2023-02-08 08:52

玉木正之のCatchUp

スポーツ文化評論家 玉木正之

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この時間は、玉木正之のCatch Up、 スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。
玉木さん、おはようございます。 おはようございます。
さて、今朝はどんな話題でしょうか。 今朝は、冬になれば、日本全国そこら中で行われている、 市民マラソンのことについて。
だいぶ日本人は走るの好きですね。
もうね、出場、お金を払って走ってらっしゃいますからね。
それに、見るのも好きでね。
マラソンを2時間以上、じっと走っているのを見ているというのは、 これ、世界でも日本人ぐらいなものらしいですね。
えーと、やっぱり驚かれますけれども、 オリンピックでこのマラソンをですね、
放送権を取ろうという放送局は、世界にないらしいですよ。
そうなんだ。
ええ、そうなんですね。
もう、それはもう、スタートと終わりさえ見ればいいという感じらしいです。
ただ、なんで日本人がそんなにマラソンが好きになったのかというと、 これ、きっかけがきちんとありまして、
1964年の11月1日に、 公共一周マラソンをやった人がいるんですよ。
公共一周マラソン?
これ、実は先週のNHKのチコチャに叱られるでも紹介されたんですけどね。
11月1日に、銀座ホステスマラソンというのが行われたんですよ。
で、銀座のホステスさん、公共に近いですから、 歩いて20分ぐらいで行けるんで、
そこから一周約5.3キロを急ぐレースに、 40人ぐらいのホステスさんが参加したんですね。
そこで皆さん、ゼッケンをつけましてね、 そのゼッケンにお店の名前が書いてあってね、
ラモール・ゴンとかね、シャトレ・アリサとか。
そういうのをつけて、40人ぐらいの女性が走ったらしくって、 21歳のアケビさんという方が、
なんと23分30秒、結構いいタイムですね。 5キロショットのタイムとしては。
午前1時40分スタート。
午前? 夜中にやったんですか?
その日の仕事ありますか?
仕事終わりに?
仕事終わりに。
お酒残ってたんじゃないの?
これを企画された方が、クラブのオーナーの方なんですけれども、 費用が300万円ぐらいかかって、
商品も出たらしいんですよね。 ブランドのバッグとか香水とかね。
皆さん一生懸命車が走ったという、 素人の方が走ったんですけれども、
この時から素人の方がどんどん走るようになったのは、 実はこれ1964年11月1日なんですが、
その10日ほど前にオリンピックが終わってるんです。 東京オリンピック。
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この時にアベベ・ビキラというエチオピアの選手が 優勝したんですけれども、
この時NHKがマラソンをスタートから終わりまで 全部中継したんですね。
これ史上初めてのことだったんです。
それまでマラソンを全部中継するなんてことは 誰も考えたことなかったんですね。
それをNHKが、日本の放送局が初めてやったっていうのは これは素晴らしいことだったんですが、
折り返し展を終わったところから、 アベベの独走になっちゃったんですね。
そういうことは40分くらい、 日本人はみんなアベベの顔ばっかり見てたんですよ。
そういうことになりますね。
2位以下の選手が映られ、当時の中継技術では 移動カメラとかそういうことできなかったんですね。
1位のアベベを映しているのをずっと見てたんですが、 これまた素晴らしくて、
アベベが細い体で、静観な顔つきで、 一点を睨んでジーッと走るわけですよ。
これが哲学者だったんですね。
人間が走るっていうのは、 こんなに試作的なものか。
考えることが、要するに単に走るんじゃないんだと。
おまけに、その時は日本人はなぜスポーツをするかというと、 体を鍛えるためとか、健康になるためとか。
もう少し前の時代になると、それは戦争で兵隊として強くなるため というのでスポーツをやってたんですよ。
だから走るっていうのも、体を作るために走っていたのが、 なんとアベベは哲学しちゃったんですね。
それが感じられる。
今、市川昆さんの東京オリンピックの映画がDVDでありますけれども、 それ見てもよくわかります。
ピターッと睨みつけてずっと走るんですね。
手を振って足を出してね。
それだけでも素晴らしい、美しいわけですよ。
それにみんな感動しちゃった。 だって30分以上それしか見ないんですよ。
それでみんな驚いて、走り始めた。 銀座のホステスさんまで走り始めた。
みんなが走り始めたっていうのは、 これが市民マラソンの最初だというふうに言われてますね。
東京オリンピックでは、つぶらや選手が最後に入ったという会見もあったんですけど、
これはっきり言いますと、私は小学6年生だったんですけど、 アベベの姿に感動しました。
じーっと見ちゃうんですよ。
何考えてんだろうこの人は、みたいな感じでね。
そういうので市民マラソンが流行し始めたところへ、 1977年になって奇跡のランニングという本が出るんですね。
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これはジョギングした人が自分で書いたんですけど、 走れば素晴らしいと。
タバコもやめる。お酒もやめる。 それでもすごく健康になるということを書いて、ベストセラーになったんですね。
この方、97キロあった体が70キロになったと27キロ燃やしたと。
そういうこともあって、これがベストセラーになったんですが、 実はこの著者のジェームス・フォックスという方が、
ランニング中に心臓発作で亡くなっちゃうんですよね。
それでちょっと水を吸われて、ジョギングムーブが一旦下地火になって、
その後また東京マラソンが生まれた時とか、 全国でいろんなマラソン大会が生まれて、今今日に至ってると。
そういう感じですね。
ですからルーツは東京オリンピックの安倍と銀座のホステスさんたちと。
そこに哲学を感じたり、楽しそうだって思ったことがきっかけになってたのかもしれないですね。
哲学と銀座のホステスさんっていい組み合わせですね。
玉木さんありがとうございました。
はいどうも失礼しました。
キャッチアップ、水曜日はスポーツ文化評論家玉木正之さんでした。
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