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イリカミネ イリカミネ 抱きしめて 毎日だって 切られて 切られて イリカミネ
三菱電機
この時間は、Catch Up。 水曜日は、スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。
玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
さて、今朝はどういうテーマでしょうか?
今日はね、スポーツ長から、あ、スポーツ長じゃなかったです。ごめんなさい。
今まで大教とよく呼んでいた日本体育協会、 日本スポーツ協会と名前が変わりましたけれども、
この日本スポーツ協会が発表したですね、 去年1年間のスポーツの指導における、
アワハラとか暴言の問題ですね。
発表されてましたね。
暴行がすごく減ったらしいんですよ。
さすがに暴力はいけないという世論がすごく強くなったせいで、
暴行しているというのが16%になったんですね。
ところがその一方で、暴言とパワハラが6割近くあるということなんですね。
おまけに懸念がされるのは、暴言というのは意外と証拠が残らないんですよね。
それで結構革新的に言っている人が多くて、
お前はもうこのクラブに来るなというふうに、やめてしまえ。
バレーボールなんかやめてしまえって言われて、
実は東北の方で自殺した子どもがいたんですけれども、
そういう言葉がすごく多くなっているという報告があって、
これはちょっと心配ですね。
心の傷ですから、なかなか周りにも見えにくいというところが表現されにくいですね。
その通りなんですね。
だから大罰は減少したかもしれないけれども、
暴言とパワハラが増えているという、これはすごく問題あるなと思いながら、
私が思い出したのは、もう今はなくなりましたけど、
ミスターラグビーと呼ばれた平尾誠二さん。
平尾誠二さんがキャプテンとして選手に指示したり、叱ったりするとき、
そのときの注意を喋ってくれたことがあるんですよ。
それをまとめたんですけど、ものすごく面白いんでね。
これ紹介したいと思うんですけどね。
ぜひぜひ。
一番指導するときに言ってはいけないことってなんだと思います?
礼すること?
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お前はどうだった?
選手を叱るときですね。何かミスした選手がいるわけですね。
何やってんだ!っていうのがダメ?
もちろんいいです。正解に近いんですけど、
まず一番は長く叱らない。
時間的にもね、長く叱らない。
めちゃくちゃわかりやすいでしょ。
長いのはダメ。
的確に短く言うこと。
それから二番目がですね、自分の感情を出せない。
これわかる。大事ですね、これ。
だからバカ野郎とかね、アホとかね、
そういう自分の感情を言ってどうするのかと。
要するに相手がミスしたミスがどこがどういうふうに悪かったかを指摘しなきゃいけないのに、
自分が感情を出してどうするんだっていうことですね。
それから三番目がですね、相手の人格に触れない。
今言ったバカ野郎がそうですね。
お前は何てやつだと。
お前最低だなとか言う人がいるんですね。
これ全部人格に触れてますよね。
そうですね。
スポーツとプレーとは関係ないっていうことなんですよね。
この三つなんですよ。
この三つしかないんですよ。
五過剰って言いませんでしたっけ?
五過剰はあと二つあるんですけれども、
これは平尾さんが言ったのはこの三つで大体言えると。
なるほど。
四つ目に言うのはね、繰り返さないっていうことなんですね。
俺は一番最初の長く叱らないっていうのに入るわけですけれどもね。
それから最後に五過剰名っていうのが面白いのは、
嘘は言わない。
意外と知らないうちに嘘言って叱るときがあるんですね。
それはどういうことかっていうと、死ぬ気でやれ!
なるほど。
死ぬわけじゃないですもんね。
死なないですよ、絶対に。
でも死ぬ気で頑張れとかね。
もうこれが最後だって。
そんな最後ってないですよ、スポーツやるのに。
必死って必ず死ぬってことですね。
必死って必ず死ぬって言うんですよ。
これ実は必死という文字を好きな選手がいたらしいんですよ。
神戸成功時代なんですけども、
ラグビーの武術に必死って書いたらしいんですよね。
それに漢文で帰り点と不という字を頭につけて、
必ずしもしなずと読んだらしいです。
なるほど。
というようなギャグもあるんですけども、
この長く叱らないって本当にいいでしょ?
これはもうスポーツの世界に限らず。
上司がね。
上司から部下もそうですし。
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上司が部下を叱るとき、長く叱らない、
自分の感情を出さない、相手の人格を傷つけない。
この3つだけでも十分いけるっていう。
確かにそうですね。
あと繰り返さないってこと、嘘をつかないっていうことが2つ付け加わるんですけれどもね。
こんな単純なことっていうのをね、
スポーツを指導している人、あるいは中学校の先生であるとか、
小学校の先生であるとか、そういう人が、
これを心に刻むだけでだいぶ変わりますよね。
こういう指導がやっぱり広がってほしいなと思うんですよね。
本当そうですね。
玉木さん、実はこの間福岡市でですね、
元バレーボールの日本代表の増子直美さんが、
全国で開催してるんですけど、監督が怒らない大会っていうことで。
増子さんやっておられるの知ってますよ、私も。
ですよね。
これいい試みですね。
監督が怒らない。
いい試みですよ。
怒る必要じゃないんですよ、別に。
つい選手に向かって荒い言葉を使って叱咤劇ですると、
罰マークが書かれたマスクをつけさせられるというね。
いいや、増子さんいいな。
それは本当その通りですね。
ついつい言ってしまうというか、私も関西人ですんで、
ついついアホんだなとかね。
ちょっと冗談っぽくっていう言葉を自分の子供にも使ったことがありますけれども、
その時は笑顔で使いましたけども、
言葉っていうのはやっぱり一番重要ですから、
言葉の使い方っていうのは気をつけたいですよね。
指導するっていうことは言葉でしかないんですもん。
昔の人は自分のやってることを見て、それから盗めとかね。
口では説明できないんだっていうことをよく言ってて、
体で覚えろとかね。
これも平尾さんが言ったことあるんですけども、
体で覚えろ、説明できないんだって。
お前ができないだけだろうっていう。
なるほど。
痛いとこ使いますね。
だからそれは一種のパワハラなんですよね。
上に立っているものが自分をごまかすために使う便利な言葉。
体で覚えろ、説明で言葉では言えない。
それお前が言えないだけだろうって言われたら終わりですよね。
本当そうですね。
こういうことが広がってほしいなって思いますね。
ただどうしてもスポーツの指導において暴力に近いようなこと、
暴言っていうのが出てくる。
これはやっぱり直さないといけないんですね。
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やっぱり勝利至上主義が未だにはびこっているところがあると思うんですけど、
勝利ができない、その目標に到達できないと、
そこでまた厳しい言葉が浴びせられたり、
監督として指導者として思うようにならないっていうことに対する
暴言暴力につながったりするよりは良くないですよね。
勝利至上主義っていう言葉をきちんと理解してない人も結構多くて、
勝利はやっぱり目指すべきものなんですよね。
勝利は目的にあっていいんですよ。
勝つことを目指していいんですけれども、
勝ったら何よりも素晴らしいっていうのが勝利至上主義ですよね。
別に負けてもそこから勉強になることを汲み取ったら、
よっぽど敗戦のほうが子どもたちの教育になる場合があるわけですよね。
それを負けちゃダメだっていうのが勝利至上主義の間違った教え方ですよね。
これは間違えないでほしいなと思いますね。
今回の報告では小学生からの訴えが結構多かったっていうのも、
これもちょっと心配なことですね。
そうやってパワハラとか言葉で傷つけるっていうのは目に見えにくい部分なので、
だからこそここは保護者も含め気をつけていかないといけないし、
指導者自身も改めないといけないところですね。
小学生くらいだと反抗できないというかね。
言葉の勉強を指導者の方はどうぞしてください。
長く叱らない、自分の感情を出さない、相手の人格に触れない、
この3つ、これさえ守れば暴言はなくなります。
そうですね。
すごく大事な指針となるようなものをいただきました。
ありがとうございました、玉木さん。
はい、どうも失礼しました。
キャッチアップ、水曜日はスポーツ文化評論家、玉木正幸さんでした。