地域課題の解決に向けた取り組み
ビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今週も一般社団法人Club Support代表理事、プロビーチバレーボール選手である渡辺周馬さんにお越しいただきました。
渡辺さん、どうぞよろしくお願いいたします。
今週は、渡辺さんが代表理事をやられている一般社団法人Club Support、こちらで行っている地域課題の解決の取り組みを中心にお話を伺いたいと思っております。
さっそく、一般社団法人Club Support、この会社をつくりになって独立されたということですが、この事業内容というか、ここでどういったことをやられているのかお聞きしたいと思っています。
今、我々がやらせていただいている事業としては、特に中学生の部活動というのが、これまで自治体とか学校の先生が運営指導してきたものが、もうどんどん学校とかから切り離していこうという地域以降、地域展開というものが起こっているような状況なので、
そこに対しての支援というところだったりとか、それをする上でもともとあるクラブチームさんの体制を強化するというようなことをサポートさせてもらっている団体になっています。
なるほど。具体的に、どこかのいろんな行政さんがそういう取り組みをやりたいときに、渡辺さんがどんな手を差し伸べているんですか、今。
エリアによってもお悩みって結構違ってたりするので、場所にもよったりするんですけど、例えば指導者さんをどうやって集めたらいいかというお悩みを持たれているところに関しては、
まず市民の皆さんにこういう地域以降が起きていて、指導者を集めているんだよという知ってもらう機会を僕たちの方で作るプロジェクトを作ったりとか、
あと一番大きな課題と言われているところに関しては結構資金問題、お金の問題というところは各自治体さんが悩まれているところがすごい多かったりするので、
そういったところに対してスポンサーの企業さんを僕たちが集めさせていただくというようなプロジェクトを作ってご支援をさせていただいているような状態です。
なるほど。いろんな自治体さんがあって、自治体ごとに地域に移行させるための受け皿をまず整備するということなんですね。どうやってやってるんですか。
平日部活動を残しながら、そのタイミングは外部からシンプルに指導者さんのときに呼んでくる。
土日に関してはクラブチームを作る、もしくは元々あったところを受け皿にして、そこで練習をする。
ファイブリッド体制みたいな形でやられている自治体さんも結構今多かったりするので、そこに平日に呼んでくる指導者さんを集めるというところもやらせてもらってますし、
その土日の方のクラブチームですね。このクラブチームさんの運営体制のご支援をするということも両方やらせてもらっているような感じです。
例えば親御さんというか保護者さんから見て、健全な組織で健全に運営されているというのが大前提になると思うんですけども、その辺の配慮というのもどうなんでしょうか。やはりされているんですか。
そうですね。どちらかというとこれまでは学校の先生という信頼できる方が基本的に指導するというのが当たり前ではあったので、それが当たり前じゃなくなってくるというところが大きな問題、課題かなとは思うんですけど、
もちろんその指導理念だったりとか、学校のこういう風にしてほしいという持たれている理念というところがあったりするので、そこをいかに僕たち間に入らせていただいて指導者さんに浸透させていくか、守ってもらうかというところはまだまだ強化しないといけないところではあったりするんですけど、僕たちも取り組んでいるテーマの一つかなと思います。
大元は教職員の方の労務環境を改善しようとか、そういったこともあったと思うんですけども、それによって部活動をなくすんではなくて、外出しをしていかにそこをまた活性化させるかということの取り組みになるわけですよね。
今渡辺さんの方でクラブサポートで取り組まれている自治体さんで、いくつか成功事例があったらちょっとご紹介いただきたいなと思うんですけど。
ありがとうございます。僕の出身である岐阜県のゲロシさんの事例がすごいいい事例かなと思ってまして、もちろん指導者さんへのご支援というか講習会という形で新しいノウハウをどんどん僕たちを使っていただいて届けていくというところもやらせてもらってますし、
あとそれこそスポンサー企業さんもここも先ほどお伝えした通り集めさせていただいて、中学生も800人ぐらいの自治体さんなんですけど、Tシャツそれこそ部活だったりとか体育とかで着ていただける昔の白のTシャツだったと思うんですけど、あのTシャツにスポンサーさんのロゴが入っているようなTシャツを全員に無料で配らせていただいたりとかっていうのをやらせてもらってますね。
この受け皿というのはそのゲロシの中で渡辺さんの会社が交渉して作ったりとかしてるんですか?
部活の受け皿なんですけど、そこは元々教育委員会さんとスポーツ協会さんとかが作られているところがあったりするので、そこをちゃんと受け皿になっていただいて、そこに対しての僕たちも追加の支援をしていくっていうような体制でやらせてもらってます。
今仕組み自体はうまく回っています?
そうですね。もちろんもっと解決したい課題とかたくさんあったりはするんですけど、ちょっとずつご協力いただくスポンサー企業さんも増えてきて、そうすると子どもたちとかお子さんにもご提供できる内容も増えてきたりするので、少しずつ前進していっているんじゃないかなとは考えてます。
そうなんですね。スポンサー企業さんも協力いただく方たちも課題というか、それも真剣に受け止めていただいて、やったら協力するよというようなお客さんがほとんどだと思うんですけども、どうですか?セールスに行かれて。
部活のそもそも地域移行を知らない方の方がやっぱりまだ多くてまず。これから外部、地域に展開していくんだよっていうところを知っていただいた上で、こういう課題が生まれてきてますと。それをお話しすると、もちろんそうだよね。これまでボランティアで学校の先生がほぼやってきたんだから、それはお金もかかってくるし人も足りないよね。
もちろん僕たちもその自治体さんに対して足りないところをご支援させていただくんですけど、それだけじゃやっぱり足りないですと。こういった企業さんもスポンサーになっていただくことで、そこに対しての課題が解決できるようになるので、ぜひやってもらえませんかというところで、もちろん背景というか状況をしっかりご説明させていただいた上で、契約いただくというケースを目指してやらせてもらってます。
成功事例の紹介
先ほどゲロ市の話が出ましたけども、サポートしていただいている企業というのは地元の企業に限られてくるんですか?
それが全然そんなことなくて、もちろん地元の企業様もご支援いただいてたりするんですけど、全然県外の企業からゲロにご支援いただいているケースもありますね。
そうなんですか。こういったお客さんというか、理解のある企業さんが集まれば、中学校の部活動がどんどん盛んになるなというふうにはちょっと思いますけども、先ほどTシャツの話されたじゃないですか。あれはスポンサーメリットということになるんですよね。
はい。やっぱりスポンサーさんの、もちろんご協力いただいたからには何かちゃんとお返しをしないといけないというところ。これはちょっと僕がアスリートやってるからこそ自分でスポンサー集めてるっていう経験があるからかもしれないんですけど、ただ出してもらうだけじゃなくて、やっぱり継続的に支援してほしいし、このスポンサーをしたことによってよかったねというふうに思っていただきたいので、そこに対してのお礼という意味も込めて今回Tシャツというところにロゴを掲載させていただくということをやらせてもらいましたね。
なるほどですね。ちなみにTシャツ以外に何かその企業さんにやられてるってことはあるんですか?
はい。僕たちのSNSで投稿させていただくっていうところもそうですし、あとはそのTシャツの配布と一緒にそこの企業さんのパンフレットだったりとかチラシとかも含めて一緒に配らせてもらうっていうことは昨年でやらせていただいてたりもするので。
なるほど。
自治体さんとご相談させていただいた上で、これならできるねできないねっていうところを相談して決定して実装させていただくっていう流れでやってます。
サポートする企業さんにとってもこういった情報はCSRの活動で自ら情報発信されたりとかそういうウィンウィンの関係ができてるんでしょうねきっとね。
はい。
なるほど。分かりました。この仕組みが作られて、ギョロシに実装されて、今動かれてるわけじゃないですか。教育者さんであったりとか保護者さんの反応、評価というかその辺はいかがですか?
そうですね。まず子供たちで行くとそもそもそういうスポンサーが入ったTシャツ今まで着たことないからめっちゃかっこいいとか素直に喜んでいく。
それこそ贈呈式、僕直接行かせていただいて、代表の子供たちに直接手渡しで渡させてもらったんですけど、やっぱりそういう声は直接聞けたのでまずそれはすごい嬉しかったなと思いますし、
Tシャツとかもやっぱり今各チームでそれぞれ用意するっていう形になったりするとやっぱり保護者の方のご負担がかかってきたりすると思うんですけど、そこのご負担っていうのもヴィタルなものかもしれないですけど減らすこともできたのでよかったっていう声とかも保護者の方々からいただいてたりするので、
もちろんこういうのは継続してやりながら、さらにいろんな悩みをちゃんとそういう保護者さんとか首都市さんから聞いてどんどんいろんなご支援していける内容は増やしていきたいなっていうふうに今頑張ってます。
地域課題の解決への取り組み
自治体によって違うっていうことをおっしゃられたんですけども、ただ共通して言えるのは受け皿とそれから資金、コストの問題が両面あると、そこに今アプローチをしているということですね。
わかりました。ありがとうございます。
今週は一般社団法人クラブサポート代表理事、プロビーチバレーボール選手の渡辺修真さんにクラブサポートで行っている地域課題の解決についてお聞きいたしました。
次週はスポーツ選手としてまたクラブサポートが行っている地域課題について今後の展開をお聞きしたいと思っております。渡辺さん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルダップローカル、本日はここまでとなります。
番組の感想は各媒体のコメント欄か、Xでハッシュタグビルダップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。
そして、いつも番組をお聞きくださっているリスナー様に素敵なお知らせ、渡辺修真様よりプレゼントをいただきました。
ビーチバレーユニフォームを抽選で計3名様にプレゼントいたします。
詳しくは渋沢くんFM公式Xをご覧ください。
皆様のご応募、どしどしお待ちしております。
お相手はビルダップローカル番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。