1. ゴロゴロ起業ラジオ
  2. 95. 日本初のSNS『mixi』の華..

女子高生も経営者も、みんな大好きだったmixiについて話しました。


日本のネット文化、起源は平安時代?/ mixiの日記を読もう / SNSの歴史はフレンドスターに始まる / 閉じたmixiと開かれたTwitter / 2004年はソーシャルメディア奇跡の年 / 質問したユーザーと答えたいユーザーのどちらを先に集めるべきか / テキストサイトから続く日記ブーム / mixiで日記を書いてもらうための2つの仕掛け / バーチャル空間はなりたい自分になれる場所 / 信頼社会と安心社会 / ハリーの結婚式がすごかった話 /


📕 参考図書


ソーシャルメディア四半世紀:情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ

https://amzn.to/3JCeOBd


ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか?

https://amzn.to/3xVGQ8f


信頼の構造

https://amzn.to/3QImYft



📮 お便りはこちらから

https://forms.gle/FjfvyGc9Ua8uBPR99


🐦 ゴロゴロトーキング公式Twitter

https://twitter.com/5656talking


📻ゴロゴロ起業ラジオ

https://open.spotify.com/show/7gw8wScrBTfiVdP6KTagsb


📻ゴロゴロトーキング

https://open.spotify.com/show/31LnZKGisvsUTdIWc5jzL0

サマリー

『ミクシー』は日本初のSNSとして人気があります。主な機能は日記であり、日記を書くことで人々が集まり、さらに日記を書く人が増えるサイクルが生まれます。ミクシーは、信頼社会と安心社会という言葉で表現される日本人的な要素を持ったSNSであり、他の海外のSNSとは異なるクローズドなコミュニティを提供しています。日本初のSNSであり、海外のSNSとも相性が良いですが、2012年頃から衰退し、ツイッターやLINEの登場などに影響を受けています。

00:00
スピーカー 1
どうもハリーです。 どうもヤマンです。ゴロゴロ起業ラジオは、教育会社を経営しているハリーと、デザイン会社を経営するヤマンがお届けする起業アサートアップに関する話を緩く紹介する番組です。
はい。 インターネットの文化の起源を遡っていたんですけど、
やっぱり日本特有のネットカルチャーってあるじゃないですか。 うんうんうん。
この起源って、いつだと思いますか。 うーん、1988年ぐらい。 88年。何があったんですか、88年。
スピーカー 2
いや、僕85年生まれなんですよ。はい。 で、生まれたての時の記憶、まあもちろんないんだけど、その時ってなんかそんなネットとか言ってなかったと思うんですよね。
はいはい。じゃあまあ80年代ということですね。 そうだよね。80年代ぐらいなんですか。 ああ、残念。これ別に正解あるわけじゃないですけど。
スピーカー 1
あのね、平安時代ですね。 平安か、そこまで来たか、聞こうじゃないか。
ということで今回はね、ミクシー。 ミクシーね。 僕ら世代ドンズバですけどね、ミクシー。もう前回ね、小山さんがミクシーの話をさせろさせろと。
いやいや、俺はそんなできないよ、ミクシーの話。 もうヨダレを垂らしながら言うもんですから、そこまで言うならと、ミクシーの回やらないといけないなと。
なるほど。 ミクシーやっていきたいと思いますが、ミクシーがね、なぜ人気になったか、そしてなぜ人気がなくなったのかみたいなところね、
ざっと見ていきたいんですけど、最近ミクシー使ってますか。 使ってないです。どれぐらい使ってないですか。
スピーカー 2
え、だって大学生の時とかだったと思うんで、はい。 17、18年前。
そんな前か。 むしろ社会人になってからミクシーなんてあったの? 今もありますよ。 今もあんの、あれ。 今もありますよ、もちろん。 そうなんだ、失礼しました。
そうですよ。僕もこの機会ね、数年ぶりにミクシーアクセスしてみたらね、アカウントが凍結されてましたね。 はいはいはい、そりゃそうでしょ。
で、一応解除してもらってみたんですけど、もう発狂しましたね。 黒歴史がザックザク出てくるもんで。 あ、そう。
スピーカー 1
もう何やってたかすらも覚えてないわ、ミクシーで。 ぜひね、これ皆さんもミクシー久しぶりにね、アクセスしてみたらいいんじゃないかなと思いますが、
日本初のSNS『ミクシー』の誕生
スピーカー 1
まあまあ、あのミクシーね、諸説あるんですけど、日本で初めてのSNSとも言われてます。
が、海外ではね、すでにそのミクシー誕生が2004年なんですけども、 海外ではもうすでにそのSNSというものはあったんですよね。
あ、そうなんだ。 はい、それはね、えっとね、フレンドスターっていう サービスがありまして、このサービスをこのミクシー作った笠原さんという人がね、
知り合いの留学生の人に教えてもらって、これを日本でもやろうということで始まったのがミクシー。
スピーカー 2
で、この2004年がね、すごいいろんなサービスが生まれた年で、 フェイスブックも2004年ですね。 あーそうですよね、そのぐらいですよね。
スピーカー 1
あとグリーも2004年なんで、 この時期ね、いろいろと生まれてきたなという奇跡の年ですね。
なんでフレンドスターがあって、でその後でマイスペースっていう音楽系のやつもだいぶ流行ったんですけど、 その次にフェイスブックミクシーあたり。
で2006年ツイッターですね。 という感じでね、あのSNSがめちゃくちゃ流行っていた時期なんですけど、
このね、ミクシーがなぜ人気を出すことができたのか。 他にもね、ついづいサービスいっぱいあったんですけども。
スピーカー 2
みんなやってたもんね、あの時。 ね、もう狂ったようにやってましたよね。
見ないと心配だっていうぐらいやってました。 あーほんと、そこまで言ってた。
で、こういうね、あのSNS、当時はSNSってあんまり言ってなくて、結構ネットコミュニティみたいな言われ方をされたんですけど、
スピーカー 1
このね、コミュニティ作り、やっぱり鶏卵問題というものがありまして、 このユーザーが作ったコンテンツを見に来る人がいて回るサービスじゃないですか。
なので、このコンテンツを作る人を先に集めるか、それともそういうのを見たいユーザーを先に集めるのか。
本当はね、両方集めないといけないですけど、両方同時に集めるのって結構難しいんで、 先にどっちから集めていけばいいのかなという問題が。
なんかそれ、前やりましたよね? 前やりました。覚えてますか?
スピーカー 2
忘れました。
スピーカー 1
どっち?どっち?先に地を集めるって言っても、なんか間違えたような気がするなぁ。 ダメだなぁ、全然覚えてないなぁ。
スピーカー 2
役に立ってないですね、あんまり。
先にコンテンツ作る人ですか? コンテンツ作る人。 じゃあ前反対言った記憶がうっすらあるんで。
スピーカー 1
なるほど。 正解!
あーやっぱり。 最初はね、ちょっとSNSわかりにくいんですけど、このヤフーチームクラブみたいな質問系だと、
この答えたい人と質問したい人っていうのだと、やっぱ先に質問したい人をね、集めるべきと。
ということで質問したい人が十分にいれば、答えたい人っていうのは勝手に集まってくるんで、
SNSで言うと最初は自ら進んで投稿してくれるような、なんか課題感が強い人とか熱心なファン、
スピーカー 2
集めることが重要ということですね。 なるほど。
スピーカー 1
まあね、こういう人を先に集めましょうということで。 フェイスブックとかだと最初はね、ハーバード大学の学生だけが使えるっていうコミュニティから始まって、
それがいろんな大学にこう点々としていくわけなんですけど、 最初はね、この
ハーバードとかスタンフォードの優秀な男子学生っていうのを集めれば、それとお近づきになりたい女性というのがほのずと増えてきて、
で今度はその女性たちを目当てにいろんな男性が集まってくるっていうね。 このサイクルがね、
いもずるしきみね。 フェイスブックですね。なんでまあ最初はどんどんと自分から投稿してくれる人を増やしましょうと。
でこのサイクルが回り出すとね、これも以前話をしましたけど、ネットワーク効果というものがあるので、
スピーカー 2
はい覚えてますか? ネットワーク効果全く覚えてないです。
やめようかな。 ごめんなさい僕が全然あのできない子で申し訳ないです。
スピーカー 1
でもねこれ聞いてくださってる方もね、絶対覚えてないって。 じゃあ復習ですね。 復習復習。
スピーカー 2
一言で言うと使う人が増えれば増えるほど便利になっていくようなものですね。 あーはいはいはい。
スピーカー 1
電話とかLINEとか、これを回り出させればもう勝ちということで、それをねうまくやったのがこのSNSの勝者たちなんですけれども、
なるほど。 Mixiはね結構この日本人にマッチした機能というのを作るのがうまかったなと思っておりまして、前回もねAmazonと楽天で日本的なサービス設計みたいな話しましたけど、
SNSにおいても日本的な感覚っていうのがね、そのサービスに反映されているなと思っておりますと。
スピーカー 2
で、Mixiといえばやっぱメインの機能って何でしょう? Mixi、もうね記憶すら薄っすらとしか覚えてないんですけど何してたか。
なんか、 いやもうね僕ねめちゃくちゃ疎いんで
日記を書くことの人気
スピーカー 1
何してたかすらもうわかんない。 あんま使ってなかったんすかね。
うーん、まあでもハマりはしなかったけどみんなやってたよねあれは。 はいはいやってましたね。
スピーカー 2
なんかブログ書くんだっけあれ。 お、いいですね。 ですよね、なんか文章作って、FacebookとかTwitterよりも長い文章を投稿して友達になった人たちにだけが見れるみたいな。
スピーカー 1
お、素晴らしい。 プラットフォームでしたよね確か。 その通り。 おーよかったー。
はい特に初期のMixiはね日記ですね。 日記だそうだ。
Mixiで日記を書くというのがね。 はいはいはいはい。 はいみんなやってましたけれども日記はね
あのインターネットでは昔から人気のコンテンツで、特にインターネット初期だとテキストサイトって呼ばれる面白い文章を書くっていうブームがねあったんですよ。
で日記といえば、日記といえばというかここでねあの冒頭の平安時代の話なんですけど、平安時代といえば日記ですよ。 あ、そうなの?
これは僕はめちゃくちゃ浅井議会で喋ってますけど。 はいはいはい。 平安時代といえば日記じゃないですか。
スピーカー 2
まあ青少納言、紫式文。 あーなるほどそっちね、はいはいはいはい。 あとね土佐日記とかさらしな日記とかもね平安時代に。 はいはいはい確かに確かにそういう文集が流行し始めた時代ですね。
スピーカー 1
はいでね特にねその文章をね文章で物事を表現するというのがね、この時代に生まれてこれがね脈々と受け継がれてきたのではないかという説がありますが。
で特にねあの和歌とか単歌とかだと決められた文字数で表現しないといけないっていうのはツイッターっぽいなぁみたいなのとか言われてたりしますが。 面白い着眼点ですねそれは。
スピーカー 2
そうだからもう青少納言なんかね、当時のインフルエンサーだったんじゃないか説がね。 インフルエンサー?いや間違いない。インフルエンサーですよ。
スピーカー 1
あの枕野草子ね僕もちゃんと読んだことはないですけど、確かに結構どうでもいいこと書いてるんですよ。日々のあるあるみたいなこととかが。
スピーカー 2
蚊が飛んでてうるさいわねみたいなこと書いてたりとか、なんかいい毛抜きがないものよねみたいなこと書いてたりとか。 はいはいはいはい。
スピーカー 1
あのインスタなんですよもう。で、まあ一方紫式部は結構ね、どっちかというとアンチの人なのかなと。
スピーカー 2
青少納言をディスるというね、ことをしてたりっていうのがね。 そうかそういう視点から見ると面白いな。
うーんなんか今と同じようなことをやってるなーっていうのはね。 はいはいはいはい。
スピーカー 1
っていうねそういうなんか類似性を言う人もいますが、まあわかんないですこの辺は。 うんうんうん。
なんだけどまあ日記というのはやっぱインターネットでもすごい人気で、海外は逆にあんまり聞かないんですよね。
スピーカー 2
日記コンテンツみたいな? 日記を書くっていうのが。ブログみたいなんないんですか?
スピーカー 1
いやもちろんありました。ありましたが、日本ほど流行ってないんじゃないかなと。ちょっとこの辺データ曖昧なんですけど。
うんうんうんうんうん。 うん。
あのね、当時2004年頃。 うん。
スピーカー 2
あの真田部香里さんがブログの女王と呼ばれて。 そんな時代もあったか。
スピーカー 1
ありましたよね。はいはいはい。 で2005年にはブログが流行語大賞にノミネートされているということで。
スピーカー 2
うんうんうん。 その時期ですよ。 日本人ってやっぱ文字読むのを好きな人多いのかもしれないですね。
スピーカー 1
うんだと思います。 うん。
どっちかというとねこれも本当に全然データないですけど、海外は結構画像が好きなんじゃないかなっていう。
画像映像。 確かに確かに。 そんな気がしますね。
うん。 ちょっとこの辺曖昧なんですけども、そんなわけで日記は結構日本人と相性が良かったというわけなんですけれども、日記をネットで書くのって結構ハードル高くないですかと。
高い。 高いですよね。まあ今でこそ普通ですけど。
うん。 なんかね全世界に発信すること別にないですけどっていう感じで。
うんうんうんうん。 あったんですけどただやっぱこの最初のニワトリ卵問題で日記を書くと人が集まる人が集まるとまた日記を書く人が増えるみたいなサイクル回さないといけないんでどんどん日記を書いて欲しいんですよ。
足跡機能とコミュニティの重要性
スピーカー 1
うん。 日記を書いてくれさえすれば上手くもあるんだけど日記を書けるかと。
うん。 いうためにどうしたかという発明が足跡とコミュニティですね。
うーん、なるほど。 皆さん足跡機能覚えてますか。
スピーカー 2
覚えてる。 覚えてる。 うん、誰が自分のページ見たかがわかるやつでしょ。
スピーカー 1
わかるやつです。 うーん。
やっぱ日記を書いたりするとねドット足跡が増えたりとかね。 うんうんうんうん。
スピーカー 2
しましたよね。 気になる人に足跡残すみたいな。
スピーカー 1
え、そんなしてたんですか。 いや、わかんないけど想像ですけど。 宮火ですね。
そういうこととかもあったんじゃないですか。 あったと思いますよ。
うーん。 そんな淡い青春はなかったですけど僕には。
スピーカー 2
まあまああの足跡ねこの足跡っていうのが高い利用頻度と利用時間を維持した仕組みの一つというふうにね言われています。
スピーカー 1
はいでまあ昨日はねさっきおっしゃってた通りこの日記を見たりプロフィールにアクセスした人の名前とあと時間も出たかな。
うん。 が表示されるというものなんですけどこれ小山さん当時のネット文化をあまり知らないとわかんないですけど。
うん。 あのー
スピーカー 2
読み逃げという文化があったのは。 読み逃げ?
うん。 知ってますか。 ふったくわかんないなぁ。
スピーカー 1
じゃあ霧版はわかりますか。 霧版?
なに。 霧版知らないですか。
春カイロみたいな。 えー違うそれ霧梅ね。
スピーカー 1
あー霧梅かすいません。 あのー霧版、霧版は霧の良い番号の略なんですけど。
うんうんうん。 昔まあミクシーじゃない方のブログでアクセスカウンターっていうのがあったんですよね。
ほう。 でこのサイトは合計何百人が訪れましたみたいなのが。
サイトの隅っこの方にあって。 人気のサイトはもうそれが数万とかいくわけですよね。
うんうんうん。 そのアクセスカウンターっていうのがあったんですけど、霧の良い番号なんで例えば100とか1000とか。
ミクシーの独自性とコミュニティ
スピーカー 1
うん。 このたまたま自分が1万人目とかになるかもしれない。
でなったらこれ霧版なので、霧版踏み逃げ厳禁ですと書かれていたら。
うん。 なんかコメント残さなきゃいけないんですよ。
スピーカー 2
おー面白い文化っすね。 霧版ゲットみたいなの。
その霧版になると基本的に嬉しいんですか? ポジティブな現象なんですか?
あんま嬉しくはないですけど。 あーめんどくせーみたいな?
スピーカー 1
そうそうそう。 ここがどっちかっていうとそっち派でしたけど。
まあわかんないですけど好きな人は好きなんじゃないですかね。
スピーカー 2
あー霧版だからコメント失礼しますみたいな? そう。
スピーカー 1
へーそんなあるんや。 ですです。
でそれと似たような読み逃げというのがこのミクシーで日記を誰かが友達が書いてて、
それ読みに行ったら足跡残るじゃないですか。 足跡残って何もコメント残さない人を読み逃げと言ってまして。
それやっちゃダメなんすか? 別にやってもいいんですけど、まあ書いた方がいいよねっていう。
スピーカー 2
あーまあね。 暗黙の了解がありましたね。
まあ揶揄する言葉ですからね。 はいはいはいはい。
スピーカー 1
ちょっとずつ思い出してきたミクシーのこと。 思い出してきました。
なので他の人の日記を読むと足跡が残るんで、読み逃げするのは良くないよなと思ってコメントをすると。
でそういうのをコメントするっていうのを繰り返すうちに私もちょっと日記を書こうかなと思い始めるというサイクルがね、ここで回り始めるっていうことで。
なるほどね。 この大きい歯車を回すための小さい歯車がね、いろいろ用意されていたんですね。
はいはいはい。 いい仕組みじゃないですか?これだけ聞いてると。 いいですよね。
うん、なんで潰れたんだろうねあれ。 潰れてはないですけど。
あ、そっかそっか。 人気なくなってはしまいましたよねっていうところで、まあまあ。
で、先にですねこのミクシーのサイクル回すための木の足跡ともう一つがコミュニティですね。
コミュニティって覚えてますか? 覚えてないです。 覚えてないですか?
コミュニティはその。 友達みたいな感じSNSの。 いや違いますね。
あの趣味のコミュニティとかがあって、例えばサッカー好きの人が集まるコミュニティとか、大阪に住んでる人が集まるコミュニティとか。
スピーカー 2
それってなんか今のFacebookのグループとかでもありますよね。もうそんなあんまりやらないけど俺は。
スピーカー 1
グループ、Facebookなんて呼んでたっけ?コミュニティじゃなかったっけ?Facebookも。 コミュニティなんすかね。
コミュニティって名前だったかな。なんかありますね。まあでもそんな感じですかね。
スピーカー 2
なるほど。 グループとか。 はいはいはい。
スピーカー 1
に近いと思います。で、このミクシーっていうのはね、どういう場所だったかというと当時のこの若者たちにとって。
なりたい自分になれる場所なんですよ。
10代20代の頃。 自分はこういう人間だと思われたいみたいなのがね。
みんなそれなりにあると思うんですよ。 はいはいもちろん。 で、多分その表現方法ってもうほぼファッションぐらいしかなかったんじゃないかなと思うんですよね。
スピーカー 2
当時はね。 うん。こういう服を着る人はこういう人だなみたいなので。 はいはいはいはい。
スピーカー 1
そういう自分の理想とか憧れに近しい服を着て、自分をそういう風に見せたいみたいなね、ものを表現してたんですけど。 ただね、とはいえね、現実世界だとどうしてもね、見た目とか、既存の人間関係でどうしたってこの払拭できないイメージっていうのはね。
そうね。 あったんだけど、ネットではこの100%なりたい自分を演出することができるということで、それにひと役買うのがコミュニティなんですよ。
へー。 だからコミュニティっていうのはその、まあさっきも言ったようなこの好きなサッカーが好きとかカメラが好きとか、まあそういうのに入るんですけど、何か情報を得たりして入るという人ももちろんいたんですけど、私はこういうのに興味持ってますせというのを自分の友達に見せつけるという役割も果たしてたんですよ。
なるほどね、なるほどなるほど、わかります。あのステータスとしてのね。 うん、そうですね。
うん、スタバみたいな感じね、スタバみたいな感じ。 あーそんな感じですね、そうそうスタバの容器を持ち歩くみたいな感じですね。
スピーカー 2
ですよね、なんか本当に美味しいコーヒーが飲みたくてスタバに行ってるんじゃなくて、スタバ行ってる私いいでしょうを買いに行ってるんでしょ? あの人たち。
スピーカー 1
そうそうそうそうそう、知らんけど。
まあそんな感じです。
で、特に当時の初期UIだと、あのプロフィールページっていうのそこに行くと、左上とかにアイコンがあって名前があって、結構目立つところにその人が所属してるコミュニティ一覧っていうのが出たんですよ。
で、そうするとそこにそのプロフィールページアクセスすると、この人はこういうコミュニティに入ってるんだなぁみたいなのがツラツラと出てくると。
で、そうするとこの今まであんまり言ってなかったけど実はこういうのが好きみたいなとかっていうのを、まあ何も言わなくてもアピールすることができる。
プロフィールに書いたりするとちょっとやらしいじゃないですか。
やらしくもないけど。
スピーカー 2
巧妙なテクニックだなそれは。
スピーカー 1
そうそうそういうのを忍ばせることができるっていう場所がコミュニティだったんですよ。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
ということで、このみんななりたい自分になりたいと思っていたけど、現実世界ではなかなかそれが実現できなかった。
しかしMixiというところでコミュニティという機能を使うことでそれが実現できていくと。
いわゆるこの足跡とコミュニティというね、2つがMixiを大きく動かしていったのではないかなと。
スピーカー 2
なるほど、いや上手いことできてますよね。
スピーカー 1
いやさすがですよね。
スピーカー 2
ねえ、ちゃんとシナリオがあって。
スピーカー 1
そうそうそう、だからね一つ一つの日記を書けるようにするとか足跡つけるとかだけだとやっぱ機能はすぐ真似されちゃうんですけど、
やっぱこう複数でこのいろんなところから打ち手を打っておくと他の人にはなかなか真似できないことになってくるっていうことがあるんでね。
スピーカー 2
確かにコミュニティとかになってくるともうこのMixiのこのコミュニティじゃないとダメってなるもんね、新しいサービスが出てきても。
スピーカー 1
他のところのコミュニティに入ってもMixiの友達にはそれが見せられないんで、そうなるとわざわざ他のコミュニティに入る意味があんまりないと。
スピーカー 2
ですよね。
スピーカー 1
ということでみんなMixiでやらねばと、ことになってくるということなんですけど、どうですか思い出してきましたか。
思い出しましたね。
スピーカー 2
そんなにねあの僕はハマってなかったですね。
スピーカー 1
ハマってなかったよ。
スピーカー 2
でもなんか登録した記憶とかみんなやってた記憶とかもねありますよね。
今でもそうなんですけどSNSね、苦手なんですよね結構。
スピーカー 1
全然やらないですよね。
スピーカー 2
全然やらないですね。
やっぱ小山さんどっちかっていうとこの電脳世界で何かしたいというよりリアルな方を重視しているんじゃないかなっていう気はしますけどね。
そうですね、そうです。そっちタイプなんですよね。
スピーカー 1
携帯でピコピコするよりも外でサッカーボール蹴ってたいタイプなんで。
そんな感じしますね。
スピーカー 2
そうなんですだからついていけないっていう悲しさがあるよね。
何それみたいな。
でも便利だと思いますよ本当に。
スピーカー 1
SNSか。
スピーカー 2
SNSっていうかそういう携帯とかね。SNSも便利ですよね。
スピーカー 1
SNSも便利ですよねって。
2024年に。
スピーカー 2
デザイン会社の社長がこんなこと言って大丈夫かなって。
スピーカー 1
涙出てきた。
令和ですよ。令和。
スピーカー 2
そうだそうだ。
スピーカー 1
まあまあそんなわけでね。
海外のSNSとの比較
スピーカー 1
ミクシーっていうのはねこれでうまくいくんですけどもう一つねミクシーと海外のSNSっていうのねちょっとどうしても比べたいんですけど。
他のSNS、FacebookとかTwitterとかと比べるとミクシーはすごいねクローズドな閉じたコミュニティと言われていて。
実際そうなんですよね最初招待制でしたし。
友達以外は日記見れないとかそういう設定もできたんで誰でも見れるものではないですよってしてたんですよね。
でこのポジショニングで言うとこの広く浅い繋がりからこうだんだんとこの狭く深い繋がりみたいなのやってきたときに一番外にあるのがTwitterなんですよ。
広く浅く誰の投稿でも見れてそこで緩く繋がりを持つことができるみたいな。
でもう一つもう一つこう内側に行くとFacebookがあってある程度リアルな人間関係をベースにしてなんかわちゃわちゃコミュニケーション取りましょうみたいなのがあって。
さらにその内側に行ったところにあるのがミクシーですね。ブラックホールですよ。
でこれがこの狭く深く閉じているというのが日本人的に合っているのではないかなという言説がね当時結構多くてですね。
これをね表現した言葉で信頼社会と安心社会という。
スピーカー 2
信頼社会と安心社会。
スピーカー 1
はい言葉がありましてこれはねあの山岸俊夫さんという人が信頼の構造っていう本で書いてたんですけど。
信頼社会っていうのはこの見ず知らずの人に対しても信頼をするっていう社会。
で海外は結構こっちなんじゃないかなと言われていて。
一方日本は安心社会という方で他人を全く信用してないんだけれども法律とかそういったものによって裏切るリスクが高いから変な行動はしないだろうという。
外部の何かによって変な行動しないだろうという制限があるから安心して行動できますねっていう。
これが安心社会というやつですね。
スピーカー 2
なるほど。
信頼社会と安心社会
スピーカー 1
だからねそのどうなんでしょう海外をっていう一括りにするのは良くないと思うんですけど結構ね誰にでもオープンだみたいなのとかあるいは日本人はあんまりこうグイグイいかないみたいなところとかっていうのはこういう言葉である程度説明できるのかなという。
スピーカー 2
確かに。僕あの一昨日まで沖縄出張行ってたで沖縄行ってたんですよ。
スピーカー 1
いいな。
夜会食だったんですけどアメリカのチャタン?北谷って書いてチャタンって読むらしいんですけどアメリカンビレッジって聞いたことあります?
スピーカー 2
アメリカンビレッジっていう観光地があってでっかいなんか結構カラフルな楽しいショッピングモールなんですけどアメリカの軍人さんがいっぱいいるんですよ。
基地が近いから。
でもう夜飲みに行ってももう外人だらけなんですよね。まだシーズンじゃないんでその観光客も少なくって本当にアメリカ人が多いんでアメリカ人が経営してるアメリカ人のためのバーとかがあって結構客さんといっぱい回ったんですよ。
もうめっちゃ友達できたもんねなんかすごいカジュアルですよね本当にカジュアルですよねなんか日本人だとこうならないよなみたいな。
スピーカー 1
ならないですよね。
スピーカー 2
面白かったのがそのアメリカンビレッジに最後カラオケ行こうって言ってカラオケに行ったんですけど。
スピーカー 1
知らん外国人と?
スピーカー 2
いやお客さんとねお客さんとカラオケ行こうって言って行った時にハンバーガー屋さんだったんですよそのマクドみたいな。
スピーカー 1
カラオケじゃなくて?
スピーカー 2
そうマクドとかモスバーガーみたいなスタイルのハンバーガー屋さんファーストフードの屋さんでカラオケが歌えるっていう場所だったんですよ。
新しいなこれと思ってもうお客さん外人だらけで店員も外人だったんですけど全部英語だったんですけどもうなんかそこでいろんな外国の人と一緒に肩組んで歌ったり。
あのすごい友達いっぱいできましたねその時。
スピーカー 1
はーいやそれ小山さんがすごいですよね僕無理っすもん。
スピーカー 2
そうなんかないやでもあの場に行ったら多分大丈夫ですよ。
スピーカー 1
あの場に行ったら僕でも。
スピーカー 2
大丈夫大丈夫言ってるかもしれない。
スピーカー 1
言いたいな。
スピーカー 2
言ってるかもしれないですね。
まあその時だから本当にもうみんな結構喋りかけてくれるし。
こっちから喋りかけても全然気持ちよく対応してくれるし。
なんか確かに信頼社会っていうのがぴったりな気がするなんか知らんけどすごい信頼されてるなみたいな感じが。
日本人じゃありえないそのスピード感で出てくるから。
スピーカー 1
ないですよねだからマクドに来て横の席見て話しかけるとかってないじゃないですかやっぱ。
スピーカー 2
そうなんですよ。
スピーカー 1
されたくもないし。
そうだからバーってカラオケ歌った瞬間にもうみんなこっち見て拍手しながらナイスみたいな。
スピーカー 2
次は俺が日本語の歌歌うよみたいなこと言ってきたりとかして。
スピーカー 1
あーいいね。
スピーカー 2
すぐに打ち解けて確かにアメリカ人ってこういう感じだよなと思いながら。
スピーカー 1
いいですよね。
まさにそういうことですね。
やっぱ日本だとそういうお店ってある時にはあるけどメジャーではないですよね。
スピーカー 2
メジャーじゃないですね。
スピーカー 1
っていうところがねその日本人性みたいなところがあるのかなと思っていて。
ミクシーの成功と衰退
スピーカー 1
さっきも言いましたけどレストランで横の席の人とはやっぱ壁一枚あると思いたいじゃないですか。
ここのゾーンは私たちだけのゾーンですみたいな形にしたいと。
いうのがこのやっぱ海外のサービスとはちょっと相性がこれまであんま良くなかったのかなと。
いうところに完全閉じたコミュニティができるというミクシーはビチッとハマったのかなっていうのがね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
あるわけなんですね。
スピーカー 2
日本人の特性を抑えてたんだね。
スピーカー 1
うんだと思います。
だからやっぱりね日本でサービスうまくいくのと海外でうまくいくのとちょっとね作りが違う部分を気をつけるといいのかなと思いましたね。
まあこんな感じでうまくいったんですけどその後ね2012年頃からミクシー離れと。
スピーカー 2
そうよねすごいスピードで衰退していった感がありますよね。
スピーカー 1
すごいスピードで1年で約2割ぐらいユーザーが減ったということなんですけど一つはね足跡疲れとかね。
スピーカー 2
あーそこで疲れちゃうんだみんな。
スピーカー 1
あれが結構逆効果だったのではないかという。
スピーカー 2
足跡疲れってどういう疲れ方すんの?
スピーカー 1
足跡残したらやっぱ何かそこでコメント残したりしなきゃいけないという義務感がもうめんどくさい。
スピーカー 2
働いてもうめんどくさいとね。
スピーカー 1
どうせ見ないんだったらもうログインしなくてもいいよねというのと後はね当時やっぱツイッターがすごい流行ってたんで
ツイッターに負け字とねミクシーボイスというつぶやき機能が出たわけですよ。
でまあ足跡嫌われてはいたけど足跡があるから結構うまく回せた部分あったんですけど
ボイスだと足跡残さなくても見れたんですよ。
他の人の投稿っていうのを。
でそれによって足跡があんま機能しなくなったしみんな日記を書かなくなってボイスばっか使うようになったせいというのもあって。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
この辺ねこれが原因でっていうのは一つには絞れないですけど。
スピーカー 2
悲しいよね難しい局面だったんでしょうねそのミクシーも。
スピーカー 1
でみんなツイッターに流れフェイスブックも浸透してきて後はやっぱLINEの登場もありましたね。
スピーカー 2
あLINEか。
スピーカー 1
LINEが2011年なので。
スピーカー 2
LINEもあれあるよねそのタイムラインみたいな上げてる人いますもんね。
スピーカー 1
最近はねうんありますね。
まあそんなこんなで減っていくんですけどまあでもこれSNSっていうのは今フェイスブックがまあみんな見なくなったみたいなこと言ってますけど。
やっぱ10年単位でね入れ替わっていくものなんですよ。
その理由としてやっぱ大きいのが親や上司が使ってるSNSは使いたくないっていう若い層の気持ちがあるんで。
スピーカー 2
はいはいはいわかる。
もうフェイスブックおじさんとおばさんしかいないもんね。
おじさんとおばさんのなんか自慢か報告かみたいな場所になってるから。
でいい感じになんか広告も多いしなんかあまり有益なものになってないような気がするんですけどね。
僕はね僕はね人によると思いますけどもちろん。
スピーカー 1
まあまああると思います。
若い人はもっと別のやつを使ってたりするので。
ねえ。
やっぱそういう年代が違ってくると違うものを使いたがるっていう特性はどうしてもあるので。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
まあ違うものが使われていくとこういうね入れ替わりというか新陳代謝が10年サイクルで起きてくるということがあるんで。
うんうんうん。
まあその辺はある程度仕方ないのかなと思うんですけれども懐かしいミクシーが今はねあまり使われなくなったということで。
スピーカー 2
ねえ懐かしいなあ。
スピーカー 1
懐かしのインターネット話をいろいろしたいんですけどね。
そこまで僕がリテラシーがないからネットに関して。
スピーカー 2
なかなか話がね通じ合わない場面がどうしても生じますよね。
スピーカー 1
まあこういうねインターネットの昔話をしたいという人はねぜひこういうのを聞きたいぞというのをね言ってくれればやるかもしれませんので。
スピーカー 2
はいあの全くわかってない人の気持ちになって僕は聞けるのでねそういう方も聞いていただきたいですね。
何そのワードみたいな。
スピーカー 1
いやもっと知ってると思ってたけどな。
いやすみません。
スピーカー 2
いや自分で言うのもなんですけどネット界隈のリテラシー部屋って相当低いですよ。
スピーカー 1
本当ですよね。
よく生きてこれましたね。
普通だったらもう淘汰されてますよ。
スピーカー 2
淘汰されてるレベルですよね。
なんとなくで生きてこれましたね。
その辺は。
ミクシーの衰退要因
スピーカー 1
くやまさんなんかハマったネットサービスとかないんですか。
スピーカー 2
ハマったネットサービス今で言うとまあnetflixかな。
スピーカー 1
ああはいはいはい。
スピーカー 2
でもnetflixはうちのテレビで見るんで。
スピーカー 1
netflixでしょ。
スピーカー 2
amazon買い物するとき。
スピーカー 1
楽天。
googleカレンダー。
スピーカー 2
もういいです。
スピーカー 1
もういいですやめてください。
スピーカー 2
そのレベルですね使うもので。
スピーカー 1
そっかはいはいはい。
いろいろいろんな人がいるもんなんですね。
いろんな人がいるもんなんで。
僕の周りやっぱなんかネット好きな人が多いんで。
スピーカー 2
そうだねいやだってさ俺あのハリーさんの結婚式の時すげーなと思ったもん。
もうあの出し物よ。
余興のさ。
なんかもう会場を巻き込んでなんかit使ってさ。
なんかゲームしてたじゃん。
あれ作りましたよ。
もうすごいなと思って。
スピーカー 1
その話今度しましょうか。
めちゃくちゃエンジニアの人たちこういうのできるのみたいなレベルのもの作って。
技術界隈の人の結婚式ね。
はいはいはいやってたじゃないですか。
いやこれね僕はあのぜひお勧めしたいですねこれから結婚式やる人いたら。
いやあれめっちゃいいって。
だって僕とかあれですよあのキャリーパミュパミュとか踊るだけとかですよ。
いいじゃないですか。
スピーカー 2
それでいいんですよ。
はい。
ああいうことできるの本当にすごいなと思いながら見てましたね。
スピーカー 1
いいですねそういう雑談会でちょっとやりましょう。
あれに関しては僕も話したいことがあるんでね。
スピーカー 2
すごかったなあれ。
スピーカー 1
はいということでね皆さんもインターネットの話や結婚式の話など。
ぜひぜひあのこういうのしたよというのね送ってくれたら我々喜んで呼んでいますのでぜひぜひお願いしますと。
よろしくお願いします。
ということで今回の感想メールまたはアップルポッドキャストのレビューでお待ちしています。
二人でコメント欄を全て読んでいますので今後の番組をより良くするためにあなたの感想をお待ちしています。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
はいそれでは今週も聞いていただいてありがとうございました。また来週お会いしましょう。
さよなら。
35:54

コメント

スクロール