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2024-04-03 10:24

#64 家族の暗黒時代を全力で無視していた話

私の家族は本当に幸せ家族で、話のネタになるようなモノがないくらい恵まれていました。
中村淳彦さんの、悪魔の傾聴ライティングの受講生でライターの田淵未来さんへのインタビュー回を聞いて、田渕さんのnoteを読んで、遅ればせながら考えた話をしました。

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中村淳彦さんの田淵さんへのインタビュー回

https://r.voicy.jp/YQm44RBQm2W

田淵未来さんのnote

「[兄が死んだ①]なぜ兄は、今日、人生を終わらせたかったんだろう」
https://note.com/nice_lotus308/n/n250d5d657a34
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イラストレーターの原あいみです。今日はですね、少し前に悪魔の慶長ライティングの受講生で、ライターの田淵未来さんと中村敦彦さんが対談というか、未来さんへのインタビューをした配信があったんですけど、
ちょっとプレミアム配信なので、会員にならないと聞けない会なんですけど、それを聞いて自分の家族のことを考えたことについてお話ししたいと思います。
ちょっとね、私もすぐに感想を述べたり、それについて思ったことを話したりするのが苦手でして、田淵さんにはね、直後にメッセージを送ったんです。
ご本人には送ったんですけど、公の場でそういう感想とかを言うのが、やっぱり苦手なんですよね。なのでだいぶ時間が経ってしまいましたが、ちょっと話してみたいなと思います。
えーとですね、どんな話かというと、家族の暗黒時代を全力で無視した話、っていう感じかなと思います。
えーとですね、私の家族はですね、家族の話ちょくちょくしているので、ご存知、知っていただいている方はいらっしゃるかと思うんですけど、
全く不幸なことがないんですよね。話せるような不幸はなくて、むしろ気持ちが悪いくらい、大変恵まれて幸せに育ってきたなという自覚があります。
で、高校の頃に付き合ってた彼に、原家の幸せ家族計画って揶揄されたりしてたくらい、本当に絵に描いたような幸せな家族っていう感じの家だったなという気がします。
若干ね、父も母も歌が好きだったので、ことあるごとに歌わされたりとか、父自作の作詞作曲の歌をみんなでハモって歌って録音したりとか、まあそういうのはちょっと変かな、違う方向に変かなという感じはしますが、まあでも至って至って普通に本当に幸せな家族だったなという気がしています。
私は18歳で大学の時に家を出てしまったので、わりと一歩外れて家族を見ていたという感じがします。
で、兄弟がいるんですけれども、兄なんですけど、兄はですね、なんかすっごい大きな交通事故にあったりとか、なんか非常に運が悪い人というか、なんかそんな感じの一面がある人なんですよね。
で、母は30代でリューマッチを発症してしまっていたので、波があってすごく調子が悪い時っていうのが定期的にやってくるんですよね。そんなことはあんまりね、子どもたちには見せずにっていうふうに振る舞ってくれていたお母さんだったんですけど、そんなこともあり、結構ね、暗黒時代がいろいろあるんですよね。
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で、兄もね、この前自分で言ってたんですけど、いわゆる子ども部屋おじさんだったんですよ。結構長く。で、自分もそう言ってました。いわゆる子どおじだったんだよな、俺はみたいなこと言ってましたけど。
本当にね、幸せをもぎ取った人で、すっごい変わったんですよね。変わったというか、私はね、戻った。何だろう、いつもの兄に戻ったっていうのを私は見てるんですけど、本当に今、子どもも生まれて、めちゃめちゃ素敵な年下のお嫁さんをね、出会えたんですよね。
出会うことができて、めちゃくちゃ幸せそうなんですよ。なんですが、長く子どおじ時代があったんですよね。で、私は子どもの頃からめちゃめちゃお兄ちゃん子だったんです。すっごい大好きで、もう絵もすごい上手だし、漫画も二人で描いてたんですけど、もう兄の、お兄ちゃんの描く漫画はやっぱり私より、それはね、年上ですから。
上手いし、ストーリーも深いし、もうすっごい本当にお互い見せ合っていたんですけど、まあそれもね、ちょっと変な兄弟かもしれませんが、もう憧れの、本当に憧れの存在で、すごくおしゃれで、センスもいいし、優しいし、本当に大好きなお兄ちゃんで、めちゃめちゃお兄ちゃん子だったんですよね。
家族が、大人になってからよくよく分かってきてるんですけど、チームに分かれていて、母と兄はすごく気配りができて、繊細で、胃も弱くて、人のこともすごく気遣うみたいな、そういう二人で。
私と父は、めちゃめちゃ鈍感力があって、自分の好きなことに邁進して、周りのことはもう見えなくなっちゃうみたいな、そういう感じの二人で、胃も強くて、なんかそういう感じで性格が分かれているんです。
なので、原家の非常識が私と父で、常識的な部分をちゃんとしてくれてたのが、母と兄だったという、そういう感じなんです。なので、それもあって、私は本当に兄も母もすごく尊敬してて、大好きなんですよね。
もちろん、邁進していく父も大好きなんですけど、そんなふうに分かれてるなっていう自覚があります。
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暗黒時代がね、あんまりちょっとプライベートなことなので、いくら家族と言えども、あんまり細かいことは言えませんけど、兄が苦しんでる時とか、色々知ってはいたんですけど、だからってね、私が何かできることなんてないし、むしろ好きなことを邁進してやってるね、こんな人にアドバイスとか、なんかそういうことをされたくないですよね。
しかも、なんというか、私は本当にお兄ちゃん子だったので、どんな状態にあったとしても、別にうちの兄のことをカッコ悪いとか恥ずかしいとか思ったことが本当になくて、ずっと大好きなお兄ちゃんのママなんですよね、大人になっても。
だから、今色々もがいてる時なんだろうなって思ってるっていうくらいで、ものすごい心配しすぎるとか、そういうことが本当になくてですね。
それと、とにかく自分のことで必死だったので、冷たいなと言えば冷たいんですけど、もう全力で暗黒時代には深入りしないようにしていたんじゃないかなという気がします。だから無視してたんです。
なんですけど、別に家族がどうこうどうこうやったって、その人の人生ですから変わらないと思うんですよ。
で、結局兄は自ら自分を変えて家を出て、それこそもう本当に中村敦彦さんの中年婚活に書いてあることをまんまやった人だなって見てるんですけど、本当に大成功してめちゃめちゃ今幸せそうなんです。
だから、年賀状にもね、本当に今1歳の子がいるんですけど、めちゃくちゃ幸せだって書いてあって、もう私はね、本当それ泣きそうになるから嬉しくて、すごい自らちゃんと変えていったなっていうふうに見ています。
何を言いたいかというと、やっぱり家族ができることって家族ですけど、やっぱないなぁと思いますね。
で、私は本当に家族の暗黒時代のことはね、ちょっと離れてそーっと見守ってるくらいの立ち位置で、自分の好きなことを本当にやらせてもらってたんですよ。
それにちょっとだけ、ちょっとだけ罪悪感がやっぱりなんとなく心のどこかにあったんですけど、中村敦彦さんのお話に触れたり、この前の田淵さんのインタビューでもそうですけど、なんか別に良かったんだよなという気がしてますね。
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そうそう、少し前に私のね、ちょっと年下の友人が中村さんのニコ生チャンネルで婚活の相談してましたけど、彼女もやっぱり家族を置いて一人自分だけが家を出るっていうことにすごく罪悪感を感じていましたが、中村さんのお話に背中を押されて、私も彼女に向かって大丈夫、あなたはあなたの幸せのために動いていいと思うよって。
私も迷わずに言えたんです。で、それらをね、あと私もあの良かったんだなって受け止めることができたんですよね。
なので、はい、とにかく家族のね、暗黒時代を私は全力で無視してたっていう罪悪感がちょっぴりありましたが、間違ってなかったなと、今めちゃくちゃ幸せそうな兄を見て思っていますというお話でした。はい、イラストレーターの原江美でした。また話します。
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