2024-08-25 17:15

EP.320 写真を撮ったときの自分の顔が嫌で整形したがる若者が急増している件について【写真ガー】

元動画:
https://www.youtube.com/watch?v=ZKbEK8c5AMU

サマリー

近年、写真に映る自分の顔に不満を抱いている若者が急増しています。この現象は特にスマートフォンやSNSの普及によって加速しており、自撮りや他人との比較が影響を与えています。写真を撮ることが日常化した現代において、若者を中心に自分の顔に対する不満が高まり、整形を希望する人が増えています。この傾向は年齢を問わず見られ、ルッキズムや自己肯定感の低下が社会問題となっています。

整形希望の若者の増加
はい、こんにちは。今回なんですけれども、タイトルにもある通り、写真に写っている自分の顔が嫌で整形してあがる若者が急増している件についてっていうテーマでお話しさせていただこうと思うんですけど、
というのはですね、ここ数年、5、6年ぐらい前から、特にここ2、3年急増してるんですけど、若い人、
特に10代後半、20代の女性、男性もなんですけれど、美容整形のカウンセリングをしているとですね、写真を撮ったときの顔が嫌なんですよ。
写真ガーとかね、やたらとね、写真ガー、写真を撮った時の顔ガーっておっしゃる方が多いんですよ。
場合によっては写真を見せてきて、この顔ガーっておっしゃるんですけど、中でも訴えが多いのが、写真を撮った時に、笑った時に目が細くなるのが嫌なんです、笑って目が細くなるのが嫌なんですとかね、
笑って写真を撮った時にここの肉厚が出るのが嫌なんですとか、あるいは笑って写真を撮った時に小鼻が広がるのが嫌なんですとか、
笑って写真を撮った時にこのほっぺが広がるのが嫌なんですとか、笑った時に目の下がここが膨らむのが嫌なんですって、これがんかない脂肪が膨らむのが嫌だってことなんですけれど、
あとは写真を撮った時に鼻が曲がって見えるんですとか、写真を撮った時にほうれい線が目立つんですとか、写真を撮った時に正面から鼻の穴が見えるのが嫌なんですとか、
あと写真を撮った時に目が奥二重になっちゃうのが嫌なんですってね、普段は二重の幅が見えるのに写真を撮った時に奥二重になるんですとかね、
とにかく写真を撮った時の顔が嫌だって訴えてそれで整形したいっていらっしゃる若い人が急増してるんですよね。
おそらくこれは僕の患者さんだけではなく、高須クリニック全体でもそういう患者さん多いです。他のドクターもみんな言うから。
で、よそのクリニックでもそういう患者さんが増えてます。よそのクリニックの先生と話しても、みんな最近の若い人は写真がーって言うんだって言います。
なのでね、業界ではそういう患者さんのことを写真がーって呼ぶようになっちゃってるんですけど、とにかくカウンセリングの時に写真がー写真がー写真を撮った時の自分の顔がーっておっしゃるんですよ。
写真のことばっかり話すんですよね。でも実際にその人の顔を見てるとですね、いやでも普通に見ててもそういう心配いらないですよって普通にしてる時は二重の幅見えてるしとか、
普通にしてると別に小鼻横に広がってないしとか、ちゃんと論理的に説明してもですね、それ納得しないんですよ。いやいやいや写真を撮った時の顔がーって写真がー写真がーばっかり言うんですよね。
なので、いやでも普段そうやって気にしてないのに写真を撮った時の顔だけがもし気になるんだったら、それはその写真の撮られ方、写真の撮り方だけが問題なわけですよね。
普段普通にしている時の顔は問題ないわけだったら、写真の撮られ方を研究して練習して綺麗に写真に写るようにすればそれだけでいいんじゃないですかって説明するんだけど、
それで納得する人はね、ほとんどいないですね。中にはですね、元の顔も嫌なんだけど特に写真を撮った時に小鼻が広がるとかね、
元々小鼻が広がってるんだけど特にその笑って写真撮った時が広がるとかね、そういうのだったらわかるんですよ。
それだったら小鼻縮小してちっちゃくなりますよと。笑った時でも誰でもね、笑えば広がるんだけど元がちっちゃくなった分、笑った時でも広がりにくくなるからって、
それはまだわかるんですけど、写真家の人たちはそうじゃなくて、普段はいいんですって。普通にしてると小鼻ちょうどいいんです。
だけど笑うと広がるんです。笑った時に写真撮ると広がるのが嫌だから、笑った時でも広がらないように整形してくださいって言うんですけど、でもそれって無理なんですよね。
だって笑った時に広がるのを、もっと笑った時に広がらないようにするってことは、普段の小鼻もちっちゃくなるわけなので、普段の小鼻の横幅がちょうどいいんだったら、
そういうのに手術してちっちゃくすると、やりすぎておかしいなね。コンセント鼻みたいになったりとか、この丸みがなくなって平坦化して整形バレバレの鼻になったりとかするんで、
それはダメなんで、笑った時に広がるのは誰でも広がるんで、そういう状態で写真撮られたくなかったら、写真撮られる時に、わざと笑わないようにして、小鼻が広がらないような表情で写真撮ればいいんじゃないの?って言っても、そういう問題じゃないんですって。
ちょっと論理的に説明しても、会話が成立しないっていう人が結構多いと思うんですよ。
なんで会話が成立しないかっていうと、やっぱり精神が病んでるから、論理的に物事を考えられないとか、もともとの論理的思考能力が低いからっていうのもあると思うんですけど、精神が病んでる人がすごく多いんですよね。
そういう人に僕一生懸命説明するんですよ。写真っていうのは一瞬を切り取っただけなので、ブサイクに写る時もあれば、すごい可愛く写る時もあるんですよ。
あなたが気にしてるのは、たまたますごく自分の顔がブサイクに写っちゃった時の顔を気にしてるだけなので、可愛く撮ろうと思えば可愛く撮れますよね。
だったら写真の撮られ方の問題なので、自分が可愛く写る写真の撮られ方を研究して、写真撮られる時は常に自分が可愛く写るようにすればいいんじゃないですかって説明するんですけど、いやいやそういう問題じゃないんですって。
でも普段の顔は別にいいわけですよね。写真の時が嫌なんですよねって言って、たまたまその時に笑って小鼻が広がったから、そうならないように写真を撮られるようにすればいいんじゃないですかって言ってもですね。
やっぱり会話が成立しないんですよね。結局写真って本当に一瞬を切り取っただけなので、表情とかあるいは角度とか光の当たり方によってすごく可愛く見えたりイケメンに見えたりすることもありますよ。
プロのカメラマンが何枚も写真撮ればですね、すごいイケメンな写真とかすごい可愛い写真だって撮れるんですよ。
だけどたまたま不意をつかれて一瞬パシャって撮られて、自分の顔がすごくブサイクに映るっていうことはあるんですよこれは。
どんだけイケメンな人でもどんだけ可愛い人でもそういうことは起こり得るんで。
だってね、角度だってね、正面から見て鼻の穴が見えるのが嫌なんですって人でもね、こうやって顎を引いて撮れば鼻の穴は映らないんだけど、こうやって顎を上げて撮れば鼻の穴って映るじゃないですか。
正面から見た時の写真で鼻の穴がーって言う人って、だったらこうやって顎を引いて写真撮ればいいんじゃないですかって言ってもですね、納得しないんですよね。
本当に鼻先が上がって小鼻も横に広がって正面から見て、誰が見ても鼻の穴が目立つとかだったらわかるんですけど、普段はいいんですよって、写真を撮った時がーって、そればっかり言うんですよね。
あとは、笑えば目が細くなるんで、たまたま笑って目が細くなっている時の写真を撮れば目が細くなって、この肉厚があるのは普通ですよって。
あるいは、光の当たり方によっては顔が非対称に見えたりとか、鼻が曲がって見えたりとかするわけですよ。
だから鼻が曲がって見えたくないと、そういう写真撮られたくないんだったら、真正面から光当てて、全部影を飛ばして撮れば大丈夫ですよ。
だけど、斜めから光当てたりとか、斜め後ろから光当てれば、やっぱり鼻が曲がって見えるってことはありますよって。
本当に元の鼻が極端に曲がっているんだったら、手術の適用になるんですけど、普段はいいんです。普段はいいんです。
写真を撮った時に鼻が曲がっているんですーってね、そればっかりおっしゃって、でもそれは写真の条件の問題だから手術で治す必要ないですよねって、どんだけ論理的に説明してもですね、
いやでも写真を撮った時がばっかりおっしゃって、会話が成立しない人がね、結構多いんですよね。
はい、という感じなんですけれど、はい。
写真撮影の変化
なので、まあ整形でそれを治したいって言っても治せませんよって、本当に土台が、土台っていうか元の顔がですね、何か平均値よりずれてて、バランスが悪くなっていれば手術の適用になるんですけど、
本当にそうじゃなくて写真を撮った時の顔だけがーっていう人はね、本当困りますね。
はい、という感じなんですけれど、なので、何ですかね、昔はそういう患者さんっていなかったんですよ。
本当にここ2,3年急増しているわけなんですけど、じゃあ何でここ数年、2,3年で患者さんがね、写真があの人が急増しているかっていうと、
それはですね、もう原因はもう分かっています。100%原因はスマホのせいですね。
iPhoneとか、高解像度の写真を自撮り何枚もできる、自撮り以外でも集合写真とかね、友達と一緒に並んで撮ったりとかですね、隣の友達は可愛く見えるのに自分の顔がブサイクに見えるとかですね、
結局人間って他人の持っているものはよく見えるんです。自分の持っているものはよくなく見えるわけなんですよね。そういう心理が働くんで、だから余計他人と比較したりとかして、自分はおかしい、自分の顔はブサイクだ、写真を撮った時の顔がーって言うんですよね。
なおかつ最近はみんなSNSやってるわけですよ。インスタグラムやったりとかTikTokやったりとかして、自分の顔と他人の顔をですね、比較する機会がすごく増えたんですよね。
しかも簡単に自撮りできるし、しかもものすごい高画質、高解像度の写真が何百万枚、何千枚でもですね、簡単に撮れて撮った後すぐ見れちゃうと。それをみんなとですね、共有するっていう昔にはなかったですね、恐ろしい環境にあるわけですよ、今は。
一昔前だったら写真を撮るっていうのは、ちょっと前だとデジカメですよね。デジカメでも撮った直後そこで画面で見えるけど、基本的にパソコンの画面で見るとかプリントアウトして配るとかなので、スマホでたくさん撮ってすぐ共有するっていう状態ではなかったし、
あとその一昔前は、せいぜいインスタントカメラが写るんですとか、あとポラロイドがガーッと出るやつとか、それもですね、今のiPhoneとかに比べると解像度が低いっていうか、ぼやけて見えたりとか手ブレして全然ボケボケだったりとか、
で、その前だと普通のフィルムのカメラで写真屋さんに持って行って現像してもらってって、そんなたくさん写真なんか見れないんですよ、写るんですでも、現像してもらって手間がかかるわけなんで、そんなに自分の顔の写真を何回も見るっていう機会なかったんだけど、今は昔と比べて自分の顔の写真を撮って見るっていう機会が何千倍になってると思うんですよね。
毎日のように見てるわけですよ。
それはね、若い人にとってはね、結構辛いのはあると思いますよ。
仮に元の顔が結構イケメンとか美人でも、写真によってはちょっとブサイクに見えちゃったりとかするんで、それで病んじゃう人っていうのはいると思います。
論理的に思考能力がちゃんと長けてて、たまたま写真撮った時の角度とか写り方のせいであってね、ちゃんと認識できたりとか、その写真を削除してもらったりとかできればいいんだけど、なかなかそうはいかないし、あるいはわざと友達が集合写真撮って、自分は可愛く見えてて、他人はブサイクに見えてる写真をSNSにアップしたりとか、やっぱりそういう方向に走っちゃうんですよね。
場合によっては加工したりとか、自分だけ加工したりとかそういうことをする人もいるわけなので、余計自分の顔があんまりよく写ってないのは病んじゃうんですよ。
しかも最近は、若い人だけじゃなくて年配の人まで同じことを言うんですよ。
40代、50代、60代、70代の女性、男性も時々いるんですけど、60代の女性で写真を撮った時の顔が、写真を撮ると鼻が曲がって見えるんです、写真を撮るとほうれい線がすごく深くて目立つんですとか、本当に鼻が曲がってるとか本当にほうれい線が目立つとかだったらいいんですけど、
そんなにヒアルロン酸打っててほうれい線が目立ってないのに写真を撮った時ガーって言うんですよね。
それはたまたま逆光で写ってほんとにほうれい線が深く見えてるとかなんですけど、年配の人までスマホで自撮りして集合写真撮ってそれ見てショック受けて写真を撮った時の顔がガーって言うようになっちゃって、大変ですよね今の人たちって。
整形に対する考え
だから今の人って特に若い人って本当ある意味不幸なんですよね。
写真いっぱい撮るしSNSでいろんな人と比較するわけで、今まで見えてこなかったものが可視化されて、それもルックス?ルッキズムの問題だけじゃなくてね、友人関係とか遊びとか仕事とか、
あといいもの持ってるかとかね、かわいい彼女がいるかかっこいい彼氏がいるかとか、なんか比較してばっかりなんですよ。
これが一昔前だったらスマホとかSNSとかがあんまりその主流じゃなくてやってなくて、
メディアっていうのはテレビがメインなんですよ。あるいは雑誌とか。
その頃はまだ良かったんですよ。
テレビで見てあの人かっこいい、あの人かわいい、美人だって言う人いますよね。
アイドルにせよ、女優さんとか俳優さんとかでも、
例えばキムタクとかトシちゃんとかマッチとかセイコちゃんとかアムロちゃんとか、
あと浜崎あゆみ、あゆとかね。
あの時代はそういう人たちってもう雲の上の存在なんですよ。
日本の人口1億2000万人いて、トップに立ってる人たちだけがテレビ画面で見て、
あの人かわいいって素敵かっこいいって言ってたんだけど、
もうそれは手の届かない雲の上の存在だから自分とは関係ないやって割り切ってたんだけど、
今は一般人、素人がSNSでバンバンアップしてるから、
自分と同年代とか自分と同じような環境の人、高校生とか大学生とか、
あの20代の社会人とかでもね、
自分よりなんかすごいイケてるかっこよくていい暮らししてるっていう人がものすごい可視化されてるから、
みんなそれと自分を比較して別等感を感じて、
必要以上に自分のことを卑下しちゃってね。
で、自己肯定感が低くなって自分に自信を持てなくなる。
ネガティブ思考になる。
場合によっては鬱になっちゃう。
落ち込んじゃうっていうことがね、あるわけなんですよね。
だからね、本当に今の人って昔と比べてもね、ある意味不幸だなって。
まあそれは便利な世の中にはなったんだけど、
昔は見えなかったものがどんどん可視化されて、
それを必要以上に悩んじゃう人がいるからね、
まあ辛いなって思います。
はい、なので写真画の人はですね、
本当にその元の顔が整形する必要があるとか、
写真以外でもね、普通にしてる時でも、
分厚い一重まぶたとか小鼻が広がってるとか、
鼻が極端に大きく曲がってるとかだったら手術の適用があるから、
美容整形にいらしてもいいんだけど、
普段の顔はいいんだけど、
とにかく写真を撮った時の顔がーっておっしゃる方は、
美容整形のカウンセリングに来られても意味がないです。
僕が頑張って説得して、それで理解できる人は、
ほんと数パーセントぐらいで、
それ以外の方はどんだけ僕が頑張って説得しても、
怒るとか、キレるとか、何にも分かってないとかね、
そういう問題じゃないんですとかね、
会話が成立しないことが多いので、それご理解ください。
もちろん写真撮った時じゃない、
普段から自分の顔のパーツを平均から逸脱してて直したいという方は、
問題ありませんので、美容整形のカウンセリングに来られても。
ということでございます。
ご視聴ありがとうございました。
17:15

コメント

スクロール