よし、じゃあ始めていきましょう。リケダン健康論。
リケダン健康論は人事総務嬉野とカイロプラクティックドクター中瀬子の理系男子2人が毎週月曜朝6時にお送りする健康リテラシー向上ポッドキャストです。
重力の話をするときに、もし無重力だったら人の体はどうなるかっていうのを知れば、重力のありがたみがわかるんじゃないかと思いませんか?
確かにそう言われればそうかもしれんな。だって物を食べても水を飲んでもさ、下に落ちてくってことは重力が関係してるんじゃないか?
そうそうそうそう。あとは重力が全然ない状態を無重力って言うけど、実は宇宙ステーションとかでは地球にまだ近いから厳密に言うとものすごく重力がちっちゃいってことで
マイクログラビティって微小重力っていう言葉を使うらしい。10の-3乗Gぐらいって言ってたからものすごいちっちゃい重力が働いてるんだけど、でもそれって無視できるぐらいちっちゃいから
もう全部まとめて今日は無重力っていうのはその微小重力も含めたっていうことで進めていきたいと思います。
体が宙に行くっていう感じの無重力っていう定義やな。
さあそこで無重力クイズを嬉野さんに。
俺の頭が無重力になってるからな。いつもな。
頭が無重力ってどういう感じ?
そこ突っ込まんといてくれるかな。流してくれたらいいんやけどそこ。
わかったごめんな。俺理屈っぽいおじいさんやからさ。ごめんな。
NASAとかJAXAの文献から質問を3つ用意しました。
ドクターゼログラビティ。
かっこいい。
かっこいい。無重力おじいさんを目指して頑張ってください。
後半無重力おじいさんって言った今。それは嫌だ。
頭が無重力な人みたいだから嫌だ。
だから間違えたら無重力おじいさんになるってことでいいね。
全問正解でドクターゼログラビティの称号を洗ってあげましょう。
宇宙に行ってすぐにまたは数時間以内に吐き気や嘔吐を起こす状態を宇宙酔いと言いますが、
この宇宙酔いの原因とされているのが体の3つの部分だと言われています。
それは耳、筋肉、そしてもう一つは何でしょう?
ヒントは脳ではありません。
耳と筋肉ともう一個から最終的に脳に情報が集約されて、
それの処理がうまくいかなくて宇宙酔いになるそうなので、
そのもう一個は何でしょう?
心臓じゃない?心臓というか厳密に言えば血管?
血の巡りがおかしくなってそれで酔っ払うんじゃないか?
ああ、なるほど。不正解です。
もうおじさん決定や。
無重力おじさん、不正解。
もう一つは実は目なんですよ。
目か。目?
目。耳ってさ、耳の中に前提器官と反器官って2つがあって、
平行感覚とかさ、そういうの回転してるとか縦に動いてるとかそういうのを感知して、
で、筋肉は伸びたり縮んだりするから、その中にある心部感覚って言うんやけど、
それで今どっちの方向に引っ張られてるかみたいなのが分かるよね。
目はさ、地上にいたら目っていろんなものが重力に引っ張られて存在してる状態が目で確認できるから、
あ、今私も地上に立ってるなっていうのが分かるけど、
無重力に行くと視界っていうのがぐちゃぐちゃになるからどっちが上か分からんみたいな。
ああ、そうか。下か上かが定義がなくなっちゃう。
それの情報を耳とか目とか筋肉から来る情報がもう脳はわけ分からんくなって、それが原因で宇宙要因がある。
そういう風になりますということですね。
これが1問目でした。では2問目。
もういいかな1問で今日は。
まあそう言うなよ無重力おじさん。
もう嫌や。もうやりたくないわ。
はい、じゃあ2問目いきます。
宇宙ステーションで暮らす人は地上で暮らす人よりも消費カロリーが多いです。それはなぜ?
消費カロリーが多い。なんでか?さっきの話と近いかもしれんけど、軸となるものがないから常にくるくる回ってたりするから、それで体が動いて血流がどんどんどんどんいろんなとこに行ってカロリーを消費する。
半分正解。
やった。これで無重力若者ぐらいになれるかな。
嬉しい?それ。
嬉しくない。全然嬉しくない。言ってて虚しいわこっちに。
無重力って何か作業するときに自分どっかに捕まってないとやりにくいらしくて。
確かに力入れるとペットボトル蓋開けようと思っても逆自分が回っちゃいそうだもんな。
よく足引っ掛けるとことかいっぱいあってさ。無重力の状態は踏ん張ったり、どっかをしっかり捕まったりとかして作業しやなあかんから、その分地上にいるよりもいっぱい力を使うということで消費カロリーが多いそうですよ。
そういうことね。わかりました。
でもさっき言ったくるくる回って姿勢の維持が難しいとかそれももちろん入ってると思う。宇宙飛行士ってめっちゃ忙しいと思うからさ。
まあそういうことですね。さあ、じゃあ3問目です。
人間が将来的に宇宙に長期間住むにあたって絶対に解決しないといけない問題があります。さあその問題とは何でしょう。
食料とかそういう話じゃなくて?
ヒントは食料ではありません。
食料ではない。
もうちょっとこう生活に関係することかな。人間がさ長期間住んでいくにあたってさ、本当に人間って長期間宇宙で住めんの?みたいな時に絶対に解決しなきゃいけない問題があるんですよ。
やろう。えーとね、たぶんそのヒントはね、アンディ・ウィアンの火星の人の中にある気がするんだよな。
もうそのオダクっぽいのはいいからちょっと答え言ってくれよ。
ああわかった。じゃあ、紫外線もしくは宇宙船と言われるものをどうやって防ぐか。
なるほど半分正解。
マジか。半分だらけやな。中途半端やな俺。
まあ正解はですね、宇宙で子孫が作れるか。
宇宙で子供が産めるかどうかです。今メダカとかカエルとかその辺のレベルでは宇宙でも繁殖できる。
ただ人間ってなると、宇宙で受精して、宇宙で妊娠して、宇宙で出産が本当にできるのかみたいなのが未だ確認できてないということなんですよね。
それは宇宙っていうのは無重力状態でってこと?
それもあるし、地上であれば無重力状態をわざわざ作って繁殖する必要ないから、結局は宇宙にいる状態で、そう、宇宙で無重力状態ってこと。
例えば、スペースコロニーみたいなのを回転させてわざわざ重力作ったら多分大丈夫かもしれん。
ただ命が生まれて細胞分裂して無事に人間として形作られていくというプロセスが本当に無重力で実現するのかみたいな話だよね。
確かにそれもあるし、もし生まれた後も結局筋肉がないからどうやって生活していくのかも分かんないしな。
そうなんすよな。じゃあかといって実験しましょうっていうのは倫理的に問題があるからなかなか進まん。
で、ウレシオンはさっき言ったみたいに宇宙船ってあるやん。宇宙船っていうのはその…
放射線のことやな。
そう、スペースシップの方じゃなくて放射線とか。それも宇宙に行けば、この前言ったオゾン層みたいなバリアが全然ないわけやからさ。
ただただ晒されてるからそれでも大丈夫なんかみたいなね。そういうとこは難しいと。
いつかこれを解決しなければ多分長期に渡って外に住むことはできないでしょうと。そういうことなんですよね。
地球外に住んでみたいと思う?俺はあんまり思わんけど。
全然思わないねそこはね。
思わんよね。
火星移住計画とかあったら行くかもしれんけどね。
えー行くー。
出来上がった世界にね。
あー向こうでちゃんと整ってたらってこと?
そう。
どうなんやろ。いやー難しいな。
でもこんな感じで、重力ないと不便やなって感じなんよね。
確かにね。俺らは重力がある世界に生まれ落ちてるからね。
そうそう。じゃあさ、普段生活してて重力って感じたことある?
重力を感じたことあるかって言われるとなかなか難しいけど、海とか行くとさ、体がプカプカ浮くやん。
あー。
そうした時にちょっと重力から逃れられてるっていう感覚はあるよね。
あーそうなんや。なるほどね。さっき言ったみたいにさ、地球上にあるものは全部重力から逃れられへんやけど、
水に浮かんだりしてる時はもちろんさ、浮力があるからちょっと重力から回避してる感じはあるけどさ。
言うても重力と浮力で釣り合ってるだけやけどね、あれもね。
そうそうそう。でもあまりにさ、普通に暮らしてるからさ、意識しにくいよね。
確かにね。何回も言ってるけどね、俺らはもう重力があるという場所にしか生まれてないからな。
うんうん。でもさ、体が例えば弱ってきたりすると、階段登ってく時とか重力を感じたりするかもしれないよね。
こう重たいなーって感じ。あとはさ、落ちたりする時も感じへん?重力って。
まあ落ちるけど、それを重力を感じてるかと言われると全くそれじゃないからあんまり気にしないな。
まあでもさ、本当に普段感じなんだけど、人が健康に生きていく上でこんなに重要なものはないんですよね。
あのさ、宇宙飛行士が宇宙に滞在すると骨密度が毎週1%ずつ失われていくっていうのはさ、骨のエピソードで確か話したと思うけど
言ってた言ってた。
そう、負荷がかかってるからこそ筋肉も骨もそれに抗っていて、抵抗して頑張ってるから結果その強度を維持できるっていうのがあるよね。
長年NASAのライフサイエンス部門のディレクターを務めたジョン・ヴァーニカス博士っていう人がGコネクションっていう本を書いてて
宇宙飛行士は一般人よりも早く老けるって書いてるのよ。
その理由は筋肉と骨だけじゃなくて体の機能が全体的に衰えていくから、その全体的に衰えていく感じが老化に似てるから早く老けるっていうふうに例えてるんだよ。
それがなかなか面白くてさ。
例えばね、血圧の調節がうまくいかないっていうのがある。
さっきさ、血流の話してたやん。
してた。
でさ、宇宙飛行士ってさ、映像で見た時に顔がパンパンに膨らんでるってイメージない?
ああ、なんかわかるわかるわかる。
わかる?
地上では血液は重力に引っ張られて下に行こうとするから、下半身の血管を縮めて血圧を維持しようとするんやけど、
重力がないとこに行ってしまうと、体ってそんなことせんでもいいから楽できるよね。
だから血液が上に上がってってむくみやすいんよ。
で、今度は外で長いことを過ごした人が地上に帰ってくると、今度は貧血気味になることがあって、
それはまた血液が重力で引っ張られて下の方に行くから血圧が下がりやすくなって、
しかもその間心臓がサボってたから、宇宙にいる時は。
だから心筋の収縮力がちょっと落ちるからって言われてる。
へえ、そういうことなんや。
そう、だから血液を流すっていう作業でさえ重力があるから、それに抗って一生懸命やってるから、血が巡るっていうことなんよね。
あとは貧血になるっていうの。宇宙貧血って聞いたことある?
いや、全然ないよ。初めて聞いたよ、その単語。
あのさ、本当の原因はまだわかってないらしいんやけど、宇宙に滞在すると、
赤血球を壊すスピードが地上の人よりもずっと速くなるっていうことがわかってんのね。
これは何でかっていうと、上半身に無重力状態になると、上半身に血液が集まってきて血が濃くなってしまうから、
血栓を防ぐために血をサラサラにしようとして赤血球を壊してるんじゃないかという説がある。
これも重力があったらそんなことしなくてもいいのに、宇宙に行くとそういうことせざるを得なくなって、
結果的に血球が少ないってことは酸素が運ばれやんってことやん。だから貧血になる。
視力が悪くなるっていうのもある。
そうなの?全然それはイメージにないな。 ない?本当?
無重力に行くと上半身にやっぱり血液が集まって、体液が集まってくるから、
その結果目の周りの体液が増えて眼球の神経とかを圧迫して、
あとは眼球自体を変形させたりして視力が落ちるっていうのがある。
緑内障って眼圧が上がる病気やん。眼圧って目の周りの液体が増えることによって上がるんやけどさ、
結局それが宇宙に行くとそんな状態になると。
だからさ、重力に引っ張られててちょうどいい感じののあってるやつが、
重力なくなるとちょっと不具合が出てくるってことだよね。
ああそういうことか。深海にいる奴らが地上に来るといきなりポーンって大きくなったとかさ。
そうそう。めっちゃ似てると思う。
今の環境に耐えられやんくなるんやろうね。体はね。
そうなんさ。深海でもそうやし、俺らでもそうやし、環境に適応するようにできてるから、
その前提がおかしくなっただけで、体は変な反応してしまうってことだよね。
そりゃそうやろうね。何回も言ってるけどさ、俺らはもう重力のあるところでしか生活してないから、
それに最適化されてくもんね。そういう風に進化してきたもんな。
そうそうそう。ただでさえさ、別にさ、俺も嬉しいのも引っ越しの経験あるけどさ、
地球上ですら違う場所に引っ越したってさ、その土地に適応するのにそれなりに時間かかるやん。
ああ確かにわかるわかるわかる。
そうそう。だから重力があるから重力がないってさ、もう劇的すぎる変化やと思われるね。
そうだよね。言葉が違うとかそういうことじゃないもんな。
そう違う。
もうそもそもパラダイムシフトが全部変わっちゃう話だからさ。
そうなんさ。
これはむずいよ。たださ、言うても、俺らが宇宙に行くなんて、超大金持ちじゃないとできやんしさ。
そもそも宇宙飛行士なんつーのはさ、あれどれぐらい?1000人に1人とかそういう世界?応募者に対して。
弱さは0.05%って書いてあったな。
0.05%?1万人に5人?
そう、それぐらいしかダメやん。2000分の1。
じゃあ今日はなんだ、無重力な話をしたところで、俺たちにはほとんど関係ないんでしょうか。
いやいや、これからは一般の人向けの話をします。今までのは宇宙と地球の対比みたいな感じだけど。
危ないよ、このまま行くと俺プロジェクトヘイルミアリーの話しそうになっちゃった。
ちょっと俺その得意な方に引っ張られてしまうから。無重力おじさんの思う都合だったから危ない。
いや、もうちょっと一般の話しますよ。
例えばさ、腰痛とか肩こりとか、股関節が痛いとか膝が痛いとかっていう人って俺重力うまく使えてないと思う。
それ俺言ってる意味が全然わからんねんけどさ、お前のいう重力のうまい使い方ってどういう意味なの?
それを教えてくれやんとさ、そうだねとも違うよねとも言えないよ。
それはあの重力ありきの状態での体の使い方と、あとは体の維持の仕方ってこの2つがあると思うよね。
なんかまた難しい概念が出てきたけどさ、ちょっとそこもうちょっと詳しく話してよ。
あのさ、例えば生活をしていて右の膝が痛くなったとします。それ放っておくと関節の炎症が進んでやがて形が変形してきます。
最初はいいんやけどだんだん痛みも取れなくなってやがて人工関節にしますっていうようなことが日常的に起こってるわけじゃないですか。
たまにね片足引きずってる人とかいるもんね。
そうそう。膝は2つあるのに右膝だけが痛くなる理由ってさ、それは多分右に負荷がかかってるからやろうしさ、
左よりも右に体重が乗ってるか傾いてるから、あとは右だけに負担がかかる体の使い方をしてるからって理由があるよね。
そうだね。
そう、姿勢が悪かったりして関節への負荷が均等じゃない。
これが重力をうまく使えてない体の使い方やと思う。
ああ、なあわかった。そういうことね。
そういうことそういうこと。これってさ、別に動いてる時だけじゃなくてさ、寝る時も関係あるんよ。
へえ。
例えばさ、嬉しいの寝る時どんな体勢で寝る?
だいたい仰向けだね。
だいたい仰向け。でさ、腰の椎間盤のところにセンサーを挿して圧力を測ってみると、この体のポジションをいろいろ変えてみてね。
まっすぐ立ってる時を100とすると、仰向けは25なんですよ。つまり立ってる時の圧力の4分の1になるよ、仰向けで寝ると。
うんうんうん。
でもうつ伏せとか横向きで寝ると75になる。
ええ、そんなにイメージと違うよほんとに。
ほんと?だから、仰向け…
もうちょっと軽くなると思う。
ああ、違う違う。仰向けは腰にいいわけですよ。3倍も、3分の1も圧力を減らすことができる。
ああ、はいはい。
だから本来は寝る時は仰向けの状態が一番重力から解放されて、腰の負担が少ない姿勢と言えるわけですよね。
ああ、なるほど。なんとなくわかってきたよ、中瀬くんの言いたいことが。
わかってきた?
自然の流れに逆らえちゃダメよっていうことやな。
まあ、そういうこともあると思うな。
自然の流れが一番やりやすいことからずれていくとおかしくなっちゃう。
そうそうそう。
自然の流れだ、それが。
そういうことや。
原理原則から外れてるってことやな。
そういうことそういうこと。だから重力に対する体の使い方おかしいよってこと。
まあ、わかってきたわかってきた。
わかってきた。じゃあ2つ目はこの体の維持の仕方ってのがあるよね。
うん。
でさ、筋トレはもう究極のソリューションっていうのはもう言うまでもないんやけど、
日常生活こそがもうそれ自体がトレーニングにつながると思うよね。
うんうんうん。
あのさ、寝たきりの人ってほとんど重力に逆らう必要がないからさ、筋力が弱ってくるやん、だんだん。
ああ、そうだね。
で、寝たきりになりたての頃はまだいいんやけど、だんだん起きるのが難しくなってくるやん、寝てると。
ああ、はい。なんかそういうの問題になってるよね。
なってる。
介護のとこでもね。
なってる。で、そのうちさ、自分の力では立てなくなってくる。で、本当に最終的に全く動けなくなると。で、使わない筋肉が弱くなってくるから。
で、あの人間ってたとえ座ってるだけでも背中の筋肉とかお腹の筋肉で姿勢を維持しようとするから、もう座ってること自体が体を鍛えることになってんだよね。
知らず知らずに自重トレーニングをやってる。
そういうことなんよ。それはだからさ、立ってても歩いててもやっぱそうなんよね。意識はしてないけど常に1Gがかかってて、それで体を鍛えながら生きてるわけ。
やっぱりそこからスタートであって、それがやっぱり一番重要なんやな。
うーんと思う。歩くのがやっぱり基本だと思うな。
トレーニングする時もさ、別に意識、今までしてこんけど、やっぱりこう重力をね、あえて意識してトレーニングするっていうのもいいかもしれないなと思うんですよ。
やっぱり何かを感じながらやるっていうのは必要かもしれないね。
で、まぁ最後にね、あんまりにも真面目すぎて面白くなかったかもしれないから、自分たちが経験するかもしれないいろんなGについて話してみたいんやけど。
それはあれか、ジェットコースターとか、あとこうマシン乗ってる時とかのやつか。
そうそうそう。我々が身近に感じられるものがあるんでね。
分かった。漫画家が使うGペンのことやろ。
はっ、それは用意してなかった。
何Gかかってますか。どんだけ重いんだと。
今の分かる人おるかな。
どんなコーナリングなんですか。
分かる人おるかな。
イニシャルD専用ペンなんですか。もはやイニシャルGかと。
じゃあ戻っていいかな。
よし、じゃあなんだ。身近で一番Gを感じられるのはなんだ。
あれじゃない?車の運転じゃない?
車の免許持ってない人はちょっと感じられんかもな。
あれじゃないか。公園にある地球儀みたいなやつでぐるぐる回るやつ。
あれ楽しいよな。もうほとんど日本から消滅したんじゃないの。
え、そうなの?危ないから?
あれ危ないもん。だって学校の遊具は完全禁止やもんな。
あ、そうなんや。分かった。じゃああれだ。
しょうもない世の中になったな。本当に。回すやつはもう全部アカン。
これは跳ね飛ばされるやつと跳ね飛ばしたいやつのガチの戦いが楽しいのにな。
それな。
わかってない。皆さんがまず一般的にGを感じられるのはエレベーターですよ。
ああ、なるほどね。はいはいはい。確かにグーッと押される感じあるもんな。
そうそう。上りで最大プラス0.2G、下りで最大マイナス0.2Gを感じるということで。
これってもし体重が50キロなら、上りで60キロになったように感じるし、下りで40キロになったように感じる。
これ割とすごくない?普段感じるとしたらね。
あのさ、スポーツカー、車の話やけど、時速100キロまで3秒ぐらいで加速する車に乗った時に感じるGってあるじゃないですか。
ありますね。
それね、ちょうど1Gなんですよ。おおー。倍か、じゃあ。
横向きの方に1Gってことね。でさ、それってグンって頭がヘッドレストにグッと押さえつけられるようなスピードだと思うけど、
それ普段俺ら地球の方向に向かってそれぐらいの力で引っ張られてるって考えたらすごいない?
ああ、そういうことか。ずーっとか。
そう、ずっと引っ張られっぱなし。
全然それは感じてないな。
横向きのGがどれぐらいかって感じると、地球の中心に向かって引っ張られる力の強さがちょっとイメージ湧くと思うけど。
中瀬子が言うさ、横向きってさ、なんかカーブを曲がってる時のイメージだけど違うよね。
加速、まっすぐの加速。
まっすぐだよね。上下じゃなくて前後とか左右のところだよね。
そうそう、今車の話。その時速0から100キロまで3秒で加速みたいな。で、俺らバンジーしたやん。
したね。
あれがさ、落ちるイメージじゃなくて、あの力で地球に引っ張られてるっていう風にイメージしたら結構すごいな。
すごい。あれだ、重力加速度9.8っていうのを測ってるわけだな。
そうそうそう。あれあれ。あれ1Gやでね。
そう考えるとすごいあれだね。
すごいパワーじゃない?パワーよね。
あの、ジェットコースターは瞬間的に3Gぐらいいくらしい。
うーん。
これってつまり体重50キロとか150キロぐらいに感じるってことだよね。乗ったことないけど、戦闘機に乗ると旋回とかした時には継続的に5Gぐらい普通にかかると。
そうすると50キロにしたら250キロぐらいになる。で、戦闘機に乗って急旋回したりする時に気絶したりとかさ、一時的に目が見えなくなる現象があるって聞いたことある。
なんかで読んだそれ。
あれGロックって言うんだけど、血液がその重力で引っ張られて脳に行かなあかん奴が行かんくて、それで気絶したりとか。
あと一瞬その一時的に目が見えなくなったりする。
あの、5Gスーツって聞いたことある。
なんかあれでしょ?戦闘機乗りが着てるあのスーツでしょ。
そうそう。で、あのスーツは下半身を空気圧で圧迫して血圧が下がらんようにするっていう構造になってる。
あれか、エコノミー症候群を防ぐもっとすごいバージョン。
すげえ、すげえやつ。足マッサージとすげえやつみたいな。
大体訓練してない人は6Gぐらいかかると気絶するらしいのね。で、訓練を積んで対Gスーツを着れば10Gぐらいでも動けるらしい。
訓練って何をするかも全然わからん。10Gすげえ。
すげえよね。訓練って振って力入れて、離禁で血圧を維持しようとするっていう訓練をするらしい。
気合。ほらよくさ、レーシングドライバーとかは首をとにかく鍛えるって言うじゃん、Gに負けないように。
そうでしょそうでしょ。めちゃめちゃ首太いもん、ドライバーって。体は細いのにね。
そうだよね。
あと日常生活で体験するかもしれないGといえばね、交通事故ですね。
ああはいはいはい。
もし60キロ、時速60キロで走る、お互いに走ってる車が正面衝突して、どっちも一瞬で速度が時速0キロメートルになったとしたら、その瞬間的にかかるGはなんと34Gですよ。
34?体重80キロやと2600キロとか?
やばくない?継続的に6Gかかったら気絶するんやで。上の分何倍よって感じだよね。
像が2頭3頭のしかかってる感じだもんな。
そんな感じですよ。
恐ろしいな。
だから、その事故の衝撃はやばいってことになるんですよ。これもし高速道路とかあったらもっと怖いよね。
怖いな、100キロとかだとね。恐ろしいな。
壁に激突したりとかね。ベジータはさ、450倍の重力で修行してたよね。
ベジータしてたな、そういえばな。
悟空が100倍やったからさ、ベジータすごいよね。
さすが王子様やわ。
体重何トンやったやろな。あの人体重何キロなんやろ?50何キロやったような気がするんだけど。
恐ろしい匂いやな。さすがドラゴンボール。
ここではこれ以上深掘りしませんけど、概要欄にドラゴンボールのなんとオフィシャルサイトで紹介されている
ドラゴンボールの重力トレーニングに効果はあるか、脳科学者にガチで聞いてみたっていう記事がね、めっちゃ面白いんで興味のある人は見てみてください。
空想科学特報みたいな。