お客様を大切にする考え方
スピーカー 1
どうもハリーです。どうもヤマンです。ゴロゴロ起業ラジオは、教育が処刑しているハリーとデザインが処刑するヤマンがお届けするキーワーサートアップに関する話をゆるく紹介する番組です。
はい。こやまさんは、このお店はお客さんを大切にしているなぁと思う店ってどんな店が思いつきますか?
行きつけの立ちのみ屋さんでありますね。一見いい店が。どんなことをしてくれるんですか?
スピーカー 2
お客さんの名前まず全部覚えてますよね。比較的にコミュニケーション取ってくれてるし、気が利きますよね。
スピーカー 1
気が利くね。ありますね。そういうところ。しかし。
スピーカー 2
しかし。
スピーカー 1
しかし。それは本当にお客さんを大切にしているんでしょうか?
ほう。
ということでね。今日もAmazonなんですけど。Amazonさんはですね、今も昔も地球上で最もお客様を大切にする企業と。
スピーカー 2
それ言いますよね。
スピーカー 1
いう風にね。言ってて。さっきサイト見たら未だにデカデカと書いてましたね。
うんうん。
はい。なんですが。じゃあさっきこやまさんが言っていたようなコミュニケーションを取ってくれたりだとか。そういうサービス受けたことありますか?Amazonから。
スピーカー 2
ないですよね。
ないですよね。
スピーカー 1
うーん。
じゃあなぜAmazonは地球上で最もお客様を大切にすると言い切っているのか?というのがね。
スピーカー 2
なるほど。今日のテーマですね。
スピーカー 1
これがね、日本人特に陥りがちなんじゃないかなと思っていて。お客様を大切にしようという考え方が根本から違うということで。
スピーカー 2
怖いな。今日の話聞くの怖いな。
スピーカー 1
立ちの宮さんが、なんかね、今日も来てくれたんですねって名前を覚えてくれるとかね。
そうそう。
それはね、それでもちろんいいですよ。否定はしないですよ。
スピーカー 2
今一瞬なんか全否定された感覚に陥ったんですけど。
スピーカー 1
そこはね、否定しましょう。それはそれで素晴らしいサービスですが。
じゃあAmazonはどのようにお客様を大切にするということについて考えているのかというのをね、知ると見え方が変わってくるのではないかなと。
顧客第一主義の実現
スピーカー 1
ということでね、その話をしていきたいと思います。
いきましょう。
ということでまあ結論から言うとね、お客さんを大切にするイコールおもてなしではないということなんですよ。
多分小山さんがね言ってたコミュニケーションだとか、あるいは他の店でも、例えばじゃあなんかちょっとホテルとかに行くとね、すごい丁寧な接客をしてくれるみたいなあると思うんですけど。
スピーカー 2
ありますよね、ホスピタリティが高い店だな、ホテルだなっていうのは、なんかいいお店だな、いいホテルだったなっていう判断基準の中心にきますよね。
日本人の我々にとっては。
スピーカー 1
そうですよね。実際まあやっぱされると気持ちいいですよね。
スピーカー 2
気持ちいい。
スピーカー 1
そんな考えていただけるなんてっていうね。
スピーカー 2
はい、気持ちいいし逆に悪かったらすごく気分を害しますよね。
あの店やっぱないわとかさ、もう二度と行くもんかみたいなのって。
スピーカー 1
ある。
スピーカー 2
決してその接客の対応だったりスタッフのホスピタリティなんじゃないですかね。
スピーカー 1
あるよね。
うん。
まあまあまあそういうのもね、もちろん大事だし、特に日本人はそういう精神をね大切にするんですが、アマゾンは全然違うと。
うん。
まずアマゾンが考えるお客様を大切にするというのは何かというと、誰も解決できてない課題を解決するということなんですよね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
大きく言うと。
スピーカー 2
相当大きいね。
はい。
スピーカー 1
まあでもね、これ誰にでも考えられる考え方かなとは思っていて、アマゾン例にして言いますと、今はね結構この辺差別化があまりどこもサービス力上がってきてるんであるんですけど、
ちょっと前で行きますと、まず品揃えがいいんで大体何でも買える。
スピーカー 2
そうですね。選択肢がありますよね、まずアマゾンには。
スピーカー 1
そうそう、なんかこれ買わなきゃなって思ったら、とりあえずアマゾンに行くみたいなね、ルーティンになってる人は多いと思いますね。
うん。
で二つ目がね、配送が早い。
スピーカー 2
配送が早いね。
スピーカー 1
ね、やっぱこれですよね。
スピーカー 2
すげえ。
スピーカー 1
めっちゃ早いというのと、であとはまあ返品ができるとか返金ができるとかね、まあその辺もねあったりするわけなんですよ。
こういう当時他の誰もまだできていないことをやることこそが本当にお客さんに求められていることなんで、私たちはそれを提供しますと。
なるほどね。
はい、だからそこに別にホスピタリティ的なことはまあほぼないんですよ。
何ならその辺結構文句言う人最近多いですからね、アマゾンの。
確かに。
配送がどうだとか、なんかね届くものが潰れていて、その対応がみたいなね、めちゃめちゃあると思いますけれども、そういうことではなくて、こういったね他のところが提供できないサービスかつそれに対して困っている人がいる、それを私たちは解決しますということが顧客第一主義って言うんですかね。
仕組み化の重要性
スピーカー 1
なるほど。
結構ね、お客さんに喜ばれなきゃなと誰もが考えると思うんですけど、その時にやっぱり最初に思いつくのがおもてなし的な考え方、こういう丁寧な対応をしようとか、ちゃんとした服を着ようとか、そういうことを考えがちなんですけれども、実はそういうところじゃないということなんですよ。
スピーカー 2
いや、興味深いですね。でもそのおもてなしの部分を掘っていくと、そのお客さんのウォントにつながっている可能性もあるもんね。
なんで僕らが立ちのみ屋に行くのかって、なんか店主と喋りたいとか、なんかそういう需要があるから、なんかもっと手前の段階で判断しちゃってたのかもしれないね。
アマゾンのそのビジョンってもしかしたらものすごく深いかもしれないですよね。
スピーカー 1
だからそういうと立ちのみ屋さんに行くとだいたいスタッフさんと雑談するじゃないですか。
スピーカー 2
まあお店によりますけどね。
スピーカー 1
お店によりますけどね。でも普通に別にマクドナルド行っても、ガストとか行っても雑談しないじゃないですか。
なんなら最初結構衝撃でしたよね、大学生ぐらいとかで、そういうバーみたいなところとかに行って、なんかめっちゃ喋りかけてくるんだけどっていう。
スピーカー 2
ね、あるよね。初めて格打ちとか行った時ね、隣のおっちゃんが僕のポケットにゆで卵入れてきましたから。
どういうこと?
お兄ちゃんこれあげるーっつって。いや大阪はそんなんですから。
スピーカー 1
いやそんなことないと思うけど。
そうね。だからそういう意味では、その店員さんと話をするっていうことで、何かしらのね、課題を解決してるとは思うんですよ。
そういう意味ではね、いいサービスだとは思うんですが。
アマゾン的には仕組み化、おもてなしではなくて、ユーザーから選ばれるための仕組みのことを顧客市場主義の施策としてやっていると。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
でこれね、その善意をあんま信じるなということをね、ペゾスさん言ってるんですよ。
スピーカー 2
善意?
スピーカー 1
善意。善意と悪意の善意ですね。
はい。
やっぱおもてなしは基本善意の精神の現れだと思うんですよ。
こういうふうにね、してあげたら喜ばれるだろうというのを先回りしてやろうということなんですけど、これって結構不確実性が高いというか、再現性が結構人によるっていうところがね。
初めて来た人にベテランのスタッフと同じ対応をして同じようにお客さんを喜ばせられますかとなるとやっぱ難しいじゃないですか。
スピーカー 2
難しい。
スピーカー 1
そうなると、ベテランの人にどうしても頼らざるを得なくなってしまうということで、そういうのではなくて誰がやっても同じような結果を得られるっていうところに注力していくというのがお客さんを大切にするということにつながっていく仕組み。
スピーカー 2
なるほどね、汎用性は高いですよね。
スピーカー 1
なのでこの善意なのか仕組みなのかどっちを取るかということなんですよね。もちろんどっちもいいんですけど、仕組み化すると非常に再現性が高く拡大しやすいと。
スピーカー 2
誰がやっても同じ結果が得られるっていうことですね。
スピーカー 1
そういうことですね。
スピーカー 2
確かに特に飲食店とかってアルバイトの女の子とかスタッフさんのパーソナル能力っていうのかなによって違いますもんね。
スピーカー 1
違いますね。
スピーカー 2
いくらそのお店のマニュアルがしっかりしててもやっぱスタッフの個人能力によってそのおもてなしのレベルって全然違うんですよね。
世界的に見て日本人ってホスピタリティ高いしおもてなしの精神がそのすでに備わってて他の国の人たちよりも高いって言われつつでもそれでもやっぱ個人差あるから確かにそう言われると汎用性はないってこの場合は言えるかもしれないですね。
スピーカー 1
おもてなしに関しては。
スピーカー 2
ちょっと口が臭いと嫌だなとか。
あるね。
スピーカー 1
あるとは思うんでその辺ね完全になくすことはできないとは思うんですけれどもできれば仕組み化を頑張る方が他の人にも任せやすいみたいなねメリットが大きいっていうのは。
スピーカー 2
確かにおもてなしで差つけるってそう考えると難しいですね。
スピーカー 1
そうなんすよ。
スピーカー 2
難しいですね。
スピーカー 1
難しいんですよ。
この前僕もちょっと旅行に行って旅館みたいなとこ泊まったんですけどめちゃめちゃサービス良くてすごいなと思ったんですけど多分他の宿に行っても同じレベルだと思うんですよ。
もうなんか行ききってるというかこれ以上差があんまわかんないみたいな感じになっちゃってるのでそこで差別化できるかっていうと難しい。
スピーカー 2
難しいですね。やっぱりじゃあ我々は集客する上で仕組みを選ぶべきなんですか。
スピーカー 1
やれるならやっていった方がいいですよね。
スピーカー 2
まあそりゃそうですよね。なんか僕なんかデザインの仕事をしてるんで特に俗人的なんですよね。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
やっぱこの仕事は小山さんにしかできないっていう気色があるんで。
スピーカー 1
気色がありますがでもそれもねなんか言われたら嬉しいけど。
スピーカー 2
嬉しいだしなんかデザイナーにとっての醍醐味でもあるんですよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
なんだけどその経営者目線に立った時にこの俺にしかできない仕事って決して俺にしかできないわけじゃないんですよね。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
絶対仕組み化できるはずなんでその作業をしっかりやるっていうのがやっぱり経営者の仕事でもあるような気はしています。
スピーカー 1
そうですよだからもうある種呪いの言葉ですよ。
ねえ。
他の人にやらせないでくださいよっていうようなねことも案に含んでるわけですから。
スピーカー 2
うんうんうん。でもさ小山さんにしかできない仕事って言ってもさ分解して考えれば絶対誰でもできますからね。
なんだけどなんかその言葉が気持ち良すぎてそこに浸っちゃうんですよデザイナーは。
いやもうこの仕事マジでハリーさんにしかできないからこれちょっとハリーさんにお願いするわって言われるとなんかテンション上がるじゃないですか。
スピーカー 1
頑張ります。
スピーカー 2
頑張りますって言うでしょ。
言う。
なんでねその辺の考え方の切り替えというか難しいですよねそこら辺は。
スピーカー 1
そうなんですよね。
スピーカー 2
まあでもアマゾンはしっかりその辺やってるってことですね。
スピーカー 1
そういうことですね特にねやっぱこういう業種だとお客さんもね本とか売ってるとめちゃくちゃ多いんで結構ねそれこそデザイナーさんとかだと付き合いのある取引先10社とかでもね全然回ると思うんで。
アマゾンの仕組み作り
スピーカー 1
その10社とだけ仲良くしていれば良いのでもう一社一社別にこの山田さんの会社に最適化したサービスにしても全然いいんだけれども幅広く誰でも使えるようにしようとするとそこ絞りすぎると不要なフィルターがされてしまって他の人にとっては使いにくいみたいなことも起きてしまうと。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
いうことなんで仕組み化しよう。
スピーカー 2
仕組み化ね。
スピーカー 1
ということですね。
じゃあアマゾンさんそのためにやったこと特にね結構今も続いてるやつ多いんですけれどもえっとざっと言うとアフィリエイト。
スピーカー 2
アフィリエイトか。
スピーカー 1
これは今なんだっけアマゾンアソシエイトでしたっけ。
スピーカー 2
なんかありましたね。
スピーカー 1
はいアマゾンの本を紹介してその人が買ったら紹介した人に何パーセントかお支払いしますってね。
スピーカー 2
そうですねアマゾンアソシエイトですね。
スピーカー 1
はいとかあとはカスタマーマッチこれはねまあ今でこそ当たり前ですけど好きそうな本をレコメンドするっていう技術も当時ね他は誰もやってなかったんで結構ねそれこそ行きつけの本屋さんとかだったらね好きそうな本を教えてくれることがあるんだけれどもそれと同じような仕組みを行きつけじゃなくてもできる。
好きそうな本を紹介してくれるとできる機能を追加しましたとかあとはカスタマーレビューとかおすすめ本を紹介するメディアというのも初期力入れてやってたみたいですね。
いわゆる書店員のおすすめみたいな。
あとは大発明ですけどワンクリック注文ね。
スピーカー 2
はいはいはいはい早いもんねあれね。
そう。
もう今スマホのアプリとかだったらもうスワイプするだけで購入ですからね。
スピーカー 1
ね怖いですよね。
スピーカー 2
怖い。
でもう次の日に届くみたいな世界なんで。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
すごいですよね。
すごい。
スピーカー 1
正規の大発明でして結構ね特許を取ったりなんだりでねいろいろ揉めたらしいんですけど。
スピーカー 2
ああそうなんだ。
いやそうなんですよねなんかさネットで買い物する時ってお金の支出なんでなんかちょっと神経質になるじゃないですかこれで合ってるかな金額大丈夫かなとか。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
でなんか今までのweb上の買い物って結構その確認画面とかさまだ購入画面じゃないです次で購入確定してくださいみたいなさ。
はい。
結構道のり長かっていざamazonでカットされたらめっちゃ便利やんみたいなね。
うんうん。
ありますもんねあれね。
スピーカー 1
ありますね。
その辺をねやることでやっぱね一番お客さんにとって大事なもの何かと考えた時に一つはね時間っていうのがあるんで。
うん。
それを短縮できますと。
時間はねそのもちろんそのワンクリックで注文できるということでね簡単にできて便利だっていうのもあるし欲しい本を買うのにかかる時間を減らそうとか。
うんうんうん。
あと注文した商品が手元に届くまでの時間も減らそうみたいなところにねすごい注力してきたとこの時間っていうのがねあのamazonが考えるお客さんにとって最も大切なものの一つと。
スピーカー 2
いや問題定義が上手ですよねamazonねお客さんはこういう問題を抱えてるっていう設定がまず優れてますよね。
スピーカー 1
おお確かに。
スピーカー 2
そのお客さんにとって時間は大事だろってさこれ気づくポイントもすごいし。
スピーカー 1
すごいでかいですよね。
でかい。
スピーカー 2
なんかもっと手前のところで考えちゃうけど深いですね。
深いです非常に。
スピーカー 1
そういう本質をね捉える力というのもね。
スピーカー 2
なんか特にb2cとかでそれこそ本当に飲食店みたいなお店やられている方とかもなんかお客さんの問題とか課題を解決するためにうちの店があるんだみたいな発想って意外に見落としがちなような気がするんですよね。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
うちの店はお客さんのこういう課題を解決するためにラーメンをやってますとかさ。
スピーカー 1
そういうことですよ。
スピーカー 2
そうやるためにこのシェイクを出してますとかさ。
なんかそのお客さんの問題定義の設定できてない方が多いんじゃない。
スピーカー 1
多いと思いますね。
スピーカー 2
なんかどっちかっていうと自分の得意な方から考えがちですもんね。
スピーカー 1
そうですよねなんとなくこういうものを欲しがっているとか。
とりあえずラーメンはみんな好きだから。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
でもねそのラーメンを求めるには何か課題があるはずですからね。
スピーカー 1
そうですよね。
その課題を解決するっていう視点がなんか非常に大事なんだなって思いますよね。
スピーカー 2
一覧とかは結構わかりやすくコンセプトありますけど。
あのフォーカスオンラーメンでしょ。
スピーカー 1
壁横にできてなんかラーメンに集中して食えみたいなさ。
ハンコシスみたいなやつね。
うーん。
とかまぁ全然ねあるかどうかわかんないですけどね。
例えばデートに使えないとかはあるじゃないですかラーメンやってる。
うんうんうんうん。
けど使えますみたいなコンセプトはね。
うーん。
とか全然思いつきなんでわかんないですけど。
色々ねラーメン一つとっても視点を変えたらいろいろできそうだなっていうのは。
スピーカー 2
いやほんとそうですよね。
我々何気なく食ってるラーメンも何か目的があってラーメン食べてるわけですもんね。
そうですよ。
スピーカー 1
っていうのはねやっぱ捉えるというのが大事。
なるほど。
なんでまぁまぁ時間を短縮できるというところで言うとやっぱAmazonは倉庫こそ大事だと。
いうのを考えてガンガン倉庫に投資しまくるっていうね決断ができたわけですよね。
はいはい。
一方事務所なんていうのは別にどんだけ綺麗なオフィスでもどんだけ高級な家具を置いてもそれはお客さんにとって何の価値もありませんということなんで。
あのホームセンターで買ってきたドアで机を作りそこでみんな仕事をするっていうねこともしていくわけですから。
このねすごい偏ってるように見えるんだけれども。
実は一本筋が通ってるもんね。
そういうことですね。
善意のおもてなしではなく仕組み化こそがAmazonのお客さん第一主義というのにつながってくるということなんですけどね。
顧客の時間の重要性
スピーカー 1
まぁとはいえねこれうまくいった話ばっかしてきたんですけど結構ね失敗したサービスもいっぱいあるんですよねAmazon知ってますか。
Amazonが失敗したサービス。
Amazonが失敗したあるいはもう辞めてしまった。
全然知らないですね。
そうなんですね。
多分有名なやつだとねFire Phoneっていうスマホ。
なんかあったなそんなの。
2年間ぐらいだけ発売されてて。
ちょっとネットで見てみていいですか。
スピーカー 2
いいですよFire Phone。
スピーカー 1
Fire Phone。
スピーカー 2
あーなんかあったよねこれ。
うん。
スピーカー 1
これは2014年って書いてますね。
知らんまに消えましたねこれね。
そうですね2014年7月に発売されて2015年8月に販売終了してますね。
1年でした。
早っ。
スピーカー 2
スマホ結構いろんなところチャレンジしてますよね。
スピーカー 1
あのバルミューダとかもやってましたし。
あー確かに。
でもああいうチャレンジはバルミューダフォンもいいチャレンジだったと思いますよ僕は。
うんうん。
もちろん勝手はないですけど。
これなんで失敗したんですかこれ。
スピーカー 2
あのーGメールが使えないとか、
スピーカー 1
なんかいろいろ基本的なところが結構抜けちゃってたとかね。
うんうん。
そういうことが問題だと言われてますけども。
うーん。
やっぱ他のものが全然良かったっていう。
うーんシンプルに。
シンプルにそうですね。
そうそれで言うとね、
お客さん、このFire Phoneもねもしかしたらそのせいなのかもしれないですけど、
お客さんを大事にするということは、
うん。
競合がどう動くかとかはどうでもいいんですよ。
うんうんうん。
そのーライバルみたいなところがあって、
そこよりもいい商品、いいサービスを作ろう、
みたいなことを考えると、
それはそのライバルに勝つことが目的になってしまっていて、
お客さんの方向いてないと。
うん。
もう一瞬たりとも、
お客さんから目を離してはいけない。
うん。
競合の方向いてる暇はないと。
うん。
いうのが結構ペゾス流なんで。
なるほどね。
その辺でね、基礎的なところもしかしたら見落としてた可能性はありますね。
はいはいはい。
まあその他にもね、
あのFire Phone以外にもオークションとか、
うん。
あとはね、楽天みたいにこう出展をAmazonにできるっていうのがね、
うん。
あったりして、Zshopって読むのかな。
まあ今はね、この辺なくなっちゃってるんですけど、
お客さんの方向いてる暇はない。
うん。
やっぱり一つのサイトにいろんな機能盛り込みすぎて、
そもそも誰にも気づいてもらえなかったみたいなね。
うんうんうん。
とかあったりしたんですけど、
まあこの辺オークションとか、
顧客第一主義の基盤
スピーカー 1
ショップを出せるっていうのはね、
後々役立ってくるんですよね。
うん。
多分もう小山さんも愛用している、
セラーシステムですよね。
はいはいはい。
スピーカー 2
これに繋がってきたんで結果オーライだったんですけど、
スピーカー 1
はいはい。
このセラーシステムがね、
すごかったんですよ。
ふーん。
ふーんじゃないですか。
うん。
まあまずですね、ベゾスさんの考えとして、
いい循環をどんどん作りたいと。
はずみ車とね、
ビジネス書とかでは言われるんですけど、
いろんなものがこう、
連環して、
うんうんうん。
よりどんどん大きくなっていくみたいなサイクルのことを。
はいはいはいはい。
でその価格を下げると、
お客さんが集まってくるなと。
お客さんが集まってくると、
Amazonで売ってほしいぞと依頼をしてくる
売り手が集まると、
商品が増えてさらにお客さんが集まりやすくなる。
ふーん。
みたいなね、これをどんどん回して。
スピーカー 2
プラスのサイクルが出てくるってことですね。
スピーカー 1
そう。でこのね、
言ってしまえば競合じゃないですか、この人たちも。
うんうんうん。
みんなそれぞれ物を売っているわけですけども、
Amazonで買って、
Amazonでも取り扱っている物も当然売るわけですから。
うん。
なんで売るんだということなんですけど、
これね、いい点が大きく2つあって、
1つは、
運営に必要なサーバー費とか、
倉庫の固定費とか、
を賄うことができるというのがあるんですけども、
うん。
一番大きいメリットがですね、
もう1個あって、何でしょうという。
問題ですか?
スピーカー 2
問題にしましょう。
Amazonのキャッシュフローの仕組み
スピーカー 2
はいはい。セラーセントラルに参加する一番のメリットですか?
スピーカー 1
セラーセントラル、Amazonがわざわざそれをやる理由ですね。
商品数が、
スピーカー 2
お客さんの選択肢が増えるということもありますよね。
うん。
それじゃないんですか?
それじゃないですね。
スピーカー 1
ヒントを出すと、
お金ですね。
スピーカー 2
お金。
スピーカー 1
単純に手数料をもらえるというのはあるんですけども、
それ以上の価値が
あったんですね。
これには。
スピーカー 2
ああ、在庫仕入れしなくていいってことか。
スピーカー 1
在庫仕入れしなくていい。
まあそれもあるでしょうけども。
スピーカー 2
うん。
もっとですね。
もっと?
そしたら先にお金集まるんじゃない?
スピーカー 1
お客さんからのキャッシュが。
スピーカー 2
詳しく。
詳しくいくと、
我々Amazonで買い物したとき、
スピーカー 1
Amazonにまずお金払いますよね。
スピーカー 2
で、
その後にセラーに
フィーを払うわけですよね。
Amazonで仕組み的に。
キャッシュフローが
断値に違いますよね。
この順番って。
普通の卸売りじゃありえない
お金のフローですよね。
それか。
スピーカー 1
ただでお金借りれてるようなものなんですよ。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
ただというかむしろ手数料もらってますからね。
スピーカー 2
確かに。
いやそれデカいわ。
本当にね、物販やってると
何が一番厳しいかって、
やっぱキャッシュフローですよね。
ちゃんと儲かってるんだけど、
お金は減っていくんだよね。
売れれば売れるほど。
あれは本当に物販の不思議ですよ。
だから上手に
資金調達とか銀行使って回していかないと、
なかなか
自転車操業になっちゃうんですけど。
まあそうですね。
その審判がないってことか。
そうなんですよ。
スピーカー 1
ただでお金を借りれる。
これがセラーの大発明だったんですね。
スピーカー 2
その先出しがないんですよね。
スピーカー 1
そう、だから結構赤字でも現金は残せるっていうのがね。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
いやそれだよ。
スピーカー 1
これだわ。
これをなんとかして取り入れたいと、
我々もね、思うわけですよ。
スピーカー 2
いやそうよね。
そうよね。
そうなんですよ。
経営者の方は想像してみてください。
仕事する前にお金もらえるんよ。
スピーカー 1
ね。
スピーカー 2
いいですよね。
逆によってもね、例えば半分先に入金するとかね、
契約書いろいろあるんですけど、
全額先にもらえると考えてご覧なさいよ。
スピーカー 1
そうですよ。
スピーカー 2
心の余裕が違うでしょ。
ね。
Amazonはそれをやってるってことですよね。
そういうことですね。
確かに、ちょっと我々も考えていかないとだめですね。
この経営の仕方ね。
スピーカー 1
これね、
なんとかね、できないもんなんですかね。
それこそね、小山さんぐらいの規模感の
小売り業とかでもね。
スピーカー 2
いや、多分ね、
僕ぐらいの規模の小売り感が
一番お金に苦しんでると思いますけどね。
成長すればするほど
キャッシュフロー厳しくなるっていうね。
売れれば売れるほど
金がなくなるっていう
現象になって、
皆さんも黒字倒産とか聞いたことあると思うけど、
黒字倒産ってこうやって起きるんだー
みたいなことをね、考えながら
やっていきますから。
スピーカー 1
Amazonは地球上で最も
お客さんを大切にしますと
いうことを掲げて、
これらの仕組みを
使ってどんどん拡大していったと。
お客様のニーズを理解する
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
ということなんですね。
なんでね、やっぱお客さんのためになることをしようと
みんな考えると思うんですけども、
その時に、おもてなしなのか、
あるいは仕組みなのか、
今やろうとしているのはどっちなのか
っていうのをね、ちょっと考えてみると
おもてなしばっかりになってないか
ということとかをね、
考えながらやると
いいバランスになるんじゃないかなと思います。
スピーカー 2
おもてなしを求めてない
場合もあるもんね、お客さんって。
スピーカー 1
全然ありますよね。
スピーカー 2
いやいや、そうじゃないんだよね、みたいな。
もうそんなのいいから
早くこれやってくれよ、みたいなとかさ。
そういうのもありますからね。
スピーカー 1
分かりやすいやつだと、
美容院で話したくないっていう。
あー、はいはいはい。
スピーカー 2
うん。
なんか飲み物どうされます?みたいな。
スピーカー 1
あー、いらんいらんいらん。
スピーカー 2
あのー、ホットコーヒーとかさ。
スピーカー 1
マジでいらないっすね、あれ。
スピーカー 2
ま、くれるんなら頼むけど、
髪切ってる間全然飲まないし、
それよりも早く終わってくれみたいな
お客さんもいてるわけですからね。
そうですよ。
だからね、おもてなしはあんまり
プラスプラスで考えるよりも、
お客さんの課題を解決するっていう
飲食店がいいんでしょうね、おそらく。
スピーカー 1
そうですね。
名前覚えられたらその店行かなくなるっていう人
結構いますからね。
え?どういうこと?
そういう美容院でも飲食店でも
いいなと思って通ってたけど、
また来てくれたんですね、とか。
うんうんうん。
ご飯屋さんだったら、この前これ頼んでましたよね、とか。
そういうのを
個人として認識されるのが
嫌だっていう。
スピーカー 2
そういうために行ってないんです。
スピーカー 1
オニマスな状態で
スピーカー 2
飯を食いたい、とか。
そっか、お客さんによってはそういう人もいるのか。
うん。
こっちは良かれと思ってやったことが
全然課題解決に繋がってない
スピーカー 1
っていうケースもあるんですね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そういうことでね、
本日はAmazonの考えで
お客さん第一主義
とは何かと
いうことをね、考えてきましたんで
ぜひね、参考になったぞという人は
Apple Podcastのレビューや
SpotifyのコメントやVCのコメントを
お待ちしております。
この辺は善意でぜひね、お願いします。
スピーカー 2
私たちのテンションがグググググッと上がりますんで
よろしくお願いします。
スピーカー 1
お願いします。ということで本日も
聞いていただいてありがとうございました。また来週お会いしましょう。
さよなら。