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どうも、ハリーです。
どうも、ヤマンです。
ヤマンさんって、スタバでマックブックを開くというネットミームを知ってますよね?
うん、知ってると思う。
ちょっと待って。なんでそこ不安になるんですか?
うん、なんか不安になっちゃった、今。
あるじゃないですか、ちょっとやゆするような、バカにするような感じで。
うん、うん、うん、うん。
カッコつけてんな、みたいな。
はいはい、ありますね。
で、まあまあ、それはどっちでもいいんですけど、そこの、
そこに登場するのはスターバックスと、まあマックはアップルじゃないですか。
うん、うん、うん。
ただ、実はこの裏にもう一つ黒幕が隠れているのではないかと思うのですよ。
なんと。
はい。
うん。
それが、アドビですね。
あー、なるほど。
ということで、今日はアドビの話をしていきたいと思います。
お、きた。
アドビだ。
アドビか。
今日調子悪いな。
はい。
えっと、アドビってでもみなさん知ってますかね。
知ってる人多いのかな。
知ってる人多いんじゃないですか。特にこのゴロゴロ企業ラジオリスナーの方は。
どんどんの方が知ってるんじゃないですかね。
ゴロゴロファミリーは知ってそうですね。
うーん。
一般的にはPDFとか、あとはちょっと古いやつだとFlash。
なんかPDFも、昔はPDFリーダーをダウンロードしてくださいとか、
FlashもFlashプレイヤーをインストールしてくださいみたいなのがネットサーフィンしてたりよく出てきてたと思うんですけど。
僕も初めて知ったのそこですね。
あー、なるほどね。デザイン会社やってるとね、もうアドビがないと仕事できないっていうぐらい。
そうですよね。
貴重なソフトではありますよね。
うんうん。そう、だからもうデザイナー、雑誌編集、動画制作みたいな人は必ず使ってるでしょうね。
うん、アドビのソフト使ってると思う。
ねー、だしもう写真加工のこと今やフォトショって呼ばれますもんね。
あ、そうだそうだ。
またフォトショだみたいな。
うんうんうん。
っていうようなね、クリエイティブ業界革命を起こしたアドビというのがあって、
今のところだとフォトショいられプレミアとかですかね。
そうですね。
というのが起こした革命の話を今日はやっていきたいと思います。
いいね、やっていこう。
ということでアドビ、まず創設者誰かって知ってます?多分知らないと思うんですけど。
知らないですね。全くアドビのこと知らないですね。
アドビなんかソフトはめちゃくちゃ有名なのに会社のことは全然知られてなくて。
確かに。
本とかもあんま出てないんですよね。
はいはいはい。
今日参考文献がね、こんなのしかなくて。
よいしょ。
でかい。
でかっ。
ザ・アドビストーリー。
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んー、でも逆にそんなんあるんや。
はい。出版革命をデザインした男たちという本です。
へー。
はいはいはい。
これ5500円しますね。
高っ。
高っ。
しかもまあアドビすごいぞ本なので、あんま悪いこととかは書かれてないんで。
はいはいはい。
まあそういうのを知りたい人はちょっといろいろとネットで情報披露しかないのかなとは思うんですけど。
えーっと話を戻すと、アドビの創設者は2人います。
また2人か。
また2人ですね。
その2人がチャールズ・ゲシキ、またはチャック・ゲシキさんとジョン・ワーノック。
チャールズとジョンね。
えーっとね、いや一般的にはゲシキとワーノックの方かな。
ゲシキとワーノック。
同時の方。
はいはいはい。
まあこの2人がアドビを作りましたということなんですけども、
もともと2人とも数学者なんですね。
ほー。
大学で数学をやってて、
ゲシキさんがコンピューター関連の仕事を探して、
セロックス、シリコンバレーにある。
はいはいはい。
のパロワルト研究所というところへ行きます。
うん。
で、そのゲシキさんがもう1人雇い入れたのが、
後にアドビを一緒に創業するワーノックさん。
ワーノックさん。
なんでまあ同僚だったわけですね、2人は。
なるほどね。
で、ワーノックさんもまた数学者で先生をやったりした後、
このパロワルト研究所で一緒に働くということなんですが、
パロワルト研究所はこういうシリコンバレーの話題で必ず出てくるんで、
うん。
もうこれテストに出るところですね。
なるほど、要チェック企業。
はい、GUIって呼ばれるような、
マウスでパソコン操作したりする技術がここから生まれたっていうので、
へー。
結構ね、すごいんですよ。
そこで2人はあるプロジェクトに取り組んでいましたと。
それがどのプリンターでも同じように印刷されるシステム。
なるほど。
なるほど。
なんかあんまりピンとこないね。
ピンとこないですよね。
で、当時ってまずプリンターのメーカーごとにそれぞれのシステムがあって、
同じデータで印刷かけてもプリンターによって出てくるのが違ったりとか、
あとは同じプリンターでも今画面上で作っているものと印刷されるものっていうのが違うんですよね。
なるほど、なるほど。
みたいなことがあって、でも使いづらいとは思いつつ、
みんなそれは仕方なく使っていたのを統一するシステムというのをZeroxで作ってたんですね。
うーん。
プリンタープレスって呼ばれる印刷用のプログラム言語みたいなもので、
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これを使えばどのプリンターでも同じ印刷ができるというのを作ったんですが、
Zeroxはこれを製品化しようというふうにしてくれなかったんですよね。
なるほど。
で、なぜかというとこれが出てしまうと、
今既に出回っているプリンター、うちのプリンターがもう駆逐されてしまうと。
既に利益出ているのに、それがなくなってしまうのは嫌だと。
ということで、すごいものを作ったんだけど全然評価されないと。
はいはいはい。
それに嫌気がさして、この二人は独立することを決意しますと。
なるほど。
1982年、二人はアドビを株式会社化して、
創業したんだね。
創業しました。
はいはいはい。
で、会社を作ったはいいものの何をするか全然決まってないんですよ。
うん。
当初の予定ではゲシキさんが見せ版をして、
で、ワーノックさんが裏でページの制作みたいな注文を受けて、
うん。
で、ワーノックさんが裏でデータをパシャパシャっと作って、
印刷して渡すっていう金庫図みたいなことをしようとしてたらしいんですけど、
はいはいはいはい。
まあ、止められていろんな人たちにそんなことしてる場合じゃないと。
うん。
ということで考えたのが、
Zeroxで作ってたプリンター用のシステムInterpressを改良した
ポストスクリプトというプログラミング言語を作ります。
うんうんうん。
ポストスクリプトは小山さんも日々使ってると思いますが、
うん。なんだっけポストスクリプトって。
ポストスクリプトは一言で言うと、
いろんな形を数式とかで表現するものですね。
はあ。
それまでは画面上でいろんなものが見えてるのってドットの集まりなんですよ。
うんうんうんうん。
写真とかをパソコンで見るときは未だにそうなんですけど、
はいはいはい。めちゃくちゃ解像するとね、ドットの集合体になってるもんね。
そうそうそう。なんですけど、そのポストスクリプトって、
パスって言ったら、たぶんいられとか使ってる人はわかると思うんですけど、
この直線とか曲線で作られてるんで、拡大したり縮小したりしても、
画質荒くならないじゃないですか。
はいはいはいはい。
はい。あんな感じの作るプログラム言語がポストスクリプトですね。
はいはいはいはい。なんとなくわかりました。
なんとなくわかりました。
で、これを聞いたらたぶん知ってると思うんですけど、
ファイルの拡張子でEPSってあるじゃないですか。
EPSあるね。
いられで開けるEPS。
このPSはポストスクリプトですね。
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あ、そうなんや。
はい。
へー、なるほどなるほど。
Eは、エンキャプサレイティットポストスクリプトの略がEPS。
ふーん。全然知らんかった。
たぶん、いられで使ってる人は日々ポストスクリプトをいまだに使っているということですね。
1982年に作られた技術が。
いまだに。
うん。
つい最近までね、入稿するときはEPSファイルにしないとダメみたいなのありましたからね。
あー、デザイン会社でデザイン会社の印刷会社によってはそういうシステムありますよね。
そうそうそうそう。あるある、全然。
今でもあるんじゃないかな、そういうのは。
あのポストスクリプトは本当にプログラムだけだったんですけど、
そこにビットマップ、いわゆる写真とかパスじゃないものも一緒に表示できるみたいなのが
ポストスクリプトが進化したEPSみたいな認識です。
で、そのポストスクリプトを使って最初は金鉱図みたいなことをしようとしてたんだけれども
違うなと。これじゃないと。
ということで考えたのが、ページのデザインを制作する用のコンピューターを作ろうと。
そのシステムだけだとなかなか使い道っていうのがみんなわかってもらえないから
そのコンピューターとかプリンターとかを作ってその中に自前のシステムを入れれば
みんなが使ってくれるんじゃないかと。
いうことでようやく動き出すわけなんですけれども、そんなことをしているときにある一本の電話がやってきます。
これがね、アドビ社の歴史を大きく変えることになるんですけれども
これ誰から電話来たかというと、スティーブ・ジョブズですね。
おー、繋がったここで。
はい。またしてもこの男ですよ。
で、電話が来てどうやらアドビの技術に興味があると。
で、当時アップルって、前にもアップル界で言いましたけど
アップル2がバカ売れしてイケイケ状態だったんですよ。
で、当時アップルはプリンターも作っていたんですけど
アップルとは言えばこの印刷されるやつがやっぱりギザギザなんですよね。
ということで、そんな時にこのアドビの技術を見つけて
これぞと目を輝かせて電話をしてアドビに行くと、ジョブズが。
で、見てすごいなぁというのを思って
その時に2人にコンピューターを作るのはやめた方がいいと言います。
ジョブズが?
うん。コンピューターまさに作ろうと思ってたんだけど、やめた方がいいと。
なぜならコンピューターもプリンターもアップルの方がいいものを作っていると。
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ただそこに足りないのはプリンターで動作するソフトウェアだと。
それを作れと言う話をして
アドビもそうかと思って実際そうするんですよ。
なんか素直だね、その2人。
そうね、この言い方だと素直ですね。
でもそれだけではなく、アップルというかスティーブ・ジョブズは
まだ出来立ての何もない会社に
まず500万ドルで買収を提案します。
ジョブズが?
ジョブズが。
買わせろと言うんですけども、2人は
このゼロックスという大企業から独立して自由になったばかりだったので
ちょっと嫌ですと。
500万ドル?
500万ドルやね。
その代わりにアップル社には
ポストスクリプトのライセンスを提供しますという契約で
一緒に協業してやっていきましょうというような感じになって
そこでジョブズはライセンスのロイヤリティ150万ドルを前払いし
さらに自分の会社の株20%と
自分のアドビ株20%と引き換えに250万ドルを出資します。
そんな繋がりがあったよね。
そうなんですよ。
アドビを大きく成長させたのはアップルですね。
この時出資した250万ドルは
3年後に現金化した時には8700万ドルになっていたと。
すごいね。
このアップルとアドビがタッグを組んで生まれた製品
アップル製のプリンター
これがレーザーライターっていう
レーザーライター?
レーザープリンターですね。
それを作って当時のジョブズは
この時のことを
レーザーライターから最初の1枚が出てきたのを見た時に
これは場外ホームラン級の大当たりになることがわかったよと。
アップルというかスティーブジョブズ結構
カリグラフィー
好きっていう話あるじゃないですか。
本当のね。
文字をおしゃれに装飾したりするような
そんな認識であっているのかな。
わかんないけど。
すごく没頭したっていう話ですよね。
カリグラフィーにスティーブジョブズって。
そうそうそう。
っていうところもちょっと関連して
この技術があったからそれを実際に
パソコンでも表現できるというのにつながってきて
もうこれでまた革命が起きるぞと。
いうのをジョブズは確信します。
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この技術っていうのがポストスクリプトを
ポストスクリプトフォントっていうものを作って
それによって文字も今までは同じように
ドットの集まりで文字っていうのを作られていたんだけれども
それをまた数式で表現するポストスクリプトフォントを使うことで
文字を自由に扱うことができるようになると。
画面で見ているものと印刷されるものが
同じものになったということで
印刷業界、出版業界がひっくり返るぐらいの
革命が起きたと。
そうです。
これがDTPって呼ばれるデスクトップパブリッシング。
今でも言いますもんねDTPって。
DTPって言いますね。
はー。
めちゃくちゃスティーブ・ジョブス絡んでるじゃないですかDTP。
そうですよ。
全然知らんかったわ。
あんま知られてないんですけど。
なので最初の話に戻ると
Appleがどうもクリエイティブな人たちに使われているということは
なぜかというと
もともとAdobeがAppleにライセンスを付与したりとか
一緒にそのDTPを作っていったみたいなところで
クリエイターはApple製品を使うという選択肢しかなかった。
というのが脈々と受け継がれて
今やWindowsもMacもそんなに変わらないんだけれども
なんとなくその印象だけが残っていて
クリエイティブな人はMacを使うみたいなことがあるっていう。
なるほどね。
全然知りませんでしたね。
スティーブ・ジョブズがAdobeに出資して成長したんだ。
そうです。だからその後の流れを言うと
Adobeはその後ポストスクリプトフォントをさらに拡張すべく
いろんな初代メーカーと契約を結んで
ポストスクリプト用にフォントを提供してもらうというのと
あとプリンターメーカーApple以外のところとも
ライセンスを結んでどんどんと成長していって
86年に上場しますが
当時もほとんどの売り上げがAppleからのものだったと。
だからこのAppleのプリンターが1台売れるごとに
Adobeに350ドルのライセンス料が入るっていう
いい契約で。
なるほどね。もう本当に兄弟みたいな会社ですね。
兄弟みたいな会社かというと
その後いろいろと仲が悪くなっていった時期もあったりするんですけども
そうなんだ。
だってね、iPhoneフラッシュ見れなかったしね。
よかったらそこはサポートしてもよかったんじゃないかなっていうのは。
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確かに。
そうか。いろいろ逆説あったんか。
そうですね。
Apple社としてはAdobeに金を払うのは嫌だったんですよ。
喜んでやってたのはJobsだけだったんですよ。
またJobs勝手なことしとるなとみんな思っていて。
ちょうどこのレーザーライター出てちょっと後に
JobsはAppleをクビになってるんですよ。
クビになった後に残った役員たちは
Adobeにちょっと金払いすぎじゃないかと。
いうのでいろいろと契約を変えようとしたりとか
Adobeと同じような独自の技術を作ろうとしたりしていて
ちょっとライバルっぽい感じになっていたり
っていうことがあったりするんですよね。
でかくなってくると取り巻きがね、ごちゃごちゃ言ってくるから。
Adobeとしては一旦それで上場できて
めでたしめでたしかと言うと
なんとなく単純はわかったけどまだフォトショーもイラレも出てきてない。
じゃあ確かにそうよ。メインどころが。
多分みんなフォトショーイラレで
Adobeが成長していったと思っているんじゃないかと思うんですけど
実際はそういう製作ツールというよりもプリンター用のシステム
を作っていた会社で
Appleの影響がめちゃくちゃ大きいと。
それで上場したんか。
Adobeについての新しい理解と
会社に勤めていて革新的な技術があるにもかかわらず
何もしようとしない上司たち
会社の情報総部を見たらこう言ってあげてくださいと。
これはどっちだったっけな。ワーノックさんが言った
セリフですね。
テクノロジーっていうのは魚と似ている。料理しなければすぐにダメになる。
ええ言葉や。
料理をしなければすぐにダメになる。
鮮度が落ちるってことか。
そうですね。旬の時にすぐに使わないとダメだよっていう。
なるほどね。
これと似た話って色んな会社の歴史見てたらあって
Kodakっていうカメラのフィルム作ってた会社。
フィルムカメラで
Kodakはどーんと成長していったんだけど
だんだんとそれも成長しなくなってきたと。
次のカメラの波が来るんじゃないかということで
Kodakは世界で初めてデジタルカメラを
発明したんですよ。
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世界初のデジタルカメラを作ったんですけれども
それを会社の人が見た時にこれをやると
さっきと一緒ですよね。フィルムが売れなくなってしまう。
フィルムの売上が減ると。
ということでこれはなかったことにしようって言って
その研究をやめちゃうんですよ。やめてしまった結果その後Kodakは
結局予想通りフィルムの需要っていうのが減っていって
倒産してしまってその後復活するんですけどまた
1年があるので言ってあげましょう。テクノロジーは魚と一緒です。
魚と一緒だと。一番いいタイミングで
調理しなきゃ腐っちゃうぞと。
一瞬わからなかったわ。
上の人に評価されないなと思っている
あなたたちは独立してやってみたり
してはいかがでしょうかと。確かにそんな革新的な
技術だと絶対独立した方がいいよね。
ワーノクトゲシキアトビ作ったの42歳
とかそれぐらいですから。そんなに若くないんですよ。
そうですよね。全然ジョブズより
15ぐらい年上ですからね。
まだまだ30代40代これからですんで。
ほんとや。なかなか日本で40代から起業する。
でもいけるか40代からスタートアップ狙っていく人。
40ぐらいが一番企業は成功率高いっていう話も聞いたりしますんで。
ある程度その業界で情報とか人脈とか
作って準備して40代でいくって感じか。
40代ってなんか遅いなっていうイメージあるけど全然そんなことないですね。
そんなことないですね。思い立ったらぜひ
検討してみてはいかがでしょうか。
ということでねフォトショイラレの話もしたかったんで
これ次回でしょ。きたー。
フォトショはアドビは作ってないという話を
していきたいと思いますのでぜひ来週も見てもらえたらと思います。
今回の感想をメールまたはアップルポッドキャストのレビューで
お待ちしています。二人でコメント欄を全て読んでいますので今後の番組を
より良くするためにあなたの感想をお待ちしています。
それではまた来週お会いしましょう。さよなら。