1. 広告を楽しむ『アドバタラヂオ』
  2. #101【CMから会社まで演出す..
2022-11-14 40:04

#101【CMから会社まで演出する監督】ゲスト:なかじましんやさん vol.02

なかじましんやさんの連載中のコラムはこちら!

アドバタイムス:「監督はCMの夢をみる」なかじましんや

https://bit.ly/3fz8ijr

みなさん、初めまして。アドバタラヂオ(AdbataRadio)と申します。

僕たちの番組では、広告に関わる出来事や出会いを通して、

数分や数枚の広告に一生懸命向き合っている大人達がいると知ってもらい、 広告を好きになってもらいたい、

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00:04
どうも、アドバタラヂオはじまりでーす。
砂原でございます。
富永誠です。
よろしくお願いします。
この番組は、広告大好きな二人が広告に関わる出来事や出会いを通して
聞いている皆さんに、広告に興味を持ってもらい、そして広告を好きになってもらいたい
そんな広告人学をお届けするラジオです。
よろしくお願いします。
今回はですね、早々にお呼び立てしましょうか。
はい、そうしましょう。
CMディレクターの中島真也さんです。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
前回に引き続き、お邪魔してます。
ありがとうございます。
前回は、砂原さんとの出会いの話だったりとか、中島さんのCMディレクター目指したきっかけの
お話をさせていただいたんですけれども、今回は101回目というところになりますが、
中島さんのお仕事の話を色々させていただければなという風に思っております。
ディレクター歴40年ということで、世の中とか広告業界ですね、さらに現場の変化というか
そういうところをこの40年の間で、色んな変化はたくさん見てきていると思うんですけれども
大きな変化というか、広告業界におけるというところでも
ちょっと真也さんが感じた部分を聞いてみたいなと思うんですけれども
おっきな話やな。
すみません。
おっきな話やな。
現場の変化というところがいいもん、悪いもん。
現場の僕の中で一番大きな変化は、スタジオの床がセメントになったことやね。
正直土やったからね。どのスタジオも。
それって映画的な時?
映画のためのスタジオを借りて
僕がヤングの頃は日活が多かったんやけれども
日活、大英、東宝ありますよね。小築もあるんやけども
あれやっぱり土のスタジオで掘るのね。掘らんとカメラが下から入れなかったりするわけ。
つまり掘れるわけよ。ものすごくローに入れるわけ。
とか池作れるわけ。
いろんなことができるので、土である必要があったんやけどね。
それが舗装されたというか。
基本的にまずね、小さなね。グラフィックのスタジオっていうのはセメントやったわけよね。
セメントっていう変化?コンクリーか。
コンクリーやったわけよね。
だからこのグラフィックのスタジオのちょっとでかい版みたいなのが2,3デッキ始めて
CMでも使うということができて
大きなところでは世田谷に109スタジオとかできて
それは僕もまだヤングの頃だし、デジタルなる前だったりしたんだけども
03:05
土じゃなかったですね。グラフィックから来たというかね。
いわゆるコンクリーのスタジオ。
そこから109目黒ができたり
各スタジオ、映画会社もスタジオを舗装したというかね。
していったりしてセメント化していったんやけども
だから今のヤングは土やった時代を知らんと思うね。
これね土がね、靴がよろぼれねえ。
それで今でもちょっとやるんちゃう?
情露で水まくのよ。ほこりせえへんようにな。
今でもやるよね。コンクリーのスタジオでも情露やるよね。
必ず水まきをやるということでね。
だからそこが僕は現場の変化として
すごいニッチなとこ行ったね。
大きい変化やね。
あとはね、そうですね。現場の現象的な変化でいくと
やっぱり女子の規律が増えましたね。すごくね。
このところ本当に数年で極端に女子が増えました。
やっぱりどうしてもね、力仕事のところがあって
体の強い屈強な若者が照明さんとか美術さんとかやっていたんですが
今ね、照明さんもすごく女子も多いし
撮影部とっても多いですよね。
美術も多いし、小道具のほうで美術の女子やってる。
制作部も女子が増えてきてますよね。
現場でカチンコを打つのは、専門のカチンコの打つ
制作専門職みたいな人が出てきているので
女子はどっちかというとプロデュース側に立つ形でね。
女性のプロデューサーも増えましたしね。
そういう意味では、すごく今回の現場女子ばっかりだなっていう現場も結構ありますよね。
そういうとこではなかった。
女子というと昔はスタイリストかヘアメイクが女子で
代理店の営業者さんにたまに居張るとか
あとは出演される方の女子はいたんですが
そういうどっちかというと野郎な現場だったところが
全然ここは性別関係ないような仕事になってきたというところは
いい意味であるよね。
そこは全然違ってきてるね。
現状面でいうとそういう見え方ですけども
変わらないところとしてはやっぱりその道のプロたちが結集して
最高レベルのものを作るんだっていうところは
特にテレビでのコマーシャルにおいては
ずっと守られてきていると思うんですよね。
だからクオリティーの部分で
映像は誰にでも作れるようなものになってきているし
専門の機材がなくてもどんどん映像を作っていくことができるからね。
06:03
映像自体の幅みたいなものは広がっていると思うんですよね。
土壌はどんどん広がっていると思うんですけども
その中のプロ中のプロが集まる世界として
映画もそうなんですけども
映画よりもやっぱりテレビのコマーシャルに
かけられる手間というものがものすごい大変なものがあるんじゃないかなと。
だから一番大変な、一番金をかけた映像を作っているのがCMであろうと。
CM100万円でできますよっていうのもあるんだけども
僕はやっぱりそれを超えたクオリティーを提供できるというのが
プロ中のプロたちの仕事だと思っています。
作っているんですよね。
そこは失いたくないというか
そこで作られたものっていうもの
一つ大きく言うと雇用を生んでますよね。
そうですね。
これは雇用を生むというのは
アメリカの映画がなんでこんなに世界中に行ったかというと
ちゃんと雇用を確保する産業になり得たからなんですよね。
だからやっぱり雇用を生むということは
国を豊かにさせるものであるので
これは大切なことであるし
しかもそれが面白い仕事であるということを伝えていければ
これはなくしたらあかん。
もうそんな金なんかかけなくていいから
みたいなことにしたくないなっていうのはあるんですけどね。
そんなところでやっぱり今でも
技術を持ったプロたちが
自分の技を投入する場であるっていうのは
テレビコマーシャルの現場の変わらない部分じゃないかな
というふうに思いますけどね。
それだから現場レベルでの話ですけどね。
ちょっとそこの現場レベルというか
そこの話であれなんですけど
担当されているサントリーのイエモンであるとか
リクルートのエアペイとかエアワーク
前者は僕の知っている限りですけども
どちらかというとベテランスタッフ
リクルート、エアペイ、エアワークは
どちらかというと若手中堅というか
が関わっているという
僕の中でイメージがあるんですけども
その若手であろうがベテランであろうが
っていうのはあると思いますけども
ディレクターとしてそこを意識しているところってあったりするんですか
関わり方ってあったりしますかね
相性っていうのがあってねカメラマンっていうのはね
技術レベルのことよりも
どういう相性があるのかっていうところでね
この人とやってるとしっかり意思が伝わりやすいし
っていうのがまず第一ですよね
今言うてくれたけども
リクルート、エアペイについて言うと
秋田カメラマンって言っても長年
宇宙人ジョーンズを撮ってるベテランだし
エアワークについて言うと阿藤さんっていう
09:00
中島哲也と映画を撮ってたぐらい
僕よりもだいぶベテラン
強いて言うと家紋が
しげもりさんだから
どっちかって言うと若い
経験者が多いですね
ただ最近そんなに
予算がふんだんにあるっていう仕事じゃなくて
ちょっと新しくやっていきたいっていう仕事が来たりすると
若手を起用して
これからの仕事っていうのは
いかに若手とやるかだと思うんですよね
若手のプランナーであるとか
若手のスタッフ
カメラマンにしても照明さんにしても
若手におっさんの姿
英括弧すると
俺の背中を見せなあかんかなと
胸を借りてたわけですよ
だから今度は僕胸を貸す番で
若手たちに何かきっと
学んでくれると思うんで
できるわけじゃないんだけども
やっぱりやってきたなりの経験によって
培われた一つの
いいものを作る知恵とまでは言えないかもしれないけどもね
現場を楽しくしていくための方法論
現場がいい現場になって
みんなが幸せになるための方法論は
僕は極めてきたつもりなのね
僕、作品ができてもみんなが不幸やったらあかんと思ってんのよ
僕のあかんとこやねんけども
ちょっと作品のクオリティが落ちるかもしれないけれども
人を傷つけてはいけないと思う
スタッフを傷つけたくないのよ
お前この野郎帰れとスタッフ答えた
クオリティを上げてもあかんと思うねん
だからクオリティちょっと我慢やけども
やっぱりみんながしっかりと自分をやりきれるような状況が好きだから
そっちに持っていくようにしたいのね
だからそれがね自分の弱いところでもあるんだろうけれども
やっぱり現場
これ雇用を守るってさっき言ったけども
本当に現場に集まる人みんながね
ああやっぱり新屋さんの現場最高やわという風に
言ってもらうようにしたいっていう40年間だと
だからそれを今までの人たちはわかってるから
そうじゃなくて青いプロの人とか
TYOの人とか
まだまだ僕の現場の正体を知らない人に
これはね伝えていきたいなという風に思ってるわけですよ
それは僕のこれからの仕事だろうなと
どこまでいけるかわからんけれども
どんどん若手とやって
やっぱりこの仕事ってすごい良い仕事なんだなと
人を幸せにする大事な仕事なんだなということを伝えていきたい
それが僕の今のキャスティングスタッフィングの
一つの基本にはありますよね
12:04
長年やってきた人で生活が苦しい人にも仕事出さなあかんから
バランスがあるけどね
しばらくやってへんなーと
ちょっと出したらな
ひもじ思いしてないかなということもあるけれども
大きく
この新しい中島新屋オフィスを立ち上げた
一つのキャッチフレーズじゃないんだけども
みんなと幸せになる
中島新屋オフィス
みんなとなるっていうのがね
みんなを幸せにするっていうのは言えないけど
みんなと幸せになろうよっていうことは
若手たちが一番僕は頭の中にあるわけですよね
それこそ3月に
一番最初にプロダクションマネージャーやられた時に
どこが飛びかっていうのは時代じゃないですか
そこを経て
ご自身でやって40年間やられてて
やっぱり現場の調和が取れている
現場の人間が生き生きとしているというか
すごくその現場が好きな人っていうことが
集まりだとするとね
そういう人の集まりだとすると
みんな自分の持てる力を発揮するやん
逆に言うと自分もちょっと無理したりもするのよ
この現場好きだから
俺ちょっと頑張れるっていう風な
それがいいよ
さっとやってさっと変えろっていう風な現場だとさ
やっぱりみんなの持ってるポテンシャル引き出せないから
結果やっぱりクオリティを上げていると思うねんな
だから僕
賞を取るとらへんじゃないけども
作品のクオリティがあるレベルで
より落ちてないのは
現場の力が結集されているからということで
間違いないと思うな
そこを考えると
現場をディレクションしているっていう感じ
そうやね
現場の顔色を伺ってるって言いますけど
そう
現場がどういう顔色か
現場がちょっと青ざめてたらダメだなとかね
そうですよね
現場がみんなにこやかだなっていうのは
僕が目指すところなんでね
そうか
そういう
もう一回しんやさんと
立て込みの前の日に
お茶を一緒に飲んでいて
これから立て込み見に来るからついてこいって言われて
しんやさんが来るまで立て込み行ったんですよ
立て込み
それでバーって見て
そしたらその時の美術スタッフ
いろんな人たちが中島さんって来た瞬間に
ファーストの人たちが
これでいいですか?って言うのがポンポン来るじゃないですか
それをみんな人民大道みたいにバーって
オーケーオーケーオーケー
オーケーって言って
じゃあほら明日って言って
そんなかっこええか
どんなかっこええんだろうな
待ってましたですよねみんな
みんな待ってました
15:00
いいやいいやいいや
オーケーオーケーって言って
ほらよろしく
でも基本的に自分が起用してる人は信じるよね
その人をやっぱり信じて
その人がやりたいことをやってもらうようにする
だからすごくディレクターによっては
自分の考えが確実にものすごく固まってて
そこにみんなを完璧に合わせていくっていうやり方をする人もいるやん
僕はみんなが何出してくるかなっていうあたりを
この玉ねぎはどんな味出しよるかな
こういう甘みが出てきたな
じゃあこの甘み生かそうみたいな
それでバランス取ろうみたいな
玉ねぎお前甘み出すなよ
玉ねぎこれ塩漬けにしとくわ
お前から甘みが出てきたらぶち壊しや
そういうクリエイターもいるやんか
その人の持ち味が
その人の持ち味が
持ち味を一切無視して
とにかく自分のパーツとして働かせるっていうことでは僕はないね
それなんでかというと
ペーペーから始めたからやろうな
もう天才少年からスタートしてたら
俺天才やから俺の言うこと聞いたら上手いこといくよ
っていうようなことではなくて
これどうやったらいいんですか
これ照明ってこんなに時間かかるんですか
なんでここにライトがあるんですか
入門したからやね
現場に入門していったから
みんながこうやって教えてくれてきて
みんな教えられてきてるから
そんならやっぱり
僕の師匠がボコボコにする人やったんです
スタッフを
だからそうするとみんながやる気なくすんだと
いいのができないんだなって思って
そうすると
いいのを作るためには
みんなが気持ちよくならなければいけない
というのはその人の能力とか力を信じてね
基本は信じて
聞くけどね
こっちをこういうふうにしたんだ
こういうふうにしてみたほうがいいかなと思ったんです
なるほどなよしそれでいこうっていう形が多いよね
全部やね
そうすると
みんながやる気なくすんだと
いいのができないんだなと
こっちが多いよね
全部やね
撮影の現場だけじゃなくて
音楽にしてもCGにしてもこういうふうにしてみた
CGなんかはさどんどんいうことで変えていけるじゃない
現場っていうのは
ある種一発勝負的な一つの部分もあるから
そこでどうするかね
あかんアウチやって思って
やり直しますって言われへんやんか
黒沢明さんじゃないんだからさ
だから
その現場に育てていただいたから
現場には恩返しをしないといけないっていうのが
僕のね
美しい心の持ち主やなほんまに
18:00
それこそさっき信頼するって話あったと思うんですけど
あと若手にチャンスというか一緒にやっていく機会って
その二つ結構
愛入れない部分も若干あるかなって思うんですけど
若手がやってきた場合は自分で責任を取らなあかんよね
こいつにやらせようっていう暴霊の
逆に言うと若手には気を使わずに
何々くんこっちはもう絶対それじゃないからこっちにして
分かりましたじゃあそうしますっていうふうに言いやすい
自分の思ってることを全部言える
それが別に命令とか
じゃなくてちゃんと指示として言えるっていうのがあるよね
巨匠やと言えないよね
いやいやちょっとちゃうと思うんですけど
とか言って何とか言われたらあれだから
でもそんな人とはやらないけど
ただやっぱり若手の方が自分
頭の中にすごいはっきりある時は若手を使った方が
例えば無茶苦茶なね
この前もやってんけどもトップカットで無茶苦茶なカメラワーク
向こうを向いてたのがずっとクレーンで上がって
こっちに向いてた人に向かうっていう
2秒でみたいな
これはベテランはやらないと思う
でもちょっとやったことがないことなんかは
若手と一緒やったらこれはもう自由研究みたいなもんやから
一緒にチャレンジしていけるということで
若手を起用してその時はこういうふうにしたいのよ
というふうなことを若手の方が
全部自分のやってみたい
実験してみたいことは言えるよね
なおさら素直さみたいなのが若手の方と一緒するときに
相手が
そうやね変な若手とはしないよね
変な若手はしない
でも変な若手はすごい才能のある若手だったら
全部やって教えて
俺全然わかんないからこれって
若手のカメラマンの人だったら
深夜さんと一緒にパートナーとして
その時に一緒にやるってことがわかったら
めちゃくちゃテンション上がるじゃないですか
上がるかプレッシャーがね
その時に深夜さんがどういうことを自分に要求してくるのか
っていうのも期待されてるなっていうのも
ちょっと関係するんですか
感じるしやっぱり若手なりに
こういう風にした方がいいかなと思って
ちょっとここであえてレンズ変えてみたんですけど
ここはレンズは変えない方がいいなっていうことで
やり取りがちゃんとしてるよね
ここはドーポジっぽく見えた方がギャグされるなとか
そういう感じで経験値で
経験値であえて強調してカメラレンズ変えましたって
面白いなとそういう発想もあるよなって
ちょっとやってみようかと
やってみてやっぱりだいぶ画角変わるからな
21:00
っていう話はしていくということで
どんどん若手から出させるようにしてますよね
なるほど
そこで全部深夜さんがこれまでの40年間のやつを
ビシーッとそこで言ってたら
もしかしたらシンプルにスッってなっちゃうかもしれないけど
この通りやれっていうことじゃなくて
分からん機材もいっぱいあるしさ
最近なほんまに
音楽とかはさ
分からんこといっぱいあるから
教えてって
これどうやんの?
どういう感じが今流行ってんの?みたいな
全部聞くよね
なるほど
質問ないところだけ伺いたい
中島さんのCM制作における一番好きな時間って
どの時ですか?
演出考えてる時とか
スタッフと打ち合わせしてくれる?
一番幸せを感じるのは
撮影終了後だよね
やった終わった
撮れた
撮影の現場の終わり
現場の終わりとりあえず
これ素材は頂戴したと
編集は何とでもなるから
何時間の間にプロが集まって
その終わりの瞬間は何年やっても何十年やっても
ピッチャーが感動した瞬間とちゃうか
感動がちの瞬間やと思うわ
それは毎回嬉しいし
そこに向かってみんな進めてるしね
その喜びを共有できることを目指してるから
お疲れ様でした
最低だったよとか言わせない
やっぱり監督
一番みんなを幸せにするのは巻くことやね
早く帰れみたいな
俺の巻きは有名みたい
聞いたことあります
トンネルズさんも最初のCMの時に
中島さんがむちゃくちゃ巻いて
帰りにマネージャーさんに
監督にならせて
巻いて悲しむ人はそんなにいなくてね
演者さんもね
だからといって妥協してるわけじゃないんだけど
ただずっとやることはできるよ
ずっと粘ることはできる
でもここはどれだけ見切ってるかだよね
そのカットの目的をね
永遠にやることはできるし
でも沈るとかは永遠にやらないと終わらないよね
あればっかりは人の言うこと聞かないからね
だからそれが
監督として一番喜びというか喜びじゃないか
24:00
自分の実力が出るなっていう瞬間
集中する瞬間っていうのは
やっぱり演出コンって書いてる時だね
そこで頭の中に設計するから
頭の中の設計図が書き上がっていくっていう時やね
そこできっちり設計図が書き上がると
現場は迷わずできるから
演出コンテにはもう曖昧な部分残さないという形でね
演出コンテ書きの時間を確保してる
できるかどうかがね
そこはもうスケジュールの話ね
そう今一番大変なとこやね
でもすんか応信で今はさ便利でさ
もう書く時にさ机がいらんからさ
iPadで書けば
iPadで書くともう電気もいらん
電気もついてるからな
どこでも書ける
これはどこでも書けるなっていうのは
書く時間が最大限奪われた
社長やってた時
移動の車で書けるわとか
iPadやったら書けるわ
紙いらん
そういう便利になってるから書くね
今日も持ち歩いてるけどもね
暇があったら書いてあると思ってるけどもね
あと次は携帯でどんだけ書けるか
次のチャレンジしてですね
チャレンジ
待てよと
僕と書きは活字で打つんですよ
と書きはちょっと待てよ
携帯のワードで打ってそのまま
クラウドに入れたら
iPadで呼び出したらそのまま
レイアウトすれば使えるなと
よし
と書き書く書けるわと
もうDX化忘れてる
演出家のDX化がもう
だから考える時間を使うために
ITが僕を助けてくれてるっていう
生で書く時間を演出すると
ものすごく便利になってますよね
なるほど
知恵を絞る時間が増えてるというね
いい意味でDX化が進んでるんちゃいますかね
なるほど
ベテランの方に話を聞くと
やっぱり紙がいいよねとか
ちゃんと筆筆した方がいいよね
っていう話も聞くんですけど
積極的に中島真也さんが取り入れてるよ
やっぱりデジタルも悪いもんじゃないかなって
やっぱり今真也さんは現状だけど
忙しいからその時間を見つけて
それをするために時間を作るんじゃなくて
移動してる時にそのDXによって
それができる時間を演出できるっていうか
その通りなのよ
すごく考える時間が欲しいやんか
27:02
もうね応援してるやつの演出コンテ見して
めっちゃ嬉しい
DX化してもね紙と変わらないね
はいはいはい
絵自体はほら
絵と文字はこれもあれですね
なるほど
こっちだけと書きは活字で歌うがみなさんにも間違いない
こういうこともできるしっていうね
だから演出コンテとしては
手書きの時とそんなに変わらない
表紙も手書きとして
普通にこういう風にあんまり変わらないんだけども
僕はここにこんなの貼れたりとか
それとあとこれをクラウドに入れておくということで
結局どこでも引き出して仕事ができるということですよね
なるほど
制作部が後で足した演出コンテいただいて
多数要素を全部やってらっしゃる
要素
だから制作部からの修正とかも
もうあっという間に修正出せるデータがあるからね
なるほど
修正ができるようになったっていうのはすごくいいことで
前は書き直したくなかったから
言うこと聞かなかった
いや俺それよくないと思うよ
またゼロから書き直して
コピー取って
ハサミで切ってスプレー糊で貼って
と書きも書き直して
切り張りをしていいかなと思って
それやるのは嫌やからやって
言ってたんやけど
今は全部自分で
もっとこういう風にしたほうがいいなって
すごく柔軟に対応ができるっていう意味では
面倒くさいからやらないっていうのはなくなった
よくないからやらないっていうのは当然あるけどね
そういうディエクサが可能
エンスコンテを書く時っていうのはすごく頭使うし
自分の設計図として
ほとんどエンスコンテって変わらないですよ
だから僕は仕上がりが
つまらないっちゃつまらないけれども
現場で突然変なものが出てくるっていう確率はすごく少なくて
やっぱりそれは長年やってて失敗してるからやと思うんで
こうすると失敗するのか分かってるから
だからこうやってどんな状況になっても
こうは成立するなと
成立っていうのは広告としてではなくて
やっぱり見る人をちゃんと喜ばせられるかどうかだけどね
だってこれはまた後で話すんやろうけどもね
今の広告って作り方がちょっと変わってきてるからね
僕はやっぱり正直CMは作品やと思ってるし
30:03
作品を見てもらうエンターテイメントやと思ってるし
エンターテイメントによって楽しんでもらう
そして好きになってもらうためにあるんであって
物が売れればそれでCMの役割は終わりではないと思ってる
そこが大事な話としては
またお祝い話でいけると思うけど
さっきディレクションの話も含めての話だと思うんで
会社のこれまでの専務副社長社長ってことを歴任されていて
会社の経営者としてのディレクションと
あとCMディレクサーとしてのディレクション
おのおの明らかに違うと思いますけど
経験されていて
共通点ってあったりしますか?
そこの経営のディレクションと
広告のディレクターとしてのディレクション
共通点ありますか?
一番共通だなと思ったのは
やっぱり代表取締役社長になった時ですよね
それまで副社長
うちの会社っていうのは
代々ずっとワンマン経営者
スーパー創業者がいて
それを率いて
ワントップで作ってきたっていうことがあって
今はそこを変えなきゃいけないんですけど
チームで経営するというよりも
すごい経営者についていくっていう感じだったわけですよね
だから僕もついていきゃよかったと
取締役という一つの肩書きを持っていながら
そこで実際経営をみんなでやっていたかというと
そうではなくてついてきたんだ
っていうのはあったんですよね
ところがやっぱりその実際
代表取締役社長になってみると
自分がやっぱり一つの全体を
本当の意味で経営していかなきゃいけない
僕は数字をやってきたわけではない
プロデューサーではないですかね
読み書きソロ版はできないわけだ
読み書きはできるけどね
例えばMBAを取っているわけではない
経営の勉強をずっとやってきて
経営の勉強をずっとやってきたわけではない
だからこれは僕にできるのは
会社の演出だな
ディレクションだなと思ったんですね
特に会社がとても苦しい状況にあって
社員たちが元気をなくしている時だったので
僕ができるのは
行ってみればスタジオの空気が
淀んでいるという状態だったわけですよ
辛いことがあって
会社全体をスタジオというふうに思うと
いろんなところ
ここの部署
照明さんが文句を言っているぞ
ここダメだなとか
美術さんが何か知らないけど怒っているな
これダメだなとか
いろいろ全部署がうまくいかない
全部署がうまくいって初めて
いい作品ができるじゃないですか
それをずっとさっきから言ってきましたけども
33:01
会社をそういうふうに見立てるということは
すごくありましたね
会社全体の中でどう見ていけばいいのかということで
すごい近い
会社のディレクターなんだということで
だから僕はそういった形での
経営者になれるというふうに思ったんですね
僕の右腕の副社長が
東京大学を卒業した後に
マサチューセッツ工科大学を出ている
超スーパーエリートで
僕のこともすごく好きなんで
この片腕がいたら
俺はディレクターをやって
こいつがプロデューサーをやって
彼は会社のプロデュース
僕は会社のディレクションをやっていけば
バッチリだなというふうに
思うことは思ってたね
認められたかどうかは知らんけど
それはそういった形で
ディレクターとしての立ち方というものは
社長在任時代は
意図的にそういうふうに思いましたね
なるほど
会社をスタジオとして見立てるというのは
ディレクターとして
ちゃんとさばいてきたからというのがあるから
会社としてもそれを見立てられたというか
そうだね
僕のディレクションのやり方が
現場全員が幸せになるようなことを
ずっとやってきたから
俺の才能にみんながついてくるという
やり方はしていないので
みんなのことを気遣ってやってきている
というつもりだったので
会社も同じことだなというふうに思った
なるほど
だから社長になってしばらく
まだ緊急事態宣言とか出ていたからね
普通社長さんって色々さ
ご挨拶回りとか
そういうのは行けなかった
行きたくても
向こうのほうで
また落ち着いたらにしてください
という気を意思したわけね
僕何をやったかというと
まず分かってはいるけども
各部署は一体どのようになっているのかな
ということで
まず会社の各フロア
いろんな事業部があるよね
に回って社長になりました
よろしくこの社長です
ということをやっていき
あるいはナショナルスーパーマーケットに
社長になりました
色々別のビルに分かれている部署に行っては
社長になりました
改めてオムニバスジャパンに行っては
社長になりました
ということでみんなに
とりあえずスタッフを全部見る
こういうスタッフィングになっているな
ということで
だから今僕が退任しましたけれども
オムニバスの社長なんかはね
それまでは
こういうディスカッションできなかったけども
本当に僕が社長をやっているときに
ディスカッションをして
僕が社長をやっているときに
ディスカッションができるという
だってスタッフ打ち合わせをするからね
だから経営会議というのは
スタッフ打ち合わせであるべきだなと思ったから
この部署はどうなの
36:00
上からお前はダメだ
お前はダメだと言うのではなくて
どういう感じでやっていくという話で
こういう風にやろうと思います
面白いねやってみようよという話をしていく
経営の会議はスタッフ打ち合わせという感覚で
やっていくというのは
非常に社長業とディレクター業があるんです
つながっていたということやね
すごいですね
そこは珍しいパターンではないかな
そうですね
僕が大好きなプロダクションの社長としては
葵の仲間になった藤原さんみたいな
あの方はプロデューサーとしての目を見て
あったと思うね
やっぱり一つ大きな意味で
数字が見えていたと思うし
彼の営業的な人徳みたいなものがすごくあって
みんなを愛することができていて
素晴らしいことだと思う
僕はディレクターだったから
ディレクターとして
でもすごい電子計算機を携えていたわけよ
片腕として
右腕としてね
だからね
そこのところはね
今改めて
そういう質問を受けてみると
ああそうだったなということで
思いますね
なるほど
そういうことをやっていたのかな
そういう意味で
すごい貴重なお話になっていますね
いやいやそんな感じやわ
スタッフ打ち合わせなんですね
経営会議は確かに
いやほんまにスタッフ打ち合わせですよ
各スタッフでさ
えー何やってんの美術どないなの
いや全然お金が足りません
とか言ってるわけよ
同じことやから
たまんないっすよ
いやうちの部署は全然もうだめです
いやこのままではもう崩壊です
とかなんて言われても
そしたらどうしようかというふうに
考えるのが
そうせな会社全体としての作品はできへんやん
そうですよね
そういうふうな思いやったな
って聞かれてわかるわ
そうですね
残念ながら撮影終了がない撮影ですね
うんそうやね
終了がない
終わりがない
でもまあ一応その1年1年のね
キッキでのあるんですけどね
はいはいはいはい
いやー
ちょっと僕も聞きながら
確かにそうだなと思って
いやだからおかげさまで
結果は出ました
僕の在任中で利益上がったみたいで
そうですね
それよりも何よりも
みんなが元気になるこっちゃね
うん
それが僕の最大のミッションやったと思うから
それは
ギターを抱えて
社内放の拍子になったりとか
しながら
そうやってですね
みんなにですね
喜んでもらうためにですね
うん
頑張りましたよ
いやー
ありがとうございます
いやめっちゃ勉強になるな
現場のお話から
会社のお話も含めて
伺ったんですけども
ちょっと1回ここで切らせていただいて
39:00
はい
最後ですね質問コーナーとして
はい
来てる?
はい来てます
なんでも答えますね
というところで今回1回切らせていただきます
楽しみにしたいわ
ありがとうございます
いつも聞いてくださってありがとうございます
アドバタラジオは
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