1. AI未来話
  2. ナデラのトークン資本論 を4つ..
ナデラのトークン資本論 を4つの角度から読み解いてみた #4-13
2026-06-18 36:34

ナデラのトークン資本論 を4つの角度から読み解いてみた #4-13

spotify apple_podcasts

🎉【初開催】AI未来話 Meetup!! 参加希望フォーム

https://forms.gle/BPFoTKQA6ppgnzdq9

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

✉️ 番組へのお便りはこちら!

⁠https://forms.gle/4XAqHW9GfwH7NpYs5⁠⁠

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

💬 SNS

X(⁠https://x.com/ai_miraitalk⁠)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

🌐 AIメディア MiraLab AI

⁠⁠https://miralab.co.jp/media/

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

🔗 ポッドキャストリンク

Spotify

⁠https://open.spotify.com/show/4YQI4JvX83mURM6xywKn5w?si=34b96be128584bad⁠

Apple

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/ai未来話/id1733462439?uo=2⁠

Youtube

https://www.youtube.com/@aifuturetalk_podcast/featured

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:02
AIメディアを運営しているMiraLabの平岡です。 この番組は、AIメディア運営者が、AIの最新情報や論文、ユースケースなどを30分で解説し、
AIの未来を考察するボットキャスト番組です。 ということで、今週も始めていきたいと思います。
先週はですね、国家がAIを止めた日ということで、 もう完全に知性学だったり派遣争いの話をしましたけども、
今日はですね、ガラッと経路を変えまして、 たった1本のXの投稿を取り上げていきたいと思います。
誰の投稿かというと、マイクロソフトのSatya Nadella CEOですね。 このナデラさんが6月14日に投稿した
A Frontier Without an Ecosystem Is Not Stable。 日本語にすると、エコシステムのないフロンティアは安定しないっていう、
まあ割と長文のエッセイなんですけど、 これがですね、かなりバズってまして、
投稿からもうあっという間に閲覧数が6千万ぐらい超えてて、 ブックマークも5万とか6万ぐらいいってるんですよ。
企業のCEOとはいえ、ポエムみたいな投稿としては、 ちょっと異常な伸び方だなということで、
しかもね、いろんな著名人の方が反応されてるんですよ。 例えばイーロン・マスクだったりとか、
リプリットのアムジャットさんとか、 アンソロピックのダリオさんだったりとか、
かなりね、この内容について賛否が分かれてるんですね。 ということで今日は、このナデラCEOの投稿を起点にして、
このバズった投稿をですね、いろんな角度から読んでみようというような、 多角的考察会というような形でございます。
結論先に言っておくと、このナデラさんの投稿、 表面だけ読むと、AIの時代も人間は大事ですよっていう、
すごい優しくて前向きなメッセージなんですけど、 実際そう読んで感動してる人も多いですよ。
でもですよ、これを業界2番手のポジショントークとして読み直すと、 結構計算尽くされた投稿なんじゃないかなっていうふうにも見えたりするわけですよ。
さらにですね、AGIピルを我々が飲んだ状態でこれを読むと、 実は条件好きなんじゃないかなっていうふうにも思ったりとか。
この一つの投稿をですね、今日は4つぐらいの角度から見ていって、 フラットに考察をしていこうじゃないかと、そんなエピソードでございます。
じゃあまずナデラCEOが何を言ったのか、 これ知らないとまず始まらないので、長文なんで重要な部分だけ抜粋して解説していきます。
このエッセイの論点は、これからの企業は2種類の資本を持つことになるっていう話をしていて、
03:05
一つ目がヒューマンキャピタル、つまり人的資本ですね。 これは組織の社員が持っている知識とか判断力とか、人間関係とか、人間としての閃きとか、
こういった人の頭とか経験の中にある価値、暗黙値っていうふうにも言ったりしますね。こういった人的資本。
で、二つ目がトークンキャピタル、今日のタイトルにもなっているトークン資本と呼ばれているもの。 このトークンっていうのはAIが文章を処理するときの単位ですね。
で、ナデラCEOの定義だと、このトークン資本っていうのは、その会社が自分で作って、自分で所有しているAI能力のことって言ってて、
つまり簡単に言うと、自社のデータとか業務で培った自分たちだけのAIシステムっていうことですね。 この二つの資本を持つことになるっていう論点なんです。
で、ナデラCEOがはっきり言っているのが、AIが強くなっても人的資本の価値は下がらない。 むしろ上がると。なぜかというと、人間の方向づけがなければ計算資源はただ空回りするだけだと。
原文だと、without human direction, you have computelearning in cyclesって書いてあるんですけど、これコンピューターがぐるぐる円を描いて走っているだけだと。
だからAIが今後どれだけ賢くなっても、何を目指すかは、それを決めるのは人間だと。 そして、このエッセイの一番の肝、これかなり刺さるんですけど、ナデラCEO、こんなふうに言ってます。
本当に重要なのは、一番良いモデルを選ぶことじゃないと。 そうじゃなく、モデルの上に学習ループを作ることっていうふうに言ってるんですね。
学習ループって何とやとなると思うんですけど、この学習ループっていうのは英語でlearningloopって言っていて、このlearning loopっていう言葉、今日何回も出てくるので、ちょっと噛み砕くと、
どういうことかというと、会社の中の業務の流れとか、ドメイン知識とか、つまりその業界ならではの専門知識、それから長年積み上げてきた判断のノウハウとか、こういうものを使えば、使えば使うほど賢くなっていくAIシステムに変えていくと。
そのために、プライベートエヴァルって呼ばれる、自社専用の評価基準ですね。 これで、うちのビジネスにとって本当に意味のある成果に対して、モデルがちゃんと使えば使うほど良くなっているのかと、それを測ると。
さらにプライベートな強化学習環境、自社の中に実際の業務ログをモデルで鍛える場所を持つ強化学習ですね。
06:07
こうやって社内の知識をぐるぐる回していって、どんどん強くしていこうよっていうような仕組みが、ラーニンググループです。
で、ナデラCEOはこれを山登り機械、ヒルクライミングマシーンって呼んでるんですが、一歩一歩丘を登るみたいに、使うたびに賢くなっていく。
しかも、これがこの会社だけのIP、知的財産になるっていう風に言ってるんですね。
IPっていうのは、その会社だけが持っている無形の資産のことですね。
で、このループをやっていくと、どんどんふくりで増えていくと。
改善されてった業務が、より良い学習データを生んで、またその次の改善を生んでっていう風に、どんどんふくりで回っていくと。
だから、これを学習ループを早く作った会社は、後から真似できない優位性を持てるようになるよねっていう風に言ってます。
もう、確かになと思いますね、これは。
やはり、このふくりっていうのはね、原則的に最強のものですからね。
そして、ここでなだやらCEOがもう一個重要な概念を出してくるんですけど、
それが、「あなたはタスクを手放せる。仕事そのものすら手放せる。でも、学ぶことだけは手放せない。」っていうようなフレーズを言ってるんですよ。
AIに仕事を任せるのはいい。でも、そこから学ぶ仕組みを自分の中に持っておかないと、結局あなたには何も残らないよって突き刺すようなことも言ってくるんですね。
これね、うっちい先生の会でもね、こういう話よくするんですけど、学ぶことだけは手放せませんから。
で、エッセイの後半で、なだやらCEOはちょっと社会派のことを言ってくるんですが、
一番避けたいのは、あらゆる業界の、あらゆる会社がほんの一握りのモデルに価値を吸い取られる世界だって言ってて、
これね、原文が面白くてですね。
A few models that eat everything that's seenって書いてあって、目に映るものを全部食い尽くす数個のモデルっていう表現なんですね。
で、もし全ての価値がほんの数個のモデルに集まってしまったならば、政治経済はそれを許容しない。
産業を丸ごと空洞化させるAIの未来に社会的な許可は存在しないと、そんな風に言ってるんですね。
で、ここでなだやらCEOが持ち出してくるのがグローバリゼーションなんですけど、
第一次グローバル化の時に製造業が全部海外にアウトソースされたじゃないですか。
もう中国で作ったり安いみたいなね。
で、工業自体が丸ごと空洞化したじゃないですか。
で、GDPの数字はすごく綺麗に見えたけど、現場では本当に人が職を失って、その後遺症は今も残っていると。
09:07
あれと同じことをAI時代に持ち込むのはやめようと。
一握りのAIシステムが経済的なリターンを全部貸さらって、産業の足元から知識をコモディティ化していく。
そんな未来はダメだと、こんな風にも言ってるんですね。
このコモディティ化っていう言葉も結構いっぱい出てくるんですけど、ちょっと法則するとありふれた、どこでも買える安物にしてしまうっていう意味なんですけど、
例えばですよ、聞いていただいているあなたの会社が何十年もかけて積み上げてきた専門知識、先ほど言った資本をですね、AIモデルがゴクッと食べてしまって、吸収して、
それを誰にでも競合にでも二足三門も安く売り出す。
そうやってあなたの強みだったものがコモディティしていく。
つまり汎用品に変えられてしまう。
こんなことはあってはダメだと、そんな風にナデラシオは言ってるんですね。
で、結論です。
だから優先すべきは、フロンティアモデル、最先端モデルを作ることじゃなくて、フロンティアエコシステムを作ることだと言ってるんですね。
フロンティアエコシステムって感じだと思うんですけど、
これはですね、価値が一部に独占されるんじゃなくて、
すべての会社、すべての産業、すべての国に広く流れていくような世界、エコシステムですね。
そういったものを作ろうぜっていうのがこのエッセイの使命なんですね。
なのでタイトルがエコシステムのないフロンティアは安定しないっていうのはそういう意味なんです。
はい、ここまでがナデラが言っていることの要約なんですけど、
どうですか、みなさん。普通にいい話だなって思いません?
確かにAI来ても、人間って大事だよね。人間が積み上げてきたそういった強み、簡単にコモディ化させてはいけないよねと。
少数に価値を独占させるんじゃなくて、もうみんなでこれ豊かになろうよって。
素晴らしい経営者ですよ、本当に。
いやでもですね、ここからが本題なんです。
このエッセイ、僕が面白いなと思ったのは、内容そのものも素晴らしいんですけども、
この同じ文章が読む立場によって全然解釈が違って見えるっていうことですね。
まあこれも何でも言えますけどね、こういうことは。
じゃあ実際世界の著名人がどういう反応してきたのかっていうのを軸にちょっとね、いろいろ切っていこうかなと思うんですが、
まず最初は額面通りに賛同派、どういうふうに受け取ったのかっていうと、
先ほど言った代表がレプリトっていうブラウザでコードが書けるサービスの社長、CEO、アムジャットさんですね。
12:02
この人が公にナデラさん指示してまして、これは人間の役割と自動化を対立させずに、
企業の中でAIをスケールさせる一番ワクワクする道筋だって言ってます。
あと近い文脈で、ボックスっていう企業向けクラウドのCEOのアーロンさん、アーロン・レビィさんも似た等のことを前から言ってるんですけど、
エンジニアがトークン代をたくさん使ってるのは無駄遣いじゃなくて、新しいことを試して学んでる証拠だっていうふうに言ってるんです。
つまり、学習にコストをかけるのは正しい投資だっていう立場なんですね。
なんで、ナデラ・CEOのラーニングループに投資をしろっていうのは非常に綺麗に重なるわけです。
なんで、賛同派の人から見ると、ナデラ・CEOの投稿はAI自体の経営の教科書みたいな形なんですよ。
各社の社長たちが、「うん、その通りだ。」と頷く王道のメッセージです。
バズった理由の半分も、実際これだと思います。
みんな薄々ね、AIの進化がすごいじゃないですか。
だから、AIに飲み込まれるの怖いなって思ってるんですよ、実際。
どうなっちゃうんだろう、今後の社会って。
人間の価値ってどうなんだろう。
我々の番組でもよく話してますよ、こういうことは。
そんなところに、業界の大物が、大丈夫だと、君たちは人間が主役だと、こうやって備えていこうと、そんな風に道筋を示してくれたわけです。
だから、安心しますよね。
そうかと、やはり人間は大丈夫だと。
で、これは賛同とかではないんですけど、もう一人、イーロン・マスクの反応がね、もうやっぱ最高だなって感じはするんですけど。
一言だけ、このポストに対して返してるんですが、
インタレスティング。
以上です。
興味深いと。
それだけ。
先週お話ししたようにね、トリー・リオネアになった、世界一の資産家が何を言うのかと思うと、興味深いと。
それしか言わない。
もう賛同してるのか皮肉なのかもわかんないし、もう福運でしかないようなね、発言。
つまりね、これは学名通りに受け取っていいの?みたいな空気がね、ちょっとあるわけですよ。
はい、ここからがですね、僕が一番話したかったところで、一番面白いなと思う箇所でもあるんですが、
このエッセイをですね、マイクロソフトという会社の立場から読み直すと、全く違う絵がね、見えてくるんです。
まず大前提として、今のAIモデルの開発競争で、マイクロソフトって実は一番手じゃないじゃないですか。
一番強いのは誰?ってなったら、オープンAI、アンソロピック、Googleのジェミニ。
マイクロソフト自身は自前のフロンティアモデルっていうのは、作ってはいる、開発はしてますけど、先頭を走っているわけではないですよね。
15:08
オープンAIに巨額出資をしている立場です。
そしてその技術を借りているような立場ですね。
その前提で、もう一回さっきのフレーズね、ちょっと思い出してほしいんですけど、ナデラCEO、こう言いました。
本当に重要なのは、一番いいモデルを選ぶことじゃないと。
これ見方変えるとすごいこと言ってますよね。
一番いいモデルを持っていること、それ自体はもう競争優位じゃないですよって、わざわざ言ってるんです。
それ誰にとって都合がいい主張ですかっていう話なんですね。
一番いいモデルを持ってない側じゃないですか。
マイクロソフトにとってはすごく都合がいい主張です。
ポジショントークなわけですよ。
逆に命がけで世界最強のモデルを作っている。
オープンAIとかアンソロピックからすると、いやいやそこが一番大事なんですけどねって言いたくなりません?
もし皆さんが作っている側だったら、おいおい何言ってんだと。
これですね、ビジネスの戦略論としてすごく有名な、自分の保管剤をコモディティ化しろっていうものがあるんですけど、コンプリメントっていうね。
何かっていうと、自分で売っているものの隣にあるもの、これをできるだけ安くありふれたもの、コモディティ化してしまおうと、そんな戦略なんですけど。
隣が安くなってありふれたものなら、相対的に自分の商品がすごくよく見えるじゃないですか。
で、マイクロソフトが本当に売りたいものは何かっていうと、Azureですよね。
Azureっていうクラウド基盤と、その上で動く開発ツールですよね。
だからさっきなでらが言ってた、プライベートな評価環境とか、強化学習をする環境とか、ナレッジベースとか、あれ全部Azureで提供できるサービスですよ。
だからこのエッセイ構造で見ると、モデルはコモディティですよと、フロンティアモデルはコモディティですよって。
本当に価値があるのは、そのコモディティの上に作るランディングループですよと。
うちで売ってるものが本当に価値があるものですよ。
見事に誘導になってるわけです。
いやーこれ上手いですよね。さすがって感じです。世界トップのCEOですよ。
で、ここにですね、皮肉も非常にあってですね、批判している人たちが指摘してるんですけど、
Nadellaはこのエッセイで、一部のモデルに価値を吸い取られる、ロックインから逃げろ、そのふうに言ってるんですが、
じゃあNadellaの言う通りに、自社専用のラーニングループをAzure上に、マイクロソフトのツールで作り込んでいったらどうなると思いますか?
18:05
今度はマイクロソフトにロックインされますよね。
結局、モデルからロックインされるなと。逃げた先でロックインされると。
だから結局別のロックインに誘導されてるだけじゃないかと。
しかもですね、このエッセイが投稿されたタイミングっていうのが非常に絶妙でして、
これ報道によると、ほぼ同じ時期にマイクロソフトの株主たちがですね、集団訴訟を起こしてるんですよ。
中身はAzureの成長が鈍っているのを隠して、AIへの巨額投資のリスクを過小に見せ、株価を吊り上げたよねっていうふうに訴訟を起こしてるんです。
被告にはNadella本人とCFOの名前も入ってるんですが、
実際マイクロソフトの株価っていうのは今年に入って2割ぐらい下がってるんです。
だからAmazonとかGoogleに見劣りしてるわけですね。だからAIにお金突っ込みすぎてしまって、いつ回収できるんだと。
投資家がこう非常に疑いを始めているようなタイミングなんです。そのタイミングでCEO自ら、AIの未来はこうあるべきだっていうビジョンをね、
6千万人とかに届くかたして投稿するわけです。もちろん本心の部分も大いにあると思いますよ。
でも同時にマイクロソフトはただモデルにお金を溶かしている会社じゃないですよと、エコシステムの未来を描いてるからこういう投資をしてるんだって、そういうふうに主張してるわけです。
つまり市場に向けたこれはナラティブ、物語を再設定してるわけなんですね。と、こんな感じで話しましたけども、そういう読み方もできるよね、ぐらいに皆さん聞いてくださいね。
ファクトとして言ってるのは、モデル開発がマイクロソフトって別に一番手じゃないよねっていうのと、株価下がってるよねっていうのと、
株主訴訟が報じられてるっていうこと、そしてそのタイミングでのこのエッセイっていう、ここまでです。
僕はね、割と穿った見方をするタイプなので、いやいや、確かに本心もあるけどポジショントークだろっていう側面もあると。
もちろんね、ポジショントークが悪いわけじゃないんですけど、LINEヤフーの代表の川部さんもすごく昔にですね、Xで
大人の礼儀はポジショントークだ、みたいなこともお話しされていて、どういう内容だったかはちょっとうろ覚えなんですけど、でも確か大人がね、全力で本気で仕事してたらポジショントークになるに決まってるじゃないかみたいなことを言ってたんですよ。
確かね。なので、別にポジショントークが僕は悪いとは思わないんですけど、もちろん本気でやってるからこそこういう発言が出ると思うんです。
21:02
とはいえ、戦略的な部分ももちろん否定できないよねっていうところで、まあなんかこう聞いてもらえたらなあっていうような感じですね。
はい、そして3つ目の角度。これも面白いんですけど、同じAIと仕事っていうテーマで、別の大物がほぼ真逆のことを言ってるんですけども、それがやはりアンソロピックのダリオ・アーモデイですね。
先週の主役だったアンソロピックのCEOなんですけども、なぜらCEOが、AIが来ても人間の価値は上がる、むしろ主役だって言ってるのに対して、アーモデイはずっと前からかなり厳しい警告を言っていて、
AIによって高級的な、つまり二度と戻ってこない雇用の喪失が起きると。これずっと言ってますね。ホワイトカラーの仕事がごっそり消える可能性があると。
僕も正直こっち側です。ホワイトカラーは正直全部なくなると思っちゃってます。全部って言い方はあれですけど、大半がなくなると思ってます。
だから税金を財源にした賃金保険みたいな仕組みが必要になるかもしれないね、みたいなことも言ってはいるんですよね。
同じAIと人間の仕事っていう話題に対して、割と違う意見じゃないですか。
なんでこの意見が違うのかっていうと、やはりこの発言っていうのは、誰のどういう利害から出てきてるのかっていうのが肝かなと思っていて、
アーモデイはやっぱ世界最強クラスのモデルを作ってるわけじゃないですか。
だからモデルが人間を置き換えるほど強くなっていくっていうシナリオは、アーモデイにとっては自社の価値そのものだったりもするわけですね。
だからMUTUSの時もマッチポンプだみたいなことも言われてたじゃないですか。
恐怖を煽って売るみたいなね。でもやっぱりそれが売り物だし、それが価値になるわけです、アンソロピックにとっては。
で、なぜならCEOの方はさっき言った通り、モデルそのものよりその上にエコシステムで稼ぐ立場じゃないですか。
だから人間と企業がループ、ラーニングループをしていって、あくまでモデルは手段であり部品ですよっていうシナリオの方がマイクロソフトにとっては都合がいいわけですよ。
だからこの2人の未来予測の違いって純粋な予測の違いでよりかは、それぞれのポジション、立場の違いで生まれてきてるものなんじゃないかなって思いますよね。
ちなみにもう一人、NVIDIAのJenson Fanさんですね。
彼も反応していて、最近の企業のレイオフ、人件費削減みたいなね、ああいうのは何でもかんでも自動化のせいにみんなしてるけど、そんなことはないよと。
AIが人間の仕事を奪ったなんていうのはちょっと単純化しすぎだよ、みたいなことは言ってるんです。
これもですよ、GPUを売りまくっているNVIDIAからすると、AIは雇用を破壊する悪者だっていうようなイメージで広がっちゃうと困るわけです。
24:05
だからここでも立場が発言に出てきているっていうのは大いにあるんじゃないかなと思います。
じゃあ最後ですね、最後はAGIピルからの起点で話をして締めたいなと思うんですけど、
AGIピルってどういうものかっていうのを改めて説明すると、
物事をいずれ人間を超える汎用知能が来る、つまりAGIが来るという前提で見ると、
世界がどう違って見えるかっていう考え方、概念みたいな感じなんですけど、
これの由来になっているのは、映画マトリックスのモーフィアスが主人公のネオンに対して赤いカプセルを飲んだら不思議の国のアリスに行けるよと。
青いカプセルを飲んだら今まで通りの生活だっていうような二択を迫られるシーンがあるんですけど、
あの赤いカプセルを飲んだ側の視点というようなことですね。
もう僕がマトリックス好きだって話はもうずっと言ってますけどね。
やっぱマトリックス見たことないよっていう人は本当に見てほしいですね。
で、この視点でナデラのエッセイを読み直すと、
ナデラは人間の方向づけがないとAIは空回りするだけだと、ぐるぐる回っちゃうだけだと、そんな風に先ほどお話ししたんですけど、
今のAI前提であれば確かにそうなんですねと。
今のAIはゴール設定っていうのは人間が決めてるわけじゃないですか。
人間がハンドルを握ってるので、今であればこれは正しい必要だなと僕は思うんですけども、
AGIビルを飲んだ視点で考えたらどうなるかと。
その方向づけゴールっていうのは本当に人間にしか出せないんでしょうかっていうことなんですね。
ナデラのロジックって人間にしかできないことが残り続けるよねっていう前提だと思うんですが、
方向づけとかこういうゴール設定、こういうのがAIが進化した先に、
AIはいずれそのゴールとか目標案までこそ自分で出してくるんじゃないかなっていう風に思ってます。
例えば、いや、御社の今の状況だと。こういうことをやった方がいいですよ。
次に狙うべき市場はここです。
今御社のクライアントがこういうプレスを出したので、こういうタイミングで今営業をかけた方がいいと思いますよ。
こういう風にいった方がいいんじゃないですか。
実際にこういうことは今すでに海外でも起きてます。
だから人間よりむしろ上手にゴール設定を提案してくる可能性っていうのは全然あるんじゃないかなと思います。
ただこれにあえて反対側の意見を言うと、その目標を出してきます。
ただそれに対して採用と反抗、意思決定をするというのは絶対に人間なので、
27:01
最後までその仕事は人間に残るんじゃないかという風にももちろん思います。
AIは責任を取れませんからね。結局責任を取るのは人間なんで、やっぱ責任の所在がどこかってなったらやっぱそこは人間に残ると僕は思うんですが、
ただですね、これ1個だけ条件があるなと僕は思うんです。
その条件が何かっていうと、人間が考えること自体をAIに丸投げしてしまったら終わりだなと思います。
だから僕らが今思考をアウトソースしてますが、これを手放してしまったら最後だと思います。
AIの提案があまりにも優秀で便利で、もう全部AIの言う通りでいいやって自分で考えるのをやめてしまう。
でもこれ正直かなり多くの人に起きる未来だと思ってます。
一部の人だけが踏みとどまって大多数は全部AI任せみたいな未来。
全然考えられると思うんですよね。
なぜかというとその方が楽だからです。
人間は苦を避けて楽を取るっていうのは根源的なものですから、
自分たちの強い強固な何かがなければそういう風に流れてしまってもおかしくないと思うんです。
実際に番組でもAI使うとバカになっちゃうとか思考力が落ちるとか、いろんな研究をお話ししてますけど、
やはりここだけは絶対に守り抜かなければいけないすごく大事な領域だと思うんですね。
だからハンコを押すだけのただのロボットになっちゃいけんよと思うんです私は。
つまりですね、人間から主役の座を奪うのは最終的にAIじゃなくて、
考えるのをやめた人間自身、自分自身になるんじゃないかなと。
で、なでらさん最初にこんなこと言ってましたよね。
学ぶことだけは手放せないって。
あー刺さるね、刺さりますねこれは。
あれ企業の話としてもちろん言ってましたけど、
これ結構本質的に個個人に対しても言ってるんじゃないかなって思っちゃいますよね。
だからタスクは手放してもいい、仕事も手放していい。でも学ぶことだけは手放せない。
し、手放すんだよと。
考えることを放棄するなと。
そういう意味もあるんじゃないかなって勝手に解釈してますね。
なので結論ですね、このAGIピル飲んだ先として目標やゴール、
こういった操縦をするのは条件付きだと。
それは人間が考えることをやめないと。
それができるなら、なでら仕様が言うこのラーニングループであったりとか、
30:03
人間が主役であり続けるっていうことは正しい主張なんじゃないかなと思うし、
こうあってほしいと僕個人としては思いますね。
はい、ということで4つぐらいの角度から今回のエッセイを読んできましたけども、
いかがでしたでしょうか。
たった1本の投稿からですもんね、こんな風にいろんな顔が見えるの面白いですよね。
でですね、最後お便りを少しお読みさせていただこうかなと思います。
ペンネームカッチさん。
カッチさんね、いっぱいお便りくれるんですけどありがたい嬉しいですね。
一人語りは厳しいって…つい本音?
本音です。
一人で一生懸命お話しされている様子に思わずお疲れ様です。
頑張ってとエールを送ってしまいました。
嬉しいですね。
しんどい時こそできたら仮想リスナーやAIカビ打ちなどなどいろんなパターンにチャレンジして
パーソナリティの幅を広げてください。
先日はお便りを紹介していただいてありがとうございました。
ソーシャルデータサイエンスという言葉が出たのであれ先生でしょうって言われました。
これ文脈を読み取るに生徒さんもこのラジオを聞いてるっていうこと?
嬉しいですね。
私の方は授業の音声合成教材を作ったり、論文執筆に使ったり、コンサル業務に適応したりと
AIづけの毎日です。
このところ感じるのは脳づかれの現象です。
かつては調べる時間という名の休憩がありましたが、
これからはAIが情報をそろえ人間に判断のわんこそばを投げつけてくる時代。
いい表現ですね、わんこそば。
脳が自動ハンコマシンと化して悲鳴を上げる前に急速させるテクニックを身につけなければと感じる毎日です。
もっと脳を鍛えれば大丈夫なのかもしれませんが、これからも頑張ってくださいということでありがとうございます。
いやー、シンプルにほんと嬉しいですよね。
あとやっぱこう、しんどい時こそっていうのが伝わってるんだなっていうふうにも思っちゃいましたね。
でもやっぱあの独り語りすごい良かったですっていうお便りを結構いただいてて、
最近もですね、トモミさんという方に少し前の独り語り素晴らしくて2度聞きました。
こんな風に言われてしまったらですね、やー、やろうと。
やっぱこう、エネルギーは出てきますよね。嬉しいです、シンプルに。ありがとうございます。
なので今後ですね、いろんなパターンにチャレンジしてパーソナリティの幅を広げてくださいっていうのは僕もちょっと深く感じてて、
本当にあの専門家の方だったりとか、実際にこうメディアというお仕事を使ってですね、
33:05
取材兼収録みたいなこともしていこうと思っているので、
いろんな方とお話をしつつ、僕自身の知見ももちろん深めつつ、
皆さんにこのAIの最前端の現場だったりとか考え方とか、
そういうのを発信し続けるメディアでいたいなと思っているので、
引き続き頑張っていきたいと思います。
ので独り語りしんどい、もうやらんって言ってましたけど、やります。
頑張ります。
あとちょっと今日はもうね、長くなっちゃったんであれなんですけど、
このカッチーさんが言ってくれた脳づかれの現象ね、
これぜひもう1回取り上げたいなって思いますね。
確かシーズン2か3で、シーズン3か、シーズン3でお話ししたんですよね。
脳づかれ系の話はしたんですよね。
でまあ脳を鍛えれば大丈夫かもしれませんが…って書いてありますけど、
脳は鍛えられません。
いや分かんない、鍛えられるのかな。
筋トレみたいな感じで鍛えたら疲れなくなるのかな。
まあでも休憩を価格するみたいなの最近流行ってますもんね。
休憩を極めた方がすごいAIにとってはいいかもしれない。
このAIからのわんこそばに耐えるうるには、
人間側はやっぱ休憩を極めた方がすごいいいかもしれないですね、もしかすると。
まあだからちょっとこれもう1回取り上げたいなって思いますね。
それとですね、カッチさんに関しては広島とおっしゃってたので難しいと思うんですけども、
東京の方でミートアップ開催したいと思うので、
10月かな?いつだっけ?
11月にですね、ミートアップを開催しようと思っていまして、
今ですね、お二人の方から参加したいですとおっしゃっていただいてて、
お店がね、そんなすごい広いわけじゃないので、
20名って言ったんですけど、20名入れると多分ぎゅうぎゅうになっちゃうんで、
多分15名くらいかなと思ってます。
なのであと13名くらいだったらいけると思うので。
ここにはですね、僕もそうですし、たつきもそうですし、
うっちい先生とか、ぬめちゃん、みなみくんもですし、
もしなんか11月までに繋がってた専門家の方とかいらっしゃったら、
ご招待したいなっていうゲストみたいな感じで呼んだりとか、
もし聞いてくださっている方でゲスト登壇したいですみたいな方いらっしゃったら、
ぜひご連絡いただきたいですね。
あとは11月のミートアップもそうなんですけど、
僕個人としても仕事でセミナーだったりとかワークショップとかを
ちょっとね、やっていこうかなっていう風になってるので、
ちょいちょい宣伝させていただくかなと思います。
なので場所近いよとか行って会うよっていう方いらっしゃったら、
ぜひ来ていただいたら嬉しいなと思っております。
36:00
はい、そんな感じでございますね。
それでは番組への感想、質問、深掘りしてほしい話題をお待ちしております。
お便りフォームは概要欄からお待ちしています。
AI未来話の番組のフォローとレビューもお願いします。
来週も木曜日にお届けしますので、
通勤通学の30分にAIの未来をキャッチアップしていきましょう。
それでは本日もありがとうございました。
36:34

コメント

スクロール