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2022-09-20 15:37

#04 デザインのサンプリング

デザインやファッションなどのサンプリングについての話です。パクリ、パロディ、オマージュ(リスペクト)、スタンダードとの違いについて。中長期的に広義で捉えれば、サンプリングをポジティブに受け止めてよいのではと思った次第です。

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こんにちは、シロクロの伊藤です。ポッドキャスト4回目になります。9月20日火曜日です。
今日は、デザインのサンプリングというお題で話したいと思います。
この間、ウェブマガジンのフィナムで、メンズのファッションブランドCEのトビーさんという方のインタビューが面白くて、
そこでオリジナルとコピーという内容で、デザインのサンプリング学理とか、そこら辺の話をしているのが非常に面白かったので、
それについて、僕なりの意見を話していきたいなと思います。
まず、音楽でもファッションでもデザインでも何でもそうだけど、オリジナルかコピーであるかというところの話で、
一口に魔法サンプリングって言っても結構種類があるなと思っていて、
例えば音楽とか洋服とかの、洋服で言うと、
昔の古着とかのパターンとかを参考に新しいものを出すっていうのが、
僕の中ではそれはサンプリングっていう定義であって、
あとは例えば後で話すと思いますけど、
エイプが昔作っていた、エイプスターっていう、
今日はナイキのエアホース1を跳ねて作ったもの。
ここら辺はパロディーというか、そういう認識で僕はいて、
あとはエンダースキーマっていう靴のブランドは、
昔というか今もやってるのかもですけど、
エアジョーランの形の靴をレザーで作ったり、
アディガスの時は確か正式にコラボしてたと思うんですけど、
そういう、それをたくりというよりもあまりにも言い過ぎだし、
オマージュというかリスペクトというか、
対象物を尊重した上でのクリエイティブかなと。
あとはあまりに定番の形になっているもの、
それはもうパクリじゃなくてスタンダードというか、
みんなそういうことやってるよね。
例えばTシャツにワンポイントのロゴが入っているとかは、
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もはや何がオリジナルかもわかんないんですよ。
定番の形。
今流行っているデザインを次のシーズンとかで、
全く同じようなものを出すのがパクリ。
だいぶC的な切り分け方だけど、
デイパックにロゴが前面に持っている形、
スプリームが出したら半年後ぐらいに、
量販店でたくさん同じ形が出るみたいな。
単純なマーケティングなものはパクリだなと思っています。
完全に偏見だからそれはいいんだけれども。
というふうに僕はずっと思っていて、
ただこのインタビューではTobyさんが、
サンプリング、コピーに対してかなり好意的というかポジティブに捉えていて、
全然否定的ではないんですね。
さっきのGapestarの話でいくと、
アメリカの特にこの方が、
もともとファッションデザイナーでもあるけどもともと法律家の方で、
アメリカの場合、法律では遺書登録は14年で切れると。
その期限が過ぎればデザインのコピーを作れるようになると言っていて、
もちろんそれは今後の話と、
気持ち的なものは別だと思うし、
あとは遺書登録しているかどうかも関わってくる。
ですけど考え方的には、
世の中に14年間も支持されているデザインがあるのであれば、
それはみんなが必要としているデザインだから、
みんなが使えばいいんじゃないかというふうに話しているんですね。
なるほどと、そういう見解は全然持ってなかったなと思っていて。
だからさっきのNikeのAir Force1が出て、
似たようなデザインのGapestarが出ても別にいいじゃないか。
それでパイが広がるなら、
多分それによって、
Air Force1もたぶん売れるだろうし、
というところですごく好意的に捉えているんですね。
ただ、
Air Force1もただのパクリじゃんっていった人たちもたくさんいて、
なんでそんなにもNikeを守りたいんでしょうかって、
Tobiさんが言っているのがめちゃくちゃ面白くて、
なるほどなぁと。
ヒップホップとかだとサンプリングっていうのは当たり前、
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それやらなきゃできないくらいの感じだし、
何をサンプリングするかっていうところにセンスかかってるみたいな。
ドラッグもそうだし、プロとか、
歌詞とか、歌詞はそうでもないか。
完全に元ネタありきで作ってるものが大半で。
パクリっていう認識ではないんですね。
サンプリングっていう認識で、
それが悪いという考え方でもないだろうし、
確かに音楽に関しては、
それで耳くじら立てる人とかいるのかな。
それが当たり前というかそういうものだとして、
少なくともヒップホップ業界においては捉えられているような気がする。
グラフィックデザイン、ウェブデザイン業界どうかというと、
もちろんウェブデザインでいくと、
HTML、CSSを丸パクリしているサイトで、
ごく稀に発生して、Twitterとかで炎上するけど、
あれは流石に論外だとはいえ、
一つの形を、流行りの形を、
一つの形を、流行りの形を、
デザインしていくのはパクリとは、
それが結構スタンダード、定番の形なのかな。
だし、例えば特徴的なデザインをする人の、
グラフィックデザイナーで多いですよね。
誰々のフォロワーみたいな、二番煎じみたいな。
とびーさんの解釈でいくなら別にいいじゃん。
それでどんどん業界水準が上がっていけばいいじゃん。
よりいいものが生まれるならいいじゃんっていう。
そこら辺は結構目から鱗というか、
そっかそっか、別にいいのかっていうか、
HTMLみたいにもろっとパクってっていうのは、
いかんなとは思うけど、
考え方とかを真似たり参考にしたり、
考え方、表面の表現方法もそうだけど、
今ウェブデザイナーだと、昔だったらカトキっていうのもあって、
例えば20年くらい前に、
今もいらっしゃるPAの福井新蔵さん、福井さんは、
すごく当時有名で、みんな真似してたと思うんですよね。
あのトラヤのサイトとか、
あんなトリミングしていいんだ、あんな誘惑の使い方していいんだっていうのは、
誰もが真似したような。
僕もめちゃくちゃ真似してた時期があるし。
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でも一つの表現方法をそうやってフォロワーが真似していくっていうのは、
長い目で見るとそんなに実は悪くない。
悪くないっていう言葉がよくないか。
あとちょっと似た話でいくと、
名前出すのを控えるとして、
めちゃくちゃ流行っているスタイルのものの上積みだけ取り入れた、
ファッションブランドっていうのは僕があまり好きではなくて、
それが新規のブランドで大手ブランドの名前を借りて作られたものが、
非常に苦手で、
めっちゃマーケティングしているな、みんなの売れ線を狙っているなっていう、
そういうブランドを監視しているから、
それなりに人気も出ているっていうのが非常に嫌で、
僕は絶対買わないと思っているブランドがあるんですけど、
でもさっきの話でいくと別にそれでいいじゃんっていうことになるし、
同じことを10年ぐらい前から何年も前からする、
ノースウェイトのパープルレーブルとかも当時は同じようなことを持っていて、
でももうそれが続くと全然そんなことなくなってくるなっていうのが、
自己矛盾だなと思っていて、
継続していることで別の価値観が作られる気もしていて、
ポッドでっていうのも結構引っかかるんですよね。
なのでいまいち定義しきれていないけれども、
一口にアクリが何だと否定する時代でももはやないのかなと思います。
でもなんかそう、コンバースのオールスター、
みんなが履いているコンバースのオールスターは、
いろんなブランドが似たような靴を作ってますよね。
何なら名前もオールスター型とか言っちゃったりとかしていて、
僕はそれを、あれはもうスタンダード定番の形だから、
いいんじゃないっていうふうな認識で思ってたんですけど、
でもアメリカのコンバースは結構訴訟を起こしてるんですよね。
なんかラルフ・ローレンが作ったオールスターっぽい靴とかに対して、
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そうなんだ、それはダメなんだって思って、
要は日本のドメイブラとかは単にコンバースが起こってないだけに過ぎないんだと思って、
ダメなんだとは思いましたね。
何だろう。
全然頭止まってきた。
いろいろ話すと頭がないや。
あと全然話変わるけど、これ撮り方合ってるかどうかもちょっといまいちわかんない。
こうやって一発収録が合ってるのか。
でも一般的なラジオとかもそうだしね、気にするとかないのかね。
一緒にいれば掛け合いで場をつなげたりもできるけど、
一人で話しながらだと休憩もできないなというところですね。
あと最初にそれなりに結論を一応決めとかないと、
最後の最後でこんな風に話がもたつくですね。
よくないですね。
まとめるなら、僕はちょっとこのTobyさんの意見を聞いて、
ちょっとタケフに落ちたというか、
CDも知ってる人はそうだけど、左袖にだいたい赤パッチがつくけど、
最初に見たときめっちゃストーンアイランドのパクリやってんじゃんと思って、
でもTobyさんのこの話を聞くと、いいじゃん別にそれはパクリでもないし、
真似すればいい、真似しても別にっていうところだと思うと、
なるほどなるほどと思って。
だから広い大きな視野で見ると、
もちろん相手が怒ったらダメなんだろうけどね。
制作者、もの作り観点でいくとやっぱりリスペクトが存在しないと、
やっぱり理由がどうあれダメだなと。
さっきのエンダースキーマーとかNikeとかから怒られてないと思うんだよね、
バンズとかの辺から。
そういうのはやっぱりもの作りの教示みたいなものが感じられるからではと思うので、
そういうものありきでいろんなものをサンプリングして、
新しいものを作るっていうのは、
どの分野においても同じことが言えるのではないかなと思います。
パクリを容認するわけじゃないけど。
そこで言うとパクリってなんだってなるけどね。
具体的なブランド名を出すのは控えるけど、
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表装だけパクって次のシーズンに出すところがいくつかあって、
そういうのもなんだかなと思いますけどね。
なんかいかん、こういう話をすると若干ネガティブな話になっていくな。
かといって大歓迎っていう話でもないし、差し加減が難しいですね。
そんな感じのサンプリングの話でした。
ではこれで終わります。
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