#53 五月のアレ
2026-05-27 1:01:53

#53 五月のアレ

寒い寒い冬を過ごし、春がやってきたかと思えば一瞬で過ぎ去り、そして5月。おぎは5月になるといつも思い出す「アレ」があります。「アレ」は古典文学の中でここにもあそこにもちらほらと出てきては、さわやかでほろ苦い香りを残していくのです。「アレ」を語らずしては語れないこともありまして、「アレ」のことをいつ友がたりしようか、どう友がたりしようかとウズウズしておりました。

 さあ、今宵も几帳の向こうで「アレ」にまつわるあれやこれやにどうぞ耳をそばだててくださいませ。


※今回ご紹介した部分のおぎ訳はブログにて公開致します。どうぞご一読いただければ是幸いです。


<時のしおり> 


()  五月といえば!黄金週間 

()  実例その1:和泉式部日記  

()  おぎ訳、アレが出てきた状況

()  登場人物を整理

()  五月のアレの正体とは

()  アレを見れば浮かぶ歌

()  秘められたもう一つの問い

()  アレきっかけで始まる恋

()  実例その2:伊勢物語  

()  おぎ訳、宴席でアレが登場

()  同じ歌で意味が違う理由

()  こっちのアレは誰得!?

()  教養が試される大変さ

()  言の葉2アンケート&コメントご紹介


※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

※内容は諸説あります。


<おぎ注>


和泉式部日記

:中宮彰子に仕えた女房の一人である和泉式部の書いた日記のこと。1000年代前半の成立と思われます。恋人である為尊(ためたか)親王が亡くなったところから始まる。為尊親王の弟宮敦道親王とのあれこれが記されている。なお、為尊親王と敦道親王は第63代花山天皇の異母弟であり、第67代三条天皇の同母弟である。


こどねりわらわ

:小舎人童と書きます。貴族に仕えていた子供のこと。


左近の桜、右近の橘

:京都御所・紫宸殿の前庭に植えられた桜と橘の木のこと。左近・右近とは天皇の玉座から見た左右です。


伊勢物語

:歌物語のひとつで、在原業平の一代記と言われている。日本の古典文学作品に多大な影響を残した。


米津玄師さん

:日本のシンガーソングライター。2018年にリリースされた「Lemon」はミュージックビデオの再生回数が9億回を超え邦楽最多。なお、本来であれば「よねづけんし」様と清音でお呼びすべきところ、誤ったお名前を連呼してしまいました。ここに訂正してお詫び申し上げます。


<参考>

2023年5月配信 「#9 あなや!な物語」

https://open.spotify.com/episode/7AN9v2NEB4K8SVhDIbFfzt?si=RKEESHlvQYKp5qOLw1VIEg



<出典>

『古典モノ語り』 山本淳子 著 / 笠間書店

https://shop.kasamashoin.jp/bd/isbn/9784305709783/


『伊勢物語』新日本古典文学大系/岩波書店

https://www.iwanami.co.jp/book/b259623.html


『和泉式部日記』日本古典文学大系/岩波書店 ※残念ながら絶版です。


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