生成AIのオープニング
どうもこんばんは、赤組ラジオへようこそ。今夜のお相手は、音楽と笑いをこじらせているビリーと
地元愛だけで生きています、絵描き野です。よろしくお願いします。
いやー、なんだか今日はちょっと涼しいですね。夏の夜ってこんな感じだっけ?って毎年思うんですけど。
毎年言ってるよね、それ。でもまあ、わかる。夜に窓開けてラジオ聴いてる人、今日はちょっと得してると思う。
だよね。赤組ラジオって、そういう夜の隙間にちょうどいい番組目指してるからね。
隙間風くらいの軽さでね。
それはちょっとスースーしすぎかも。さて、そんな今夜はAIについて語っていきたいと思います。
これは語ることあるよ。たぶん途中でも脱線するけど。
それも赤組ラジオの味ということで、最後までゆっくりとお付き合いください。
はい、ということでね。なんか慣れないオープニングで始まりましたけども。
突然何やらすんですか。
で、これね、いつもの赤組の始まり方じゃないですよね。
そうだね、いつもと違うね。
これがね、生成AIによって作られたオープニングでございますと。
え、そういうことなの?
そうなんです。
え、今作ったの?
今作って、すぐにパパッと出してもらったやつですよ。
えー。
しかもこのAIはね、赤組のビリーっていうキャラクターと、絵描きのっていうキャラクター、
そして赤組ラジオがどういう番組ですよっていうのを教えた上で、
じゃあオープニングと本編に入るまでのプレトークみたいなのを作ってくださいねっていう風に今やったのが、お聞きいただいたやつです。
イラストレーターの懸念
え、じゃあAIに私は地元愛だけで生きてるっていう認定を受けたってこと?
っていうことだね。
嘘だろ。
ね、イラストレーターであり動画出演者であり、様々な、いろんなことを教えてるはずなのになぜか地元愛だけで生きてます。
おかしいでしょ。
地方のヤンキーみたいな紹介だったけどね。
やだ、やだよそれは。
そんな感じでね、生成AI、今流行りまくってますけども、今日は絵描きの先生持ち込みでね、AIの話をしようということで、思うことがあるんだよね。
そう、いろいろ思うことはあって、ただなんか、私はそんな専門的なことわかんないし、どっちかっていうと、一般的に見た気持ちっていうか、
最近流行ってるなーっていう中で、ちょっと、「え、大丈夫なのそれ?」って思うこととかね。
なるほどね。一般人目線だね。
そうそうそうそう。
一方私は、デジタルには比較的というかかなり明るい、ほぼその道で食べてるというか。
そうだよね。
別にITエンジニアでは決してないんですけども、そういうね、仕事もしているよってことでね、ちょっとそういう、なんていうんだ、エンジニア目線で今日はお話ししていけたらなと思います。
いいですね。ちょうどいい感じになりましたね。
何を思ってるんですか、AIに。
正直、多分AIって最初に聞いて、みなさん思うのが、結構その、AI絵師とか動画で使ったりとかっていうのが結構あると思うんですけど。
私って結構、最近全然絵描けてないし、Xとかも更新できてないからあれなんだけど、
昔は結構その、窓マギとかにハマった結果、すっごい怪物を描きたいみたいな欲が出て、いろいろなものを組み合わせてキャラクターを作って、設定作って喜んでたんだよね。
キメラみたいなのを自分で作るっていうことね。普通の人にわかりやすく言うと。
まさにそう。ワシと剣を合体させてみたりとか、そういう感じのことをやって、結構一定数の方に見ていただいてね。
ピンとこないでしょう。普通の人にはね、ピンとこないんですよ。
そうですよね。普通の絵師さんたちの、AI絵師ってちょっとっていうのは、他の絵師さんの絵をたくさん取り込んで出力するみたいな話だと思うんですよね。
なんだけど、なんかね、ちょっと自分が最近ね、「親、これは?」って思ったのが、外国の方で流行ってるのかな。サメがね、ナイキのスニーカーを3つ履いてる生き物の絵が、すごい今流行ってて。
名前もちゃんとあるんだけど、なんだったっけな、タラレロタララみたいな名前のやつがいて。
なんかちょっと雰囲気かわいいなと思って調べてみたら、その子以外にもたくさんいるのね。たくさんいて、見てみたら、結構むちゃくちゃなやつが多いのよ。
牛の顔がついてて、体が土生で足生えてるみたいな。
けっこうめちゃくちゃだね。
そう、めちゃくちゃじゃん。自分が求めているめちゃくちゃさ加減に、近しいものみたいなのを感じてしまって。
AIに仕事を取られるとか、けっこう大騒ぎされてる。でも、こんな怪物描くようなの、そうそうおらんやろって楽観視してたら、突然そういうのをやりますみたいな風潮で来られて、かなりびっくりしたんだよ。
何よりすごいのが、けっこう子供とかにも流行ってるっぽくて。グッズも展開されてる。公式なのかどうかわからないけど。
けっこう悪キーとか売ってたり、何だったらそれをつけてたりとか、話に上がってるみたいな。
そんなに流行ってるの?AI初のキャラクターが?
みたいのはずだけど。すごい流行ってて、ちょっとそれを見て、本当に何でもできちゃうんだなみたいな。
すごいなって思う感情もあるんだけど、若干の恐怖。昔見たアイロボットみたいになるんじゃないかみたいな。
なるほどね。
絵描きの先生は、いわゆる一般の人が描くアニメチックなキャラクターを描くとか、景色を描くっていうよりかは、創作したキャラクターというか、デザインをする人だからさ。
確かに比較的立ち位置は奪われにくい作家だったのにもかかわらず、出てきてしまったと。
まあ、叶わんでしょうね。
もう正直ね、結構いいなそれって思うのもたくさんあってさ、なんか悔しいまである。
だからアンチAIとして生きていくと。
そこまでは言ってないけど、できれば共存したいですけどね。
共存の道を選ぶ?あなたは。
私は選びたい。もう来てしまうのであれば受け入れた方がいいと思っている。
なるほどね。
まあ、いろいろ問題があるのを踏まえてね。
そうだね、問題がね、とにかく多いからね。でも特にイラスト界隈は嫌悪感がすごいよね。
実際ひどい話だなって思うよ。
だって自分の積み上げてきたものを一瞬で吸収されてさ、
なんだったら他の人の技術も吸収されて、それこそもっとひどい話。
だっていろいろな石のキメラを作られてるわけよ。
合体させられちゃって。
それがなんか、それは恐ろしいことだなって、やっぱり描いてる側としては思うじゃんね。
綺麗な絵いっぱい増えていいじゃんっていう意見もすごいわかるし、
わかるんだけど、ちょっとやっぱり怖いなっていうのが強い。
著作権と学習の問題
なるほどね。
まあ、でも立ちは変えればさ、逆に何万枚って画像をさ、学習させたエンジニアがいるわけよ。
まあそれはね、そうよ。
それもさ、また努力だからさ、なんかみんなそこをすごいさ、無視するんだよ。
違うね、なんだったら知らないっていう人がいるかもしれない。
言葉だけ聞いて、これじゃあ読み込んでね、読み込んでねって適当にやると出来上がっちゃうみたいに思ってる人は多いと思うの。
実際自分はそうだったのよ、もともと。
ただまあなんか話聞いてて、そうやって読み込ませてたんだみたいなところはあるから。
例えば犬の画像を見せたときにさ、これは犬ですっていうのをまずAIに教えてあげなきゃいけないじゃん。
例えば犬って言ってもさ、これはダックスフントですとか、ゴンレンレトリバーですとか、
で、しかもまたこれは白い千葉ですとか、黒い豆芝ですとか、って言って、まずはAIにさ、教えた人がいるのよ。
で、AIもさ、最初出力するとさ、例えば豆芝を描いてくださいって言っても、なんか全然違う犬が出てきたら、それは違いますっていう。
あ、そう、正すんだ。
そうやって調整していく作業が実はAIってあるんだけど、
なんかみんなあたかもAIってさ、何の努力もせずに絵を描いてるみたいなイメージもあるけど、実際にはそういう地道な努力というか、
最終的にはそこを自己学習って言って、自分で学習できるAIに今はなってるんだけど、でも少なからず人間が介している部分もあるから、
なんかそれを、なんていうの、AIが全くなんか人の努力をむしり取って、っていうのはね、なんかね、違和感なんだよね。
確かにそうだよね。そうだね、確かにそうやって聞くとね。
そうそう。ただ、学習方法に問題があるっていうのはある。
あ、そうなんだ。
そう、例えば、難しい話だけど、著作権ってすべての絵にあるじゃん。
あ、そうだね。
だから、絵描きの先生が描いた絵は、当然絵描きの先生が著作権を持ってんだけど、それを学習していいのかっていうのは法律でダメって言われてないんだよね。
あー、なるほどね。
だから、無断学習禁止とかよくいらっしゃると書くけど、
うん、書いてある、書いてある。
何を根拠に。
あー、なるほどね。
そうそうそう。
そういうことか。
著作物を学習させることは何に当たるのか。
そうか、著作権侵害にはならないのか。
ならない。学習だけだったらならない可能性が高い、今のところ。
でもね、正直さ、いろいろ言われるのを覚悟で言うけど、
確かに、AIが他の人の絵を見て真似るのダメだよって言っちゃったらさ、
自分だって、さっきも言ったけど、まどまぎの怪物を見て、こういうのを書きたいって思って、真似たりしたりした時期もあるわけじゃん。
真似てるし、なんだったら明らかにその特色は受けてるから、装飾品を綺麗に書こうとかっていうのは、やっぱりそこから来てるわけじゃん。
少なからず学習してるんだよね、自分、他の人の絵を見て。
この人みたいに書けたらすごいだろうなって思ってやってるから、
今それを聞いてさ、ちょっとわからなくなっちゃった。
あれってさ、人がやってることと一緒なんだよね。
みんな著作権があるものを見て、最初は当然模写から始まって、その模写はもう上手い下手があるけど、
だんだん絵の書き方をそれで学んでって、
言い方がこれは悪いかもしれんけど、あんまりアニメとかに興味の薄い人からすると、
ああいう人たちが書く絵って、みんな同じに見えるんだよね。
だからさ、AIがその、なんであなたの絵を見て、後ろに続いてく絵描きたちがいるのに、
AIはそれを学んではいけないのかっていうのが、難しくない。
そうだね、いやちょっとあれだな。
でもこれは学ぶとこまでね。
ああ、なるほど。
これを出力するようになったらダメなのよ。
例えばさ、めちゃくちゃわかりやすい作風の人っているじゃん。
例えば、新海誠の映画ってさ、新海誠みたいな色してるしさ。
うん、そうだね、わかるよね。
ジブリとかとか、わかりやすいし、
あとわかりやすいので言うと、シャフトってアニメ制作会社も、かなり独特な世界観だけど、
ああいうのを模しちゃうとダメなんだよね。
ダメなんだ。
ジブリ風とかって言うけど、あれは著作権の侵害になり得る。
ああ、そうなんだ。
そう、あれはなり得るね。
で、しかも例えばじゃあ、いろいろ学習させて、ピカチュウっぽい絵を描かせて、
これは新キャラのペカチュウですって言ったら、なんとなくダメなのわかるじゃん。
まあもうわかるよね。
それと一緒。
なるほどね。
だからその学習までは悪くないんだけど、
それを出力してなんか、商売しましょうよとか、
本当はSNSに投稿するのもちょっと怪しいんだよね。
それね、ちょっとね、そう、一時ね、調べたことがあって、
そう、ポケモンの絵描いて、あげますってなってあげるじゃん。
著作権とAIの影響
これっていいの?みたいなことを考えたことがあって、
調べたんだけどすっごい難しくて、
どうしたもんかみたいな、じゃあ、え、なんか描いた絵って貼っちゃダメなの?みたいに思った時期もあったじゃんね。
だからそういうことなんだよね、AIも当然。
そうそうそうそう。だからそれもまた人と同じなんだよね。
なんなら人の絵を真似て描いちゃダメだから。
そこにお金が発生しようがしていまいが、
ファンアートも本当は著作権の侵害だから。
そう、なんかそれもね、正直かなりびっくりしたよ、最初に知った時は。
だから、それこそ今ちょっと僕は、
昔の赤組ラジオのエピソードを動画にするっていう作業をしてるんだけど、
ポケモンの話が出てきたから、ポケモンのイラストを出そうかなと思ったけど、
やっぱり描いてもNGだからちょっと。
あーそうか。
だからもう、鼻から出さないっていう方針をしたのね。
だから著作権の問題はかなりあるけど、
それは人もまた一緒だからね。
確かにそうだよね。
じゃあさ、あれなのかもしかしてさ、
自分の描いてる絵もさ、
あ、それまどまぎ真似ましたよね、ダメですよって言われたらもうアウトってこと?
そうそうそう。
だからいろいろ要素があるんだよ。
例えばピカチュウで言ったらさ、
全体が黄色で黒の足間があって、
ギザギザの尻尾があって、
っていう特徴があるじゃん。
その特徴にどんどん寄せすぎちゃうと、
それってピカチュウですよねってなっちゃうから。
画風でって言うとなかなか、
実際にその権利を主張するのは、
実際のところ難しいところではあるんだけど。
けど可能性はゼロじゃないよ。
でもそう争われると、
霊辞典の指摘なんかは客観性だから、
いいっていう人もいればダメっていう人もいるから、
だからやめたほうがいいわ、間違いないんだよ。
なるほどね。
でもそうか、じゃあそう考えると、
ブレーキを踏める人と、
学習した通りにやってくれるAIでいくと、
あれなのかな、やっぱりリスクが変わってくるっていうか。
そうだね。だからAIから出力した絵は、
自分のもんだと思って投稿しちゃうと、
何かの権利を侵害してる。
だから本当はそこが一番僕はダメだと思ってて。
例えば絵描きの風のイラストをAIでバンバン作って、
投稿するアカウントが現れたとするじゃん。
その時に初めて絵描きの成功の敗北というか、
不要論になってきちゃうわけだよ。
そうだね、確かにね。
だからそれを嫌うっていうのは全うなんだけど、
でもそこって実はAIじゃなくて、
AIを使う人の部分なんだよねっていう。
それはちょっと思った。
AI憎しみたいな感じになってるけど、
違うじゃん。だって実際はそれを使っている人間がいて、
あくまでAIっていうのは、
うちらで言う鉛筆や消しゴムなわけじゃん。
なんかすっごい難しいんだよね、これ。
だからAIがダメっていう人は、
包丁は人を殺すものだから打っちゃダメですと同じなんだよ。
AIを使う人間の影響
普通にこれって野菜を切るものだし肉を切るもんだけど、
偶然人殺しにも使える。
そうだね。
だからなんかね、
アンチAIっていうのもなんか僕は、
違和感とまでは言わないけど、
そんな嫌うこともないじゃん。
って思う反面。
って思う反面。
これ恐れずに言うけど、
AIで出力した画像を投稿するの、
何が楽しいか一個もわかんないんだけど。
うーん。
例えばさ、絵を練習してる人がさ、
だんだん上手くなっていく過程を上げていくとかあるじゃん。
最初はさ、僕もあんまり人の絵のことを言える立場じゃないけどさ、
下手な絵を上げる。
これを下手な絵を上げる意味がわからんっていうのはちょっとわかるよ。
そこがわかるけどさ、でも、
その人にとってはそれが作品だからさ、
下手でもさ、
自分が一生懸命描きましたっていうのを、
いろんな人に見てくださいっていうのはすごくわかるじゃん。
AIに出力させた画像を、
人に見せたいっていうのはどの欲望なんだろうなって。
うーん。
あのね、なんだろう、
え、え、えっていうかね、
ちょっとね、ちょっとだけ俺わかるとこある。
そうなの?
もしかしたら、
知らんよ?
実際AI使ったことあるわけじゃないからさ、
ちょっとわかんないけど、
なんかね、その絵描き的にもね、
例えば頭の中には素晴らしい作品があるのよ。
構図ができてるの。
もうこんなポーズ撮らせて、
こんな背景でやって、
それでなんかいて、
もう敵もこんな風にしてとか、
うわなんて素晴らしいデザインなんだって、
頭の中で思ってる時ある。
でじゃあ、よし描くぞって言って描くじゃん。
マジでうまくいかなくて、
もうなんてできないんだって、
すっごい悔しい思いをするみたいなってあるじゃんね。
その観点でいくと、
自分の考えてる世界を出力するためのものみたいな。
なるほどね。
自分には絵を描く力はないわけじゃん。
あ、じゃあ絵を描く力がないっていうか、
自分の脳内の映像を100%出力するのは無理じゃん。
どう考えても自分の手でさ。
だけどAIに任せればかなり近しいものが作れるみたいな、
話なのかなーって思うことはちょっとある。
なるほどね。
その手段だよね。
自分の世界を投影するための手段みたいな。
そういうものなのかなとは思ってる。
なるほど。
なんかそう言われると、
確かに自分には必要ないものだからわかんないんだなって。
そうそうそうそう。
だからあれだよね、自分の頭の中のものをさ、
僕は言葉にするのが得意じゃん。
詐欺師だから。
なんてこと言うんですか。
僕は職業詐欺師なんですけど。
やめなさい。
言葉匠にね、人を落とし入れるのが仕事なんで。
だから僕は頭の中に思いついたものを、
絵っていう形では無理だけど、
言葉にして発するのができるけど、
やっぱそれを絵にしたい人もいるわけだ。
そうそうそうそう。
それをなんかその、形に残したいとか、
不助詞村におけるAIのタブー
絵にしたい、出力したいみたいな、
願望ってやっぱり、何か作ってる人はあるって思ってて、
どんなに頑張ってもさ、あるよたまに。
いやこれだこれだよ、まさに描きたかったのはこれなんだってなる時もあるんだけど、
なんかちょっと違うんだよなって妥協しちゃう時ってやっぱあるじゃんね。
俺はね。
なるほどね。
そうだからその悔しさを、
そのなんか、
なんだろう、
なんだろうね、その協力してくれる相手みたいな認識、
なのかな。
なるほど。
その考えはちょっとなかったわ。
そういうことね。
一意見だけどね、正解ではないと思う。
あーなるほど。
確かにね、いわゆる神絵師って言われてる人たちはそれがね、自然にできるというか。
そうそうそうそう。
多分できてるじゃん。
漫画家とかね、頭に思い描いたストーリーを思い描いた通りに描く。
それは確かに誰にでもできる力ではないからね。
そう。
漫画読んで、俺も漫画描きたい、
この人みたいな作品を描きたいって思ったけど、
頭の中にどんなにいいストーリーが生まれても、
それを出力できなかったらさ、とても悔しいじゃん。
それを学習させたらワンチャンやってくれるAIなのかなって思った。
なるほどね。
私はね。
難しいよね、でも。
いやめっちゃ難しいよ。
それって力がないものでも、そういう出力というか、
アウトプットを楽しめるツールでもありながらさ。
それが既存で今まで頑張ってきた絵師にとっては、すごい苦痛なのよ。
だって何十年も僕は描いてたのに、
なんでこんなに色々描けちゃうんだって思う。
それがね、嫌なんじゃないかなって思うの。
でも、逆にマウント取れそうなのにね。
俺は自分でできるけどね。
まあね。
君らはAIに頼らんとダメだけど、
僕は努力して描けるけどね。
むしろ、手描きで描くっていう、今は逆にブランドになってるわけだからさ。
そうそうそう、そうなんだよね。
ハンドメイドとかね、やっぱ、どうしようもできない部分だから、
そういう差別感も生まれてきてるよね、今は。
そう、だからね。
そこまで嫌い死んでもなとは思っちゃうけどね。
俺も結構、共存派っていうのもあれだけど、
さっきも言ったけど、そういうAIのすごい生物みたいなのを結構見ててね、
お、すげえ、なるほどってなったりするから、
なんか、全然嫌いではないんだよね。
嫌いではないんだけど、
ただ、本当に嫌だっていう気持ちもわかるのよ。
わかるけど、ビリーが言ったみたいに、
そこまで嫌いする必要もないのかなって思いながら、
いやでも、自分の絵を取り込まれた時にどんな気持ちになるんだろうとか、
それがね、わかんないんだよね。
でもだってさ、自分の絵って我が子当然なわけよ。
俺実はその感覚があんまないんだよね。
ああ、そっか。それはしょうがない。人によって違うからさ。
でもまあ、もし自分の作った作品が取り込まれて、
コピーが作られたってなると、嫌だって思う人もいるのかなとは思うんだけど、
いやでもどうなんだろうな。
自分の子供を模写して、新しい作品が生まれたって考えれば、
またそれもそれでいいのかなと思うんだけど、
やっぱね、これはね、人によって考え方があまりにも違うコンテンツだからね。
一般化はできないよね、この話題については。
いくらでも化けれるし、化かせるっていうか。
すごい難しい。
難しいとは思うけど、ちなみに、
不助詞村ではAIは禁忌の技術で。
AIっていうのを口にするのもはばかられるぐらい。
そんな禁断の術なの?
そう、不助詞村はやばいらしいよ。
それはなんで?でもなんか逆に良さそうじゃん。
本当に自分の好きな空間を作れるツールじゃん。
それはダメなんだ。
ダメらしい。
不助詞村では、もうマジでダメらしい。
あ、ほんと?あれなんだ、絵師界隈とかよりも、本当に禁忌の術なんだ。
不助詞絵師っていう、BLを描かれる職者のみなさま的にはマジでダメらしい。
らしいって言ったらダメだって。
不助詞村の村人から聞いてきたんだけど。
もうその筋の人間から聞いてきたのか。
そう、その筋の人間から聞いてきたからね。
ダメなんだ。
これはちょっと、なんでか分からない。
あの不助詞っていう存在は、またちょっと特殊な存在だから。
あ、そうなの?なんでだろう、なんでだろう。
まあ分かるけどね。
まあなんか多分ね。
今言った嫌なところが濃いだけだと思うんだけど。
そうね、もっとさらに濃いんだろうね。
AI生成技術に対する懸念
そっか、でもね、絵もそうなんだけど、正直それよりもちょっと危ういな、怖いなって思うのが実はあって。
はいはいはい。
あの結構もう本当に人間を動かしてるみたいな動画あるじゃん。
あれを見たときにすごい怖さを感じたっていうか、とんでもない企画をやるわけよ。
はいはいはい。
多分同じの見てんじゃん。
いわこの水全身を覚えるとか。
そうそうそうそうそうそう。
それを見たの、見たのこの前。
無事さえ削るとさ。
そう、見たんだよこの前。
これで、ご存じない方はちょっと調べてみていただくとすぐ出てくるんですけど、
AIがYouTubeを丸ごと出力させてるっていう企画で、
いわこの水を全部飲むとか、富士山を削るとか、芋何キロ食べるとか。
人間には成し得ない技をAIにやらせるっていうYouTubeの面白動画。
そうそうそう、で、実写の人間っぽいものが生成されてて、動いてるんだけど、
本当にまんま実写だなっていうぐらい綺麗なの。
なんだけど、当然さ、我々っていうか大人から見ると、とっても無理があるから、
おもしれー、そんなの無理だろうって笑って見てられるんだよね。
なんだけど、もし仮にこれを全然わかってないっていうか、
子供が見た時にマジで信じちゃうこと出ないかなってちょっとだけ怖くなった。
面白いんだよ、俺すごい好きだよあれ。
あれね、ちょっと暇な方調べてみていただくとわかるんだけど、面白いです。
そうなんだよ。
はっきり言います、面白いです。
でもこの面白さって、覚醒剤とかと一緒で瞬間火力がやばいじゃないですか。
で、後に残るかとか、継続してみたいかっていうと、でもなくて、でもたまにね。
おすすめにたまに流れてきて、サムネ見てちょっとヤバそうだなって押してみたら、面白かったみたいな感じ。
覚醒剤みたいな感じ。
マリカナみたいな感じじゃない。
情緒的にっていう感じじゃない。でもダメな刺激なのよ、なんとなく。
でもそれってハチャメチャなものを見てる刺激だから。
そう、じゃあなんか、あれなのかね、やっぱり最近はさ、コンプラとかいろいろうるさいじゃん。
危ないことしちゃダメじゃん。で、まあわかるよそれは。
危ないことしちゃダメなのはわかるんだけど、でもやっぱり刺激が欲しいってなって、結果あれなのかなって。
うーん、そうだね。
美輪湖の水飲み干しますみたいな話を聞いたときに、サムネで見たときにどういうこと?って言って押したのよ。
サムネだけ見たときさ、最初さ、わかんなくて。
確かにサムネだけ見るとあれわかんないなー、言われてみれば。
本気で言ってるのか、この人たちって思って押してみたら、途中で違和感に気づくのよ。
あ、AIで作ったやつ、説明欄見たらAIだったわ、ってなったの。
なったんだけどさ、じゃあそこまでいかんかったらさ、誰か知らんけど美輪湖の水飲んだバカがいたのかって思っちゃわないかなって思った。
けど、本当に好きなの俺あれ。
美輪機能先生は純粋だな。
でも最近ちょっとね、あの動画見てて気づいちゃったんだけど、たぶんあの作者はわざとアラを作ってる。
あー、そう、わかるようにってこと?
わざと、そう、AIのミスとか過ちみたいなのを出してる感じを感じ取っちゃって。
え、本当は完璧にやれるのにってこと?
そういう、まあそれもそうなんだけど、例えばさ、外国人がさ、わざと片言に都合が悪いときに片言の日本語になるみたいな。
本当は流暢にできるのに。でもそれが面白いと思ってやってるみたいな。
わざとほら、これがAIの粗さだよ、面白いでしょっていう作者のテクニックってテクニックだよ、が見えちゃった瞬間、僕はちょっと冷めたんだけど。
あー、なるほどね。
そうそうそう、これはわざとだって。
なるほど逆に。
演出されたAIの粗さなんだっていうのに気づいちゃったから、ちょっと今は、面白いと思うっていうスタンスだけど、そういうトリックに気づいちゃったから。
クリエイターとしての責任
まあ真理は分かりませんが。
絶対そうだと思う。俺はAIをめちゃくちゃ使ってるからわかるから、奴らがどういう感じかっていうのは。
あと人が言わんとそうはならんっていう部分もあるから。
なるほど。
いやでも今それを聞いて、むしろ気づかせるようにAIっぽくしているという可能性も俺は今見出したから。
それだったらかなり良心的なクリエイターだと思うけど。
俺はそっちかもしれないと思う。
基本的にね、絵描きの先生は優しいんだよね。子供のことを心配したりさ、クリエイターの配慮を心配したり。
だから僕はもう世の中を下に構えてる。
だめだよ、そんなこと言っちゃ。
誰がどうなったって知らんしっていうスタンス。
おいやめなさいよ。
全然知らんから。人のことなんて。
今何の話?AIの話だよ。
AIの話ですからね。
ほら言われたとき達成しちゃったじゃないのよ。
ということで、今夜もゆるっとお届けしてきました赤組ラジオ。そろそろお別れのお時間です。
あっという間だったね。今日の話ちゃんとまとまった?
それを判断するのはリスナーの皆さんです。
でもね、ゆるさ含めて赤組ってことで。
ほんと日常の隙間に聞いてもらえたら嬉しいよね。散歩中とか寝る前とか電車の中とか。
あなたの耳にそっと差し込む赤組ラジオってちょっと気取ってみちゃったけど、どう?
うん、気取ってるけど悪くない。
それじゃあ今夜はこの辺でお会いで私ビリーと絵描きのでした。また次回お会いしましょう。おやすみなさい。
おやすみなさい。