプルな上に、ジェルは逆に飽きてしまう。1ヶ月なんて持たなくていい。
ずっと1ヶ月も一緒のネイルは嫌だわという感じなんですよね。
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髪型を変えるように、ネイルもそれにファッションに合わせて変えたいっていう感じなんですね。
その辺にカルチャーの違いを感じるなと思いました。
それでは本編スタートです。
今回はさゆみさんとフリートークで、フランスやパリをテーマに語り合えればいいかなと思っています。
今回のテーマ、フランス人の性質なんですけど、物を大切にするというテーマでお話ししてみたいなと思います。
さゆみさんの周りの方で物を大切にする方、どのくらいのレベルでどういう大切にするという範囲なのか。
それはね、まず私の旦那さんですね。私の夫。
結婚した時もびっくりしましたけれども、今でもそうですが、
彼が独身の時から使っている古い分厚いブラウン管のテレビ。
テレビ?ブラウン管のテレビってまだ存在する?
あるんですよ。その分厚いブラウン管のテレビ、今でも使っています。
何年ですか?
たぶん15、6年。試写購入して20年。
試写購入して20年。
新しいフラットスクリーンに変え替えようよって言ってるんですけど、
いろいろつなげないものもゲームとかがつなげなかったりもするので、今のものが使えなくて。
対応していないのでフラットスクリーンのものに変えようって言ったんですが、
なんで壊れてないのになんで買い替えなきゃいけないのって言われて、
かなり日本人の私のもっと新しいものは新しいものと思う概念からちょっとかけ離れた
夫の考え方にすごい衝撃を受けたことを思い出しますね。
テレビちゃんと今でも見れるんですか?
見れるんですよ。それが。
きれいに見れるんだ。
きれいに。娘が一度テレビ台から床に置こうとして、これで壊れるかと思ったんですけど、
それでも壊れず丈夫なんで、まだ見れるんですよ。
まだフラットスクリーンに買い替えられないんですよ。
困ったもんですね。ちょっとそれは。
妻としては困ってるみたいな。
新しいもの好きの日本人妻としてはちょっと困ってます。
うちもずっと古いテレビを使っていて、たまたまある人がもう使わなくなるっていうのを譲り受けて、
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それも結局1回壊れたんですよ。壊れたんだけど修理に出して、このぐらいの修理代だったらしょうがない。買おう。
値段を聞いたらその値段よりも安い修理台だったの。
買ったほうが?
買ったほうが安い。修理台のほうが安かった。
だからまた修理して使おうって。
彼これそれもうちで十何年使い。
すごい。
本当に去年一昨年ですよ。フラットスクリーンのテレビになったら。
そうですよね。秋さんのお宅のテレビがフラットスクリーンになっててびっくりしたの。
そうなんですよ。彼の誕生日で新しいテレビになったっていう。
すごい。我が家より先に進んでますね。
うちも直しに直しを重ねてそれだから。
テレビもそうだし、電化製品も基本そうですよね。
そうです。我が家も昔のものがいっぱいあります。
壊れない限り、壊れて修理してそれでももう使えなくなったっていう風にならない限り、
フランスの人って基本的にそう簡単にコロコロと物を買い替えるとかっていうことはないですよね。
すごく賢悪かというか。
そうなんですよね。別の言い方でケチって言うんだけれども、
ケチだっていう言い方をすると、いやいやケチじゃないって彼らが言って、
うちで夫なんだけどそれは。ケチだという言葉を使わないでエコノミック、つまり経済的だと。
ケチと経済的は違う。
だからすぐ買おうよっていうのは多分私たちの感覚では普通なんだけれども、
彼らにとってはそれはケチではないっていう発想なんだろうなっていうのが面白いですよね。
そうですね。
例えば靴下とかも。
靴下。大事に使うね。
これってすごくフランス人にありがちなんですけども、
靴下破れるまで、破れても履いてますよね。
私何度も縫い直してますよ。
私もそうですよ。で、穴がちょっとぐらい開いたぐらいでは捨てないでくれって言われて、
縫って履き、で、同じ色の、例えばネイビーブルーのペアを、
例えば5セットぐらい準備して、そのうちの片っぽが破れてもうどうしようもなくなったら
それを1個捨てて他のペアとくっつけて、
残ってるんだ。
残ってるものと一緒にして、同じ色だから大丈夫とか、
して履いたりとか、もともとは同じ5セット買ったら同じものなので、
残ってるもの同士くっつけて履くとか、
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それを回せば使う頻度が減るからね。
すごくそのあたりは経済性というかエコノミックなところですよね。
びっくりしました。
でもそれで破れた靴下、たぶん5人のうち4人ぐらいは、
フランス人に靴脱いでって言ったら、
破れた靴下履いてると、
5人のうち4人ぐらい行っちゃいますかね。
行くと思いますよ。行くと思います。
相当、でも相当破れてても気にしない?
靴の生活だから、見えないファッションっていうところで考えれば、
靴下が結構穴場なんですよね。
だから日本に行った時に困るんですよね。
困りますね。
夫の仕事の同僚が、
日本のお座敷で接待を受けたらしいんですが、
その時にその方、会社の結構トップの方だったのかな。
すごく偉い方だったんですけれども、
お座敷に通され靴を脱いだら、
つま先が破れていて、とても恥ずかしい思いをした。
それはちょっと日本では恥ずかしいですよね。
でも、そういうフランス人が多いみたいです。
困りますね。
日本に行って大変な思いをする。
そうなんですよ。
そうなんですよね。
でもとにかく物は大事にするから、
本当に一個のものをずっと使い続けますよね。
だからお洋服に合わせてバッグを買えるっていうよりは、
やっぱり少ないバッグで永遠に使い続ける。
どのパターンのファッションにも合うようなバッグを。
安いものを何個も買うのではなくて、
すごくいいものを、
皆さん結構フランス人いいバッグ持ってますよね。
そうなんですね。
それを徹底して使う方が多いような気がします。
そうですよね。
やっぱりなんでなんだろうな。
いろんな安くたくさん買うっていう発想がもうないんですかね。
彼らにはね。
そうですね。
生活そのものがすごくシンプルだと思うんですよ。
ファッションも特にティーンエイジャーの女の子たち、
すごいシンプルじゃないですか。
みんな盛るっていう感じではなく、その反対。
すごくシンプルなものを着てますよね。
あれがもうカルチャーっていうか性質なんですかね。
彼女たちっていうか彼らの。
すごく思うんですけど、ヘアスタイルもみんなすごいシンプルな。
シンプルですよね。
ただのワンレングスだったり。
別に。
グローしてるとは思えない。
カットに凝ってるっていうことも全くないし。
本当にみんな同じような髪型だけれども、
みんな逆にそのシンプルさから個性が出てる。
そういう感じですよね。
これはすごい新たな発見。
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確かですね。
そうですよね。
やっぱり量よりも質っていうか、
どっちしろ学生さんはお金がないっていう前提だから、
あんまりそこでお買い物してファッションを楽しむっていうよりも、
やっぱりその少ないものでいかにコーディネートしたりとか、
いかに楽しむかっていう。
巻物とかアクセサリーでいろいろ買えることもできるしね。
本当に巻物はみなさんすごく使ってますね。
必ず巻いてるっていう感じですよね。
なるほどね。
その辺の性質ってやっぱり日本と若干違いますよね。
違いますね。
とにかく物は少ない。
そう、だから断捨離っていう発想があんまりないのかもしれないですよね。
たくさん持つことがいいとは思ってないですよね。
確かに。
部屋は汚い人はいっぱいいるとは思うけど、
整理整頓できない人はいっぱいいるけど、
物が多すぎて溢れてるとか、
っていう感じとは若干違うかもしれないですね。
そうですね。
本当にお部屋みたいな人はあんまりいないんではないかと思いますね。
売ってられないっていう感じとは違うかな。
やっぱりバッグの数とか日本に比べたら少ないと思うし、
テレビだって本当に何十年も使い続けるわけだし、
そういう意味では本当に何でもいいから
たくさん持って、例えばファッションでも
いろんなスタイルをしたいっていうのはあまりないかもしれないですね。
私のスタイルはこれっていうのを決めて、
例えば今シーズンはもうこれでいくって決めると、
すごく少ないお洋服でも回っていくんですよね。
すごくやっぱり生活そのものがシンプルかもしれないですね。
その代わり自分に合ったものっていうものを見つけるまでは結構真剣に探すっていうか。
試着室すごくないですか。
試着するし、例えば本当にテーブルだって家具だって、
見つかるまでは仮のものとか絶対買わないで何とか通したりするじゃないですか。
見つけるまで段ボールで過ごしたりとか。
靴着買うときは本当に自分が好きなものっていうところをかなり徹底してるっていうか。
本当に一生使い続けるっていう前提で、
皆さんこう生活身の回りのものを買ってる感じがありますね。
だからせいぜい子供の服ぐらいですよね。
もう使い続けられない。
でも結局それもみんなで回し合ってるから。
案外これは日本では人様には渡せないよっていうようなものが回っても全然気にしないし。
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多少破れててもね。
全然平気ですよね。
とても人様にはっていう感覚が若干違うところが、
ものを大切にし続けるっていう感じではあるかもしれないですよね。
ちょっとこのシンプルなフランス的スタイルっていうのを参考にしていただければと思います。
それではエンディングです。
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また来週のパリから学んだくれない自分の作り方もどうぞお楽しみに。
さよみさんありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、秋でした。