理想の恋人は、自分で作れるものなのか?
2013年公開、スパイク・ジョーンズ監督『her/世界でひとつの彼女』を取り上げます。
近未来のロサンゼルスで、離婚を控えたセオドア(ホアキン・フェニックス)が、声だけの存在であるAI・サマンサ(声:スカーレット・ヨハンソン)と本気で恋に落ちていく物語。今回は2つの軸で深掘りします。
ひとつは「13年前のAI予測、答え合わせ」。2013年当時のテクノロジーの延長線上で描かれた"未来"は、2026年の今からどこまで当たっていて、どこが外れていたのか。イヤホン、音声入力、コミュニケーション手段まで、通信簿をつけてみました。
もうひとつは「理想の恋人は、自分で作れるのか」。マイ・フェア・レディ、プリティ・ウーマン、そしてherへと受け継がれるピグマリオニズム(理想の相手を育てる物語)の系譜と、人と人の絆を強くする4つの条件(対等性・成長曲線の共有・空間と時間の共有・排他性)を、父と息子、それぞれの視点から語り合います。
ネタバレなしでお届けするので、まだ観ていない方の予習ガイドとしても、観た方の答え合わせとしても楽しんでいただけるはずです。
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