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日曜パーソナリティーのリリコさん、お疲れ様でした。
そして、アフターセブンをお聴きの皆様、祝日の月曜日をいかがお過ごしでしょうか。
本日は、あなただけのゲイ友、豆腐テウルフがお届けするアフターセブン、まもなくスタートです。
皆さん、こんばんは。ようこそアフターセブンへ。
時刻は19時となりました。
手紙は思いを伝える大切なツール。
メールやSNSが主流の今でも、手書きの手紙には特別な温かさがありますよね。
そして、時には言葉では伝えきれない、心の奥底にある感情を代弁してくれる存在でもあります。
月曜日のお相手は、あなただけのゲイ友、豆腐テウルフです。
この番組は、毎日多種多様なポッドキャスターが日替わりでお送りするラジオ番組。
本日、月曜日はサブカルをテーマに人気のアニメ作品やゲームなどについて深く掘り下げ、魅力や魅惑を探求しています。
そんな本日のテーマは、多くの人々の心を打つ感動の物語。
バイオレットエヴァガーデンです。
かつて戦うための道具、殺戮兵器として育てられた少女が、手紙と出会い、誰かに届けたい思いを知り、一人の人間として成長していく物語。
美しい世界観と繊細な心理描写、そして涙なしでは見られない感動のストーリーが多くの視聴者を魅了しました。
今日はそんな手紙にまつわる物語に迫ります。
みなさんは、心に残る手紙、あなたの胸を打つ手紙を受け取ったことはありますか?
バイオレットエヴァガーデンは、暁カナさんによるライトノベル作品が原作です。
この作品は2014年に第5回京都アニメーション大賞を受賞した作品であり、その結果が2018年に京都アニメーションによってテレビアニメ化され、その圧倒的な映像美と感動的なストーリーが大きな話題となりました。
繊細で美しい背景描写、登場人物たちの表情や仕草の一つ一つまで丁寧に描かれたアニメーション、繊細な色使い、細部まで作り込まれた背景、それはまるで絵画を見ているかのようです。
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また物語の世界観を彩る音楽も大きな魅力の一つ。特に作曲家エヴァンコールさんによる劇場音楽は物語のエモーショナルな部分をより一層引き立てています。
この物語の舞台は架空の大陸、テルシス大陸。戦争が終結し、人々はゆっくりとではありますが、少しずつ平和を取り戻そうとしていました。
しかし、戦争の爪痕は深く、人々の心には愛する人の帰りを待つ人、大切な人を守ることができなかった人など、長年にわたる戦争が多くの人の心に傷跡を残したままとなっています。
主人公のバイオレット・エバーガーデンは身寄りもなく、孤児であることをいいことに、幼い頃から戦争の道具として育てられ、感情を持たない少女兵でした。
彼女は戦場で武器と呼ばれ、上官であったギルベルト少佐の命令だけを忠実に実行していましたが、激しい戦闘の中でギルベルト少佐は行方不明となり、バイオレット自身も両腕を失ってしまうという悲劇に見舞われます。
終戦後、戦争小児となったバイオレットはギルベルト少佐の元上官であるホッチンズ中佐に引き取られます。そしてホッチンズ中佐が経営する郵便社CH郵便社で依頼人の代わりに手紙を書く自動手機人形という仕事に出会います。
自動手機人形とは依頼人の思いを汲み取り、美しい言葉で手紙をしたためる職業。バイオレットはギルベルト少佐の最後の言葉、「愛してる。」の意味を知るために、そして自分自身の感情を理解するために自動手機人形として働き始めます。
彼女は様々な依頼人の手紙を書くことを通じ、人間の様々な感情、愛や悲しみ、喜びや苦しみ、そして希望に触れていきます。
彼女は依頼人と心を通わせる中で、徐々に人間の感情を学び、成長していくのですが、それ故に戦争で心に深い傷を負ったバイオレットは、自身の過去と向き合い、葛藤することになります。
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セグメント1では、バイオレット・エバーガーデンの世界観や物語の背景についてお話をいたしました。続くセグメント2では、本作の魅力の中心ともいえる登場人物たちに焦点を当てていきましょう。
まずは何と言っても、この物語の主人公、バイオレット・エバーガーデンです。
バイオレットは、まるで透き通るような青い瞳と美しい金髪を持つ少女。彼女は戦闘で武器として育てられたため、感情表現が乏しく、まるで人形のよう。
それゆえに、当初は依頼人の気持ちを読み取ることや、適切な言葉を選ぶことに苦労します。しかし、持ち前の真面目さとギルベルト少佐への一途な思いから、彼女は人の心を理解することを絶対に諦めません。
さまざまな人と出会い、手紙を通して彼らの感情に触れることで、バイオレット自身も少しずつ人間性を取り戻していくんです。そんなバイオレットを語るうえで欠かせないのが、彼女にとって特別な存在であるギルベルト・ブーゲンピリア少佐です。
彼は戦場でバイオレットと出会い、彼女に初めて名前を与え、読み書きを教えた人物。バイオレットにとってギルベルトは唯一心を許せる存在であり、愛情とも友情ともつかない特別な感情を抱いており、バイオレット自身もこの感情をどのように形容すればいいのかをまだ知りません。
ギルベルト自身もきっと、戦争という過酷な状況下で、バイオレットに特別な感情を抱いていたのではないでしょうか。しかし、そんな二人の関係は悲劇によって引き裂かれてしまいます。激しい戦闘の末、ギルベルトは致命傷を負ってしまいます。そんな彼が最後にバイオレットに残した言葉。
愛してる。
バイオレットはこの言葉の意味を理解しようと、そして愛とは何なのか、どういった感情なのか、少しでも少佐のことを知りたい、少佐を感じたい、そんな思いで自動式人形として働きながら、様々な愛の形に触れていきます。
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バイオレットとギルベルトを取り巻く登場人物たちもまた、魅力的なキャラクターばかりです。例えば、CH郵便社の社長であるクラウディア・ホッチンズは、元軍人という経歴を持ちながらも、バイオレットに優しく接し、彼女の成長を見守る父親のような存在です。
また、バイオレットの同僚であるカトリア・ボードレールは、華やかな容姿とは裏腹に複雑な過去を持つ女性。彼女は時にホッチンズと承知しながらも、バイオレットの心の成長を支えていきます。
このように、バイオレット・エバーガーデンには、個性豊かな登場人物たちが数多く登場し、それぞれに背負うストーリーがあり、バイオレットへと影響を与え、また、バイオレットとの出会いと彼女が書く手紙が、彼らの人生を大きく動かしていきます。
こういった彼らの織りなす人間模様や、それぞれの抱える葛藤、そして成長していく姿が、この作品をより一層感動的なものにしています。
セグメント3では、そんな魅力的なキャラクターたちが織りなす、心に残るエピソードについて織り下げていきましょう。
バイオレット・エバーガーデンの核心となるテーマは、愛と言葉の力ではないでしょうか。
これらのテーマが作品全体を通してどのように展開されているか、詳しく見ていきましょう。
まず、愛というテーマについてですが、これはバイオレットの成長の軸となっています。
彼女は、愛してるという言葉の意味を理解しようと奮闘し、その過程で様々な形の愛に触れていきます。
家族愛、友情、恋愛など多様な愛の形が描かれています。
特に印象的なのが、第10話のあんと母親のエピソードです。
以降、第10話のネタバレを少々含みますので、このストーリーの続きが気になる方は、一旦再生を止めていただく方がよろしいかもしれません。
ここまでの解説で、バイオレットが何者なのか、自動式人形という仕事がどんなものなのか、というのはお分かりいただけているかと思うので、
唐突に10話だけ見ても、ある程度十分にご理解いただけるかと思います。
では、このエピソードについて、もう少し詳しく話してみましょう。
このエピソードでは、病気で余命わずかという母親に死期が迫る中、娘のアンの将来のために50通もの手紙を書くという壮絶な母性愛を描いています。
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バイオレットがこの依頼を通じて、親子の愛の深さを知るという点で、非常に重要なエピソードとなっています。
ご自身が誰かの親で、自分があの母親と同じ境遇だったらと考えながら見ると、きっと涙なしには見られないエピソードだと私は思います。
そのくらい悲痛で苦しくて、だけど温かく優しいエピソードとなっています。
そしてこのエピソードは、言葉の力というテーマにも深く関わっています。
手紙という形で残された母親の言葉が、思いが後のアンの人生を支え続けるという点で、言葉の持つ力を強く印象付けています。
言葉の力というテーマは、この作品全体を通して重要なテーマであり、バイオレットが児童主義人形として依頼者の思いを言葉にすることで、人々の人生に大きな影響を与えていきます。
この言葉の力というテーマは深掘りしていくと、この作品の中でコミュニケーションの難しさというテーマも同時に扱っています。
バイオレットが感情を理解し、言葉で表現することに苦労する様子は、現代社会におけるコミュニケーションの課題を反映しているとも言えるでしょう。
さらに戦後社会の再建というテーマも見逃せません。
それは、町の再建という意味ももちろん含まれるのですが、人の心の再建とでも言うべきで、バイオレット自身が戦争の傷跡を抱えていますし、彼女が出会う人々も戦争の影響を受けています。
そんな中で、手紙を通じて人々の心をつなぎ、社会を再建していくという姿勢が描かれています。
戦争と平和、過去と未来という対比も重要なテーマです。
バイオレットが、戦争の道具から平和の担い手へと変わっていく過程は、人間の可能性と希望を示唆していると言えるでしょう。
最後に、自己発見というテーマも挙げておきたいです。
バイオレットが自分の感情を理解し、自分らしさを見つけていく過程は、視聴者自身の自己発見にもつながる普遍的なテーマだと思います。
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これらの深いテーマと繊細なメッセージが、バイオレット・エバーガーデンを単なる感動作以上の作品に仕上げているのだと私は考えております。
次のセグメントでは、これらのテーマがどのように視聴者に影響を与えているのか、ファンの反応なども交えて見ていきたいと思います。
バイオレット・エバーガーデンは、日本だけでなく世界中のファンの心を掴んでいます。
このセグメントでは、作品がファンに与えた影響や反応について、具体的な声を交えながら見ていきましょう。
まず、日本国内の反応から見ていきましょう。
多くのファンが、この作品を通じて、手紙を書くという行為を再評価したそうです。
実際に、親や友人に手紙を書いたという声が多く聞かれました。
手紙を書いた人たちの感想もポジティブなものが多く、対面や電話では言えなかった思いや気持ちを伝えられて、手紙を通して伝えることができて本当に良かったというものが多いそうです。
海外の反応も見てみましょう。
エディット上の海外ファンのコメントでは、
このアニメは感情を表現することの大切さを教えてくれたというものが多く見られました。
文化の違いを超えて、普遍的なメッセージが伝わっているということですね。
また、アメリカのアニメ批評サイトでは、PTSDの描写が的確だという評価も見られました。
退役軍人からの共感の声もあったそうです。
バイオレットがPTSDを発症する話は第9話あたりで描かれるのですが、本当に見ていて苦しいです。
戦争は勝っても負けても、そして戦争が終わっても、その苦しみは消えないんだなということを教えてくれるシーンであります。
さらに、イタリアのファンからは、バイオレットの旅は自分の感情をより良く理解する助けになったというコメントがありました。
作品の影響はアメリカのファンによって大きく影響を与えました。
作品の影響は視聴者の行動にも表れており、日本では自動式人形をモチーフにしたイベントが開催され、こちらも大盛況だったと聞きます。
また、海外でも同様の動きがあり、アメリカではアニメをきっかけに手紙文化を復活させようという草の根運動が起こっているそうです。
作品の影響は教育の場にも及んでいるようです。
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日本のある中学校では、バイオレットエバーガーデンを教材として使用し、コミュニケーションの道徳の授業を行ったという報告がありました。
最後に、こんな声も紹介したいと思います。
ある視聴者の方が、この作品を見て改めて平和の尊さを感じた、戦争の悲惨さとそれを乗り越えて生きていく人々の強さに心を打たれたとコメントしています。
バイオレットエバーガーデンは単なるアニメ作品を超えて、多くの人々の心に深い影響を与えていると言えるでしょう。
アフターセブン
本日もそろそろエンディングのお時間となりました。
本日のアフターセブンはお楽しみいただけましたでしょうか。
どうですか?
今回はちょっと構成を変えてみたりしたんですよ。
バイオレットエバーガーデンの作品の世界観を壊したくなくて、アフターセブンで僕が取り上げることによって、
あんまりこの世界観、繊細な世界観を壊したくないから、極力台本読みも落ち着いた感じでやろうとしたんですけど、めちゃくちゃ疲れるね。
もう何か主張に合ってないんでしょうね。
僕、口を早く動かす方の人間だと思うんで、そっちの方が得意で、ゆっくり落ち着いた声で読むっていうのがめちゃくちゃしんどかったですね、今回ね。
いかがだったでしょうか。いつものMA7とは違うってお気付きいただけていたら嬉しい限りでございます。
もしですね、皆さんバイオレットのような自動式人形が皆さんのお側にいたとしたら、皆さんならどのような手紙を書いてもらいたいですか?
よろしければ感想ポストやお便り、スポティファイのコメント欄で教えてくださいね。
バイオレットエヴァガーデンは配信サイトちょっとざっと調べた感じだと、多分Netflixしか配信されてなさそうなんですね。
ただNetflixだとアニメ全編13話か、13話OVA劇場版総集編とか全部多分入っているはずなんで、
そういうのを見ていただけるかと思うので、ぜひぜひNetflix見ていただきたい限りでございます。
アフターセブンではお便りを募集しております。
番組全体へのメールは概要欄をご覧ください。
概要欄には月曜日アフターセブン専用のお便りフォームもご用意しておりますので、
このゲームやってみてほしいわとか、このアニメ見てほしいわ、などございましたらもうバシバシリクエストしてください。
XではカタカナでハッシュタグアフセブンとハッシュタグMA7をつけてポストしてください。
MA7と入力すると関係ない英語のポストとかいっぱい出てくるので、ぜひみなさんアフセブでこのハッシュタグを乗ってみましょう。
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さて、明日のこの時間の配信は、楽天市場で女性用ナイトブラを購入しようとしたもぐちゃん41歳のアフターセブンです。
やばくない?怖ない?この説明めっちゃ怖いと思って、
なんかね、ちょっとコメントしづらいな。
絶対このもぐちゃんはね、僕がエンディングの次回の紹介の時にいじりやすいようにこんなにいっぱいネタを用意してくれたようなもぐちゃん、愛らしいなと思いました。
そんな可愛いもぐちゃんの配信、明日も絶対みなさん聴いてください。
というわけで、また来週月曜日の19時のアフターセブンでお会いしましょう。
今夜のお相手はトフテウルフでした。
じゃじゃーん!
