1. 広告を楽しむ『アドバタラヂオ』
  2. #207 炎上した広告の代案まて..
2024-07-11 55:05

#207 炎上した広告の代案までやるの!?市民とともに、考え、作る、広告表現とは ゲスト:中村ホールデン梨華さん(AD-LAMP代表) vol.2

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業界専門度:★☆☆☆☆ 中村ホールデン梨華 炎上から学べる社会をつくるAD-LAMP代表

▼経歴

2020年4月~調査会社 広告コンサルタント 2022年10月~広告倫理の論文執筆 2023年2月~広告炎上チェッカー活動開始 2023年9月~ブリストル大学院 社会起業論修士、イギリスの広告倫理システムを学ぶ

▼活動内容 ・ 炎上広告代案づくりワークショップ ・国内外の広告100本を分析 ・大学や企業で広告倫理の講演 ・イギリスで市民広告の展示会

▼各種URL HP:https://www.ad-lamp.com/ ランチタイム!炎上広告代案代理店:炎上広告の改善案をつくろう:https://adlamp.peatix.com/view X:https://x.com/EnjoCheck ▼アドバタラヂオ活動関連 <主催>あしたから街の風景がちょっと変わる #街ナカ広告ナイト🌙 2024/7/13 〜 開催 ※先着20名!残りわずか! https://machinaka-koukoku-night.peatix.com/ <ゲスト出演>おまつりっすん2024 https://listen.style/document/omatsulisten <主催>むしゃバタ 〜リスナー&ゲスト感謝祭〜 日程:7/26(金)

時間: スタート

金額:お酒 500円/ソフトドリンク 300円

場所:カフェバーミライヤ茶沢

住所:東京都世田谷区代沢5-6-14前田ビル2F-B(小田急線 下北沢駅 徒歩8分)

▼参加フォーム

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdPylSF_k7UmXbqFyOtpmUwSfszjJbXV1xJz5I-7rHs4KH8Ug/viewform アドバタラヂオが教養部門で優秀賞を受賞した第5回JAPAN PODCAST AWARDSはこちら↓ https://www.japanpodcastawards.com/ 今年の目標として、Xのフォロワー1000人を掲げております!番組公式Xのフォローがまだの方は是非宜しくお願いいたします↓ X(旧Twitter)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ https://twitter.com/AdbataRadio <アドバタラヂオ公式> ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠HP⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠:https://adbata.com/ YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCCVIS1nT4qxeeopQPRqOCLw ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠X(旧Twitter):⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/AdbataRadio⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Instagram⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠:https://www.instagram.com/adbataradio/ <トミナガマコト SNS> ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠voicy⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠:https://voicy.jp/channel/3715 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ X(旧Twitter):⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/macoto_t_P ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Instagram⁠⁠⁠⁠:https://www.instagram.com/macoto_tommy/ <スナケン SNS> ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ X(旧Twitter):⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/sunaken1209 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ Instagram⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠:https://www.instagram.com/suna_ken1209/

00:01
広告をやって楽しむ、見て楽しむ、話して楽しむ。
アドバタラヂオパーソナイティーの富永誠です。
今回もですね、前回引き続きゲストをお越しいただいております。
AD-LAMP代表中村ホールティン梨華さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早々ですけども、すごい盛り上がりましたね、前回。
すいません、長々と。
すごい、僕もやっぱり広告の話をしている番組というのもあって、
昔の広告良かったよねとか、今こういうキャンペーン盛り上がっているよねというところだけではなくて、
広告というものをちゃんと見るということを考えたときに、やはり炎上というか、
そういうクレーム的なものも踏まえて盛り上がってしまったものというのを取り上げる機会も多かったので、
先ほどスープストックさんの話とかも、僕がこう思ってましたっていうのは、
この番組を通して発信はしてましたけど、それをアカデミックにとらえられて学ばれている方からまたご意見いただくというのも、
すごい非常に勉強になったので、尽きないですね、ちょっと話題が。
本当です。ありがとうございます。
なかなか広告業界の最前線で働いている方と、こういう風に炎上について腹を割って話すみたいな機会はなかなかないので、
本当に楽しいなと思って、先ほどすごい長く話してしまいました。
若干だって中村さんに会いたくない人もいると思いますもんね、世の中。
そうですよ。
でもそれはSNSのアカウントの名前が強烈だから。
そうですね。これは戦略ミスです。
だから広告炎上チェッカーというXのアカウントを運営されている中村さんですけれども、
僕はそれをきっかけでやり取りを始めさせていただいたというところがあるんですけど、
ちょっと今回は株式会社広告炎上チェッカーではなく、
アドランプという会社ですもんね。
そうなんです。ツイッター上ではちょっと挑発的な方がいいかな、
その方がインプレッションを取れるかなと思って広告炎上チェッカーという生意気な名前にしているのですが、
アドランプという事業の方は、炎上から学べる社会を作るというところにも本当に集中しています。
広告主様、代理店の皆様、製作会社の皆様にセミナーとかワークショップを提供する事業になっております。
今回はですね、アドランプのお話をメインで伺いつつ、
実際に前回のエピソードでもたくさん話がありましたけれども、
炎上した広告というのをピックアップしつつ、どういったダイヤを作られたかというところを中心にお話させていただければなと思いますので、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずアドランプという会社で、さっきおっしゃったように企業さん、国代理店とかいろいろなところに対してコンサルティングをするというところが主体になっていますよね。
はい、おっしゃる通りです。
実際に前回の告知でもあったように、市民の方々に来てもらって一緒にワークショップをするというのもサービスというか事業の一つというところなんですか?
03:04
そうですね。事業が4つくらいあって、1つがセミナーの提供ですね。
実際に炎上した広告を題材に、どうしてこれが炎上してしまったかというのを解き明かしていくアンコンシャスバイアスを解くようなセミナーになっています。
これが今一番人気だと思います。
2つ目がダイヤンのワークショップというふうなもので、実際に過去に炎上した広告を題材に一緒に、じゃあ炎上しないものをみんなで作ってみましょうというのをやっています。
これはなかなかレベルが高いという印象をお持ちの企業様が多いので、まずはセミナーからというふうな形になってしまいます。
3つ目がリーブランディングというところで、実際に弊社の方で広告を確認して、炎上しないようにいろんなところに気を付けながらこういうふうな表現にした方がいいんじゃないですかというようなアドバイスを行います。
最後が好評前のチェックというところを行っていて、この広告ドラフトできてるんですけど、これって炎上しませんかねみたいな質問があったときにきちんと多角的に考えてお答えするというようなサービスを行っております。
前回と全然トーンが違う中村さんいますけども、代表としてのお顔で今お話いただいてますけども。
あれ、お一人ですか?
今チーム2人でやっておりまして、私が代表でもう一人社会問題に精通しているチームメンバーが戦略室長として参加していただいております。
じゃあお二人で基本はアドランプとして活動されている、事業としてやられているというところですね。
でもさっきおっしゃってたように、広告を出行する前にチェックする機能として入られてっていうところ、なんかそれって結構スポットだったりするんですか?それとも割と企業さんが継続的にお願いするって形になったりとかするんですか?
基本的にスポットになると思うのですが、多分今事業を始めたばかりなので何とも言えない状況なのですが、もし評価が良ければまた長いお付き合いをっていう話になるように努力しているところでございます。
でもやっぱり継続的に企業さんと一緒にラーニングしていくっていう形の方が精度がどんどん上がっていきそうな気もしますもんね。
おっしゃる通りです。
私がチェックするというよりは、私たちが持っているコネクションの専門家であったり、広告に写っている当事者に意見を取りに行くというような調査会社的な役割が強かったりもするので、割と多角的に考えられるようなチェックになっているんじゃないかなというふうに思っています。
それこそあれですか、聞いてくださっている皆さんも知っているような企業さんとかとも一緒にやっている?
はい。
むしろやっていない企業さんは遅れていますよというところはこの番組を通してお届けしていきましょうか。
なんか遅れているという事を別に思わなくてもいいんですけれども、よりリスク管理という文脈でせっかく大きい金額を投資して広告を作るので、やっぱり小さいお金でチェックしてもいいんじゃないかなと思う方はぜひぜひお声掛けいただければと思います。
06:12
いわゆる保険的なことですよね。
おっしゃる通りです。いいですねその売り方。
さすが広告業界で働いている富永さん。
でも保険として怪我があったらちゃんとサポートしますよということじゃないですか。
炎上という怪我が怖いので、ぜひ弊社の保険に入ってくださいと。ありがとうございます。使わせていただきます。
保険というところですね。ありますよね。
すごい企業さんとしてもいろいろ取り組まれているというところだと思うんですけど、ワークショップはすごい僕も気になっていて、それこそこの間イベントに参加させていただいたのは報告会でしたっけ。
そうですね。イギリスで炎上広告とその改善案を飾る展示会を行ったので、その日への違いとかどういうふうに大案を作るのかみたいなところを報告する会でした。
あれが報告会だったんですね。だからワークショップをいろいろ重ねていく上でこういう形になったよっていうところの報告会だったと思うんですけど、めちゃくちゃ人いましたね。
ありがとうございます。もうそれはザ・ブレイクスルー・カンパニー号の会場という華やかさもありつつの。
やっぱり市民の皆さんが考える大案の質っていうのがやっぱり良かったので、すごいイギリスで評価を受けてメディアからの取材が結構あったっていうので、いろんな人が来てくださったかなと思います。
それこそ小島慶子さんとか。
小島慶子さんはプロボノとして対談してくださったので、やっぱりこういう活動が大切だっていうふうにおっしゃってくださって。
実際にアドランプの応援している方っていうのもホームページに上がってらっしゃいますもんね。
ありがとうございます。本当にちゃんとホームページまでしっかり見てくださってるんですね。
プロフェッショナルです。
そうですね。アドランプの事業を始めるにあたって、結構炎上チェックしますとかコンサルティングしますっていうのは口だけで言えてしまう話だなというふうに思ったんですね。
ただやっぱりイギリスで広告がどういうふうにポリティカルコレクトネスを加味して作られていくのかとか、学術的な知見があるっていうのは弊社の強みだというふうに思ったので、
そこでこれっていい代案ですかみたいなことを有識者の方々にお伺いして、小島慶子さんであったりクリエイティブダイレクターの方であったりだとか、その道の専門家みたいなところで依頼をして、
いいですねって言ってくださった方をサポーターとしてホームページに掲載させていただいているというような形です。
塗川さんもそうですもんね、応援されてましたもんね。
そうです。ザクリエイティブアカデミーというブレイクスルーカンパニーの方が広告スクールでお会いして、そこからお声掛けさせていただいて、いい建設的なプロジェクトだねというところでお言葉いただいております。
いろんな方に今注目されているアドランプさんなんですね、すごいな。
ありがとうございます。
広告援助チェッカーという名前は親って思われるけど、アドランプの仲間さんとしてはすごいいろんな人から、ジブさんとかもそうですよね。
09:07
はい、そうですね。ジェンダーの教授を東京工業大学で教授を行っているジブレンゲさんからも頑張ってねというふうに熱いお言葉をいただいております。
というところで、すごい応援されている中で、やっぱりお話戻しちゃいますけど、ワークショップのところ、今今多分皆さんも参加もできますし、
既に前回のお話にもたくさんあったように、大案って出すことがとても大事だよというところをお話しいただいたかと思うんですけども、今回のエピソードではいくつか大案を持ってきていただいていて、
まずは炎上した広告についてお話いただいて、その後それから生み出された大案というところを、仲間さんにいくつかお話いただけたらなと思うんですけども、
今僕の方で手元に資料はあるんですが、これをちょっと1個目お話いただいてもよろしいですか?
はい、今日持ってきた事例が3つあって、1つがジェンダー炎上、2つ目が職業炎上、3つ目が男性の炎上というところです。
そうですね、僕今回仲間さんとお話しさせていただくにあたり、どうしても今の日本の炎上はジェンダー視点が多いなというところはあったかと思うんですけど、
でも実はそういうわけでもなくて、いろんな視点から炎上するというところ、声が上がるよというところは僕としても皆さんにお届けできたらと思ったので、今回3つの視点でいただいているところでございます。
ありがとうございます。
まず1つ目のジェンダー炎上ですが、ピンクリボンの広告になります。ちょっとコピー読んでみますね。
お前一人のおっぱいじゃないんだぞ。自治体から届いた乳がんの検診案内。ろくに読みもせずほったらかしていたのが旦那にバレて怒られました。
あまり怒らない人だから驚いたけど、ごめんね。ありがとう。あなたのためにも行ってきます。ピンクリボン。
ピンクリボンというので、写真には可愛いフェルト生地のぬいぐるみが2つ、お母さんと子供でしょうか、写っているのですが、その鼻がチブサの乳首みたいになっていて、
多分女性の胸を表して、女性の胸を顔にしたような表情になっている広告になっています。全体的にピンクの広告になっています。
これが炎上したってことですよね。
若干これ炎上しすぎる。多分どうなんですかね。ビジュアル。
いい点ですね。
ビジュアルはちょっとこれは攻めすぎというか、あんまりみんながみんないい思いはしないだろうなというところは思いましたけど、
コピーのところ、僕が何で炎上したか一回お伝えしてもいいですか。
どうぞ。
僕が思ったところで言うと、やっぱり最初のお前一人のおっぱいじゃないんだぞは、なんかちょっともやってするなと思いましたね。
ありがとうございます。鋭い視点です。
あとやっぱりこのビジュアル、ぜひ広告炎上チェッカーさんのSNSでもピックアップされてたりしておりますので見ていただきたいと思うんですけど、
12:01
ビジュアルもあんまり良くなかったのかなっていうところはあるんですけど、実際はどういうところで炎上したんですか。
もうすでに指摘されたのでそういうことなのですが、基本的にはお前っていう呼び方がブッキラボだとか昭和的だっていうところと、
おっぱいっていうのが不快だとか、おっぱいに見せた顔が不快だっていう不快みたいなところのポイントがあった上で、
もうちょっと深い点に行きますと、先ほどおっしゃったように、お前一人のおっぱいじゃないんだぞっていう言葉ってどういうことかっていうと、
女性の体が他者のものっていう思想前提で作られているコピーだと思うんですね。
トラディショナルにはお前一人のおっぱいじゃないんだぞって言ったら、それは多分子供を産んだ人に対して、
お前一人の体じゃないんだぞっていう言い方だったら、
女性が子供を産みこもった時に、お前だけの体じゃないんだぞ、だから大切にしてねみたいな感じで言うと思うんですけど、
それを文字ってコピーにしているのは、クリエイティブのツイストみたいなのがあって、いいっておっしゃるんじゃないかなというふうに思っています。
この広告を見た時に、乳がん検診の広告なんですね。
そうなった時に、女性が自分のために検診ってあるはず、女性の主体性がないっていうところですね、この広告に対して。
あとのこのコピーを見ても、旦那にバレて怒られましたとか、あなたのためにも行ってきますっていうのは、
女性が人のために生きているっていう前提でコピーを書かれているんじゃないかなって、
女性側からは思ってしまった人もいるっていうところで炎上してしまったという形になっています。
なんか、このお母さんのキャラクターがもっとちゃんとわかってたらいいですよね。
家族にすごい時間を使っているお母さんで、自分のことはないがしろにしてでも子供だったり、旦那さんのために家事をやってたりとか、
そんな背景がわかった上で、旦那さんに言われたんです。だったらわかりますけど。
そうです。富永さんはすごく鋭いです。なぜかっていうと、今この属性のアロケーションができているんですよ。
何かっていうと、この広告、そもそも子持ちの寄婚の多分30代ぐらいの女性に向けてのみ書いてるんです。
前提として、このお母さんは多分専業主婦でずっと子供と旦那さんのお世話をしているっていう設定があったと思います。
ただ、実際に乳がん検診を受ける人って40代が多い。なぜかというと40代が発症率が一番多いっていうデータがあるからですね。
そうなった時に、すべての40代がこういう専業主婦で子供がいて旦那さんを大切にしててっていう属性なのかっていうところが、
結構ステレオタイプ的だっていうところで、そうじゃない人に乳がん検診ちゃんと届けないといけないのに、
15:01
広告を見たら全部女性の30代ぐらいで家族を大切にしている女性前提で書かれてしまっているっていうところで、
結構怒りを持つ人もやっぱりいるんじゃないかなというような形になっています。
これはクレームがすごかったんですか?
これはツイッター上で萌えに萌えましたね。
萌えただろうな、これは。
批判が集まっておりました。
私も女性なんですが、わりと見ると海外の乳がん検診の広告とかって結構乳がん検診大切です言ってくださいとか、
40代で発症率何パーセント言ってくださいみたいな感じのすごくシンプルなものなんですよね。
日本ってどうしてもクリエイティブが大切な国ですから、
気づかせるとかね。
クリエイティブの質だから高いっていうのはあるんですけど、
それを考えた時にこのターゲットに差しに行こうっていう気持ちがすごく強くて、
そうじゃないそうから見た時にちょっとジェンダー文脈でこれは昭和的なんじゃないかっていうような声があったというような。
パッと見は炎上してたかしてないかを知らなかったらちょっとしたNHKのドラマの一幕みたいな温かさもあるような内容だと思うんですけど、
それさえも多分ステレオな発想だと思うんですけど。
ただ海外のイギリス人に見せた時に日本語読めないじゃないですか。
ビジュアルだけ見た時に結構日本では炎上した一つの要因として胸を顔にしてるのが不快みたいな声もあったんですけど、
好きっていう人もいて可愛いねとかいう意見もあったので、
これが刺さる人はいるっていうのはすごい事実です。
炎上したのも事実です。
炎上したの事実です。
そこからアドランプのサービスとして代案を出されたと。
ワークショップとかで重ねて代案を出されたと思うんですけど、
それはどういった形になるんでしょうか。
これは炎上した広告の炎上しない代案を作ってみようというところで、
複数人の女性当事者含めて話し合って出した代案になっています。
代案のポイントをちょっと見てみますね。
コピーにはちょっとした決断で私が守る私の体というふうに書いてあります。
イラストはもともとの広告が胸を顔にしているぬいぐるみを出しているのに対して、
代案では女性か男性かあんまりわからないなという人が
自分の体を抱きしめているイラストが書かれているようなものになっています。
プラスで小さい文字で、乳がん検診は早期に発見することで
死亡率を大幅に減少させられます。
9人に1人が乳がんになっています。
自治体よりお届けするがん検診の案内をご覧ください。
ピンクリボンというふうになっています。
これどうですか。広告業界から見たら。
そうですね。
でもこれって別にピンクリボンだけに関わらず
自分の体は自分が一番大事にするべきだよというところで言うと
誰の気持ちもそがないと言いますか。
18:01
そこはセーフティーな表現なのかなと思いますね。
ありがとうございます。そこが私たちがすごく気にしていた点で
もとの広告が何が一番の炎上ポイントだったかというふうに考えると
女性の主体性がない。男性とか旦那とか子供のために生きなさい
みたいなメッセージに取られてしまうという側面があったので
そこをちゃんと女性が女性のために自分自身のために
乳がん検診に行くんだというメッセージに変えました。
私たちが代案を考えるときに大切にしているのは
なるべく広告主のもとの案を変えないというところなんですね。
今回炎上したポイントが乳がん検診に行けって言うなんてひどいとかじゃなくて
乳がん検診に行けっていう方法論が間違っているみたいな声だったので
もともとの乳がん検診に行ってくださいはそのまま残した
目的は変わらずですね。
まま代案をこのように考えたというような形になっています。
有識者のコメントもいただいているので読み上げても大丈夫ですか?
広告代理店に勤務するフェミニストのふえみさんからのご意見です。
海外では乳がんのスティグマをなくすために実際の患者さんが出てきて
明るい顔で手術の後を出す広告もあると。
日本ではやっぱりまだ乳がんを隠す意識があるんじゃないかという風に分析されています。
乳がんの啓発ポスターを公募で作っている限り
ストラテジーも深められないし知見もたまっていかないし
表現のとっぴさだけで勝負することになってしまうと
一度腰を据えてプロのチームを作ってもいいのかなと思いますという風なコメントをいただいています。
この元の炎上した広告がですね
ピンクリボンの広告って毎年公募で
公募で選ばれる広告ってめちゃくちゃ炎上多いのってご存知ですか?
そうなんですね。ちょっとそれ面白い話。
興味深いですね。
なんでかっていうと今ふえみさんのコメントでもありました通り
結局公募で勝とうって思った時に
人と違う案を出さなきゃとか目立たなきゃっていう
クリエイターに圧がかかってしまうっていう事実があると思います。
そうなった時にやっぱり笑わせなきゃっていうところで
ジョークを言おうとしたらそのジョークがちょっとギリギリだったので
炎上してしまうってあったりだとか
みんながいいねいいねってトラディショナルに言うジョークって
割とジェンダー問題をはらんでいたりだとか
社会的な弱者をバカにした文脈があったりするっていう傾向があるので
そこで燃えてしまうみたいなことがあるっていうところで
結構公募で勝ちながらもいいクリエイティブを作るのって難しいんだろうなって
私のワークショップではみんな言っていました。
なるほどね。
でも公募にする理由って
その問題について主体性を持ってほしいからっていうところもありますよね。
それは公募側のキャンペーン目的だったんですね。
そうだと思うんですよ。
ここクリエイターが普通にやるよりも
このピンクリボンという社会課題に対して
主体性を持ってくれる人を少しでも増やそうというところで
21:02
公募でやっている。側面もゼロではない。
公募自体が素晴らしい企画になっていると。
企画だとは思うんですよ。
すごいですね。
ただおっしゃるように主体性と同時に主観でやらざるを得ない部分も
もちろんチーム組んでいる人もいらっしゃると思うんですけど
意見の数が少ないクリエイティブっていうところは
やっぱりこういうケースを招いてしまうんだなっていうのは
そうですね。なんかすごく残念ですよね。
たぶん昭和の価値観といってはなんですけれども
私は女性で子供がいて旦那がいて私は専業主婦でとか
本当にこの広告が意図した属性の人には
たぶんめちゃくちゃ刺さってる広告だと思うんですよ。
元の延長広告って。
それがいろんな人の意見があるっていうところなので
だからこそ延長はなくならないっていうところなんですが
違う属性に配慮する。
違う属性をここまで怒らせる広告にしないようにする
みたいなのはすごい大切なのかなというふうに考えて
この代案をある一つの案として提出させていただきます。
ありがとうございます。
これ改めて広告延長チェッカーさんのほうでは見れるので
ビジュアルをフォローしつつ
僕らの意見を聞いた上で見てもらったほうがいいのか
ご自身の意見も大事にしてもらいたいと思うので
ぜひ気になる方は見てくださいというところですね。
続きまして2つ目いいですか。
2つ目は広告主の矛盾が原因となって延長した広告です。
元の延長広告説明しますね。
年を取るのは怖くない。
それは娘が介護士だからというふうに書いてあります。
写真何を表示しているかというと
真ん中に20代の女性がピンクの服で立っています。
その両側に両親でしょうか。
60代と思える男性と女性が立っているというような写真になっています。
この広告延長しました。いかがでしょう。
これはちょっと良くないと思いました。
介護士だからというこの言葉
それは娘がというところを息子がに変えてもそうだと思うんですけど
介護士だからって軽んじている気がするというのは
めちゃくちゃいい点です。
思いますね。
おそらくこのコピーという言葉は
この両サイドのご両親の言葉なんですよね。
お、いい点ですね。
私は撮るのは怖くない。それは娘が介護士だからというのを
このご両親が言っている真ん中で
お子さんが笑っていらっしゃるというところのビジュアルなんですけど
これはなんか介護士だからって
介護士だからっていうところでしょうね。
たぶん引っかかるのを
ありがとうございます。もうおっしゃる通りですごい構造化してみれているのが
素晴らしいなというふうに思いました。
これが炎上したポイントを
ワークショップをしてどこが嫌でしたかみたいな質問をして
出てきた点をパッパッパッとまとめるんですけど
24:01
今おっしゃっていただいたように
これコピーライティングが写真に写っている両親の言葉なんですね。
ただ元の広告ってこれは人材紹介会社の広告で
介護士を増やしたいという目的に沿って作られた広告です。
ただそのターゲットはその真ん中の女性に介護士を増やしたいという
ところだったはずなのに
年を取るのは怖くない。それは娘が介護士だからって
周りの人が言うからあなた介護士になってねっていう
周りの圧力で人を介護士にさせようとするような広告になってしまっています。
先ほどの広告と似ていて
ちょっと女性には主体性がないっていう前提で
作られているコピーなのかなというような印象も受けます。
もう一つ問題があって
これ広告主の矛盾炎上というふうに私は呼んでいるんですけれども
何が矛盾かっていうと
介護士に労働者としてなる人を集めるはずの人材紹介会社が
親を無償でケアする介護士になりましょうのコピーを書いてしまっているんですね。
つまりお金を払わずに親を介護する
それを推奨しますよと言ってしまっている広告になっています。
本来人材紹介会社はちゃんと
労働として専門職として介護士になる人
お金を払うので介護士になってくださいというメッセージを送るのが
労働市場の介護士を集める上では
適切だというふうに考えています。
そうですよね。
矛盾なんでしょうね。
そうですね。
このような矛盾がなぜ生まれるかっていうと
やっぱりトラディショナルに伝統的に女性は
優しくて人のケアをするのがいいっていうふうな
刷り込みが行われているからというのがポイントだと思います。
それで言うと
先入観というか
こうだよねっていうところが
とてもまた出てきてしまっている表現
でもこれでも僕も本当に
例えば僕がターゲットだったとして
息子が介護士だからって書かれてて
あんまりいい思いはしないですよね。
おっしゃる通りです。
でもいい思いはしないじゃないですか。
女性に向けた広告って
周りがどうだからあなた変わりなさい
の文脈で作られているものが多くて
例えば化粧品の広告とかでも
周りにこうって思われたら嫌じゃないとか
周りがこう思うから女性こうしましょう
みたいなメッセージがあって
結構最近はジェンダー意識が上がってきて
それについて気づく人たちが増えたという意味で
炎上が増えているのかなというふうに
市民側が気づくし発信もできるから
燃えやすいというか
炎上になってしまう可能性が高いってことなんですね。
そうです。
これはちょっと職業
介護士の人たちが見ても
気持ちいいものではないなって思いますよね。
27:00
鋭いですね。
これ炎上した元のツイートは介護士の方ですね。
やっぱりそうですか。
そうだよな。
その方々の実際の声としては
親のために介護士になっているんじゃねえし
とか
親の介護と仕事としての介護は別だろう
みたいなところがありました。
そうですよね。
そうだと思いますもんだって
親の介護は何ならしたくない
そうだと思います。
プロにちゃんと任せた方がいいし
ある意味
お仕事だったら介護って
ちゃんとお金をもらえれば
ちゃんとお仕事として成立するから
いいですけど
結構これは
最近の意見すぎるって
嫌われるかもしれないですけど
僕もあんまり
自分の親とかをしない方がいいのかなと思うんですよ。
そこはやっぱり
親子という関係はもちろんあるけれども
プロに任して
やっぱりサポートするべきは
サポートするべきだけど
普段の生活とか
そこら辺までやるっていうのは
現代的にはどうなのかなと
思うので
私はこの広告をきっかけに
実際に20代で親の介護をしている方
当事者ですね
とか介護士の方とちょっと話したんですけれども
自分の親を見るのと
労働で何が違うかというところなんですけど
自分の親を見るときは
圧倒的に精神的な苦痛が大きいと
なぜかというと
親って自分を育ててきた存在なので
自分より
できる人間として擦り込みがある
それをガッと崩していかないといけないのが
介護
親のトイレのことであったりだとか
風呂の掃除のことであったり
ヘルプになるので
そこがやっぱり自分の親だと
悲しくなるっていうところで
自分の親の面倒は見れないなって思う方が
やはりいらっしゃるようです
ここは割とそうです
心が持たなさそうだなと思いますね
そうですね
だからこそのプロフェッショナルとしての
介護士というところで
こちらの代案を
そのような意見から作りました
どういう代案になっているかというところで
コピーから読みます
寄り添えるは技術だ
介護士というスキル
写真に映っているのが
30代ぐらいの男性と
40代ぐらいの女性が
介護士の服を着て映っている
これどういう意図があるかというと
おっしゃったように
自分の親を無償でケアするっていうのは
やっぱり精神的な負担が大きいっていうのと
介護人在外者がやるべき
訴求ではないというところで
ちゃんと介護士をスキルとして扱いましょう
寄り添える 助けられるっていうのは
素晴らしい専門技術なんだよっていうところを
お伝えしたということになっています
また実際に介護士になる方は
20代の人ではなくて
子育てを終えた40代が多いというところだったので
写真も元の広告は
20代の若い人になっていたのに対して
代案では40代の方を映しております
30:02
いかがでしょう
介護士というのをスキルとして
ちゃんと捉え直すっていう方が
介護士の人からしてみても
心地よいものなのかなとは思いますよね
ありがとうございます
そうですよね
元の広告って多分
介護士をスキルとして
専門職として扱っていない
ちょっと見下したような
雰囲気もあったのかなと思うんですけれども
そうですよね
それは娘が介護士だからっていう
そうですね
でも介護士になってほしいんだったら
やっぱり介護士ってこういう風な
いい仕事なんだよっていうのを
ちゃんと押し出さないといけないというところで
じゃあ介護士って何なのって考えた時に
資格が必要であったり
勉強時間が必要だっていうところで
技術だとかスキルだっていう言葉を
使ってみました
上のやつは介護士になれば
年老いても大丈夫だよっていう
言い方もできますもんね
そうですね
そうですよね
そういうことじゃないよねっていう
おっしゃる通りです
面白いですね
でも実際にその代案を出しつつも
きちんと本来のターゲットってここだよねっていうのも
仲間さんたちの中できちんと捉え直して
おっしゃったように40代の女性が多いっていうところも
そうだと思うんですけど
そういう意味だとむしろ
ちゃんとターゲティングできてるのは
こっちなんじゃないかなと思うぐらい
ありがとうございます
そうです 広告を出す時ってやっぱり
ターゲティングどうとか訴求の方法どうとか
消費者のインサイトがあって
お話になると思うんですけれども
そういうことを無視させてしまう
アンコンシャスバイアスっていうのは
やっぱりどんどんどんどん取っていかないと
広告効果にも影響を及ぼすなというふうに
考えております
ありがとうございます
多分クライアントの中でオリエンテーションで
あれなんでしょうね
若い介護士を増やしたいっていう思いで
多分上の広告に導かれたんだと思うんですけど
そこは私は気づかなかったです
ありがとうございます
なるほど
新規を広げたいっていう広告目的ある気はしますよね
ありがとうございます
それは私の盲点でした
結構ワークショップでは
広告が映す女性っていっつも若い
ほとんど40代以降が映ることってないんですよ
そういうのの方の文脈が強いのかなと
いうところで結構分析していたので
広告主がわざと若い女性を使ったっていうことには
全然気づかなかったので
これちょっともう一回
代案作り直してみますね
なんとなくですけどね
そうですね
若い介護士を増やしたいっていう狙いがあったから
こうしてるとは思いますけども
言い方よくないなとは思います
ありがとうございます
すごい研究な
最後ですよ
3番目は男性の広告表彰で炎上した案件です
何の広告かっていうと
ファブリーズのメン
ファブリーズメンという商品の広告ですね
これ動画広告なので
ちょっと口頭で説明させていただきます
男性が一人でエレベーターに入っていたところ
33:01
わーっと20人ぐらいの
オフィスの女性がガーっと出てきて
ファブリーズのメンが
ファブリーズのメンが
ファブリーズのメンが
わーっと20人ぐらいの
オフィスの女性がガーっと入ってきて
こういうふうにコメントを言っていきます
汗くさ!
なんか酸っぱい
ランチ焼肉食ったっしょ
その後タバコ吸ったなこれ
このまま取引先行くんですか
そうすると女性たちがガーっと
エレベーターの中から出ていって
最後にモデルの七尾さんがですね
これでファブリなさいと
で最後にですね
男の五大称種をクリーニング級称種
ファブリーズメンと言って
女性がこの一人の男性を
クンクンと匂っている表情があって
ブランドの写真が出て終わり
というような動画広告になっています
これは男性側の彼氏みたいに
不快ですね
そうですなかなか男性を写した広告って
炎上することってすごく少ないんですけれども
これは
男性側が
はい炎上のきっかけとなったツイートが
あったと思います
これはちょっとなんか恐怖訴求というか
強いですよね
普通に流れてたら見てると思うんですけど
炎上したって聞いたら
それはそうだなと
今思っているという感じですね
そうですねこれやっぱりポイント
3つぐらい大きく分けてありまして
一つが人のことをクンクンって匂ってるんですね
これはパーソナルスペースに入る
通常ではないコミュニケーションですから
不快感を起こすのは
もう本当に仕方ないことだと思うので
広告主はこういうところ
もし気を付けられればよかったなと思います
パロリーだとしてもですね
で二つ目が
結構女性が言ってる言葉が
全て悪口なんですね
結構きついんですよねこれ全部
汗草とかなんか酸っぱいとか
このまま取引先行くんですかみたいな
本当にすごい悪いことを言ってるんですけど
これを広告として作るっていうのは
多分背後にある思想としては
男性になら何でも言ってやっていい
っていう感覚が確実にあったと思います
確実にあったでしょうね
はい
そうです
そうなんだろうな
これはそれを感じますよね
そうですね
実際の社会でも男性は
旦那になら何でも言っていいとかって
多分家庭内であると思うんですね
そういうのを映し出してしまった
ジェンダーステレオタイプの広告なんじゃないか
というふうに考えています
これはそっか
これもジェンダーステレオタイプですね
そうですね
三つ目が
これも恐怖訴求っていうふうに
言われていると思うんですけど
おっしゃる通りで
結局男性の主体性がないんですね
女性がすごく悪口を言ってるから
いい匂いにならないといけない
っていう訴求で
これもすごくコンプレックス広告
恐怖訴求というような
よろしくない訴求の方法で
多分イギリスだったら禁止されている
広告だと思います
すごいな
これはね
36:00
だから男性が買われる方の対象なんだろう
男性が買われる方の対象
これを見て
自分もやばいかもって思って
買ってねってことだとは
思うんですけど
それもすごく
トラディショナルな訴求方法って
多分長年やられてきたと思うんですね
なんかこう
ほら周りの人が嫌がるからこうしなさいとか
周りからのプレッシャーを使うことによって
購買につなげるっていう
でも最近はやっぱり
人の気持ちが大切とか
主体性を持って購買したいっていう
消費者みたいな言葉が
社会学の文脈で言われるようになって
なのでこれ大案ですね
私たちが考えた大案では
何を大切にして作り変えたかというと
男性の主体性みたいなところを
大切にして作りました
どういう表現になるかっていうと
男性が自分で
人から臭いって思われるの嫌だな
でも疲れるな
どうしようどうしようっていう風に考えて
よしじゃあファブリーズ使って
綺麗になろうって言って
シュッとして
自信満々で部屋から出ていく
みたいな表彰だったらいいんじゃないか
っていう風に考えておりました
ただ私たちが大案を作る前に
実際にファブリーズの会社が
既にそのような広告を作っていて
なるほど
これを経て
これ炎上したのが2016年とか
結構前の広告なので
2019年とかにその文脈で
男性がいい匂いになりたいって
自主的に思って
シュッと振りかけて
自信満々で
人に話しかけるみたいな
表彰の動画広告が出ていたので
分かって
学んだんだな
炎上から学んでる企業は強いな
っていう風な印象を受けました
これは皆さんとしては
既に大案ができちゃったっていうケース
そうですね
これでもシチュエーションも
よくないですよね
サンドバック感ありますもんね
四方八方女性から囲まれて
スパイダーの
昨日何食べただろう
言われたら
シンプルにいじめです
シンプルにこれはいじめですよね
いやーこれはそうで
今回三つ
炎上した事例と
大案というお話いただきましたけども
やっぱり今回
中村さん来てもらうときに
まだまだジェンダー目線での
炎上っていうのが
日本においては目につきやすい
そうですね
その後は職業
それこそコロナの話もあったので
介護士の方とか
という話も
やっと出てきたっていうところはあると思うんですけど
これから多分どんどん
またいろんな視点での
炎上リスクっていうのが広がってきますよねきっと
そうですね
炎上っていうのはやっぱり市民の意識と
広告主の意識
価値観がずれているときに起こるものなので
これから市民が
いろんな多様化しているって言われますけれども
いろんな考えを持つ人
いろんな思想を持つ人が
39:00
どんどんどんどん増えていくっていう中で
広告主はどういうふうに対応したらいいのか
っていうのが
なかなか難しくなっていく時代なのではないかな
というふうに思います
中村さんの活動の中で
周りからの意見とか
事例に対してのご意見だったりとか
有識者の方々のお話を伺ったりとか
そういうところを踏まえて
市民広告展っていうところを
やられている部分も
やっぱりあるんですか
やっぱりです
市民広告展という
炎上した広告と
市民が考えた大案を飾る展示会を
2024年5月に
イギリスで行いました
1ヶ月2ヶ月くらい前
やっぱりそれこそ
不快に思うポイントだったりとか
人それぞれ違うし
そこをやっぱり
むしろ中村さんのアドランプとして
ナレッジとして
リスクの可能性
目となるものを
展示には
ポイントとしてあったんですか
おっしゃる通りです
私たちも過去50案以上
炎上した広告の改善案を
市民と一緒に作っていまして
やっぱりその上で
こういう広告ってやっぱり
こういう風に変えないといけないよね
っていうのが割と教科書的に
知見がたまってきたので
そこはクライアントさんにもちろん
提供できるっていうところと
これは主観の集まりで客観ができる
みたいな話だと思うので
そういうことが我々の強みになって
いい広告
消費者も広告主も納得できる広告
っていうのを作っていけれるのかな
と思っております
いい話がありましたね
主観が集まっていると客観になる
はい
やっぱこう炎上って主観だろって
皆さんやっぱ思うし
僕も思ってる部分はありますけど
おっしゃる通りです
それが集まると客観制限になり
それをちゃんと整理していくと
ガイドラインになっていくっていう
その言葉でいいなって思ったのが
ノイジーマイノリティだと思っている
彼らはサイレントマジョリティ
っていう言葉があるんですよ
どういうことかっていうと
炎上させてるのって主観だろ
炎上させてるやつただうるさい
マイノリティだろっていうふうに
見てしまうこともあると思うんですけれども
実はそれってみんなが思っている
不快なポイントだったっていうことが
よくあると思うので
おっしゃる通りでそういう言葉を
小さい声を拾っていくことによって
ガイドラインを作るであったり
市民広告をどういうふうに作ったらいいか
っていう知見を貯めていくっていうような
活動になっています
そっか市民広告5月やって
日本でもやるんですか
はいぜひ今企画をしておりまして
3つ企画をしています
1つがガイドライン作り
2つ目が市民が選ぶ広告書
っていう広告書を作ろうみたいな
市民が好きな広告を選ぼう
みたいなのを作ろうとしている
最後が市民広告展を作りたいな
というふうに思っています
これ共産企業を
集めて賛同してくださる
企業様であったり
42:00
制作会社の方々っていうところを
今集めている段階なので
どういうふうな形でできるか
いつできるかっていうのが
ちょっとまだまだ何とも言えないんですが
今年の秋とか冬とかにはできたら
いいんじゃないかなというふうに考えています
ぜひぜひ共産したいよ
こういうのに参加したいよ
っていう方はぜひぜひ
お願いいたします
そうですねこういうことに参加だったりとか
共産していく
ちゃんと炎上というものに向き合う
きっかけにもなりますし
むしろそういうところに
足を運んでおくことで
今の事例というか
自流もそうですよね
最近の炎上のトレンドとか
っていうのも含めて
キャッチアップできる環境に
仲間さんと仲良くなればなるってことですもんね
ありがとうございます
そうですね
イギリスで展示会をしたときも
スポンサー企業4社集まっていて
お金を提供していただいて
展示会をすることができたんですけど
そのスポンサー企業の一つが
イギリスで大炎上して
撤去された広告主と
ちょっと関わっていた
代理店の会社だったんですね
その方がどうしてこの展示会に
出資したいかっていうのを
スピーチで話されたんですけど
そういうふうに
間違いから学ばないと
私たちはいけないっていうところで
それが広告業界の責任だ
っていうところで
社会運動社会プロジェクトに
支援してくださった
っていうようなことがあるので
日本ではまだまだ間違いから学ぶ
炎上から学ぶっていうのは
結構利害関係があって
難しいところだと思います
実際に私が展示会やろうかなって思ったときに
元の広告案は出せませんって
言われたりだとか
そうですよね
出せないだろうな
イギリスで展示会を行うときは
どういう文脈だったかっていうと
学術上の引用と同じく
ただ引用しているだけなんですね
そういうのは大案の方なので
別にそこは本当に
英国の大学にもホーテラシにも
確認したんですけど
全然問題ないと思ってました
あとそれで炎上広告として出して
私たちを訴えるのって
多分企業的にもすごい気まずいですよ
確かにね
自分たちが間違えて
なお訴えるんだみたいな感じになっちゃうので
それよりは一緒に
炎上したけど
私たちは間違えましたと
でもそこから学んで
できればやっぱりそれが
良い広告社会
良い代理店の
方法論みたいなのを作っていくんじゃないかな
というふうに考えています
出せないですね
日本はまだ確かに
そうです
法的観点で言うと全然出せるんですけれども
やっぱり広告業界の方であったりだとか
展示会を助けてくれる人とか
話したときに
いやー元山出せないでしょって言われるのが
最近の悩みというか
そうですね
炎上してる部分だったりは
そうなんですよ
45:00
ありますけど
振り返らないから
どこにもナレッジがたまらないし
また炎上するリスクというのが
社会としても減らないよ
ということです
そうですね
絶対に一企業だけで
自分の会社の過去の炎上を
振り返るみたいなのって
結構勇気が出ないし
難しいと思うんですね
なのでそこに対して
お助けをするとか
したいなと思っているのと
あと炎上から振り返るって
すごい強いリブランディングになると思いますよ
そう思います
それがなかなか怖くてできない
というのが今の社会の風潮だと思うので
そこをしっかり私たちは変えていきたいな
というふうに考えています
面白い
ちなみにこれ言えたらいいですけど
そういう炎上に
前向きな企業ってどういう企業なんですか
日本では
どういう種なのか
日本の
会社の広告主側に
営業をかけたりとかしたことはあります
大体は若い人たちは
ぜひやりたいですって言います
社員の方々ですね
ただ上の方に持って行った時に
なかなか他の利害関係であったりだとか
リスクっていうことがあるので
お断りっていうような形になってしまう
っていうのが
定型かなと思います
なので上さえ
じゃあやってみようって一言
バッと言えば
大企業を学んで
いい代案を市民と作るっていうのが
できると思います
私はそれがまず大企業でバッとできたら
結構
社会で今まで広告に
拾われていなかった小さい声を
しっかり拾っていく
いい企業の証になると思うので
ぜひぜひ一緒に
やりたい企業様お声掛けくださいませ
すごい営業祭ごとになってますけど
でも本当おっしゃるとおりだと思います
ちなみに
この背景には
そうなんですけども
炎上から学ぶっていうことを
できないかっていうと
やっぱり炎上がリスクだっていう風に
恐怖だって思っているからなんですね
でも私たちは炎上は見えてなかった
インサイトというところで
炎上っていうのはなくならないし
学びの大切なリソースっていうところで
捉えているので
炎上を新しい声を
広告に入れる機会と捉えて
やっていければ
そういう空気を社会に作ることができれば
どんどん広告がクリエイティブで
どんどん社会にも
いいものになっていくんじゃないかなと
考えます
おだしょー ありがとうございます
すごい盛りだくさんなご意見
最後素敵な言葉で締めていただきましたけれども
そうですよね
結局はやっぱり現場の
若い人たちっていう言葉は
僕もあまり好きじゃないですけど
一企業の中での責任が大きい人が
やっぱりどうしても
炎上に対しては前向きではない
何なら触れたくない
そうですね
その気持ちも分かるんですけど
おっしゃる通りです
48:01
いろんな責任がありますから
やっぱりそこを決断するっていうのは
大きな挑戦なんだと思いますね
でも今こうやって
アドランプさんに
うまくコミュニケーションを取られている
会社さんって
早いねっていう感覚だと思うんですよ
周りからしてみたら
そこの視点に気づいて早くことしてるねって
でも多分ゆくゆくは
それが普通というか
リスクに関して
ちゃんとケアしている
考えているということは
当たり前になってくるというところで
言えば今ですよと
アドランプさんにこれなくすのは
今ですよというところだと思いますし
先ほど三つ挙げられてた
今後の展望っていうところで
市民が選ぶ広告賞とか
すごい面白そうですし
とっても優しい広告が
バーッて並びそうですよね
社会に優しい
そうですね本当に
その文脈でできればというふうに思っています
こういうふうに
今までは2019年あたりで
ツイッターで言われていたのが
クリエイティブのベテランの方々が
広告を評価するのが
広告賞の
トラディショナルなあり方
そうなると
広告のベテランがいいって思うものって
消費者からしたらよく分からないけど
ずれているっていうよりは
知識がないと理解できない広告が
選ばれるというところで
いいって思うものは
あまり賞に選ばれないみたいなことが問題し
コピーライターの方とかから
上がってきていたので
そこに対するアンチテーゼとして
ぜひぜひ作れられればなというふうに考えています
確かにそっちのほうが
世相をよく表している可能性も
めちゃくちゃありますもんね
わかる通りだと思います
これ楽しみだな
いつできるのかな
なるべく早くできてほしいですね
ぜひぜひ特急で進めたいと思います
あと広告の審査期間
1回目のところでも
お話をたくさんしてもらいましたけど
ここの期間が日本にできることで
より炎上のリスクに対するとか
多様性というところも踏まえて
そこに対する日本の意識が
ブーストするというか
他の海外に比べても
遜色ないような状況になるんじゃないかな
というところ
まずは広告からというところは
あると思うので
これも僕としては期待大な
広告の展望ですね
ありがとうございます
長く長く
意外とエピソード2は
アカデミックなところで
いろいろお話をもらいましたけれども
今回お話しさせていただいた
もし感想などあれば
伺いたいなと思うんですけど
本当にアドバタラジオで
こういう風に炎上の話
そこから学ぶという文脈で
話させていただいて本当に光栄です
なぜならばやっぱり炎上チェッカーという
挑発的な名前で活動しておりましたので
ちゃんと腹を割って話せなかったんですね
ただ
怖いですもんだって僕ら
そうですよね
それはもう私の責任です
責任だけは戦略通りでもありますもんね
51:00
そろそろ名前を変えますので
皆さんぜひぜひご応募ください
炎上チェッカーの炎上しない大案として
炎上チェッカーの新しい名前を
募集させていただきたいと思います
うちのメディアでいいんですか
お願いします
僕ら怖いんで
あの名前は
悪い名前だろうな
悪い名前だろうな
多分
多分
その名前は
チェッカー
炎上チェッカー
一緒に
一緒に
あの
炎上チェッカーの名前を
御紹介していただきます
はい
どうぞ
形でやっていくっていうところですねはいぜひぜひツイッターでローマ字炎上チェック で検索していただければ ptx にもあのたどり着くかなというふうに思っています
あれそれこそだって毎週木曜日あるんですかそうです 仲間ぞ帰りますよね近々
えっとイギリスとの時差が8時間なので私がランチタイムに1時間できるっていうところ でああなるほどそうですかそうです今年の1月からずっとやってます
オンラインではい詰まってって言ってどういう方がいらっしゃる 参加されるんですか結構今えっと広告業界外からがすごく
ああそうですかはいいいですねはい なのででジェンダー問題や社会問題っていうところに関心がある方も多かったんです
が最近はすごく広告業界の方が増えてきています へ
それは割と男女問わず女性が多いですねはい いやーこれでも今回のエピソードを通してやっぱ男性ももっと積極的にそういうところに
アンテナ貼っておくべきだし そこで女性の意見をきちんと聞くっていういい機会でもあるじゃないですか
ねそれこそ主観だ主観だっていう話もね 炎上て主観の集まりだろうみたいな話ありますけどちゃんとその主観をちゃんと聞くというか
生の声として聞く機会というのも 大事なところだと思うんでそうですね割とワークショップ参加した方々からこう
全然最初に炎上広告を見た時は何も思わなかったのに後から解説とか他の人の意見を 聞いて
その自分気づかなかった自分に恐怖すら感じましたっていうようなコメントをいただいているので もしお時間あれば1回来てみるとこういう人をこういうことを考えてる人が
いるんだなっていう間延びにはなると思いますね いやーというところであのまずはねあの広告炎上チェックあのこれ言うのが怖いんだよね
sns x 主体でございますのでフォローしてかつ赤間さんの投稿活動 アドランプとしての活動もぜひ皆さん注目していただきあの今注目しておけば
遅れることないので今だったらもう全然 チャンスです
本当にこのタイミングでちゃんとあのアドランプの活動を知ることで今 時勢としてあの炎上といってこう捉えられてるよという知るいい機会だと思いますので
54:07
ぜひ興味あればというかあの聞いてる人は絶対ですね 応援含めてアドランプさんの中アドランプの中村さんの活動を注力していただければなと
思いますのではいなんか最後メッセージあります聞いてくださいという方にメッセージが 最後あればと思いますが
はいじゃあ一つだけ今日本は割とこう人権意識とかジェンダー意識に対して意識が 上がってきたかなっていう過渡期だと思います
だからこそ炎上っていうのも多分多くってみんな何をどうしたらいいかわからない っていうのが現状なんじゃないかなと思っています
そういうところで大切なのはやっぱりこう 学び続けるっていうところだと思うのでぜひぜひ一緒にあの学び続けたいなっていう方は
ワークショップに来てください はいレストとして来てくださいましたアドランプ代表中村ホールデン
りかさんでございましたありがとうございました ありがとうございました
55:05

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