2024-06-17 13:04

朝日 孝輔 株式会社MIERUNE 代表取締役 CEO

北海道から世界へ。位置情報関連開発のスペシャリスト集団


札幌に拠点を置くMIERUNE(ミエルネ)は、位置情報に特化したシステム開発・コンサルティング業務を行う会社です。2016年の創業から、オープンソースのGISソフトウェア「QGIS」を中心に事業を展開。事業の8割ほどが官公庁に関わる仕事で、国交省が主導する「PLATEAU」のプロジェクトにも参加しています。

社名のごとく多岐にわたるデータの「見える」化を得意とするMIERUNE。これまでに行ってきたデータの可視化には、「PLATEAU」のデータをマインクラフトのデータに移換する取り組みや、江戸時代の地図を「見える」化した取り組みも。

「官公庁系の仕事ではどんなことを求められる?」といった話から、「データの負荷」の課題。「位置情報エンジニアを育てるには?」そして北海道発、世界を目指す企業としての意気込みなどを伺いました。

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Location Weekly Japanです。今週は、MIERUNEの朝日さんに来ていただきました。朝日さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
発音、ミエルネが正しいですか?ミエルネですか?
えーとですね、どっちが正しいんでしょうね。あまり意識したことはないですけど、僕はミエルネと呼んでますね。
ミエルネですね。わかりました。はい。じゃあ、会社紹介と自己紹介をお願いします。
はい。株式会社MIERUNEの代表取締役の朝日と言います。よろしくお願いします。
弊社、ミエルネなんですけど、この6月で9期目に入る会社で、位置情報に特化したシステム会社、コンサルティング会社としてやらせていただいております。
本社は札幌にありまして、ほぼ20社円、今、チャインが30人ぐらいいるんですけども、20人ぐらい札幌にいる形で、
あと、北海道内もありますし、その他の地域でもリモートワークしているようなチャインがいるような形になっています。
特定のサービスというよりはソリューション事業、皆さんから自宅開発などを受け取ってシステム開発のお手伝いをするような事業と、
あとはオープンソースのGISで有名なQGISというものがあるんですけども、ここを中心に事業をさせていただいている会社になります。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
あさひさんは札幌の出身なんですか?
北海道の北の方で、しべつ市というところで、なかなか皆さん知らないところかもしれませんが、
羊で町おこしなどをしているところの出身で、会社は今札幌にあるんですけど、私自体も今日もあさひ川におります。
あさひ川に住んでおります。
あ、そうなんですね。
はい、札幌じゃないです。
でも、なんか9期目っていうと、9期前ってまだまだリモートワークってそんなにポピュラーじゃなかった?
そうですね、確かにリモートワークが普及してなかった時だとは思いますね。
ただその時から私自身、実はあさひ川に住んでて札幌に会社があって、週何回か行くような形で仕事してたので、コロナ禍になってリモートワーク進んだのもあるんですけど、
その前からあんまり毎日顔を合わせなくても顔を合わせるのは多めにしようというのはしてるんですけども、あんまり違和感なくほぼリモートワークみたいな形で進んでますね、会社は。
そうですよね。
いや、私も新卒の時に駐在事務所で一人オフィスだったので、そういえば20何年前にリモートワークしてたなと思いながら最近ちょっとしてますね。
まあやりやすくなりましたね。
でもね、理解が得られるようになったかもしれないですね。
はい。
なんで札幌なんですか?
私はあさひ川でもともと働いてて、会社の成り立ちとしてSOS4Gというフリーオープンソースソフトウェア、SOS4Gのオープンソースのソフトウェアを扱っていこうというイベントとかがあったんですけども、
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それの全世界のイベントがあって、日本のイベントがあって、その日本のイベントとかに参加しているうちに、北海道でもそれをやりたいよねということで、札幌で有志を集めてそのイベントを始めてたんですね。
そこのイベントの仲間たちと立ち上げたので、3人で最初立ち上げたんですけど、2人が札幌で僕だけあさひ川って状態で、札幌でやるのがいいよねということでやっぱり札幌にオフィスを置いてしまったというところですね。
どうなんですかね。地理的な、例えば北海道でIT企業ってあんまり聞かないじゃないですか。
やっぱり下請け的に、ニアショガ的に受けてるところはあるんですけども、独自の色を出していってるところは少ないかなと。そこは寂しいなとは思ってますね。
その中で北海道の中で一条法という切り口で独自の方向性を出して、東京とかに負けないようなIT企業を作りたいっていうのはありますね。
30人いらっしゃったら結構大変ですよね。
大変ですね。
自宅開発、僕も経験ありますけど大変ですよね。
一応手探りいろいろやってるところではありますけども。
稼働が超足りない時もあれば、がっつり余ってしまう時もあって。
やっぱり一条法の世界で生きてると、特に観光庁の仕事を受けてることが多くなってくるので、どうしても年度末に仕事が重なりがちというところがあって、そこの稼働が一番大変かもしれない。
ですよね。年度をまたいじゃったら6月まで何も起こらないみたいな。
そうですね。そんな感じになりますね。今がまさにお金はいっぱいあるんだけど、仕事がこれから1年間どうなっていくかわかんないです。
今YouTubeで見れますけど、背景がプラ島ですか?
そうですね。プラ島のデータから作ったような背景になります。
そのプラ島周りでやってらっしゃること、面白いことなど教えてください。
プラ島関係、いくつかプロジェクトを参加させていただいていて、1つはプラ島のデータをいろいろなデータに変換しようというコンバーターの開発みたいなのをやらせていただいています。
国公表から成果として出てますので、簡単にいろんなDGMLというフォーマットで公開されてますけども、そこからいろいろなフォーマットに変換できますので、ぜひ試していただきたいなと思っております。
もう1つ面白いプロジェクトとしては、いろんな市町村とかでユースケースが欲しいということで、プラ島のデータを使って、そのままのCityGMAのデータだとなかなか使いづらいので、それをマインクラフトのゲームのデータに変換してしまって、
その中で自由に動き回ってもらったり、街づくりを体験してもらって、ブロックを積んだり壊したりしてもらうっていうようなこともワークショップみたいなこともやらせてもらっていて、
ここは結構うち独自というか、楽しい展開になってるかなと思ってます。
それはあれですか、結構大人が一生懸命やるのか。
大人にもやってもらってましたね。大人にもやってもらってもらうのもありますし、主には子どもたちにそのデータを配って、街づくりを体験してもらおうみたいなところで。
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なるほど。いいですね。でも、どういうことから日常風景のエンジニアをあおたがりするみたいな。
そうですね。そのへん興味持ってもらえると思います。
東京なんか行かなくていいんだよっていうね。
結構あれですか、やっぱり省庁系の仕事が多いんですか、みるなさんは。
多分、方向7割8割省庁系の仕事になるんじゃないかと思います。
ただ、時間に受けているのもあるし、JVとか組ませてもらっているのもありますし、システムのところだけうちが下請け的にやっているところもあって、
関わり方的にはいろいろなんですけども、最終的にはやっぱり環境系の仕事に結びついているのが多いですね。
なるほど。
そこが悩みでもありますね。これから他のところとも組んでいきたい。
でも、年度単位でいうと安定収入じゃないですか、そっちのほうが。
年度単位でいうと安定収入かもしれないですね。
そうですね。月のデコボコは大変ですよね。
月のデコボコはひどいことになってますよ。
じゃあ、いいんじゃないですか。4月から9月ぐらいまでは民間の仕事して。
慣れると一番いいんだけどね。
多分この系の一乗法系で観光庁の仕事をしているところって、大体みんな同じ悩みを持っているかなと思います。
そうか。だからそうじゃないところの企業に、この時期だったら、
このMielumのスーパーエンジニア使えるらしいぜっていう噂を流せばいいんですよね。
ぜひ流しておいてください。
10月超えると絶対返事くれねえよみたいな。
そうですね。それはあるかもしれないですね。
どうですか、景気は。
今、プラットフォーム関係で呼ばれたり、安定して呼んでいただけるようになっているので、
おかげでエンジニアも増やせていけている状態ではあります。
どうなんですかね。データ人材どんどん育成していきましょうとか、
民間でもそうですけどDXを推進していきましょうみたいな流れっていうのは、
そういった省庁系の仕事でも結構加速している、それとも。
だと思いますね。やっぱり扱うデータも種類が増えていっているし、
リアルタイムのデータとかどんどん増えていっているので、
それを扱える人材がうちには揃っているよっていうのが一つ強みになっていて、
仕事でお声掛けいただけることが多くなっているかなとは思いますね。
プラットフォームっていう話もありましたけど、
最近の傾向としてこんなデータソースとか新しいのを使ってみたいとか、
面白いネタがあればぜひ教えてください。
やっぱりプラットのデータが出てきているので、そこで3Dで見せて、
あとはリアルタイムなデータと組み合わせて、
3Dプラスアニメーション的に見せるっていうのが一つ要件として出てくるところではありますね。
あとは、ちがちょうどAWSさんのパートナーにもなったんですけども、
クラウドをどう利用していこうみたいなところも一つキーワードとしてあるかなと思います。
クラウド高いじゃないですか。
そうですね、はいはい。
外国系のやつがエリア数に伴ってどんどん値上げしていっているじゃないですか。
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あれってなんとかならないですかね、みたいなのは多分業界全体の課題だったら、
位置情報データ観点でいうと課題かなと思います。
データ量がどうしても多くなってくると質問が引っかかってくるところもあるかなと思いますが、
できるだけちょっと構成とかをうまく提案して抑えながら、
うちにちょっとご相談いただければ何か提案できるかなと思います。
たぶんデータがデータソースとして2017年、18年ぐらい古いところでいうと、
位置情報データに関していうと、そこから溜め続けていって、
そろそろ5年、6年たってきてみたいな感じになってくる。
そうしたときに、昔のデータってほとんど常理使っているわけじゃないじゃないですか。
そうですね、はい。
だけどところであのときは、あの場所はどうだったんだいみたいなことを、
どっかの部長が言ったら探しに行かなきゃいけないみたいな。
だからある程度どっかに近いとこにいないとダメ。
だと結局それでお金かかっちゃうみたいな。
そうですね、ただ何も工夫せずにクラウドとかにボンと置きっぱなしだとたぶんすごいお金がかかる。
うんうん。
なんかそろそろそういうところがビジネス化してくるんじゃないかなみたいなところは。
しかも2018年、19年ぐらいからの初期設計だと。
もうちょっと耐えられなくなってきていると思いますね。
どのぐらいで設計ってやり直したらいいものなんですか。
どうでしょうね、ちょっとクラウドの方の進化も早いので、
どんどんサーバーレスでいろんなことができるようになってきているので、
どれぐらいのサイクルとは言えないですけど、
本当に2017年、18年ぐらいから使っている人たちは一回見直したほうがいいと思いますよね。
みえるねさん立ち上げた頃ってどうだったんですかね、
これぐらいの規模のデータになってくるなみたいなのを見通せてたんですかね、
9年前、10年前っていうところで。
いや全然見通せてはないと思います。
まあやっぱり最近のデータ量だと多くなっているなという感じは。
どうですか、さらに増えますか。
そうですね、やっぱり天群データとかが普通に出てくるようになっているので、
やっぱりまだまだ増えてくるだろうなとは思いますね。
ただそれを全部そのデータ量を使うわけではないはずなので、
システムに必要なデータ量にうまく落としてあげるとか、
そういうのはどんどん必要になってくるだろうなという気はします。
そういったときに民間企業でもご相談できますかね。
そうでしょうね、一応うちにご相談いただければ何か。
はい、ありがとうございます。
北海道をこれからこうやって盛り上げていきたいみたいなことがあれば。
北海道どういうか、うちの場合なかなか業界的にも独特な立ち位置にいるのかなと思ってまして、
いろんなところに関われる企業として存在しているのかなと思うので、
うまく皆さんの仕事を北海道に持ってきて、
また位置情報に関わりたいというエンジニアをどんどん北海道に連れてきて、
位置情報を扱うためのノウハウとかを北海道に貯めていきたいと。
プラスそこからから別に北海道だけに留まらず、
日本国内の仕事もしていくし、世界の仕事もしていくみたいな形になれれば、
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良いかなとは思う。
ありがとうございます。
最後、展望を聞こうと思ったんですけど、先に言われちゃった感じですか。
そうですか。
最後に何か違う展望があればぜひ教えてください。
違う展望ですか。
ちょっと面白いプロジェクトとしては、
社員が始めていた歴地図という江戸時代の地図をGoogleマップ風に表現して、
それをGoogleマップ風にウェブで操作できて見れるようなサイトなんかもやっていて、
一定情報でどうしてもそういう地図とかって、
ちょっと趣味的なところにも結びついていくところなので、
そういう遊び心も忘れずやっていきたいなと思っております。
会社の設立経緯からしてそうですよね。
はい。
いや、いいじゃないですか。
ちょっとますますの期待しておりますので。
ありがとうございます。
お待ちしております。
今日は三重るねの朝日さんからお話を伺いました。
朝日さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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