ああ、もうできてね。
できて早いね。
早いね。リニューアルしてからはあれかもしれないけど、リニューアルしてから30年ってこと?
違う違う、1995年からだから、それから30年だよ。
つい最近できたような感じでしたけど。
私たちは秋田に住んでるので、名前はもう、私はね、私は名前を何度も聞いてたんだけれども、実際に足を運んだのは去年が初めて。
で、去年に初めて足を運んだときに、杉本さんと一緒に、そしてシスコも一緒に館内巡って行ったんですけど、まあすごいところだね。
何がすごいって、まあいろいろすごいだけれども、建物自体がすごく大きいよね、まず。
そうですね。
所蔵してるからかな?そういうスペースがいっぱいあって。
で、私が一番好きなところは、まず入場料が無料ってとこ。
入るのに、まずね、そうだね。
入るのは無料で、特別企画展っていうのもあるんだけど、それは別で払わなきゃいけないんだけども、それ以外は全部無料で入れて、
で、その中に、通常展示してるものももちろん見られるし、漫画カフェっていうのもあって、
そこでは、大体じゃない、展示物に関連した食べ物っていうかさ、そういうのを毎回提供してる感じで、
で、あとミュージアムショップも行けるし、ワークショップもあるけど、それも300円とかなんかすごい、
そうそう、子供からね、いろんな人が楽しめるような。
そう、そういうのも、ちょっと何百円か払えば、ワークショップもできて、そういうのが入り放題なんだよね。
で、その中でも、私が一番好きなのは、漫画ライブラリー。
漫画ライブラリー、あそこ天国じゃない?
そうだよね。
約2万5千冊が読み放題。
最高。
ほんと、これ2階にあって、もうほんと漫画だらけ。きれいに整理された漫画が立ち並んで、
昔の漫画から最近の漫画まで、取り揃えてあって、で、椅子も結構準備されてるし、
そのライブラリーの外にも、漫画が置いてあって、椅子もあって、
基本的に調べてみたら、館内であれば、そこの漫画ライブラリーの漫画をどこに持ってって読んでもいいらしい。
貸し出しはしてないから、そこで楽しむって感じなんだけど、
でもこれさ、夏の暑い時に最高なんだよ。
読むのにもね。
最高に聞いてるし。
最高だよね、漫画読み放題だしね。
読み放題。もしさ、可能だったら、本当なんか美術館の近くに家欲しいぐらいだよ。
そうだよね。
毎日通うわと思って。
いや、本当にそんな感じだよね。居心地がいいしね。
居心地いいし、みんななんかこう、ちゃんとこうリスペクトしてて静かに、周りの人も読んだりとかしてて、
ここ本当にいいなと思って、日本に行く時はできるだけ行くようにはしてて、
ジャンプとか、週刊、漫画、雑誌なんかの最新語も常に取り揃えてあったりとかしてるから、
本当ここ最高だなと思って。
日本ってさ、あんまり何箇所数えるぐらいしか日本の図書館行ったことないけど、
あんまり漫画って置いてないよね、日本の図書館。
そんなに置いてるイメージないよね。
置いてても、なんか歴史を漫画で見る人がさ、
日本の歴史とか、世界の歴史とかね。
だけど、そういうなんだろう、ジャンプとか、なんだっけ、マーガレットとか、
そういう漢字の単行本はあんまり見たことないんだよね。
ほんとなんか、娯楽としての漫画っていう漢字で置いてないもんね、たぶん。
置いてないよね。
ロスはさ、すっごい置いてるの、漫画。
逆にね。
ほんとすっごい置いてて、で、なかったら別の図書館から取り寄せてくれて、
ワンピースなんかも読もうと思えば、多分全巻読めるし、図書館で。
日本はなんでそうじゃないんだろうっていうのが疑問なんだけど、なんでだと思う?
どうなんだろうね、やっぱ文化、ジャンル違うっていう、なんか漫画と図書のなんか、
隔たりみたいなのがあるのかな。
私、逆に横手に住んでるから、結構横手その漫画文化をしてる、そのままが美術館もあるおかげで、
押してるから、割とその漫画率っていうか、高いかもしれない。
他のと比べるあれが違うのかもしれないけど。
じゃあ、漫画は本に入らないみたいな感じなんだ。
ちょっとね、文化的な背景が違ってるように感じてるんじゃないかな。
そういう点で言うならば、普通に図書館にこっちは置いてあるから、本の一種っていう意識されてるし、
グラフィックノブって聞いたことある?
漫画みたいなんだけど、スーパーマンとかさ、スパイダーマンとかああいう、漫画みたいな感じ。
漫画って言ったら日本のっていう感じはあるけど、グラフィックノブも図書館に置いてるし、
学校でも全然読んでいいよみたいな雰囲気はある。
だから、ちょっと認識が違うのかな。
確かになんかね、昔よく、今はないけど、漫画読むと、あまり読みすぎると、良くないとかさ。
先生に言われた?
いや、私は言われたんやけど、昔の人ってまた漫画ばっかり読んでみたいな、
ドラえもんののび太くん叱られるときのセリフとかによくさ、
のび太、またあんた漫画ばっかり読んでみたいな。
勉強しなさいみたいな。
本当に娯楽なんだもんね、そのカテゴリーが。
親としてだったら、デバイスやってるよりだったら、漫画読んでてほしいわ、私は。
あー、なるほどね。
パソコンとかさ、携帯とか、モノによるけどもちろん。
でも、子供を選ぶようなものってさ、
なんかそんなに、エデュケーショナルなものってそんなにないから、
だったら私、漫画読んでもらったほうが全然いいわって思うんだけど。
それなのに、今だから漫画の良さわかるっていうか、
子供のときはわかんなかった。
やっぱ漫画って結構、正直こそこそ隠れて読んでたって言ったらすごい失礼だけど、
大ピロに勉強してないときで漫画読んでるみたいな。
本来やるべきことをやってなくて、自分の楽しみで読んでるみたいなところがあるから、
大ピロに読めない、親の前とかで、テレビずっと見てるのと一緒で漫画ずっと読んでるみたいな。
絶対そのうち言われるかな?みたいな。そういう意識は。
確かにそうだな。
私、小っちゃいとき、そんなに漫画読む子じゃなかった。
本自体も読まないし、そういうのもなかったから、あんまり親に言われたこともなかったけど、
でも確かにそういう風潮はあったね。
日本も変わってくれればいいなとか、図書館とかで普通に。
そうね。
学べる漫画もすっごいいっぱいあるじゃない?
そういうので知識を増やせることもできるし。
図書館の話で言ったら、今度もし日本に来たときに、
ちょうど今日、横手の駅前にアオーナっていう図書館が併設された障害学習施設がオープンして、
すごい飽きたすぎふんだんに使って、ちょっと本当に吹き抜けの、
2階が一般図書館で、3階が子供向けのそういう図書スペースみたいになってて、
どこでその本を、下のラウンジみたいなのもあるんだけど、
そこで読んでもいいし、館内どこでも読んでもいいし、
あとアクティブスペースでバスケットできる場所とか。
いいね。
室内、ちょっとハーフコートみたいなところなんだけど、
すっごい新しい施設が横手にしてはっていうか、できて、
もう漫画のコーナーもあるのよ。やっぱり横手漫画推しだから。
横手のゆかりのある漫画家のやつとか、いろいろとにかく漫画コーナーもあって、
それですごいゆったりした空間で読めるみたいなもので、
会おうなって言うんだけど、来たらぜひ、本当にそれこそほら、
図書館にいろいろ行ってるから、ちょっとどういうふうに感じるかすごい聞きたいと思って。
10階、じゃあぜひ足を運ばせて。
ね、よかったらほんと。
行ってみたいわ。
で、一つ今思い出したんだけど、去年かな、去年多分国際教養大学に行って、
あそこもね、いいよね。
そう、あそこにすっごい大きい図書館があるんだけど、知ってる?
うん、ごめん、私行ったことないんだけど、いつも行きたいと思ってた、
すっごい素敵な半円みたいな木がいっぱい使ってある立派な図書館ね。
そうそう、すっごい綺麗。めっちゃくちゃ綺麗な図書館。
ただ、すっごいだだっぴろいし。
そこじゃないんだけど、そこにつながってる勉強スペースみたいなのがあって、
そこには漫画置いてあった。
そこの広いスペースの本に比べたら、全然大したことはないけど、
でも、他の日本の、私が日本で行った図書館に比べたら、全然漫画ある方だった、そこは。
秋田県全体で漫画をしてほしいね、なんなら。
そうだね、やっぱりね、それで、ちょっと漫画美術館の話、いい?戻っても。
いいよ、どうぞ。
あのすごい初歩的な質問していい?
原画っていうのはどういう状態のものを原画っていうの?
紙に書いたもの?それともなんかまた別な感じのもの?
やっぱりね、紙に書いたものかな?アナログ原稿っていうのかな?
下絵から書いて、ポンと点入れて、人によってはトーンを張ったりとか修正したりとか、
そういうのが原画だろうね。
ここでもね、このもちろん漫画美術館でも原画各種、
多彩な漫画家の先生の原画を見る、何て言うんだろう?
螺旋階段みたいなのがあってね。
あそこのスペース、私結構好きなんだけど。
すごい綺麗で。
私個人的に好きなスペースが、その螺旋階段登る前、一番下のちっちゃいスペースがあるの。
壁の中にできたスペースがあるの。わかる?
壁の中の。
子供とかが入っていくような、読み聞かせ用の絵本とかも置いてるんだよね、そこに。
それ一番上?下?
一番下。そこがすっごい落ち着く。
本当は子供用、まあ大人用とかも書いてないけど、狭いからね。
狭いから多分子供が入りやすいとこなんだけど、
音がほとんど遮断されて、すごい読める、集中できるところが私は好きです。
確かにね。なんか本当に寝っ転がりながら読んでほしいとか、いろんな意味があって、いろんなスペースを作ってるみたいだから、
本当に堅苦しくない感じで漫画を、まず本当に親しんでほしいっていう、確かにそういう感じだよ。
杉本さん、他に何かこの漫画美術館でお勧めとか、ここはちょっと見てほしいというところはありますか?
でも、それこそいろんな、その螺旋階段のところ、ミュージアムショップ下にあるじゃん、入るとすぐに。
そこに吹き抜けの壁にいろんな作家さんの原画を元にしたオブゼっていうか、
壁に大きくいろんな作家さんの貼ってあって、あれって要するに出版社いろいろ違うんだもんね、先生たちのその作品が載ってる。
で、それって結構大変らしいのね、いろんな出版社の一つのまとめてドーンって載せたりするのって。
あれってでもその漫画美術館、あそこだからできることだって聞いて、
なんかそういうね、なんかやっぱそこでしか見られない、そういうコラボとか、そういう雑誌の枠とか、そういう会社、
2出版社の枠とか超えたなんか展示の仕方とかができるとかね。
それは作家さんからその原画をお預かりしてるっていうことがやっぱり大前提だと思うんだけど、
なんかそういうことができるのがすごいなって思うし、
なんかそのアーカイブセンターっていうのが今、
そのあそこの館内には確かないんだけど、
それこそ一緒にちょっと歩いて雰囲気のある建物の見学行ったじゃん。
あそこが今アーカイブ、そうそうそうそう。
中の、ちょっと展示してあるようなところだったじゃん。
あそこ今アーカイブセンターになっているのかな。
なんか全国から相談受けて、そこでなんか描いてるみたいなんだけど、
なんかそういう県があるけど、自分は思い入れあるけど、
なんかもうたくさん描いてる作家さんとかの作品とかって、
もうどこに置いといていいかわかんないみたいな、
半数の悔しって言ったらすごい失礼なんだろうけど、
行き場がないものをどうしたらいいか、
でも大事なものだから大事に扱ってほしいしってなったときに、
その相談できるところがあるっていうのがすごいいいみたいで。
結構ね、すごい問い合わせがたくさん来てるっていう話を聞いたことがある。
美術館的にもすごい素敵なところなんだけど、
やっぱ中でやってる期間っていうのが結構、
リアルにその漫画の文化を残していこうっていうか、
その原画文化に対する取り組みが本当にすごいしっかりしてて、
なんかそういうのもいいなって思ってる。
ただ本当に見せるだけとか展示するだけっていうのじゃなくて、
いろんな期間と関わって文化としてどうするかっていうのを考えてるのが、
あんなちっちゃな増田のあそこで起きてるかって思うと、
ちょっと胸熱になってくるというか。
そうだね。
増田町はね、内蔵の町っていう風に言われてて、
その漫画美術館から歩いてすぐのところに、
すごい綺麗な蔵の街並みがあってね。
そこで観光を呼ぼうっていうような雰囲気はすごく分かって、
うちらも去年一緒に行って、蔵も実際に入ったりとか、
夏なんか本当にいいよね。涼しいからね。
そうだね、そうだね。
みんやりして、で、食べるとこもあるし、かぎ掘り屋さんとかもあって、
こんなとこだった、なんで私またさ、なんで行ったことないんだろうと思って住んでたのに。
でも本当そうだよ、なかなかさ、私もここで誰され先生の原画の展示あるって言うから、
わーって行くような感じでさ、なかなか思い立たないといかないよね。
そうなんだよね。でもそういういいきっかけになったかなっては、すごい思うね。