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- どうも、ハリーです。
- ヤマンです。
- 効率化。
- 効率化、大事。
- 大事ですかね。
- 大事ですよ。
同じ時間の使い方でも、やっぱり効率の良い方と悪い方ではね、効率が良い方に決まっている。
- すごい言ってくれますね。はい。ありがとうございます。
- そりゃそうですよ。もう、我々クリエイターはね、いかに効率よく物事を片付けるか。
- そう。
- これがね、肝です。
- 違う!
- 今日はね、効率化にアンチテーゼを提していきたい。
- 行こう。もうほんとね、無駄な作業はカットカットカット。
- いや、違うんすよ。違うんすよ。
- 違うの?
- そう。今日真逆です。
- マジか。先走っちゃった。
- 効率化は意外と良くないのでは?っていう話をしたいんですよ。
- マジかよ。出花くじかれたわ、今。
- すいません。えっとね、ちょっとこの前本読みまして、
ブリッツスケーリングっていう、これなんかビルゲーツがオススメしているという本があるんですよ。
- ほうほうほう。
- スタートアップみたいな人がどうやって成長していくかっていう、
ブリッツスケーリングというのが急成長する的な意味合いなんですよね。
で、その中に書いてあって一番心に残ったのが、
効率が悪そうに見えることが一番効率が良いのでは?みたいなことが書いてあるんですよ。
- うーん。
- で、意味わかんないじゃないですか。
- 意味わかんないっす。
- どういうことかっていうと、載ってた話で言うと、
Air B&Bってあるじゃないですか。
- Air B&B?
- そう、あの、Air Bって何でしたっけ?
えー、民泊。
- 民泊?
- 民泊。
- 何だろう、わかんない。
- え、民泊、あれじゃないですか、外国人が。
- あー、はいはいはい、普通の民泊ね。
- そうそうそう、民泊をやってる、あの、Air Bっていう。
- あ、出てきた。
- あー、これね。はいはいはいはいはい。
- 去年ぐらいにこれできたんじゃないの、これ。
- いや、結構前からありますね。
- マジか。
- そうか、Air Bっていうのは、あのー、そう。
- このロゴマークはね、見覚えあるね。
- うん。あのー、自分の部屋とかを貸し出してもいいよっていう人がそこに登録して、
借りたい人が来たら、ま、貸し出すっていうような、そのー、
部屋の貸し借りをホテル代わりみたいな感じでできるサービスがあるんですよ。
- サンフランシスコに拠点を置くアメリカのバケーションレンタルオンラインマーケットプレイス企業。
- うん。
- あー、そういうやつだったんだね。
- そこが、やっていた話が載っているんですけど、
ま、ある時、その、Air Bっていろんな貸してくれるオーナー?
オーナーじゃないですけど、ま、部屋持ってる人と、その、借りたい人のマッチングサイトなんですよね。
で、そこを、えっと、伸ばしていくぞっていう時に、
その伸ばすきっかけになるのが、部屋の写真だなということに気づいたらしいんですね。
- なるほど。
- そう、部屋の写真が綺麗だったら、あのー、借りてくれる人が増えるっていうのに気づいて、
で、部屋の写真を撮らなきゃいけないんだけど、
そのオーナーというか、部屋持ってる人に写真任せたら、汚い写真しか撮らないんで、
これ自分たちで撮りに行かないとダメだなと思って、
もう本当に、当業者たちが一件ずつ尋ねて、写真を撮りに行くっていうのをまずやるんですよ。
もうこの時点で効率悪いんですよ。
で、一件一件尋ねて行ってやってたんですけど、
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さすがにこれちょっと、二人でやってたら終わらんなっていうので、
そのカメラマンを何人か雇ってやってたんですけど、
それでも、このだんだん増えてきたら、そのExcelみたいなやつで管理してたんですけど、
それでももう手が回らなくなってきたと。
で、そこでようやく自動化しようっていう風になった。
なるほどね。
そのシステムをちゃんと作って、カメラマン管理を自動化しようっていう。
で、逆にそこまでっていうのは、もう徹底的に地味というか非効率な作業を延々していたというのがあって、
これがね、僕すごいわかるなと思って、
なんかその、じゃあ、例えばこういう試作をしましょうみたいになった時に、
システムとか作れる人って、それ用のシステム作ろうかなって思っちゃうんですけど、
でも、それがうまくいくかどうかって、もうまだわかんないんですよね。
なんで、じゃあ頑張って作ったけど、もう来月には使わないかもしれないみたいなのを作るために、
で、システムが完成するまでその試作出せないってなったら、やっぱその時間もったいないなって思っちゃうんですよね。
なんで、未来どうなるかわからない状況であれば、
まずは非効率なやり方からやっていって、
それが本当にうまくいくなってなった段階で、効率化しないといけないなと。
はいはいはい。
いや、わかりますね。非効率のベースの上に効率があると。
そうそうそうそう。
いきなり効率化を目指したところで、それが本当に効率化なるかどうかはわからないから、
まずは非効率なことで検証することが、結果的に効率がいいよっていうことですね。
そうですね。
さっきのカメラマンの話、なんかすげえわかるわ。
もう一個一個自分で行くしかねえってなったんやろうね。
いやー、でもそういう時の仕事ってなんか楽しいけどね。
そう、そこを楽しめるようにしていくのが大事。
ダーリン、あと何件あんねんみたいなこと言いながら回るんでしょ、あれ。
そうそうそうそう。
あれ、これさっきの部屋と同じじゃない?みたいなこと言いながら。
そうか。確かにね、今の世の中どんどんいかに効率よくするか、
さっき冒頭で言ったように、俺もやっぱり効率よくしたいもんね。
それは本当にそうですね。
効率化っていうのはもう本当に重要な項目なんですよ、デザイナーにとっても。
やっぱり、例えば3時間かかって作るA4のチラシと、
1時間でできてしまうA4のチラシのクオリティが同じだったら、
1時間でできるほうがいいに決まってますもんだって。
それはそうですね。
だからやっぱり、自分のデザインスピードをいかにして上げていくか、
いかに効率よくしていくか、そういうところはね、すごく大事だったりするんですけど、
確かにその非効率を経験しているからこそ、効率化までの正しいステップが分かるというか、
例えば今まで3時間にかかってたチラシを1時間で作る、
まっきくだの話なんですけど、1時間で作るようにしたいんですよっていうのを、
誰かに相談して何か仕組み考えてもらって、
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それがうまくいくかなんてやってみなきゃ分かんないもんね。
うんうんうん、そうですね。
いい言葉ですね。
分かんないですけど、例えば何か新しいお店オープンしますっていう時に、
告知方法っていろいろあると思うんですよ。
例えばインターネットの広告を出すとか、チラシを手で巻きに行くとか、
近くのお店にこのパンフレット置いてもらえませんかっていうとか、
いろいろあると思うんですよね。
そのいろいろある中で、例えば効率いいやつだけやろうって思ったら、
オンライン広告だよねとか、SNSだよねみたいになるけど、
実は手渡しチラシみたいなのが一番効率というか反応がいいかもしれないと。
なったらやるべきは手渡しチラシをいかに効率よくできるようにするか、
みたいな時が結構あるんですよね。
でも、初めから手渡しってやっぱりアナログで良くないよねみたいな、
そもそも非効率に見えることをしないっていうのを結構しがちなんじゃないかなと思っていて。
なんかさ、今の話で思い出したのがさ、
キングコングの西野さんが2000枚ぐらいのチケットを一人一人あって売りさばいたみたいな話が。
手売りしてましたね。
手売りしてたみたいな話があって。
結果的にそっちの方が効率が良かったみたいな話だったと思うんだけど、
例えばキングコングの西野さんがやったような、
手渡しされた側の気持ちの嬉しさって半端ないよね。
なんかその1回でずっとファンになるっていうか、
そういう価値まで加味したら一見すごい非効率でだるいことも、
長い目で見たらこっちの方が価値高いんじゃないみたいな。
結果的にこれ将来的にこっちの方が、
このお客さんだって1回手渡ししたらさ、
これから先ずっと来てくれるんだったらさ、
これ積み重ねる方がいいじゃんみたいなさ。
なんかそういうやり方っていうか、
そういう発想の切り替え、
そういう視点でこうちょっとした視点を変えて見てみるみたいな、
そういう発想はなんかすごく大事な気がしますね。
大事ですね。
効率化を求めすぎるあまりに、
なんか大事なものをね、見落としていっちゃってる気がしますよね、僕たちね。
なんかすごい根本的なさ、
なんか大事なことがさ。
なるほどね。
なんでね、まず自分で手作業でする、
どうにもならなくなったら自動化するというのが、
そのエアビーの戦略だったみたいなんで、
ちょっとね、これから何かするという人は参考にしてみてはいかが?
ということで、この話が良かったという人は、
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お願いします。
それではまた来週かな。
はい。
さよなら。
さよなら。